クリプトカードとは?クレジット型とデビット型の違いとメリット・デメリットを徹底解説

クリプトカードとは?クレジット型とデビット型の違いとメリット・デメリットを徹底解説

クリプトカードとは?クレジット型とデビット型の違いとメリット・デメリットを徹底解説

クリプトカードとは?

クリプトカードとは、仮想通貨(クリプト)を使って通常の店舗で買い物ができるように設計されたカードです。

仕組みとしては、複数のパターンがあります。

仮想通貨・法定通貨を含む保有資産に応じて与信額が決定され、利用した分が特定のタイミングで引き落とされるクレジットカード型。

専用のウォレットにあらかじめ仮想通貨を入れておき、支払い時にカードを提示して決済。決済が行われたタイミングで買い物をした金額分の仮想通貨がウォレット内で売却され法定通貨に変わり、店舗に支払われるデビットカード型。

ウォレットを紐づけておいて、事前に入金しておいた額のみ利用できるプリペイド型。

これらのカードを使ってのショッピングは、仮想通貨の売却から店舗への支払いまで自動で行われるため、まるで仮想通貨で買い物している感覚で利用できます。

現在仮想通貨は、資産の投資先の1つというイメージが強いです。

しかし、クリプトカードが登場したことで、仮想通貨を「使える資産」として新しい価値を生み出すきっかけになりました。今後、仮想通貨の新しい使い道になるとして、クリプトカードは注目されています。

クリプトカードの種類

仮想通貨で買い物ができるクリプトカードですが、決済方法によって3種類に分類されます。

各種類のクリプトカードの特徴を理解することで、自身のライフスタイルに合ったカードを選べるため、ぜひ知っておきましょう。

具体的にクリプトカードは以下の3つに分類されます。

  • 後払い型
  • 即時払い型
  • 前払い型

後払い型(クレジットカード型)

後払い型とは、一般的なクレジットカードのように、決まった期間内の利用金額を後日まとめて支払う決済方法です。

例えば月末締の後払い型クリプトカードなら、1月1日から31日まで、限度額を超えない限り自由に買い物ができます。

その後、カードの引き落とし日までに1ヶ月間で利用した金額分の仮想通貨をウォレットに入れておけば、自動で引き落としがされる仕組みです。

日本では後払い型のクリプトカードを提供するには、貸金業法や割賦販売法などの規制をクリアしなければいけません。

しかしクリプトカードは価格変動が激しい仮想通貨が担保となるため、規制のクリアが難しく、いまいち普及していないのが現状です。今後仮想通貨の価値が見直され、規制が緩和されれば、後払い型のクリプトカードも普及する可能性は十分になります。

即時払い型(デビットカード型)

即時払い型とは、デビットカードのように決済完了と同時にウォレットから仮想通貨が引き落とされる決済方法です。

具体的には、クリプトカードでの決済が完了すると、自動的に利用した金額分の仮想通貨がウォレットから売却されて支払いに充当されます。

ウォレット残高内であれば、いくらでも何度でも買い物ができるのが特徴で、必ず自身の資産内の決済に抑えられるのが即時払い型のメリットです。反対に、ウォレットの残高が少なければ決済が通らなくなるため、常にウォレット残高を気にしなければいけません。

流通しているクリプトカードの多くが即時払い型を採用しているため、もっとも主流の支払い方法といえるでしょう。

前払い型(プリペイドカード型)

前払い型とは、プリペイド方式のようにあらかじめカードにチャージをしておき、チャージした額だけ利用できるクリプトカードを指します。

カードで決済できる金額はチャージ額によって決まるため、資産管理や使い過ぎを防げるメリットがあります。仮想通貨での支払いも、決済が完了したと同時に引き落とされるのが前払い型の特徴です。

ただし、カードを使って買い物するたびに利用金額が減っていき、その都度チャージしなければいけません。即時払い型と同様に「使いすぎ」にならないものの、チャージの手間がかかる点が大きな違いです。

クリプトカードの特徴

クリプトカードは、仮想通貨を用いて買い物などの支払いができる決済手段です。

資産としての役割が大きかった仮想通貨に新しい使い道を提示したとして、日本だけでなく世界中で注目を集めています。クリプトカードが持つ特徴について詳しく解説するので、興味があるならぜひチェックしてください。

従来のクレジットカードとの違い

クリプトカードでは、カード利用分の合計を後日まとめて支払ったり(クレジット型)、決済完了時にウォレットから自動で引き落とされます(デビット型)。

支払い時にカードを提示することで決済ができるため、体感的にはクレジットカードに限りなく近いです。大きな違いとしては、支払い時に利用する資産と支払いが完了するまでの流れです。

クレジットカードでは、あらかじめ紐づけられた金融機関の口座から、カード利用分が引き落としされます。金融機関の口座にあるのは法定口座のため、日本の場合は「円」での支払いが一般的です。

一方でクリプトカードは、まず支払いに利用した分の仮想通貨が「売却」されます。

売却された仮想通貨はウォレットから引き落とされますし、売却によって発生した法定通貨は利用先(店舗)に送金されます。

店舗側に直接仮想通貨を渡して取引しているわけではないため、クリプトカードを使った時の決済の仕組みは理解しておきましょう。

日本でのクリプトクレジットカードの合法性について

クリプトカードは、アメリカをはじめさまざまな国の企業が展開しています。

日本でもクリプトカードを用いた支払いに対応しており、日本人も海外発行のカードの所持は違法とされている情報は確認できません。

ただし、後払い型のクリプトカードに関しては貸金業法や割賦販売法などの規制により、現時点で日本での普及は非常に難しいです。そのため日本で流通しているクリプトカードは、即時払い型か前払い型がほとんどです。

今後仮想通貨に関する法律が変わることで、後払い型のクリプトカードが普及する可能性は十分にあります。

しかし、現時点では一部後払い型を採用しているクリプトカードがあるものの、数としては1つだけで一般的ではありません。クリプトカードによって具体的な使い方が異なるため、事前に利用方法を確認して発行しましょう。

VISAとMasterCardと提携

クリプトカードは、発行会社がクレジットカードの国際ブランドと提携していることが多いです。

そのため、VISAとMasterCardが利用できる店舗であれば、決済できるクリプトカードがほとんどです。もちろん店舗だけでなく、通販サイトやサブスクなどのオンライン決済にも対応しています。

注意すべきは、全てのクリプトカードがVISAとMasterCardの両方に対応しているわけではない点です。

カードによっては、VISAもしくはMasterCardのいずれかしか対応してないものもあります。クリプトカードによって対応している国際ブランドが違うため、あらかじめ確認してから利用しましょう。

クリプトカードのメリット

クリプトカードには、さまざまなメリットがあります。

クリプトカードが持つメリットを理解することで、より効率よく使いこなすことができるため、ぜひ知っておきましょう。

具体的にクリプトカードのメリットとして次の3つが挙げられます。

仮想通貨を日常支払いに使える

クリプトカードの最大のメリットは、仮想通貨を「保有するだけの資産」から「日常生活で使える通貨」へと変えてくれる点です。普段の買い物や支払いで仮想通貨を用いることで、実用性の高い資産として利用できます。

また、クリプトカードを通して支払いをすることで、わざわざ仮想通貨を換金する手間を省けます。

本来仮想通貨を使って買い物をするには、まず取引所で法定通貨に換金しなければ支払いに使うことはできませんでした。しかしクリプトカードを利用することで、仮想通貨を換金する手間を実質的に省いて支払いに充当できます。

チャージやウォレットへの送金手続きが必要ですが、換金に比べると少ない手間で済ませられるのがクリプトカードのメリットです。

資産の多くを仮想通貨に替えて保有している人にとって、クリプトカードは大きな買い物をする時に非常に役立ちます。

キャッシュバックや特典がもらえる

クリプトカードは、従来のカードに比べて還元率の高さでも注目を集めています。

クリプトカードの還元はポイントではなく、独自トークンや仮想通貨でのキャッシュバックが多いです。また、クリプトカードではさまざまな付帯サービスがあるのもメリットの1つです。

例えば、ハイステータスなクレジットカードに付いている空港ラウンジの利用サービスが受けられるクリプトカードもあります。

他にもクリプトカードの中には、ステーキングを利用するとカード利用時の還元率が上がるサービスが付帯されていたりします。サービスや還元率はカードによって違うものの、クリプトカードを持つことで、より仮想通貨を利用しやすい環境を手にできます。

海外で気軽に利用できる

クリプトカードは、VISAやMasterCardと提携しているものが多く、日本国内だけでなく、対応している海外の店舗やECサイトでも利用できるのが大きなメリットです。

ただし、決済自体は国際ブランドのネットワークを通じて現地通貨建てで行われるため、基本的には通常のクレジットカードと同じように為替レートやブランド側の手数料の影響を受けます。

2025年12月8日現在、ドル円はおよそ155円と円安水準にありますが、クリプトカード利用時も「為替レート+カード手数料+仮想通貨価格の変動」を含めたトータルコストを意識することが大切です。

海外でクレジットカードを使うと、現地通貨での利用額が、カード会社のレートと手数料に基づいて日本円に換算されて請求されます。クリプトカードで支払う場合も、仕組みとしては同様で、現地通貨での利用額に合わせて、ウォレット内の仮想通貨がその時点のレートで売却され、法定通貨に変換されて決済に充当されます。

そのため、「仮想通貨で払えば為替相場の影響を受けない」というわけではありませんが、あらかじめ仮想通貨で資産を保有している人にとっては、銀行口座に日本円を用意しなくても海外ショッピングや海外ECサイトでの支払いに使える点が便利です。

クリプトカードのデメリット

クリプトカードにはさまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。

特に次に紹介する3つのデメリットは、クリプトカードを利用するうえで注意すべきポイントでもあります。デメリットを知らずにクリプトカードを使うと、損失が発生するリスクがあるため、ぜひ理解しておきましょう。

価格変動リスクを考えて利用しないといけない

仮想通貨は時々刻々と価値が変動しており、法定通貨に比べて価値の安定性がありません。

クリプトカードは仮想通貨を用いて決済をするため、決済タイミングによって実際の決済価格が大きく異なります。

例えば1BTC=500万円の時にクリプトカードのウォレットに1BTCをチャージしても、決済時には1BTC=450万円に下がることも珍しくありません。

現在の世界中の買い物は各国の法定通貨が基準となっているため、仮想通貨の価格変動リスクによって最大購入価格が変わります。特に仮想通貨はボラティリティが大きく、価格が1日で10%以上動く可能性は十分にあります。

クリプトカードで賢く買い物をするなら、現在の仮想通貨の価格を調べてから支払いに利用するよう心がけましょう。

クリプトカードで使用する仮想通貨で価格変動リスクを避けたいなら、ステーブルコインがおすすめです。
ステーブルコインは、法定通貨の価値と連動しているため、ビットコインやイーサリアムよりも価格変動リスクが比較的低いです。ステーブルコインなら、法定通貨と同じ感覚でクリプトカードが利用できます。

仮想通貨による税金の支払いが発生する

クリプトカードを利用して買い物をする行為は、税法上「仮想通貨を売却した」と見なされます。

そのため、クリプトカードを利用すると、利用金額に応じた税金が発生する可能性があります。例えばクリプトカードを以下の手順で利用したとします。

ビットコインを30万円分購入してクリプトカードのウォレットに移す
→ビットコインの価格が上がって50万円になる
→20万円分の買い物をクリプトカードで購入する

上記の手順で買い物をした場合、ビットコインを30万円で購入して50万円の時に20万円を売却したとみなされます。

そのため、売却した20万円分に対して雑所得として課税対象となります。クリプトカードで支払う仮想通貨が価格変動で上昇すると、カード決済時に利用分に対して税金がかかります。

利用する仮想通貨や相場の変動によって、法定通貨で決済するよりも高くなるリスクがある点に注意してください。

ウォレットへ送金する必要がある

従来のクレジットカードは、銀行口座に紐づけるだけで利用できるようになります。

しかしクリプトカードを利用するためには、カードに紐づけられた専用ウォレットに、あらかじめ仮想通貨を入金しなければいけません。

ウォレットに仮想通貨がなくなったら、クリプトカードでの決済ができなくなります。現在仮想通貨で給与や収入を得ている人は限りなく少ないため、定期的にウォレットをチェックしてチャージしなければいけません。

クレジットカードに比べて利用するうえでの手間がかかるのも、クリプトカードのデメリットといえるでしょう。

おすすめクリプトカード

カード名 Hashportカード Triaカード MetaMaskカード Aurora card Bitgetカード
種類 後払い型 即時払い型 即時払い型 即時払い型 即時払い型
対応銘柄 JPYC 1,000銘柄以上 6種類 BTC、ETHなど主要銘柄 700種類以上
決済ブランド Visa Visa MasterCard MasterCard VisaまたはMasterCard
日本での発行 可能 可能 不可 可能 可能
発行手数料 2,500円 無料 無料 300ドル 無料
年会費 無料 無料 無料(バーチャルカードのみ) 無料 無料

クリプトカードは海外だけでなく日本でも発行・使用が可能です。

資産として仮想通貨を持っていればクリプトカードで支払いができますし、クリプトカードをきっかけに仮想通貨を保有するのも良いでしょう。

クリプトカードは、さまざまな会社が発行しており、それぞれ特徴が異なります。

そこで、本サイトがおすすめするクリプトカードを種類別に5種類を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

海外企業が発行しているクリプトカードの中には、日本にサービス展開していないものもあります。
今後日本でも利用できる可能性があるため、先駆けて紹介いたします。

クリプトクレジットカード(後払い型)

最初に後払い型のおすすめクリプトカードを紹介します。

後払い型のクリプトカードは、現在の日本の規制ではサービス展開が難しく、おすすめできるカードはありません。

その中でも「Hashportカード」は、独自の仕組みで後払い型のクリプトカードとしてサービスを提供しています。

Hashportカード

項目 詳細
運営会社 株式会社HashPort
対応銘柄 JPYC
決済ブランド Visa
日本での発行 可能
発行手数料 2,500円
年会費 永年無料
2025年12月8日時点

HashPortカードは、日本国内でも数少ない後払い型のクリプトカードです。

HashPortカードでは、保有している仮想通貨を担保に利用限度額を設定できる独自の仕組みを採用しています。支払いを即時払いではなく翌月払いにできるため、クレジットカードのような使い方ができるのが特徴です。

HashPortカードは、日本円のステーブルコインである「JPYC」に対応しているため、日本円を使う感覚で利用できます。後払い型のクリプトカードを探しているなら、HashPortカードがおすすめです。

公式サイト:https://hashport.io/news/crypto_credit_card

クリプトデビットカード(即時払い型)

即時払い型はクリプトカードの主流のタイプで、さまざまな会社が発行しています。

デビットカードのように利用分だけ仮想通貨がウォレットから引かれるため、計画的に利用できるのが特徴です。

即時払い型のおすすめクリプトカードは次の4つです。

Triaカード

項目 詳細
運営会社 Threely Dimensions Inc
対応銘柄 ETH、SOLなど1,000銘柄以上
決済ブランド Visa
日本での発行 可能
発行手数料 バーチャルカード:20$/年
シグネチャー:90$/年
プレミアム:225$/年
年会費 無料

Triaカードは、海外発行の即時払い型のクリプトカードですが、日本居住者でも比較的簡単に利用が可能です。

独自のTriaトークンによるキャッシュバックや、空港ラウンジサービスなど、充実した特典がついています。特にキャッシュバックは最大6%と還元率が非常に大きいため、従来のクレジットカードよりお得に買い物ができます。

対応銘柄も多く1,000を超える銘柄で決済できるのもTriaカードの特徴です。

保有している仮想通貨を有効活用したいと考えているなら、幅広い銘柄に対応しているTriaカードがおすすめです。

公式サイト:https://tria.so/

MetaMaskカード

項目 詳細
運営会社 Consensys
対応銘柄 7種類(wETH、USDC、USDT、EURe、GBPe、aUSDC、mUSD)
決済ブランド MasterCard
日本での発行 不可
発行手数料 無料
年会費 無料(バーチャルカードのみ)199ドル(物理カード発行時)

MetaMaskカードは、世界的に最も有名な仮想通貨ウォレットの一つであるMetaMaskと連携できるクリプトカードです。

MetaMaskとは、自己管理型の仮想通貨ウォレットで、幅広いブラウザやOSで利用できることから、利用している仮想通貨投資家も多いです。USDTやUSDCなどのステーブルコインに対応しているため、価格変動リスクを抑えた利用が可能です。

また、MasterCardと提携しているため、数多くの店舗やECサイトで利用できます。

現在MetaMaskカードは日本でのサービス展開をしていないため、発行手続きができません。今後日本でのサービスが開始される可能性はあります。興味があるならウエイトリストに登録しておきましょう。

Aurora card

項目 詳細
運営会社 Majorana Finance
対応銘柄 BTC、ETHなど主要銘柄
決済ブランド MasterCard
日本での発行 未記載
発行手数料 300ドル
年会費 未記載

Aurora cardは、イタリアの企業が発行しているクリプトカードで、日本人でも発行できると公式サイトには書いていません。1次資料が見つかるまで保留としておきます。

Aurora cardでは、複数の銘柄保有分の合算で利用金額が決まる「マルチアセット担保」を採用しています。そのため、1つの銘柄に統一する必要がないため、複数銘柄を保有している人が気軽に利用できるクリプトカードです。

MasterCardに対応している店舗であれば、オンライン・オフライン問わず利用できるため、幅広い店舗で決済手段として使えます。

また、独自のセキュリティ対策によって資産と個人情報を保護しているため、安全性を最優先に考えている人におすすめです。

Bitgetカード

項目 詳細
運営会社 Bitget
対応銘柄 USDT
(近日中にサポート対象の暗号通貨をBTC、ETH、BGB、USDCなどに拡大する)
決済ブランド Visa
日本での発行 可能
発行手数料 暗号資産変換手数料: 0.9%
海外取引手数料:Visaの海外取引手数料に1%が加算
休眠/非アクティブ料金: なし
カードのキャンセル: なし
カード発行手数料:初回発行時は無料。再発行手数料は、プレミアムカードの場合は59ドル、ブラックカードの場合は199ドル。
ATM手数料:0.65ドル+取引額の2%
年会費 無料

Bitgetカードは、大手仮想通貨取引所であるBitgetが提供するクリプトカードです。

Bitgetアカウントを紐づければ、口座がカード用のウォレットとして利用できるため、新規開設や資金移動をする必要がありません。

また、Bitget特有のセキュリティの高さや、決済資産に使える銘柄の豊富さもBitgetカードの大きなメリットといえるでしょう。

Bitgetカードは日本でも発行可能ですが、VIPユーザー限定のサービスで、Bitgetからの正体がないと発行できません。すでにBitgetで仮想通貨投資をしている人はもちろん、今後Bitgetを利用しようと考えている人にもBitgetカードはおすすめです。

クリプトプリペイドカード(前払い型)

現在、日本居住者向けに広く利用できる前払い型のクリプトカードは多くありません。

以前は、bitFlyerが「bitFlyer VISAプリペイドカード」を提供するなど、前払い型で仮想通貨をチャージして利用できるカードもありましたが、サービス内容や新規発行の状況は随時変更されています。

本記事では、最新の提供状況が変わりやすいことから、特定の前払い型カードをおすすめとしては挙げていません。利用を検討する際は、必ず各社の公式サイトで最新情報を確認するようにしましょう。

クリプトカードの発行方法

最後にクリプトカードを発行するまでの手順について解説します。

具体的な手続きは発行元によって異なりますが、申請から実際に利用できるようにするまでの手順に大きな違いはありません。

クリプトカードの利用を考えているなら、ぜひ以下の手順を参考にしてください。

クリプトカードのウォレット登録

ウォレットとは仮想通貨を保管しておくための口座の役割をしてくれるものです。

クリプトカードでは、紐づけできるウォレットがそれぞれ異なるため、発行希望のカードに対応しているウォレットの開設が必要です。

ウォレットを開設するには、専用のアプリをダウンロードして、アカウント登録と本人確認(KYC)認証をしなければならない場合が多いです。手続きはすべてオンラインでできるため、スマホから気軽に開設ができます。

決済利用する仮想通貨を用意

ウォレット開設が完了したら、次に実際にカード決済に利用する仮想通貨を用意します。

仮想通貨は、仮想通貨販売所もしくは取引所のいずれかで購入しなければいけません。注意すべきは、クリプトカードによって対応銘柄が異なるため、決済手段として利用できる銘柄を事前に調べて購入しましょう。

仮想通貨を購入するおすすめの販売所や取引所については本サイトでも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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これだけの選択肢があると、有名なところから選んでしまいがちだと思います。しかし、取引所の中には、上場企業が運営していたり、お得なキャンペーンがあったり、必ずしも「有名なところ=ベスト」ではない場合もあります。

そこで本記事では、おすすめ仮想通貨取引所をまとめてご紹介します。

銘柄数や手数料、使い勝手の良さなど実際に利用しているユーザーだからこそ分かる視点を踏まえながらそれぞれの取引所を見ていきます。

ウォレットに仮想通貨を送金

仮想通貨を購入したら、クリプトカードに紐づけするウォレットへ送金しましょう。

クリプトカードの多くは即時払い型か前払い型のため、ウォレットに資産がないと決済ができません。

また、ウォレット内の資産がなくなればカード決済ができなくなります。ウォレットに送金する仮想通貨は、利用予定金額よりも少し多めに移すのがおすすめです。

取引所からウォレットに送金する際は、送金用のアドレスを間違えないように注意してください。

カードに仮想通貨をチャージ

クリプトカードの種類によっては、仮想通貨のチャージが必要です。

具体的にはウォレット内にある仮想通貨のうち、一部もしくは全部をあらかじめチャージすることで、カード決済の利用額が決まります。

特に前払い型のクリプトカードは、事前にチャージしないと決済として利用できません。また、クリプトカードによってはチャージできる最大金額が設定されている場合があります。

カードへのチャージはウォレットから手続きできるため、利用前に済ませておきましょう。

なお即時払い型のクリプトカードの場合は、利用金額に応じてウォレットから自動で売却されるため、チャージする必要はありません。

支払い時にカードを提示

ウォレットへの送金やカードへのチャージが完了したら、クリプトカードでの決済ができるようになります。

使い方は、従来のクレジットカードと同じで、店舗で利用する際はカードを提示すればお店側が手続きしてくれます。またオンライン決済でも、カード番号などを入力すれば支払い手続きは完了です。

クリプトカードを利用すると、ウォレット内の仮想通貨が売却されて決済に充当されます。

クリプトカードでの利用金額やウォレットの残高を定期的に確認して、残高不足にならないよう注意してください。

まとめ

本記事では、クリプトカードの特徴について解説しました。

クリプトカードは、これまで資産として保有するだけだった仮想通貨を支払いに充当できるサービスです。

VISAやMastercardなどのクレジット決済のネットワークを通じて、仮想通貨の新しい活用法を提示してくれます。

保有している仮想通貨を、万が一の時に利用できる状態にしたいと考えているなら、クリプトカードはおすすめです。

クリプトカードには大きく3つの種類があり、決済のタイミングやシェアが異なります。

また、カードによっては日本でのサービス展開に対応していないものもあるため、クリプトカード選びには注意が必要です。

今後、仮想通貨が我々の生活に浸透すれば、クリプトカードのニーズも増え、より快適に買い物を楽しめるツールとなるでしょう。

新しい仮想通貨の活用方法として、ぜひクリプトカードの特徴を理解して、上手に活用してください。

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