2025-10-02 ミームコイン失速で予測市場が新たな投機の受け皿に

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2025-10-02 ミームコイン失速で予測市場が新たな投機の受け皿に

9月の暗号資産市場で予測市場の取引量が急増。月間取引量は42.8億ドルに達し8月の18.9億ドルから126.3%増加して過去最高を記録しました。一方で、これまで投機的な取引の中心であったソラナ基盤のミームコインは取引が減速しており、予測市場が新たな投機の場として注目を集めています。

予測市場全体の成長を牽引したのはプラットフォームのカルシ(Kalshi)です。Kalshiの9月の取引量は27.4億ドルと8月の8億7438万ドルから214%急増し、市場シェアの約64%を占めるトップの座を獲得しました。

これまで市場をリードしてきたポリマーケット(Polymarket)も取引量を伸ばしましたが、シェアは約33%で2位に後退しました。その他プラットフォームも取引量を伸ばしています。

予測市場が躍進する一方、ソラナ(Solana)を基盤とするミームコインの取引は勢いを失いました。9月の月間取引量は190億ドルとなり8月の約310億ドルから38%減少。しかし、取引規模で比較すると依然としてミームコイン市場が予測市場を大きく上回っています。

予測市場は選挙や経済指標、スポーツといった明確なイベントの結果を予測の対象とします。ミームコインに比べて詐欺的なプロジェクトのリスクが比較的低いという構造的な魅力があり、短期的なリターンを求めるトレーダーにとって新たな選択肢となりつつあります。

今後、予測市場がミームコインに匹敵する投機の場となるためには大きなニュースがない期間でも成長を維持し、流動性を高め、さらに多くの個人投資家を惹きつける必要があります。


情報ソース:dune

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