【暗号資産/仮想通貨】メルカリ、アプリでビットコイン売買 1円から購入可能 [エリオット★]
メルカリアプリで1円からビットコインが購入できる
メルカリの金融子会社メルコイン(東京・港)は9日、フリマアプリ「メルカリ」で暗号資産(仮想通貨)のビットコインを売買するサービスの提供を始めたと発表した。利用者はメルカリで不用品を売った売上金やキャンペーンで得たポイントなどを活用し、1円からビットコインを購入できる。
保有するビットコインの評価額や価格変動はアプリで常時確認が可能。ビットコインの売却額はスマートフォン決済「メルペイ」の残高に戻す。手数料は無料で、スプレッド(購入価格と売却価格の差)は1~2%という。
不用品の売却金を利用することで、「生活への大きな負担なくビットコインを楽しむことができる」(メルコインの中村奎太CPO=最高製品責任者)という。本人確認ができていれば、メルカリアプリ内から最短30秒で申し込める。
日本暗号資産取引業協会(JVCEA)によると、国内の暗号資産口座数は約640万で、そのうち稼働している口座数は約370万にとどまる。「まだ非常に限られた人しか使っていない」(メルペイの山本真人最高経営責任者=CEO)という。
メルコインの調査によると、暗号資産を保有しない理由として「損しそう」(36.9%)が最も多く、「何となく怖い」(30.5%)や「購入資金がない」(26.6%)が続く。メルカリは暗号資産保有のハードルを低くして、利用を広げる。
メルコインは2021年4月に設立した。22年6月に暗号資産交換業者として登録したと明らかにしていた。直接ビットコインでメルカリの売上金の受け取りや決済をする機能の追加を検討している。
2023年3月9日 16:18
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0943K0Z00C23A3000000/
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