リクルートカードの海外旅行保険は自動付帯?年会費と海外手数料もあわせて解説

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リクルートカードの海外旅行保険は自動付帯?年会費と海外手数料もあわせて解説

3行要約

①海外旅行保険は自動付帯でなく利用付帯。航空券やツアー代金のカード払いが条件
②補償上限は3ブランドとも2,000万円。国内旅行保険はJCBのみ最高1,000万円
③海外事務手数料はVisa・Mastercardが3.85%(税込)、JCBが1.60%

リクルートカードの年会費は永年無料

リクルートカードは本カードの年会費が永年無料です。ただし、家族カードとETCカードは本カードと扱いが違う場合があります。

追加カードも使う予定があるなら、あわせて確認しておきましょう。

発行手数料も年会費も無料で、2年目以降の条件もない

リクルートカードは、発行手数料と本カードの年会費がどちらも無料です。公式サイトも「ご利用金額に関わらず、2年目以降もずっと無料です」と案内しており、利用額に応じて翌年度の年会費が発生する仕組みではありません。

カードを作ったあとに使う機会が少ない年があっても、それを理由に年会費を請求されることはありません。

「初年度のみ無料」「年間○円以上の利用で翌年度も無料」といった条件を気にせず、長く持てます。

出典:リクルートカード『リクルートカードの機能』

家族カード・ETCカードの年会費はカードによって扱いが違う

リクルートカードのETCカードは、選ぶ国際ブランドによって年会費と発行手数料の扱いが変わります。本カードが永年無料でも、追加カードまで同じ条件とは限りません。

ETCカードの年会費と発行手数料は、以下の記事で詳しく説明しています。

【ETCカード記事へのリンク挿入位置】

一方、家族カードはMastercard・Visa・JCBのいずれも年会費が無料です。国際ブランドによる差はありません。

出典:リクルートカード『家族カード』

リクルートカードの付帯保険はブランドで別物

リクルートカードには、国内・海外の旅行傷害保険とショッピング保険が付帯します。ただし、国際ブランドによって補償内容が異なります

保険を重視して選ぶなら、年会費だけでなく希望するブランドの補償内容まで見ておきましょう。

旅行傷害保険の比較

リクルートカードには、旅行中の事故やケガに備える旅行傷害保険が付帯します。内容は以下のとおりです。

保険の種類 Mastercard / Visa JCB
海外旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯) 最高2,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険 対象外 最高1,000万円(利用付帯)

海外旅行傷害保険はMastercard・Visa・JCBのすべてが対象で、いずれも最高2,000万円の補償です。一方、国内旅行傷害保険が付くのはJCBだけで、最高1,000万円の補償になります。

つまり、JCBには最高1,000万円の国内旅行傷害保険がありますが、Visa・Mastercardは国内旅行傷害保険の対象外です。

なお、「最高2,000万円」「最高1,000万円」はあくまで上限額です。実際に支払われる保険金は、事故の種類や損害の内容によって変わります。

海外旅行なら国際ブランドを問わず保険を使えますが、国内旅行にも使いたい人はブランド選びの違いを押さえておきたいところです。

また、国内・海外の旅行傷害保険はどちらも「利用付帯」です。利用付帯とは、旅行に関する所定の費用を対象カードで支払うなど、保険が適用されるための条件を満たす必要がある仕組みを指します。

カードを持っているだけで補償される「自動付帯」ではない点に注意しましょう。

出典:リクルートカード『リクルートカードご利用について』

ショッピング保険の比較

リクルートカードには、カードで買った商品の破損や盗難などを補償するショッピング保険も付帯します。保険期間中の支払限度額はJCBが年間200万円、Mastercard・Visaが年間100万円で、ブランドによって2倍の差があります。

金額と補償期間は以下のとおりです。

保険の種類 Mastercard / Visa JCB
海外ショッピング保険 年間100万円 年間200万円
国内ショッピング保険 年間100万円 年間200万円
補償期間 購入日から90日間 購入日から90日間

※Mastercard・Visaの場合、配送中の事故は補償の対象になりません。

上記は1商品あたりの補償額ではなく、1年間に支払われる保険金の限度額です。実際の保険金は商品の損害額などで決まります。

カードで買った商品の補償を重視するなら、年間限度額の面ではJCBが有利です。特に国内で高額な商品を買う機会があるなら、限度額だけでなく適用条件まで見ておくとよいでしょう。

また、保険金を受け取るには、カードで購入したことが分かる「売上票(お客様控え)」が要ります。あとから保険を使う可能性を考えるなら、購入時の書類は保管しておきましょう。

ブランド別に見ると、旅行傷害保険とショッピング保険の両方でJCBに特徴があります。海外旅行傷害保険の補償上限は3ブランド共通ですが、JCBには国内旅行傷害保険があり、ショッピング保険の年間限度額も2倍です。

ただし、補償額だけでブランドを決める必要はありません。海外旅行を中心に使うのか、国内旅行や高額商品の購入にも使うのかで、確認すべき条件が変わります。

出典:リクルートカード『リクルートカードご利用について』三菱UFJニコス『ショッピング保険』

Visa・Mastercardの国内ショッピング保険には支払方法の条件がある

国内で買った商品は、購入時に「分割払い」または「リボ払い」を指定していることが保険適用の条件です。1回払いで決済すると、原則としてショッピング保険の対象になりません。

海外での買い物と同じ感覚でいると、補償の対象から外れる可能性があります。

ただし例外があります。Visa・Mastercardのリクルートカードで「楽Pay」に登録していれば、購入時の支払方法を問わず国内ショッピング保険の対象になります。

楽Payとは、毎月のカード支払額をあらかじめ決めておける登録型リボ払いのサービスです。3千円以上10万円までの範囲で指定した金額以内の利用であれば、手数料はかかりません。

指定金額を超えた分は翌月以降に繰り越され、リボ払い手数料(実質年率18.00%)が発生します。

たとえば、楽Payに登録して毎月の支払金額を10万円に設定した状態で、8万円のテレビを買ったとしましょう。購入時に「1回払い」を指定していても、楽Pay登録済みのカードで買っていれば国内ショッピング保険の対象になります。

一方、指定金額を超える買い物をすると、超過分は翌月以降の支払いへ繰り越されます。繰り越した分はリボ払いとなり、所定の手数料がかかる点に注意しましょう。

出典:リクルートカード『リクルートカードご利用について』三菱UFJニコス『登録型リボ「楽Pay(らくペイ)」』

リクルートカードの海外旅行保険の適用条件

リクルートカードの海外旅行傷害保険は、カードを持っているだけで補償が始まる仕組みではありません。海外旅行に関する所定の費用をリクルートカードで支払う「利用付帯」が条件になります。

ここでは、保険が適用される条件と具体的な補償額、家族の扱いを整理します。

利用付帯とは何か

利用付帯とは、対象のカードを実際に使うことで付帯保険が適用される仕組みです。リクルートカードの海外旅行傷害保険も利用付帯なので、海外旅行に関する所定の費用をリクルートカードで支払うことが条件になります。

所定の費用を支払う「利用付帯」と、持っているだけで補償される「自動付帯」は別物だと押さえておきましょう。

保険を適用するには、以下のいずれかの料金をリクルートカードで支払う必要があります。

対象となる料金 具体例
搭乗する公共交通乗用具の料金 航空券、燃油サーチャージ、空港へ向かう鉄道、リムジンバス、空港へ向かうタクシーなど
参加する募集型企画旅行の料金 旅行業者があらかじめ計画を作成して募集するパッケージツアーの代金など

公共交通乗用具とは、航空法や鉄道事業法などにもとづいて運行される航空機・電車・船舶・バスなどを指します。

旅行の申し込みや出発の前に、どの費用をリクルートカードで払うか決めておきましょう。

出典:三菱UFJニコス『海外旅行傷害保険(利用付帯)』JCB『海外旅行傷害保険(カード付帯)は家族も補償の対象となりますか?』

補償の内訳

リクルートカードの海外旅行傷害保険では、旅行中のケガや病気だけでなく、他人への損害賠償や携行品の破損・盗難、救援者にかかる費用も補償の対象になります。

Mastercard・Visaのリクルートカードについて、三菱UFJニコスが公開している補償の内訳は以下のとおりです。

補償項目 補償が適用される主なケース Mastercard / Visa
傷害死亡・後遺障害 旅行中の事故によるケガが原因で死亡・後遺障害が生じた場合 最高2,000万円※1
傷害治療費用 旅行中の事故によるケガで医師の治療を受けた場合 100万円限度
疾病治療費用 旅行中に病気などで医師の治療を受けた場合 100万円限度
賠償責任 旅行中に他人にケガをさせたり、ホテルの設備などを壊したりして損害賠償責任を負った場合 2,000万円限度
携行品損害※2 旅行中に持ち歩いている携行品が破損・盗難などの損害を受けた場合 1旅行につき20万円限度、保険期間中100万円限度
救援者費用 旅行中の事故や病気などで、家族が現地に駆けつけるなどの救援費用が発生した場合 100万円限度

※1.後遺障害の程度などによって支払われる保険金額は変わります。
※2.携行品損害には免責金額3,000円が設定されています。1回の事故で補償されるのは、携行品1個・1組・1対につき10万円までです。

補償項目のなかでも条件が細かいのが携行品損害で、次の3つの上限があります。

  • 1回の旅行につき20万円が限度
  • 保険期間中は100万円が限度
  • 1回の事故につき、携行品1個・1組・1対あたり10万円が限度

たとえば、海外旅行中にカメラを落として壊し、修理や買い替えに15万円かかったとしましょう。1個あたりの限度額は10万円なので、そこから免責金額3,000円を差し引いた9万7,000円が支払いの上限になります。

さらに同じ旅行中に別の携行品を壊した場合、その旅行全体の限度額は20万円です。カメラの分を除いた残りが、次の損害に使える上限になります。

JCBのリクルートカードは補償の上限こそ同じ2,000万円ですが、項目ごとの内訳はJCBの保険案内で確認してください。

補償内容は今後変わることもあります。上記は2026年8月時点の内容なので、旅行前に公式サイトで最新の条件を確かめておきましょう。

出典:三菱UFJニコス『海外旅行傷害保険(利用付帯)』JCB『旅行傷害保険』

家族は補償の対象になるか

リクルートカードの公式サイトには、カードを持っていない家族まで補償する「家族特約」についての記載がありません。ただし家族カードを持っていれば、本会員と同じ利用付帯の条件で海外旅行傷害保険の対象になります。

Mastercard・Visaについて、三菱UFJニコスは海外旅行傷害保険の被保険者を「本人会員さま・家族会員さま」としています。家族特約が付くカードの一覧も公開していますが、そこにリクルートカードは入っていません。

JCBも、本会員のカードに保険が付帯していれば家族会員は補償の対象になるとしています。家族特約の有無はカードごとに異なり、リクルートカード(JCB)に付くという記載は確認できませんでした。

つまり、家族カードを持っていない家族は補償の対象外と考えておくのが安全です。家族の分まで備えたいなら、家族カードを発行するか、別途海外旅行保険に加入する方法を検討しましょう。

出典:三菱UFJニコス『カードに付帯されている海外旅行傷害保険は、家族カードを持っていない家族も補償の対象となりますか?』JCB『海外旅行傷害保険(カード付帯)は家族も補償の対象となりますか?』

リクルートカードを海外で使うときの手数料

リクルートカードの海外事務手数料は、付帯保険と同じく国際ブランドによって変わります。海外事務手数料とは、海外の加盟店で現地通貨建てで決済した金額を日本円に換算するときに加算されるものを指します。

ここでは、海外で使うときにかかる手数料の内訳を解説します。

海外事務手数料はカード会社ごとに異なる

リクルートカードの海外事務手数料は、発行会社によって扱いが違います。Mastercard・Visaのリクルートカードは三菱UFJニコス、JCBのリクルートカードはJCBが発行会社です。

リクルートカードのブランド 発行会社 海外事務手数料
Visa 三菱UFJニコス 3.85%(税込)
Mastercard 三菱UFJニコス 3.85%(税込)
JCB JCB 1.60%

海外で現地通貨建ての買い物をすると、外貨を日本円に換算する「基準レート」に上記の手数料を加えた金額が請求されます。

計算するときは、手数料率をそのまま掛けるのではなく、上乗せする倍率に置き換えます。3.85%なら「100%+3.85%=103.85%」で倍率は1.0385、1.60%なら「100%+1.60%=101.60%」で倍率は1.016になります。

換算レートの求め方は以下のとおりです。

  • Visa・Mastercard:基準レート×1.0385
  • JCB:基準レート×1.016

たとえば、アメリカで100ドルの商品を買い、基準レートが1ドル=159円だったとしましょう。

Visa・Mastercardなら換算レートは約165.12円となり、100ドルの商品は約16,512円です。JCBなら換算レートは約161.54円で、支払額は約16,154円になります。

海外事務手数料は今後も変わる可能性があります。三菱UFJニコスは外貨のショッピング利用代金を円貨へ換算するための事務処理手数料を、2.00%(税込2.20%)から3.50%(税込3.85%)へ引き上げました。

この改定は2024年2月29日に告知され、MUFGカードは2024年8月13日請求分から、NICOSカード・JAカードは2024年8月27日請求分から適用されています。

記事内の料率は2026年8月時点のものです。海外旅行の直前には、各カード会社の公式情報で確認しておきましょう。

出典:三菱UFJニコス『海外で利用したときの換算レートを教えてほしい。』同『外貨でのショッピングご利用代金を円貨へ換算するための事務処理手数料改定のお知らせ』JCB『海外でJCBカードを利用した場合の換算日・換算レートを教えてほしい。』

現地通貨建てと日本円建てのどちらを選ぶか

海外の店舗やATMでは、支払い時に「現地通貨」と「日本円」のどちらで決済するか選べる場合があります。

日本円を選ぶと、その場で日本円の支払額が決まる一方、店舗やATM事業者が独自に決めた為替レートで換算されます。三菱UFJニコスは、この場合について「現地通貨を選択し、当社で日本円に換算する場合と比べて、割高になる可能性がある」と案内しています。

同社は、日本円を選ぶなら現地での換算レートを確認するよう促しており、日本円を希望しないならその旨を店に申し入れる方法も案内しました。

現地通貨建てなら、当日の為替レートとカード会社の海外事務手数料からおおよその金額を計算できます。支払額の見当をつけたいなら、現地通貨を選んでおくとよいでしょう。

出典:三菱UFJニコス『海外のお店やATMでの利用について、現地通貨と日本円を選択できると聞いていますが、選択する際の注意点を教えてください。』

海外でのキャッシング利用

リクルートカードにはキャッシング機能があり、利用の手続きは発行会社によって異なります。

Mastercard・Visaのリクルートカードでは、三菱UFJニコスの「海外キャッシングサービス」を使えます。利用にはキャッシングの利用可能枠の設定が必要で、Webサービスまたは電話から申し込みます。

JCBのリクルートカードでは、JCBの海外キャッシングサービスを使えます。利用可能枠の設定内容は「MyJCB」から確認しましょう。

海外のATMは、Mastercard・Visa・JCBのマークがある機械なら引き出しに使えます。返済は、国内でのキャッシングと同じく、カード利用代金の支払口座から手数料とあわせて引き落とされる仕組みです。

利用した金額には手数料がかかり、通常のショッピング利用とは別に返済が必要です。三菱UFJニコスとJCBはどちらも返済シミュレーションを公開しており、利用金額や融資利率を入力すると利息や返済額の目安を確認できます。

出典:三菱UFJニコス『海外キャッシングサービス』JCB『返済シミュレーション』

保険で選ぶならどちらのブランドか

保険の補償範囲だけで比べると、JCBのほうが対象が広くなります。JCBは国内・海外の旅行傷害保険に対応する一方、Mastercard・Visaは海外旅行傷害保険のみで、国内旅行は対象外です。

ショッピング保険の年間限度額も、JCBはMastercard・Visaの2倍にあたる200万円が設定されています。

ただし、保険以外にもブランドで変わる点があります。リクルートカードのJCBとVisa・Mastercardの違いは、リクルートカードのJCBとVisa・Mastercardの違いで詳しく解説しています。

よくある質問

リクルートカードの年会費はいつ請求される?

年会費は無料なので、年会費として請求される料金はありません。初年度だけでなく、2年目以降も利用金額にかかわらず無料です。

なお、カードの利用代金は毎月15日に締め切られ、翌月10日に登録した金融機関の口座から引き落とされます。これは年会費ではなく、通常のカード利用分の支払いです。

海外旅行保険は自動付帯?

いいえ。リクルートカードの海外旅行傷害保険は「自動付帯」ではなく「利用付帯」です。

利用付帯とは、海外旅行に関する所定の料金をリクルートカードで支払うことで保険が適用される仕組みを指します。持っているだけでは補償の対象にならないため、旅行代金などを対象カードで支払う必要があります。

家族カードにも保険は付く?

家族カード会員も付帯保険の対象です。Mastercard・Visaについて、三菱UFJニコスは被保険者を「本人会員さま・家族会員さま」としています。

JCBも、本会員のカードに保険が付帯していれば家族会員は補償の対象になるとしています。ただしどちらも、本会員か家族会員のカードで対象の旅行代金を支払うことが条件になります。

ショッピング保険はどこまで補償される?

補償期間は国内・海外ともに購入日から90日間で、カードで買った商品の破損や盗難などの損害を補償します。

Mastercard・Visaの場合、国内で買った商品は購入時に分割払いかリボ払いを指定したときが対象です。例外として、登録型リボ「楽Pay」に登録していれば支払方法を問わず対象になります。

出典:リクルートカード『リクルートカードご利用について』

まとめ

リクルートカードは本カードの年会費が永年無料で、付帯保険も用意されているのが特徴です。ただし保険の内容はVisa・MastercardとJCBで異なるため、保険を重視するならブランド選びが大切になります。

JCBは国内旅行傷害保険・海外旅行傷害保険・ショッピング保険の3つに対応します。Visa・Mastercardは海外旅行傷害保険とショッピング保険が対象で、国内旅行傷害保険は付きません。

海外で使うときの事務手数料も、国際ブランドで変わります。JCBが1.60%なのに対し、Visa・Mastercardは3.85%(税込)です。

同じリクルートカードでも、国際ブランドによって条件が変わります。「無料だからどれでも同じ」と考えず、保険と海外利用時の条件まで確認しておきましょう。

リクルートカード全体のメリットとデメリットは、リクルートカードのメリット・デメリットにまとめています。

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