エポスカードのプラチナは年会費の元が取れる?損益分岐点とメリット

エポスカードのプラチナは年会費の元が取れる?損益分岐点とメリット

エポスカードのプラチナは年会費の元が取れる?損益分岐点とメリット

3行要約

①直接申込の年会費は30,000円(税込)・年間100万円以上で翌年以降20,000円
②ポイントだけの損益分岐は年会費30,000円で年間200万円・20,000円で年間100万円
③年間50万円未満はボーナスが利用額の0.3%分のみで回収は困難

年会費 永年無料
国際ブランド Visa
ポイント還元率 0.5%
発行期間 最短即日発行(※)
追加カード 家族カード、ETCカード発行可能
電子マネー ApplePay、GooglePay
旅行傷害保険 最高3,000万円(利用付帯)

エポスカードのプラチナは年会費の元が取れるか

エポスプラチナカードを直接申し込んだ場合、年会費は30,000円(税込)です。この固定費を回収できるかどうかは、年間利用額がどこまで届くかで決まります。

分かれ目は年間100万円のラインでしょう。ここに届くと年間ボーナスポイントが3,000ptから20,000ptへ増え、翌年以降の年会費も20,000円(税込)へ下がるからです。

逆に年間50万円に届かないと、ボーナスポイントは利用分の0.3%分しか付きません。年会費30,000円に対して還元が数千円規模にとどまるため、回収は難しくなります。

判断の材料になる基本スペックを先に置きます。以降のシミュレーションは、この表に並べた公式の数値だけで組み立てました。

項目 エポスプラチナカードの内容
年会費(直接申込) 30,000円(税込)
年会費(招待) 20,000円(税込)
年会費の優遇 年間利用額100万円以上で翌年以降20,000円(税込)
通常のポイント付与 Visa加盟店の利用200円(税込)ごとに1ポイント
年間ボーナスポイント 年間利用額に応じて3,000pt〜100,000pt
誕生月 ポイント2倍
ポイントの有効期限 無期限
海外旅行傷害保険 自動付帯(本人と家族/傷害死亡・後遺傷害は本人1億円)
国内旅行傷害保険 利用条件を満たした場合に付帯
プライオリティ・パス 無料登録(別途申し込みが必要・同伴者は有料)
空港ラウンジ(国内・ハワイ) 同伴者1名まで無料
プラチナグルメクーポン 全国約160店舗で2名以上の利用なら本人分のコース料理が無料
コンシェルジュ Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター(24時間365日)
優待サイト エポトクプラザ(全国約1万件の優待)
家族向け エポスファミリーゴールド(通常年会費5,000円のゴールドが無料)
国際ブランド Visa

年会費と年間ボーナスポイント以外は、使うかどうかで価値が変わる特典です。金額として計算できるのはポイント還元の部分なので、まずそこから詰めていきます。

出典:エポスカード『エポスプラチナカード』

年会費30,000円の損益分岐点シミュレーション

競合記事の多くは「年間100万円以上使えば年会費が安くなる」で説明を終えています。ここではいくら使えば何円回収できるのかを実額で出します。

シミュレーションの前提条件

計算に使う数値は、いずれもエポスカード公式サイトに載っている値だけです。推計や他社メディアの値は混ぜていません。

ポイントの換算は1ポイント=1円とします。エポスポイントはVJAギフトカード1,000円分と1,000エポスポイントで交換できるためです。

ただし商品券やギフトカードへの交換には、1回につき交換手数料500ポイントがかかります。Amazonギフトカードなら、この手数料の負担はありません。

通常ポイントはVisa加盟店の利用200円(税込)ごとに1ポイントで、還元率にすると0.5%です。マルイ・モディ・マルイウェブチャネルでの利用は200円ごとに2ポイントになります。

年間利用額は税込割引後の金額で集計します。ポイント利用分・キャッシング利用分・現金での支払いは含まれません。

ボーナスポイントの段階は2026年5月以降の加算分を使いました。年間50万円以上で3,000ptが付く区分は、この改定で追加された段階です。

出典:エポスポイントUPサイト『ご利用ガイド』エポスカード『エポスポイントのつかいかた』

年間利用額別の回収額早見表

年間利用額を8段階に分けて、通常ポイントと年間ボーナスポイントの合計、そして年会費との差引を算出しました。

年間利用額 通常ポイント 年間ボーナスポイント 合計還元額 年会費30,000円との差引 年会費20,000円との差引
30万円 1,500pt 900pt 2,400円 −27,600円 −17,600円
50万円 2,500pt 3,000pt 5,500円 −24,500円 −14,500円
70万円 3,500pt 3,000pt 6,500円 −23,500円 −13,500円
100万円 5,000pt 20,000pt 25,000円 −5,000円 +5,000円
150万円 7,500pt 20,000pt 27,500円 −2,500円 +7,500円
200万円 10,000pt 30,000pt 40,000円 +10,000円 +20,000円
300万円 15,000pt 40,000pt 55,000円 +25,000円 +35,000円
500万円 25,000pt 50,000pt 75,000円 +45,000円 +55,000円

※合計還元額は1ポイント=1円として換算した金額です。年間利用額はすべて年間ボーナスポイントの対象になる支払いとして計算しています。

年会費20,000円の列は、招待を受けて申し込んだ人と、前年に100万円以上を使って優遇が適用された2年目以降の人に当てはまります。

ポイントだけで見た損益分岐点

年会費30,000円で回収に届くのは年間200万円のラインです。100万円から200万円までの区間は、ボーナスポイントが20,000ptで固定されます。

残る10,000円分を0.5%の通常ポイントで埋めるには、200万円の利用が必要という計算になります。年間190万円でも合計29,500円分にとどまり、30,000円には届きません。

年会費20,000円なら年間100万円で黒字に届きます。通常ポイント5,000ptとボーナス20,000ptの合計25,000円分となり、5,000円分のプラスです。

招待を受けた人と、前年に100万円を使って優遇を得た2年目以降の人は、100万円を維持できれば毎年プラスを保てるでしょう。

一方で直接申し込んだ初年度の基準は30,000円です。初年度から黒字を狙うなら200万円、届かないなら初年度の赤字を許容して2年目以降で回収するという組み立てになります。

特典を金額に換算した場合

ポイント以外の特典にも、公式サイトが金額を示しているものがあります。金額の記載がないものは換算せず、その旨をそのまま書きました。

特典 公式が示している金額 前提条件
プライオリティ・パス 通常年会費469USドル 別途申し込みが必要・同伴者は有料
プラチナグルメクーポン 対象コースは1名9,680円〜36,300円(公式の紹介例) 2名以上の利用で本人分のコース料理が無料
空港ラウンジ(国内・ハワイ) 同伴者料金の記載なし 同伴者1名まで無料・当日の航空チケットとカードの提示が必要
エポスファミリーゴールド 通常年会費5,000円 プラチナ・ゴールド会員の家族が年会費無料でゴールドを保有

※プラチナグルメクーポンのコース料金は公式サイトの紹介例で、掲載内容は2020年10月現在の情報です。

グルメクーポンを年1回使うと、本人分のコース料理が無料になります。紹介例で下限の9,680円のコースでも、年会費30,000円の3割前後にあたる金額です。

上限側の36,300円のコースを選べば、1回の利用で年会費を上回ります。旅行や会食の予定がある人ほど、分岐点は年間100万円前後まで下がるでしょう。

逆に旅行にも会食にも行かないなら、金額へ換算できる特典はありません。その場合の分岐点は、ポイントだけの年間200万円に戻ります。

元が取れない典型パターン

年間利用額が50万円に届かない場合、ボーナスポイントは利用分の0.3%分だけになります。

30万円の利用なら通常ポイント1,500ptとボーナス900ptで、合計2,400円分にとどまります。年会費30,000円との差は27,600円のマイナスです。

支払いの中身が対象外に寄っている場合も回収は進みません。家賃の保証人おまかせプランROOM iD、引越クレジット、デンタルクレジットの支払いは年間利用額に入らないためです。

旅行にも会食にも行かず、支払いを1枚へ集約する予定もないなら、年会費無料のエポスカードVisaやエポスゴールドカードで足ります。

出典:エポスカード『エポスプラチナカード ボーナスポイント』エポスカード よくあるご質問『エポスプラチナカードは年会費がかかりますか?』

年会費が20,000円になる2つの条件

年会費30,000円(税込)は、条件を満たすと20,000円(税込)まで下がります。条件は招待と年間利用額の2つです。

招待での申込は初年度から20,000円

エポスカードから招待(インビテーション)を受けて申し込むと、初年度から年会費20,000円(税込)になります。差額は10,000円です。

ただし招待には有効期限があります。期限を過ぎてから申し込むと通常年会費30,000円(税込)に戻るため、エポスNetのマイページで期限を確認してください。

招待が届く条件そのものは公表されていません。招待を待つ前提で計画を組むより、直接申し込んだ場合の30,000円を基準に判断するほうが現実的でしょう。

年間利用額100万円以上で翌年以降20,000円

直接申し込んだ場合でも、年間利用額が100万円以上になれば翌年以降の年会費は20,000円(税込)になります。

この判定に使う対象期間はプラチナカードの申し込み後1年間です。年間利用額は税込割引後の金額で集計します。

年間ボーナスポイントの集計期間はこれとは別で、カード有効期限の月末までの1年間になります。2つの期間を同じものとして扱わないでください。

年会費のポイント払い

貯まったエポスポイントを年会費の支払いに充てられます。年会費分のポイントを貯めておけば、現金の負担をなくせる仕組みです。

ただし年会費の一部だけをポイントで払うことはできません。支払い可能期間は、年会費請求月の支払い金額確定日から約1週間から2週間しかありません。

この期間を外すと手続きできず、手続き後のキャンセルも当日を含めて受け付けられません。2年目以降の年会費請求月は、有効期限月の翌月です。

年会費の請求時期

初年度の年会費はカード発行月の3ヵ月後に請求され、次年度以降はカード有効期限月の翌月になります。

支払ったあとに途中で解約した場合も、年会費は返金されません。申し込む時期を決めるときは、この請求サイクルを頭に入れておいてください。

出典:エポスカード『エポスプラチナカード』エポスカード よくあるご質問『年間利用ボーナスポイントの集計期間とボーナスポイントの加算日を知りたい。』

年間ボーナスポイントの付与額と対象条件

年間ボーナスポイントは、エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの会員だけが対象です。年間利用額に応じて10段階で付与されます。

年間利用額ごとの付与ポイント

年間利用額 年間ボーナスポイント 年間利用額 年間ボーナスポイント
50万円以上 3,000pt 700万円以上 60,000pt
100万円以上 20,000pt 900万円以上 70,000pt
200万円以上 30,000pt 1,100万円以上 80,000pt
300万円以上 40,000pt 1,300万円以上 90,000pt
500万円以上 50,000pt 1,500万円以上 100,000pt

※50万円未満の利用の場合は、利用分に対する0.3%分が付きます。3,300万円以上の利用の場合は、100,000ptに加えて3,300万円を超えた利用分の0.3%分が付きます。

年間50万円以上で3,000ptが付く区分は、2026年5月以降のボーナスポイント加算分から適用されます。それより前の集計期間終了分には付きません。

ポイント相当額はVJAギフトカード(全国共通商品券)に交換した場合の金額です。他の交換先を選ぶと相当額が変わることもあります。

年間利用額に含まれない支払い

ポイント利用分、キャッシング利用分、現金での支払いは年間利用額に含まれません。カード年会費とカード発行手数料も対象外です。

商品単位でも除外があります。エポスカードの運転免許、引越クレジット、保証人おまかせプランROOM iD、すみかえ応援クレジット、デンタルクレジットの支払いが該当します。

一方でtsumiki証券での積立金額と、エポスカードからエポスVisaプリペイドカードへの入金分は年間利用額の対象です。

ただしtsumiki証券の積立分を引き出した場合、2024年4月以降に始まる集計期間では、集計期間中の積立分から引き出し分が減算されます。

集計期間と加算時期

集計期間はカード有効期限の月末までの1年間で、ボーナスポイントは集計期間終了後の翌々月中旬に加算されます。

集計期間が11月1日から10月31日なら、加算は12月中旬という流れになります。集計は利用日ベースで、支払日ベースではありません。

出典:エポスカード『エポスプラチナカード ボーナスポイント』エポスカード よくあるご質問『年間ボーナスポイントの対象となる利用はなんですか?』

プラチナ限定の特典と使いどころ

ここからはエポスゴールドカードにはない特典を、条件つきで整理します。申し込み方法や提示方法を間違えると有料になるものがあるので、条件まで押さえてください。

プライオリティ・パスは同伴者が有料

通常年会費469USドルのプライオリティ・パスに無料で登録できます。世界146ヵ国600以上の都市、1,800か所以上の空港ラウンジが対象です。

登録はプラチナカードの発行とは別の手続きで、カード到着後にエポスNetから申し込みます。プライオリティ・パス社のサイトから申し込むと有料になる点に注意してください。

同伴者の利用は有料です。料金は利用する国によって変わります。有効期限は1年間なので、旅行前に期限を確認しておきましょう。

なおエポスカードが提供するプライオリティ・パスでは、プライオリティ・レーンは使えません。

国内・ハワイの空港ラウンジは同伴者1名まで無料

羽田・成田・新千歳・中部・関西・福岡・那覇など国内16か所の空港ラウンジと、ダニエル・K・イノウエ国際空港のホノルルラウンジが対象です。

注意したいのは提示するカードでしょう。同伴者1名無料の対象ラウンジでは、プライオリティ・パスではなくエポスプラチナカードだけを提示します。

プライオリティ・パスを出してしまうと、同伴者分のラウンジ利用料を請求される場合があります。当日の航空チケットとカードの提示も必要です。

プラチナグルメクーポン

全国約160店舗のレストランで、会員を含む2名以上の利用なら会員本人分のコース料理が無料になります。割引ではなく本人分が無料という仕組みです。

利用にはアクティベーションキーが必要で、エポスNetの申し込み画面から取得します。飲食代は会員本人のエポスプラチナカードで支払うのが条件です。

Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター

24時間365日対応の窓口で、レストランや宿泊の手配を電話とネットのどちらからでも依頼できます。時期によっては対応まで時間がかかる場合もあります。

誕生月のポイント2倍

誕生月はポイントが通常の2倍になります。マルイ・モディ・マルイウェブチャネルでは200円(税込)ごとに4ポイント、それ以外の利用先では2ポイントです。

ボーナス分は誕生月の翌月中旬に加算されます。公共料金の支払いに切替前のカードを登録したままだと、対象から外れることがあるので気をつけてください。

選べるポイントアップショップ

対象ショップの中から登録すると、そのショップでのポイントが2倍まで上がります。マルイ・モディ・ENEOSでんきは200円ごとに3ポイントです。

登録したショップは3ヵ月間変更できません。公共料金をカード払いに切り替えてから登録する順番のほうが、取りこぼしは減るでしょう。

エポスファミリーゴールド

プラチナ・ゴールド会員の家族は、通常年会費5,000円のエポスゴールドカードを年会費無料で持てます。ポイントは1エポスポイントから家族間でシェアできます。

家族合計の年間利用額に応じたファミリーボーナスポイントもあります。1人以上がプラチナ会員なら、100万円で2,000ポイント、300万円で6,000ポイントが代表会員に加算される仕組みです。

ファミリーゴールドは一般的な家族カードとは違い、家族それぞれに個別のゴールドカードが発行されます。利用枠も明細も引落口座も個人ごとに分かれます。

ポイントの有効期限がなくなる

エポスポイントの有効期限はポイント加算日から2年間ですが、ゴールド・プラチナ会員は無期限になります。

しかもプラチナカードの発行時点で持っているポイントは、すべて有効期限が無期限に変わります。失効を気にせず貯め続けられる点は、見えにくい対価といえるでしょう。

エポトクプラザとエポスポイントUPサイト

優待サイトのエポトクプラザは、全国約1万件の優待を用意しています。飲食店やレジャー施設の割引、チケットの優待が中心です。

エポスポイントUPサイト(たまるマーケット)を経由すると、通常ポイントに各ショップの倍率を掛けたボーナスポイントが付きます。

倍率はショップごとに設定され、プラチナ・ゴールド会員向けの倍率が別に表示される場合もあります。一律の倍率ではないので、利用前に各ショップの表示を確認してください。

出典:エポスカード『エポスプラチナカード』エポスカード よくあるご質問『プラチナグルメクーポンって何ですか?』エポスポイントUPサイト『ご利用ガイド』

旅行傷害保険の補償額と付帯条件

エポスプラチナカードの旅行傷害保険は、一般カードやゴールドカードと補償額も付帯条件も違います。ここは取り違えが起きやすいところです。

エポスプラチナカードの海外旅行傷害保険は自動付帯

エポスプラチナカードは自動付帯で、旅行代金をカードで支払わなくても海外旅行傷害保険が適用されます。エポスゴールドカードとエポスカードVisaは利用付帯です。

保険金の種類 本人 家族
傷害死亡・後遺傷害 1億円 2,000万円
傷害治療費用(1事故の限度額) 300万円 200万円
疾病治療費用(1疾病の限度額) 300万円 200万円
個人賠償責任(免責なし・1事故の限度額) 1億円 1億円
携行品損害(免責3,000円) 100万円 100万円
救援者費用(1旅行・保険期間中の限度額) 200万円 200万円
航空機遅延費用等(1回の遅延の限度額) 2万円 2万円
航空機寄託手荷物遅延等費用(1回の遅延の限度額) 10万円 10万円

※家族の範囲は本会員と生計を共にする親族(6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族)です。引受保険会社は損害保険ジャパン株式会社です。

1旅行あたり90日間までが補償の対象期間です。カード発行日の翌日以降に日本を出発する旅行が対象になります。

国内旅行傷害保険は利用条件付き

国内旅行傷害保険はエポスゴールドカードには付きません。プラチナカードでは、利用条件を満たした場合に付帯します。

保険金の種類 本人 家族
傷害死亡・後遺傷害 1億円 2,000万円
入院日額(フランチャイズ7日) 5,000円 5,000円
手術保険金(フランチャイズ7日) 手術の種類に応じて入院日額の10倍・20倍・40倍 手術の種類に応じて入院日額の10倍・20倍・40倍
通院日額(フランチャイズ7日) 3,000円 3,000円
乗継遅延費用(1回の遅延の限度額) 2万円 2万円
出航遅延費用等(1回の遅延の限度額) 2万円 2万円
寄託手荷物遅延費用(1回の遅延の限度額) 10万円 10万円
寄託手荷物紛失費用(1回の紛失の限度額) 10万円 10万円

補償の対象になるのは3つの場面です。公共交通乗用具に乗客として搭乗中の事故、宿泊施設での火災や破裂・爆発事故、宿泊を伴う募集型企画旅行への参加中の事故が該当します。

いずれも、その料金を事前にエポスプラチナカードで支払っていることが条件です。支払っていない旅行は対象外になります。

家族特約の対象範囲

家族も補償対象になるのは、エポスの券種のなかでプラチナカードだけです。対象は本会員と生計を共にする親族で、6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族が含まれます。

家族の傷害治療費用と疾病治療費用は各200万円で、本人の各300万円とは金額が違います。人数分の海外旅行保険を別途かける手間は、この特約で減らせるでしょう。

ショッピング保険の扱い

エポスカードのショッピング保険は、プラチナカードに自動で付く特典ではありません。エポスお買物あんしんサービスという、申し込み制の別サービスです。

年間サービス料は1,000円で、購入日から90日間、年間通算50万円までを補償します。3,000円以下の購入は対象外です。

旅行保険の各論はエポスゴールドカードの旅行保険を扱った記事で詳しく整理しています。

出典:エポスカード『エポスプラチナカード』エポスカード よくあるご質問『エポスカードを持っているだけで海外旅行保険は適用されますか?』

ゴールドとプラチナの違いと選び分け

比較の相手は他社のプラチナカードではなく、同じエポスの券種です。年会費の差に見合う分だけ特典が増えているかを確認しましょう。

年会費と年間ボーナスポイントの差

項目 エポスカードVisa エポスゴールドカード エポスプラチナカード
年会費(税込) 無料 5,000円(招待・年間利用額50万円以上の翌年以降などは無料) 30,000円(招待は20,000円)
年間ボーナスポイント なし 50万円以上2,500pt/100万円以上10,000pt 50万円以上3,000pt〜1,500万円以上100,000pt
誕生月のポイント なし なし 2倍
海外旅行傷害保険 利用付帯・本人のみ 利用付帯・本人のみ 自動付帯・本人と家族
海外の傷害死亡・後遺傷害 3,000万円 5,000万円 本人1億円/家族2,000万円
国内旅行傷害保険 なし なし 利用条件付きで付帯
プライオリティ・パス なし なし 無料登録(別途申し込み)
空港ラウンジ(国内) なし 本人のみ 同伴者1名まで
プラチナグルメクーポン なし なし あり
コンシェルジュ なし なし あり
ポイントの有効期限 加算日から2年間(延長手続きあり) 無期限 無期限

年会費の差は25,000円で、ボーナスポイントの差は年間100万円の時点で10,000pt分です。差額の4割はポイントだけで埋まる計算になります。

プラチナだけの特典

残る15,000円分を埋めるのが、ゴールドにはない特典です。プライオリティ・パス、プラチナグルメクーポン、コンシェルジュ、国内旅行傷害保険、家族への保険適用が該当します。

誕生月のポイント2倍もプラチナだけの特典です。誕生月に20万円の買い物をすれば、通常より1,000ポイント多く貯まります。

ゴールドで足りる人の条件

年間利用額が100万円に届かないなら、エポスゴールドカードのほうが合理的でしょう。ゴールドは招待や年間利用額50万円以上といった条件で年会費が無料になります。

年間70万円の利用なら、プラチナでの回収額は6,500円分にとどまります。年会費30,000円を払う判断にはなりにくい水準です。

空港ラウンジを本人しか使わず、会食の予定もないなら、ゴールドの特典で足りる場面が多いでしょう。

出典:エポスカード『エポスゴールドカード』エポスカード よくあるご質問『エポスポイントに有効期限はありますか?』

申込資格と申し込みの流れ

エポスプラチナカードの申込資格は、公式サイトのQ&Aで一部が明文化されています。公表されている内容と、公表されていない内容を分けて確認しましょう。

年収の目安は公表されていない

エポスカードは、エポスプラチナカードの申込条件として年収の基準を公表していません。公式サイトに年収の下限を示す記述はありません。

公表されているのは、学生の可否と18歳・19歳の扱いだけです。年収いくらから持てるという数字は、公式の情報としては存在しません。

年収の目安として出回っている数字に、公式の裏づけはありません。申込資格として公表されているのは年齢と学生の可否だけです。

学生は年齢を問わず申し込めない

学生はプラチナカードに申し込めません。公式Q&Aは、年齢に関わらず申し込めないと明記しています。

この条件に年齢の例外はないため、在学中は対象外という理解で問題ありません。

エポスカード未保有の18歳・19歳は対象外

すでにエポスカードを持っている人(学生を除く)は18歳・19歳でも申し込めます。エポスカードを持っていない18歳・19歳は申し込めません

一般のエポスカードVisaを先に持つと条件を満たせます。一般カード側の注意点はエポスカードの注意点を扱った記事にまとめています。

直接申込と招待の2ルート

入手ルートは、自分で申し込む直接申込と、エポスカードからの招待を受ける2つです。招待が届く条件は公表されていません。

招待には有効期限があり、期限を過ぎると希望に沿えない場合があります。期限後の申し込みは通常年会費30,000円(税込)が適用されます。

招待を待つと入手時期を自分で決められません。今すぐ持ちたいなら、年会費30,000円(税込)で直接申し込み、年間利用額100万円以上で翌年以降20,000円へ下げるのが現実的な組み立てでしょう。

申し込みからカード受け取りまで

申し込みはエポスNetから行います。カードの受け取りは、自宅への郵送かマルイ・モディ各店での受け取りを選べます。

登録住所が現住所と違う場合は、プラチナカードの申し込みと同時に変更できます。支払日・支払方法・エポスポイントは、そのままプラチナカードへ引き継がれます。

切替でカード番号が変わる

エポスプラチナカードへ切り替えると、カード番号が変わります。ネットショッピングや公共料金の月々の支払いに登録しているカード番号は、変更手続きが必要です。

ただし手続きが原則不要な事業者もあります。NTTドコモ・au・ソフトバンクモバイルなどの電話料金、東京電力・ENEOSでんき・関西電力、東京ガス・大阪ガスが該当します。

交通機関やコンサートのチケットを購入済みの場合は、受け取りに現在のカードが必要になることがあります。チケットを受け取ってから切り替えてください。

出典:エポスカード『エポスプラチナカード』

持つ価値がある人と見送るべき人

ここまでの数字を、判断できる形に落とします。基準はすべて年間利用額と特典の使用回数です。

年間100万円以上を1枚に集約できる人

年間100万円以上をエポスプラチナカード1枚にまとめられるなら、翌年以降の年会費は20,000円になり、合計25,000円分の還元で黒字に届きます。

年間200万円まで積み上がる人は、初年度の30,000円でも黒字です。公共料金や保険料をカード払いへ寄せると到達しやすくなります。

年に1回以上グルメクーポンや空港ラウンジを使う人

グルメクーポンを年1回使えば、9,680円から36,300円のコース1名分が浮きます。同伴者を連れて空港ラウンジを使う機会があれば、さらに上乗せされます。

この層は年間100万円前後でも実質的に元が取れます。特典を年に何回使うかを先に見積もってください。

年間利用額が50万円未満の人

年間50万円に届かない場合、ボーナスポイントは利用分の0.3%分だけです。年間30万円なら合計2,400円分で、27,600円のマイナスになります。

この水準ならプラチナは見送りでよいでしょう。年会費が無料になる条件を持つエポスゴールドカードのほうが、家計への負担は軽くなります。

他社カードでプライオリティ・パスを持っている人

すでに別のカードでプライオリティ・パスを持っているなら、469USドル相当の価値は重複します。その分だけ回収のハードルは上がります。

重複する場合は、グルメクーポンと年間ボーナスポイントだけで年会費を回収できるかを基準に判断しましょう。

年会費 永年無料
国際ブランド Visa
ポイント還元率 0.5%
発行期間 最短即日発行(※)
追加カード 家族カード、ETCカード発行可能
電子マネー ApplePay、GooglePay
旅行傷害保険 最高3,000万円(利用付帯)

エポスカードのプラチナのよくある質問

年収はいくらから?

エポスカードは年収の基準を公表していません。公式サイトで確認できる申込条件は、学生の可否と18歳・19歳の扱いだけです。

持っていて恥ずかしい?

券面はプラチナカード専用のデザインで、国際ブランドはVisaです。Visaのプラチナ枠に用意されたコンシェルジュ、空港宅配、ホテルダイニングなどの優待が使えます。

直接申し込んだ場合の年会費は30,000円(税込)です。券面の見え方ではなく、特典を年に何回使うかで判断してください。

招待される条件は?

招待の条件は公表されていません。招待が届いた場合は、エポスNetのマイページで申し込み有効期限を確認できます。

ポイントの有効期限は?

プラチナカードの会員は無期限です。発行時点で持っているポイントも、すべて無期限に切り替わります。

家族カードは作れる?

エポスにはエポスファミリーゴールドがあります。一般的な家族カードとは違い、家族ひとりひとりに個別のエポスゴールドカードが発行される仕組みです。

年会費はポイントで払える?

払えます。ただし年会費の一部だけをポイントで支払うことはできず、支払い可能期間は年会費請求月の支払い金額確定日から約1週間から2週間です。

ショッピング保険は付く?

プラチナカードに自動では付きません。エポスお買物あんしんサービスへ別途申し込むと、年間サービス料1,000円で年間通算50万円まで補償されます。

プライオリティ・パスの同伴者は無料?

同伴者は有料です。料金は利用する国によって変わります。無料になるのは、プラチナカードの提示で同伴者1名まで入れる国内・ハワイの空港ラウンジのほうです。

出典:エポスカード『エポスプラチナカード』エポスカード よくあるご質問『エポスファミリーゴールドは家族カードですか?』

まとめ

エポスカードのプラチナが元を取れるかどうかは、年間利用額で機械的に決まります。ポイントだけで見た損益分岐点は、年会費30,000円なら年間200万円、20,000円なら年間100万円です。

年間100万円を超えると年間ボーナスポイントが20,000ptになり、翌年以降の年会費も20,000円へ下がります。この2つが同時に効くため、100万円が実質的な分水嶺になります。

グルメクーポンや空港ラウンジを年1回以上使うなら、分岐点は年間100万円前後まで下がるでしょう。使わないなら、判断材料はポイント還元しかありません。

年間50万円に届かない場合は、ボーナスポイントが利用分の0.3%分にとどまります。この水準ならエポスゴールドカードで十分でしょう。

自分の年間利用額を早見表に当てはめて、差引がプラスになるかどうかで判断してください。特典を年に何回使うかを足せば、判断はさらに固まります。

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