X Moneyはいつ開始?DOGEコイン対応の可能性と価格考察

NO IMAGE

X Moneyはいつ開始?DOGEコイン対応の可能性と価格考察

3行要約

X Moneyはイーロン・マスク氏の万能アプリ構想の要であり2025年内にローンチ予定だった
ベータ版は年利6%など一般的な銀行金利よりも高いスペックだが暗号資産(DOGE)には非対応
DOGE対応の公式発表はないが決済導入時の価格上昇のシナリオは依然として残る

X Moneyに関する確定事実

X Moneyは、イーロン・マスク氏が目指す「万能アプリ」構想の根幹をなすデジタルウォレットおよび金融サービスです。

中国のWeChatのように、SNSのアプリ内でメッセージのやり取りから給与の受け取り、買い物での決済まで、生活のすべてを完結させることを目的としています。かつてはX Paymentsという名称で呼ばれていました。

2026年3月現在、一部の海外ユーザー向けにお試し版である「ベータ版」の提供が始まっており、その破格のスペックが徐々に判明してきています。

海外のベータテスター(@REDWRITER氏)や@Josh Kale氏の報告によると、以下のような既存の銀行預金を凌駕するサービス内容となっています。

  • 預金に対して6%のAPY:APYとは年間の利回りのことです。日本の一般的な銀行の普通預金金利が0.1%であることを考えると6%は大きいです。
  • 最大25万ドルのFDIC保証:万が一、提携先の銀行が破綻しても、日本円にして約3,700万円までは預金が法的に保護されるため、安心してお金を預けることができます。
  • すべてのカード購入で3%キャッシュバック:Xのアプリから即座に発行できるVisa提携のデジタルデビットカードを使うと、日常の買い物で3%の還元が受け取れます。
  • Visa Directを利用した即時送金(P2P):2025年春にアップグレードされたVisaの決済網を利用し、ユーザー同士の個人間送金(VenmoやPayPayのような機能)や銀行口座への引き出しが、手数料を抑えて瞬時に完了する機能が備わっています。

本格的なローンチ時期については、XのCEOであるリンダ・ヤッカリーノ氏が「2025年内の本格ローンチ」を明言しています。

出典:ロイター『マスク氏のX、投資機能提供へ 「スーパーアプリ」へ前進=FT』

現時点で全米40州以上での送金ライセンスの取得が完了していますが、ニューヨーク州など特に金融規制が厳しい地域での認可が最終的なハードルとして残っている状況です。
出典:Bitlending『イーロン・マスクとXの動向について~新仮想通貨発表の可能性を示唆?~』

比較項目 米国の一般的な銀行(平均) X Money(ベータ版)
預金金利(APY) 約0.45%(※1) 6.00%
カード還元率 1.0%〜1.5%程度 3.0%(全購入対象)
預金保護(FDIC) あり(最大25万ドル) あり(最大25万ドル)
暗号資産決済(DOGE等) 非対応 現状非対応(※将来対応の噂あり)

※1 出典:Bankrate『Savings account interest rates forecast 2026』による全国平均予測値

X Moneyの今後の展開に対する考察

X Moneyのベータ版が「法定通貨(ドルなどのお金)」のみに対応していることには、明確な理由があります。

The Financial Brandなどの海外の金融メディアが分析している通り、最大の理由は「アメリカの複雑で厳しい金融ルール(規制)をクリアするため」です。

最初からビットコインやDOGEコインといった暗号資産を混ぜてしまうと、国や州からの許可が下りず、いつまで経ってもサービスを開始できなくなってしまいます。

金融規制の壁(GENIUS ActとBitLicense)

アメリカでは暗号資産に関する法整備が急ピッチで進んでいます。特に以下の2つの規制が、X Moneyの初期リリースにおける「クリプト(暗号資産)外し」の大きな要因となっていると見られます。

  1. 連邦規制「GENIUS Act」:2025年に成立した、ステーブルコイン(ドルと価値が連動する暗号資産など)に対する包括的な法律です。暗号資産を決済に組み込む場合、100%の裏付け資産証明や厳格な監査手続きが求められます。
  2. ニューヨーク州の「BitLicense(ビットライセンス)」:全米で最も厳しいと言われる暗号資産事業の許認可制度です。事実、X社は通常の送金ライセンスの申請をニューヨーク州に限って取り下げており、この厳しい要件と法的なハードルが影響していると囁かれています。

まずは誰もが安心して使える「普通のデジタル銀行」として信頼と実績を作り、法定通貨での地盤を完全に固めることが、イーロン・マスク氏の描く「現実的な第一歩」だと言えます。

将来的にDOGEコインには対応する?

では、このままX Moneyで暗号資産が使えないのかというと、そんなことはありません。

初期のベータ版では見送られていますが、将来のアップデート(後続フェーズ)でDOGEコインなどの暗号資産が追加で実装される可能性を非常に高く見積もっている人もいます。

2025年に入ってからも、有名な暗号資産の一つである「カルダノ(ADA)」の創設者チャールズ・ホスキンソン氏が「DOGEをXの公式通貨にすべきだ」という提案を再び呼びかけるなど、業界全体からの期待は根強いです。
出典:Yahoo Finance『Dogecoin 2.0? Cardano Founder Pushes to Overhaul DOGE for Elon Musk’s X』

なぜビットコインではなくDOGEコインなのか?

イーロン氏が数ある暗号資産の中でDOGEコインにこだわる理由は、単なる「お気に入り」だからではありません。実は「日常の決済で使うならビットコインよりDOGEの方が圧倒的に向いている」という技術上の明確な理由があります。

以下の比較表をご覧ください。

比較項目 DOGEコイン ビットコイン
平均の送金スピード 約1〜2分 10分〜数時間以上
平均手数料(2025年時点) 約0.002ドル(1円以下) 約1.5ドル(約230円)※混雑時さらに高騰
日常決済(チップ等)への適性 非常に高い(コーヒー1杯も買える) 低い(高額送金や価値の保存向き)

ビットコインは処理に時間がかかり、少額の送金をすると手数料だけで赤字になるリスクがあります。対してDOGEコインは、ほぼゼロに近い手数料でスピーディにやり取りできるため、X上での「クリエイターへのチップ(投げ銭)」や「ワンクリックでの少額決済」に最適な特性を備えているのです。

法定通貨での土台が完成したあかつきには、次のステップとしてこの技術的優位性を活かし、暗号資産の統合に踏み切るシナリオが濃厚です。

イーロンの発言から読み解くDOGEシナリオ考察

イーロン・マスク氏は長年SNSでDOGEを支持しており、過去には「Xでの送金機能追加の憶測」に対して「True」とリプライしただけで市場価格を数十パーセントも動かしてきた実績があります。

2025年の1月末にも、自身のXアカウントで「実体経済は貨幣ではなく、商品とサービスである。貨幣は現実のものの抽象的な表現にすぎない」と発信し、暗号資産界隈から大きな注目を集めました。

こうしたイーロン氏の動向とX Moneyの進捗を踏まえ、今後起こり得るDOGEの価格に関する2つのシナリオを考察します。

シナリオ1:数億人規模のX WalletへのDOGEネイティブ統合

月間5億人以上とも言われるアクティブユーザーを抱えるXのウォレット機能に、個人間送金やクリエイターへの投げ銭としてDOGEが直接採用されるシナリオです。

実現すれば、DOGEにとって「世界最大規模の決済特区として実用化される」という歴史的な転換点になります。実需(実際に使うための需要)の大幅な拡大と、それに伴う「乗り遅れまい」とする爆発的な投機資金(投資マネー)の流入により、過去最高値を更新するクラスの大規模な価格上を引き起こす可能性があります。

シナリオ2:事実売りによる暴落

法定通貨(ドル)のオプションの一つとして、時間をかけて静かに導入されるパターンです。

すでに市場は「いずれDOGEはXで使われるだろう」という期待(噂)を価格に織り込んで買っている側面があります。

そのため、実際に「DOGE対応決定」という正式発表が出た瞬間、あるいは実装された直後に、利益を確定させようとする投資家が一斉に売りへ走るリスクがあります。これは投資の世界で「噂で買って事実で売る(Sell the fact)」と言われるセオリー通りの動きであり、一時的な暴落を招く可能性がある点には注意が必要です。

まとめ

今回の記事では、金融サービス「X Money」の現状と、DOGEコイン対応への期待について解説しました。
結論として、現在の状況は以下の通りになります。

  • X Moneyは2025年内の本格ローンチを目指し、ベータ版(年利6%など)がテスト中
  • 初期段階は金融規制を考慮し、法定通貨(ドル)のみの対応
  • DOGEコインの統合は将来的なステップとして業界内で有力視されている

まずは強力なスペックを持った「法定通貨のスーパーアプリ」として始動する見込みです。DOGE対応については、ニューヨーク州でのライセンス取得完了のニュースや、イーロン・マスク氏の突発的なXのポスト(つぶやき)が最大のウォッチポイントになります。焦って投資判断を下さず、公式の動きを冷静に見守りましょう。

The post X Moneyはいつ開始?DOGEコイン対応の可能性と価格考察 first appeared on Mediverse|暗号資産(仮想通貨)の専門メディア.

続きを見る(外部サイト)

Mediverseカテゴリの最新記事