ビットコインはいくらから買える?少額は儲からないのは本当?
- 三行要約
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・国内主要取引所のビットコイン最小購入金額は1円から
・1円から買えるのはビットコインがデジタル通貨であり、分割できるから
・少額では価格変動による影響が少ない
ビットコインはいくらから買えるのか
ビットコインはいまや1BTC=1,500万円程度の価格帯に達していますが、実は国内の主要取引所では数百円〜、あるいは1円未満のサトシ単位(購入金額は1円~)から取引できます。
ここでは、気になる「結局、各取引所でいくらから買えるのか?」を一覧表で整理し、その後に詳細を解説していきます。
ビットコイン最小購入額
| 取引所 | 販売所の最小購入単位 | 取引所の最小取引単位 | 日本円換算の目安(BTC=1,500万円想定) | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| SBI VCトレード | 0.00000001 BTC(1サトシ) | 0.00000001 BTC | 1円〜 | 国内トップレベルの少額対応 |
| bitFlyer | 0.00000001 BTC | 0.001 BTC | 販売所:1円〜 取引所:約15,000円〜 |
初心者向けの定番 |
| Coincheck | 500円以上かつ0.001 BTC | 0.001 BTC | 約1,500円〜 約15,000円〜 |
アプリ操作が圧倒的に簡単 |
| BITPOINT | 500円以上 | 0.0001 BTC | 1,500円〜 | 手数料無料範囲が広く低コスト |
一覧表からわかるとおり、最小購入金額には大きな差があり、取引所と販売所でもそれぞれ異なります。
ビットコインを購入する場所として、取引所と販売所が存在します。取引所は他のユーザーの持つ暗号資産を日本円で購入(取引)する機能です。取引板の操作はやや難しいので、手数料は比較的安めです。
最初私は、以下の画面を見ても何をしていいのか全く分かりませんでした。

一方の販売所はSBIVCトレード、コインチェックのような取引所から、直接コインを購入する機能です。
シンプルな操作で簡単に購入ができる分、スプレッドと呼ばれる手数料がかかり、1,000円分購入したはずが950円分しか買えなかったりします。

とくにSBI VCトレードは1サトシ(0.00000001 BTC)から購入でき、国内でも少額スタートしやすい取引所です。一方、CoincheckやBITPOINTは500円を基準にしており、「ワンコインから始めたい」というユーザーに向いています。
ビットコインが細かく分割できる
1BTCが1,500万円でも、0.00000001BTCならわずか0.15円程度の価値しかありません。
つまり、もし取引所が「サトシ単位で注文を受け付ける」仕様であれば、誰でも1円以下の少額すぎる投資すら実行できるということになります。
この分割性は、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトが設計に組み込んだ根本的な特徴で、将来的な価値上昇を見越して「高額になったとしても誰でも取引できるようにする」ための工夫と考えられています。
金(ゴールド)でも1㎏から0.1gへ細かく分割した延べ棒が販売されていますが、ビットコインの分割性はそれよりさらに精密です。
ビットコインは1BTC=1億サトシまで分割できるため、価格が高い状態でも少額で購入できます。最小単位の1サトシは現在の価格換算でも1円未満で、初心者が小さく試すのに適した仕組みです。
ビットコインの最小取引単位
ビットコインは1サトシまで扱えるにもかかわらず、取引所によっては「0.001 BTC(約5,000円)以上から」という制限を設けています。これは、取引所が独自に定める最小注文数量のためです。
理由としては以下のようなものがあります。
・板取引(取引所形式)では、極小数量の注文が多すぎるとシステム負荷が増える
・取引の約定を安定させるため、一定量以下は受け付けない仕様にしている
・スプレッドや手数料計算が不自然になるのを避けるため
このため、SBI VCトレードのように「1サトシまでOK」としている取引所もあれば、bitFlyer のように「販売所は1サトシOKだが、取引所は0.001BTCから」としているケースもあります。また、CoincheckやBITPOINTのように「500円以上」の金額基準を設けている取引所も存在します。
同じビットコインを扱っていても、最低購入可能金額は取引所の方針で決まることが理解できます。
ビットコイン少額購入のメリット
1サトシ単位の細かな購入ができることは、投資初心者にとって大きな利点があります。
心理的ハードルが低い
「いきなり5万円、10万円を使うのは不安」という人でも、数百円または1円未満からスタートできれば安心感が高まり、初めの一歩を踏み出しやすくなります。
価格変動に触れて理解が深まる
ビットコインはボラティリティ(価格変動幅)が大きいため、まずは少額で実際の値動きに触れることで、ニュースの影響や市場の動きを体感的に理解できます。
ドルコスト平均法を試しやすい
毎日100円、週に500円など、極小額の積立にも対応できるため、いきなり大金を積み立てる必要がありません。初心者が無理のないペースで投資を習慣化できます。
ちなみに私も毎月2,000円ずつ特定の銘柄を積み立てています。
積立額も少なく、価格変動が大きな銘柄ですが、逆にそのボラティリティを利用して利益が出ることを願っています。
ビットコイン少額購入のデメリット
ただし、少額購入には注意すべき点も存在します。
スプレッドの影響が大きくなる
販売所形式での購入は、取引所が提示した価格で売買する仕組みのため、買値が高く、売値が安く設定されます。この差額が「スプレッド」で、取引所の事実上の利益です。
たとえば:
- 1,000円分のビットコインを買う
- スプレッドが50円だった
この場合、実質5%のコストを最初から負担していることになります。
もし10万円購入なら同じ50円でも0.05%にしかなりませんが、少額だと負担割合が極端に大きくなります。そのため、特に少額で売買を繰り返すと、スプレッドだけで利益が削られることがよくあります。
手数料との兼ね合い
一部の取引所では入金手数料や出金手数料がかかるため、500円だけ購入しても利回りが非常に悪くなるケースがあります。
BITPOINTの場合:出金頻度によってはコスト負担が大きくなる

BITPOINTは取引手数料や暗号資産の送金手数料が無料で、長期積立などには向いています。しかし、日本円の出金については月1回目は無料、2回目以降は330円の固定手数料がかかります。
例:500円だけ購入した後、月2回目の出金として出金する場合
- コイン購入額:500円
- 入金手数料:銀行振込の場合は振込手数料のみ(例:220〜300円程度)
- 日本円出金手数料(2回目以降):330円
→ 500円 − 330円 = 実質170円
少額投資では「固定の出金手数料」が投資額に対して大きく見えるため、“買ってすぐ出金する”という使い方は割高になりやすい点に注意が必要です。
長期で積み立てる、出金頻度が少ない人には向きますが、少額の短期売買とは相性が良くありません。
Coincheckの場合:入金方法により手数料が重くなるケース

Coincheckはアプリが非常に使いやすい一方で、入金方法によって手数料がかかる点に注意が必要です。
特に以下の点が少額投資との相性を悪くします:
- クイック入金の手数料が高め(770円〜)
- 銀行振込は手数料無料だが、利用銀行側の振込手数料(200〜400円程度)が別途必要
▼ 500円だけ購入した場合の例
- クイック入金すると 770円の手数料
- 500円分購入しても、入金段階で 770円のマイナス
→ 実質 -270円のスタートになる。
少額での「まず500円だけ買ってみたい」という使い方には、正直あまり向いていません。
少額でもビットコインの本質は変わらない
大切なのは「少額投資でも、価格変動リスクそのものは変わらない」という認識です。1円で買っても1万円で買っても、ビットコイン市場は同じスピードで動き続けます。価格が急落することもあれば、短期間に大きく上昇することもあります。
そのため、少額投資であっても
・価格変動の大きさを理解する
・資金管理の重要性を知る
・セキュリティ対策(二段階認証)の徹底
などの基本を怠ってはいけません。
ビットコインの分割性と取引所の最小注文数量によって「少額で買える」環境が整っている今、最も重要なのは “自分がどの目的でビットコインを買うのか”を明確にすることと言えるでしょう。
どの取引所から始めるべきか
ビットコインを少額で購入できる取引所は複数ありますが、実際に「どこを選べばよいのか?」は初心者が最も迷いやすいポイントです。
最小購入額だけで選ぶとミスをしやすく、スプレッドや取引手数料、使いやすさ、サポート体制など、総合的な観点から判断することが大切です。ここでは、少額投資の目的別に「最適な取引所の選び方」を徹底解説します。
SBI VCトレード

最も少額で始めたい場合、最有力は SBI VCトレード です。販売所・取引所どちらも1サトシ(0.00000001 BTC)から注文でき、理論上は1円未満からスタートできます。
これは国内トップクラスの少額対応であり、「できるだけ小さな金額でビットコインに触れたい」という初心者の不安を大きく和らげてくれます。
さらに、SBIグループの信頼性と金融インフラとの連携が強いため、入金・出金の流れもスムーズです。価格の透明性も高く、販売所でも極端なスプレッドが発生しにくいのが特徴です。迷ったらここを選んでおけば間違いのない選択肢といえるでしょう。
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Coincheck

ビットコインを買うにあたって「画面が複雑すぎてわからない」という不安は、初心者が挫折する原因になりがちです。
その点、Coincheckは画面構成が極めてわかりやすく、初心者でも直感的に操作できます。アプリの評判も高く、国内では「最も使いやすい暗号資産アプリ」の一つとして認知されています。
とはいえ、「難しい操作なしで安心して買いたい」という初心者には依然として強力な選択肢です。
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BITPOINT

長期投資を前提にするなら、手数料の安さは非常に重要です。その点で、BITPOINTは「手数料無料の範囲が広い」という大きな利点があります。
最低500円から始められて、取引所でも少額の積立がしやすいのが特徴です。
投資は長期戦であり、頻繁に少額を積み立てる場合には手数料の差が大きく効いてきます。少額購入と長期積立を両立させたい人には、BITPOINTは最もコスト効率の良い取引所の一つといえます。
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bitFlyer

bitFlyerは国内利用者数が多く、販売所はサトシ単位、取引所は0.001BTCからと選択肢が広めです。
アプリも扱いやすく、それでいて取引板の流動性も十分あるため、販売所・取引所どちらもバランスよく使いたい人に向いています。
また、bitFlyerはセキュリティ面での評価が高いことも初心者には安心材料です。少額で始めて慣れたら取引所で本格的に売買したいという場合にも、使い勝手の幅が広いプラットフォームです。
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複数の取引所を使い分けるメリット
実は、ビットコインを購入するにあたって「取引所を1つに絞る必要」はありません。
2025年8月1日に実施したアンケートにて、1口座しかもっていない人の割合は全体で51.8%でした。つまり、約半分の48.2%は複数口座を開設していることが判明しています。

このように、目的に応じて複数の取引所を併用することで、コストや利便性を最適化できます。
例1:少額購入はSBI VCトレード、本格的な売買はbitFlyer
サトシ単位で買えるSBIでまず経験を積み、慣れてきたらbitFlyerの取引所でスプレッドを抑えて売買する、といった方法です。
例2:操作性が必要なときだけCoincheck
少額は他社で買い、Coincheckではアプリの見やすさを活かして資産管理するという使い分けもできます。
例3:送金コストを下げたいときにBITPOINT
NFTや海外取引所に送る場合、BITPOINTの無料送金を利用すれば総コストを大幅に下げられます。
このように、1社だけに頼るよりも、自分の目的に合わせて複数利用する方が総合的にはメリットが大きくなります。
自分に最適な取引所は「何を優先するか」で決まる
結論として、初心者が最初に決めるべきなのは
「自分は何を重視してビットコインを買いたいのか」
という軸です。
- とにかく少額で始めたい → SBI VCトレード
- 直感的に簡単なアプリで使いたい → Coincheck
- スプレッドや手数料を抑えたい → BITPOINT
- 総合バランスと安心感を求める → bitFlyer
最初から完璧な1社を見つけようとする必要はありません。まずは小さく始め、必要に応じて他の取引所を追加する形で、自分なりの使いやすい環境を整えていくことがベストです。
まとめ
ビットコインを少額で買いながら、できるだけコストを抑えたい人にとって、BITPOINTは非常に相性の良い取引所です。
BITPOINTは送金手数料をはじめ多くの手数料が無料で、500円という扱いやすい最低購入ラインを設定しているため、「まずはワンコインで始めたい」というニーズをそのまま満たせます。
さらに、取引所では0.0001 BTC(約1,500円相当)から購入できるため、販売所と違ってスプレッドが抑えられ、同じ少額でも取得価値を最大化しやすい環境が整っています。
初心者が最初に失敗しがちな「手数料で損をする」「スプレッドで割高に買う」といった問題を避けやすいのが大きなメリットです。
初めてのビットコイン投資は、不安よりも「これなら続けられそう」という実感が大切です。BITPOINTはそのハードルを下げつつ、長期的な積立や資産形成にも適したバランスの良い設計になっているため、少額から暗号資産を始めたい人にとって、有力な選択肢といえるでしょう。
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