仮想通貨はクレジットカードで買える?対応ブランド・買い方・おすすめ取引所を解説
仮想通貨はクレジットカードで購入できるの?
仮想通貨は一部の海外取引所に限り、クレジットカードで購入できます。
しかし2025年12月時点で国内取引所はクレジットカード決済に対応していません。
また、楽天カードや三井住友カードなどの日本発行カードは、カード会社の規約により仮想通貨購入が制限されています。
国内主要取引所であるCoincheckやbitFlyer、bitbankはすべてクレジットカード決済に非対応です。
一方で、MEXCやBitgetなどの一部の海外取引所では、クレジットカードを使って仮想通貨が購入できます。
仮想通貨をクレジットカードで買えるブランド一覧

仮想通貨をクレジットカードで購入できるかどうかは、カード会社の規約によって異なります。
とくに日本発行のカードは仮想通貨の購入を制限しているケースが多く、利用できない場合があります。
以下は、主要カードブランドの扱いをまとめた表です。
| カード会社 | 仮想通貨における一般的な傾向 | 海外取引所での可否 |
| Visa | 発行会社により制限されるケースが多い | ・海外取引所で利用できるケースあり ・日本発行カードは決済拒否されやすい |
| Mastercard | 発行会社により制限されるケースが多い | ・海外取引所で利用できるケースあり ・日本発行カードは決済拒否されやすい |
| JCB | 発行会社により制限されるケースが多い | ・一部の海外取引所は利用できるケースあり ・日本発行カードは規約により承認されないケースがある |
| American Express | 購入が制限されやすい | 利用できないことが多い |
| Diners Club | 購入が制限されやすい | 利用できないことが多い |
クレジットカードを使って仮想通貨を購入できる主なブランドは「Visa」と「Mastercard」の2種類です。一部の海外取引所ではJCBに対応している場合もあります。
ただし、日本発行のクレジットカードは決済が拒否されるケースが多いため、海外取引所で購入する場合は注意しましょう。
クレジットカードで仮想通貨を買うメリット
クレジットカードで仮想通貨を買うメリットは次のとおりです。
- 仮想通貨がすぐに購入できる
- 操作がシンプルで使いやすい
- キャンペーンを活用できる
クレジットカードで仮想通貨を買うメリットを理解しておけば、自分に合った購入手段が広がります。
仮想通貨がすぐに購入できる
クレジットカードを使うと、仮想通貨をすぐに購入できます。
カード決済は即時に反映され、入金を待つ必要がないからです。即時反映により、相場が大きく動く場面でも購入のタイミングを取りやすくなります。
また、24時間どこでも購入できるため、時間に縛られず取引を始めやすい点も特徴です。
ただし後払いになるため、使い過ぎを避けるためにもリスク管理を意識する必要があります。スピードを重視したい方にとって、使いやすい購入手段といえるでしょう。
操作がシンプルで使いやすい
クレジットカードで仮想通貨を買うメリットは、操作がシンプルで使いやすい点にあります。
カード決済は、カード情報を入力するだけで購入できるため、初めての人でも迷いにくい仕組みです。銀行振込のように口座番号を入力したり、入金反映を待ったりする必要がありません。
たとえば、海外取引所では決済画面にカード情報を入力するとウォレットに仮想通貨が反映されます。
アプリに対応していることも多く、スマートフォンからでもスムーズに購入できるでしょう。複雑な操作を避けたい方にとって、クレジットカードは仮想通貨を簡単に購入できる方法です。
キャンペーンを活用できる
一部の海外取引所では、クレジットカード決済を対象にしたキャンペーンが行われることがあります。
タイミングや条件が合えば、通常より少ない負担で仮想通貨を購入できる点はメリットです。たとえば、手数料が割引されたり、ボーナスを受け取れたりするケースがあります。
特典内容は取引所やキャンペーン時期によって異なるため、事前に最新情報を確認してから利用しましょう。
クレジットカードで仮想通貨を買うデメリット
クレジットカードで仮想通貨を買うデメリットは、次のとおりです。
- 選べる通貨が少ない
- 手数料が高くなりがち
- 詐欺サイトや偽販売所に情報を抜かれる可能性がある
カード決済で仮想通貨を購入したい方は、事前にデメリットを理解しておきましょう。
選べる通貨が少ない
クレジットカードでは、すべての仮想通貨を購入できるわけではありません。
カード決済は、取引所や決済プロバイダーが対応している通貨に限定されているからです。
たとえば、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、テザー(USDT)などの主要通貨は対応している場合があります。
しかし、マイナー通貨や新しく発行された銘柄は対応しておらず、購入できないケースが多いです。また、取引所によって購入できる種類も異なります。
希望する通貨がある場合は、事前に対応状況を確認しておきましょう。
手数料が高くなりがち
クレジットカードで仮想通貨を買うデメリットは、手数料が高くなりがちな点です。
カード決済は、決済代行会社の利用料やカード会社の手数料が上乗せされるため、ほかの入金方法よりコストが高くなることがあります。
銀行振込や即時入金に比べて、負担が大きくなりやすい点がデメリットです。
手数料は決済プロバイダーによって異なり、数%かかる場合があります。利用前に各サービスの手数料体系を確認することが重要です。
詐欺サイトや偽販売所に情報を抜かれる可能性がある
クレジットカードで仮想通貨を購入しようとすると、詐欺サイトや偽販売所へ誘導されてしまうリスクが高まります。最近は、正規の取引所を装った不正サイトが増えており、カード番号や個人情報を盗み取られる被害が報告されています。
これらの偽サイトはデザインが本物そっくりで、公式サービスとの違いがほとんど見分けられないことが特徴です。さらに、SNS広告や検索結果の上位に紛れ込んで表示されることも多く、特に初心者は誤ってアクセスしてしまいやすい状況があります。
情報を守るためには、必ず公式サイトのURLを確認し、金融庁に登録された大手取引所や信頼できるプラットフォームを利用することが欠かせません。安全性の高い環境を選ぶことで、カード情報の漏えいや不正利用を防ぎ、安心して取引を進めることができます。
最近私のスマホにも、「あなたのWhatsappアカウントにログイン試行されました!」と迷惑メッセージが届き、そこに書いてあるURLが”whatstxpp.com/”となっていました。
リンク先のURLが正規のものかどうか、事前に確認してからクリックするようにしてください。
仮想通貨をクレジットカードで購入するのにおすすめの海外取引所
仮想通貨をクレジットカードで購入するのにおすすめの海外取引所は次の2つです。
- MEXC
- Bitget
クレジットカード決済に対応した海外取引所を知っておくと、自分に合った方法で仮想通貨を購入できます。
MEXC

| 名称 | MEXC |
| 設立 | 2018年 |
| 登録者数 | 4,000万以上 |
| 取引銘柄数 | 2,700以上 |
| 取引手数料 | 現物メイカー:0%/現物テイカー:0.05%先物メイカー:0.01%/先物テイカー:0.04% |
| クレジットカード対応ブランド | Visa Mastercard |
| 日本語対応 | あり |
| 公式サイト | https://www.mexc.com/ja-JP/ |
MEXCは、4,000万人以上が登録しており、2,700種類を超える通貨を取り扱っている点が特徴です。
アプリやブラウザの画面はシンプルで、チャートや注文画面が見やすい設計になっています。作性が高いため、海外取引所が初めての方でも進めやすいでしょう。
クレジットカード決済を対象にしたキャンペーンが実施される場合もあり、条件を満たすと特典を受けられます。
キャンペーンの内容は時期によって変わるため、利用前に公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。MEXCでクレジットカードを使って仮想通貨を購入したい方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
Bitget

| 名称 | Bitget |
| 設立 | 2018年 |
| 登録者数 | 1億2,000万人以上 |
| 取引銘柄数 | 600以上 |
| 取引手数料 | 現物メイカー:0.1%/現物テイカー:0.1%先物メイカー:0.02%/先物テイカー:0.06% |
| クレジットカード対応ブランド | Visa/Mastercard |
| 日本語対応 | あり |
| 公式サイト | https://www.bitget.com/ja |
Bitgetは、1億2,000万人以上が登録している海外取引所で、取り扱う通貨の種類が豊富な点が特徴です。
現物取引やコピートレードに対応しており、幅広い銘柄に投資できる環境が整っています。
取引画面は落ち着いたデザインで、チャートや注文板が見やすい設計です。日本語表示にも対応しており、英語表記に不安がある方でも操作しやすいでしょう。
Bitgetでクレジットカードを使って仮想通貨を購入したい方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
クレジットカードで仮想通貨を購入する方法
クレジットカードで仮想通貨を購入する方法は次のとおりです。
- 海外の仮想通貨取引所を登録する
- 本人確認(KYC)を提出する
- 購入したい仮想通貨を選び金額を入力する
- 利用する決済プロバイダーを選ぶ
- クレジットカードを紐づける
あらかじめ流れを知っておくと、迷わずにクレジットカードを使って仮想通貨を購入できます。
海外の仮想通貨取引所を登録する
クレジットカードで仮想通貨を購入するためには、海外の仮想通貨取引所に登録する必要があります。
国内の取引所はクレジットカード決済に対応していないため、MEXCやBitgetなどの海外取引所を利用するのが一般的です。
登録はメールアドレスとパスワードを入力するだけで始められます。手続きが簡単なため、初めての方でもスムーズにアカウントを作成できるでしょう。
本人確認(KYC)を提出する
クレジットカードで仮想通貨を購入するためには、本人確認を提出する必要があります。
提出する書類は次のいずれかの一つです。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
本人確認では、書類の提出に加えて自分の顔を撮影する作業も求められます。
アプリを使って顔写真を撮影し、本人確認書類と一致しているかを確認する流れです。
身分証明書を提出するときは、有効期限が切れていないかを事前にチェックしてください。
購入したい通貨を選び金額を入力する
まずクレジットカード決済で支払う通貨と金額を入力します。
続いて購入したい仮想通貨を選択してください。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要通貨は選べます。
ただし、マイナー通貨は対応していない場合があるので、事前に対応通貨を確認しておきましょう。
利用する決済プロバイダーを選ぶ
クレジットカードで仮想通貨を購入するときは、決済プロバイダーを選ぶ必要があります。
海外取引所はカード決済を自社で処理せず、外部の決済サービスを経由して支払いを行う仕組みを採用しているからです。
代表的な決済プロバイダーは次のとおりです。
- MoonPay
- Simplex
- Banxa
- Mercuryo
プロバイダーによって、手数料や対応しているカードブランドが異なります。
購入金額や手数料を比較して選ぶと、より使いやすいサービスを選べるでしょう。決済プロバイダーを選択すると、支払い画面が表示されるため、内容を確認して手続きを進めてください。
クレジットカードを紐づける
プロバイダーの選択後は、取引所の決済画面でカード情報を登録します。
登録画面で入力する項目は次のとおりです。
- カード番号
- 有効期限
- セキュリティコード
- 名義人
登録が完了すると、クレジットカードで仮想通貨を購入できます。
仮想通貨をクレジットカードのように使える「担保型カード」とは?
クレジットカードのように仮想通貨を使いたい場合は、仮想通貨担保型カードという選択肢があります。
- 仮想通貨担保型クレジットカードとは
- 代表的な担保型カードサービス
- 通常のクレジットカードとの違い
担保型カードの基本を押さえておけば、自分に合った購入方法を判断しやすくなります。
仮想通貨担保型クレジットカードとは

仮想通貨担保型クレジットカードとは、保有している仮想通貨を担保にして決済できるカードのことです。
カード会社が信用枠を与える仕組みとは異なり、担保として預けた仮想通貨の価値に応じて利用できる上限が決まります。
仮想通貨担保型クレジットカードのメリットは以下のとおりです。
- 仮想通貨を売らずに決済できる
- 国際ブランド対応カードであれば海外でも利用できる
- 通常のクレジットカードより審査が優しい
- 現金を使わずに生活費をまかなえる
仮想通貨を保有しながら日常の支払いにも使える新しい決済手段です。
ただし、価格変動によって担保価値が減ると、追加の担保を求められたり、利用制限がかかったりする可能性があります。
デビットカードに似ていますが、後払いと即時払いで大幅に支払いシステムが異なります。クリプトクレカ、クリプトデビット、クリプトプリペイドの違いは以下の記事にまとめているので、併せてご覧ください。

商品の購入やサービスの代金を仮想通貨で支払うことができたら、仮想通貨のニーズはより高まるはず。
そんなニーズに応えるため、近年注目されているのがクリプトカードです。
クリプトカードを用いることで、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨で決済できます。
ただ、クリプトカードについて特徴や仕組みは相変わらず複雑です。本記事では、クリプトカードの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
代表的な担保型カードサービス
2025年12月時点で、日本国内で一般に広く利用されている仮想通貨担保型クレジットカードはまだ多くありません。ただし、海外では担保型カードサービスが存在します。
代表的な担保型カードサービスは、次のとおりです。
- Nexo Card
- Slash Card(日本向けに提供を予定)
Slash Cardは、日本での提供を目指して開発されているサービスで、今後の動向が注目されています。

2025年6月末にクローズドβ版の事前登録が開始されましたが、2025年12月時点では一般向けサービスはまだ提供されていません。
通常のクレジットカードとの違い
仮想通貨担保型クレジットカードは、一般的なクレジットカードとは仕組みが異なります。
主な違いは、次のとおりです。
| 項目 | 担保型クレジットカード | 一般クレジットカード |
| 利用枠の決まり方 | 預けた仮想通貨の価値 | 信用情報・年収など |
| 審査基準 | 担保する仮想通貨の価値 | 信用スコアを重視 |
| 価格変動 | 受ける | 受けない |
| 担保の有無 | 仮想通貨を担保として利用 | 特に担保なし |
担保型カードは仕組みがサービスごとに異なり、利用可能な店舗・上限が一般的なクレジットカードと同じとは限りません。
実際の仕様はサービスごとに確認が必要です。
仮想通貨担保型クレジットカードを使用するときの注意点
仮想通貨担保型クレジットカードを使用するときの注意点は次のとおりです。
- 仮想通貨の価格変動によるリスク
- 担保不足による利用制限や追加担保
- 手数料が高くなることがある
仮想通貨担保型クレジットカードを使いたい方は、上記の注意点を考慮しておきましょう。
仮想通貨の価格変動によるリスク
仮想通貨担保型クレジットカードを利用するときは、仮想通貨の価格変動によるリスクに注意する必要があります。
仮想通貨は値動きが大きく、短時間で価格が上下するため、担保として預けている資産の価値が変わりやすいからです。
たとえば、急な相場変動が起きると、預けている仮想通貨の価値が短時間で大きく変動する場合があります。価格変動の影響は避けられないため、市場が荒れやすいときほど値動きをこまめに確認しておきましょう。
担保不足による利用制限や追加担保
仮想通貨担保型クレジットカードを使うときは、担保不足によって利用が制限される可能性があります。
仮想通貨の価格が下落すると担保価値が減り、利用できる上限が急に下がる可能性があるからです。
たとえば、カードでの支払いが続いて担保が足りなくなると、追加で仮想通貨を預けるよう求められることがあります。
担保が不足した状態が続くと、カードの利用制限が一時的に止まってしまうケースもあります。利用制限を避けるためにも、預けている仮想通貨の残高を定期的に確認しましょう。
手数料が高くなることがある
仮想通貨担保型クレジットカードは便利な反面、手数料が高くなるケースがあります。
カード会社の決済手数料やサービス側の利用料が上乗せされるため、通常のクレジットカードよりコストがかかりやすいからです。
たとえば、支払い時に発生する手数料は数%になることがあり、高額な決済では負担が大きくなる場合があります。
カードを使う頻度が多いほど総額が増えるため、手数料体系を事前に確認しておくことが重要です。手数料を抑えたい方は、利用シーンを絞ったり、手数料の低いサービスを選ぶなど、使い方を工夫すると良いでしょう。
仮想通貨クレジットカードについてよくある質問
仮想通貨クレジットカードについてよくある質問は次のとおりです。
- 日本でも使える仮想通貨クレジットカードはありますか?
- 仮想通貨クレジットカードは現金化できますか?
- 仮想通貨クレジットカードは本人確認(KYC)なしでも利用できますか?
仮想通貨クレジットカードの疑問をあらかじめ解消しておくと、スムーズに利用できるようになります。
日本でも使える仮想通貨クレジットカードはありますか?
2025年12月時点では、日本国内でクレジットカードを使って仮想通貨を直接購入することはできません。
国内の多くのカード発行会社が、仮想通貨購入を制限しているケースが多いからです。
また、国内取引所でもクレジットカード決済に対応していません。クレジットカードを使って仮想通貨を購入したい場合は、海外取引所を利用するのが一般的です。
仮想通貨クレジットカードは現金化できますか?
仮想通貨クレジットカードを現金化目的で利用することはできません。
日本国内のカード会社では、ショッピング枠を使って現金を得る行為が禁止されているためです。
クレジットカードで仮想通貨を購入して現金化する行為は、多くのカード会社で規約違反とされています。仮想通貨クレジットカードを使って現金化することはできないと覚えておきましょう。
仮想通貨クレジットカードは本人確認(KYC)なしでも利用できますか?
MEXCや Bitgetなどの主要な海外取引所でクレジットカード決済を利用する場合、本人確認(KYC)が必須です。
決済プロバイダーは不正利用やマネーロンダリングを防ぐため、身分証の提出による本人確認を求めています。本人確認が完了していない状態では、クレジットカード決済が制限され、購入手続きが進められません。
そのため、仮想通貨をクレジットカードで購入するには、事前に本人確認を完了させておく必要があります。
まとめ
クレジットカードで仮想通貨を購入したい場合は、国内取引所が対応していないため、海外取引所を利用する必要があります。
カード決済は手軽でスピーディーですが、手数料が高くなりやすく、選べる通貨が限られるので注意が必要です。
また、日本発行のカードは利用が制限される場合が多いため、事前に対応ブランドや決済プロバイダーを確認しておきましょう。
初めて利用する方は、安全な取引所を選び、詐欺サイトを避けるためにも公式URLからアクセスすることが大切です。
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