「柴犬コインで億り人」はもう遅い?今後の将来性を実例とAI予測をもとに解説

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「柴犬コインで億り人」はもう遅い?今後の将来性を実例とAI予測をもとに解説

柴犬コインで億り人はもう遅い?

まず結論から言うと、今から柴犬コインで億り人を狙うのは遅くはありません。ただ、かつてのように爆発的な高騰は少なくなっているので、時間と費用、そして運要素が絡んできます。2025年6月現在は一発逆転というよりも、着実な伸びしろを期待する時期かと思います。

柴犬コインは2021年10月31日、イーロン・マスクのポストで50万倍に高騰したことがあります。

その後は緩やかに下落し、時々また高騰するといったサイクルを繰り返しています。ただその高騰も3.5倍や2.5倍程度であり、ある程度の知名度、価格がついた今、再度爆発的に高騰することは難しいと考えています。

億り人の成功事例と共通戦略

柴犬コイン(SHIB)は、短期間で大きく値上がりした時期があります。

柴犬コインが誕生した初期のうちから投資していた一部の人々は、いわゆる“億り人”と呼ばれるほどの利益を手にしました。

ここでは、実際に報じられた成功例とそれらの投資家たちに共通する戦略や特徴について見ていきます。

初期投資で億り人になった実例

柴犬コインは2020年〜2021年にかけての爆発的に価格が上昇しました。

初期投資家の1人は「38万円の投資で1760億円を稼いだ」としてメディアでも注目を集めました。取引履歴を調べてみると、たしかに柴犬コインが誕生した2020年8月に売買していることが確認できます。

柴犬コインで38万円投資して億り人になった人 過去の取引履歴
Etherscan

ほかにも「670ドルの投資で170万ドルを稼いだトラック運転手」「900万ドルの利益を得た億り人兄弟」などの実体験があり、柴犬コインを通じて億万長者になった人物が複数見られます。

こうした事例はいずれも、柴犬コインがほとんど知られていなかった黎明期に投資し、急騰を迎えるまで売らずに保有し続けたという点に共通点があります。

言い換えれば「話題になる前」にリスクを取っていた人たちが、結果的に大きな利益を実現したということです。

成功者に共通する投資戦略

柴犬コイン(SHIB)で大きな利益を得た投資家たちには、いくつかの共通点があります。

まず第一に、非常に早い段階で少額の投資をしていたことが挙げられます。柴犬コインが大手取引所に上場する前や、まだ注目されていない時期に購入していました。

次に、長期保有の姿勢も共通しています。一時的な上昇に焦って売却するのではなく、多少の下落を気にせず数か月〜1年以上保有し続けていました。億り人になった人たちは、2020年に購入して2021年まで待っていたことから1年程度は寝かせています。

また「話題になってから買う」のではなく、話題になる前から興味を持ち、自分で調べて動いていたという点も特徴的です。これは仮想通貨に限らず、成長初期のプロジェクトに投資する際の基本的なスタンスともいえるでしょう。

もちろん、すべての人が同じように成功できるわけではありません。運や市場の状況も大きく関係しています。ただ、これらの成功者に共通していたのは、「最小限のリスクで最大のリターンを狙える条件」を自然と備えていたという点にあります。

柴犬コインで億り人になった日本人はいる?何人くらい?

まず初めに、日本人の億り人が何人いるのかは確認できません。

ウォレットアドレスからは国籍や住所などは識別できず、また取引所側も保有者情報を公開していないため、日本人の割合は確認できません。

また、国籍だけではなく、柴犬コインで億り人になった人の数も正確には分かりません。そのため、ここでは現時点で、確定で億っている数を計算していきます。

2025年6月9日現在で、1億円分以上のSHIBを持つ口座数は701ウォレット+αでした。

以下、詳細な計算方法を解説しますが、「ウォレット数=人数ではない(法人等の組織運営のウォレットの可能性あり)」ということを抑えておいてください。あくまで概算となりますのでご了承ください。

今日時点でSHIBは$0.0000124であり、1$=144円なので、

計算方法

100,000,000円(1億円) ÷ 0.001786344円(1SHIB/JPY) ≒ 55,985,327,464 SHIB

つまり、約560億SHIB=1億円の価値となります。

そして560億SHIB以上入ったウォレットはいくつあるのか調べると、701アドレス+αという結果となりました。

IntoTheBlockより引用

上記の表は柴犬コインの保有者ウォレット情報です。

  • 100億~1000億SHIB 1.41k(1410人)
  • 1000億~1兆SHIB  651人
  • 1兆~10兆SHIB   44人
  • 10兆~100兆SHIB  5人
  • 100兆以上SHIB   1人

記事作成時点でのレートで考えると、およそ560億SHIB=1億円なので、それ以上が確定している1,000億SHIB以上の保有ウォレット数が701であり、そこに100億~1,000億SHIB保有1,410ウォレットの中で、560億SHIB以上保有しているものが億り人(億っているウォレット数)となります。

このように、2025年6月時点でも柴犬コインで億っている人、または組織は少なくとも701以上あるということがわかりました。この数字を多いと見るか少ないと見るかは人によると思います。

ただ冒頭でも触れたように、柴犬コインはイーロン・マスクの発言の影響を強く受け、突然高騰する可能性があります。そのため、いきなり億り人になることは難しくとも、保有しておくとその恩恵を受けられる可能性はあります。また、後述しますが、ややAI予測では1SHIB=1円となる見込みも厳しいながら存在します。

SHIBはSBI VCトレードで取り扱いがあるので、できる限り取引方法がわかりやすい取引所をお探しの方はご利用ください。

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なぜ柴犬コインはここまで話題になったのか?

柴犬コイン(SHIB)がここまで話題になった理由は、単に“柴犬のアイコンが可愛いから”というだけではありません。いくつかの出来事が注目度と価格の高騰に火をつけました。

特に大きな転機となったのは、2021年の仮想通貨ブームの中での急騰です。SHIBはたった1年で数万倍以上に跳ね上がり、億り人を誕生させたという実例も話題を呼びました。

柴犬コインの2021年のチャート

またテスラCEOのイーロン・マスクの発言によっても注目を集めました。イーロン・マスクが発言したのはドージコインについてですが、似た性質を持つ柴犬コインもついでに価格変動が起こりました。

年月 ツイート内容 参照
2021年2月4日 Dogecoin is the people’s crypto(ドージコインは人々の暗号通貨です) Elon Muskのツイート①
2021年4月1日 SpaceX is going to put a literal Dogecoin on the literal moon(SpaceXは文字通りドージコインを文字通り月面に打ち上げる予定) Elon Muskのツイート②
2021年5月8日 Guest starring …(ゲスト出演)※ドージコインのモチーフになったかぼすちゃんの画像付き Elon Muskのツイート③
2021年10月4日 Floki Frunkpuppy ※柴犬の赤ちゃんの画像付き Elon Muskのツイート④

さらに、SHIBはその勢いに乗って大手取引所(BinanceCoinbaseなど)に次々と上場。知名度と信頼性を一気に高め、多くの個人投資家が「次のドージコイン候補」としてSHIBに期待するようになりました。

柴犬コインの将来性を考察

柴犬コインはバーンが行われる?

柴犬コインは定期的にバーンを行なっています。

バーンとは一定量のトークンを永久に削除することです。誰もアクセスできないウォレットにトークンを送ることで、市場に流通するトークンの量を減らします。

バーンによって総供給量が減るため、1つあたりのトークンの価値が高まる効果があります。世界に数少ない宝石が高価になるのと同じ理屈ですね。

柴犬コインのバーン進捗は「SHIBA BURN TRACKER」で確認できます。

柴犬コインは2種類のバーンを行います。

  • コミュニティによる手動バーン
  • SHIBASWAP手数料から引かれる自動バーン

柴犬コミュニティは定期的にバーンを行なっています。柴犬コミュニティの目標は「SHIBの価格を0.01ドルに引き上げる」ことであり、そのために供給量を絞って1SHIBあたりの価値を上げたいのです。

1SHIBの価格が0.01ドルになると柴犬コインの時価総額がビットコインとほぼ同等になります。つまり柴犬コインは世界一の仮想通貨になることを目指しているというわけです。

柴犬コインは「コミュニティによる手動バーン」と「SHIBASWAP手数料の自動バーン」の2つを行なっていますが、その進捗は遅いです。

ある試算では「0.01ドルに到達するまであと7万年かかる」という予測が出たこともあります。

バーンは着実に行われているものの、かなり大規模なバーンが行われない限りは価格上昇は緩やかになるでしょう。

柴犬コインは1円になる?

1SHIB = 1円に到達する未来はあるのでしょうか。

前述したように、すぐに1SHIBが1円になるのは現実的ではないですが、もちろん可能性はゼロではありません。

次のようなミラクルな展開が起きたら1SHIB = 1円になる可能性はありそうです。

メタバース空間の基軸通貨にSHIBを採用

柴犬コインが開発を進めているメタバースプロジェクト「The Metaverse」。いまはまだメタバースに馴染みがありませんが、今後メタバースが当たり前の世界になった時に、柴犬コインが決済通貨として流通する可能性があります。

総務省では、「メタバースの市場規模は2030年には123兆円に拡大する」という外部サイトの予想を出しています。もしメタバースが実用化した時、問題となるのは決済面です。

アビームコンサルティングが発表した「メタバースにおける決済と金融機関の事業参入レポート」によると、まだどの決済手段が有効かは議論の余地があるとしています。

ABeam Consulting

メタバースでの決済手段は数ある中で、「妥当なのはステーブルコイン」という一旦の結論は出ています。

ここで言われているのは主にUSDTやUSDCですが、柴犬コインはステーブルコイン「SHI」の開発も行なっています

もしThe Metaverseがメタバースプラットフォームとして広く利用されるようになり、その中の決済通貨としてSHIが使用される。

SHIBを元にした”柴犬コイン経済圏”が構築されれば、1SHIBの価格は上がるでしょう。

宇宙ビジネスでSHIBを使用

イーロン・マスクは宇宙ビジネス(SpaceX)を進めています。

ミームコインの元祖であるドージコインを「惑星間商取引の決済通貨」として使うのではないかと推測されており、実際にSpaceXのロケット打ち上げプロジェクトではドージコイン決済を受け入れています。

spacetv

柴犬コインもドージコインと似た特徴を持つ仮想通貨であるため、宇宙ビジネスで使われる可能性はゼロではありません。

まだ現実味が無い話ではありますが、このくらいインパクトがある変革が起きたらSHIBの盛り上がりは凄いことになりそうです。

AI分析だと約20年後に1円の見通しがある

仮想通貨の将来価格を予想するAI分析ツールがあります。

各分析サイトが予想した柴犬コインの価格は以下の通り(最高値予想の数値を記載)。いまから10年後の2034年に約0.007円という予想を出すAIもあれば、2040年には1.6円の予測を出すAIもありました。

PricePrediciton CoinpriceForecast DigitalCoinPrice
2024年 $0.000021 $0.00003003 $0.0000358
2025年 $0.000033 $0.00003387 $0.0000424
2026年 $0.000050 $0.00004153 $0.0000599
2027年 $0.000070 $0.00003594 $0.0000757
2028年 $0.000103 $0.00003728 $0.0000757
2029年 $0.000150 $0.00003901 $0.0000873
2030年 $0.000213 $0.00003774 $0.000123
2031年 $0.000313 $0.00004251 $0.000172
2032年 $0.000461 $0.00004728 $0.000234
2033年 $0.000646 $0.00005199 $0.000320
2034年 予想なし $0.00005200 予想なし
2040年 $0.0125 予想なし 予想なし
2050年 $0.0163 予想なし 予想なし

※2024年7月11日時点

全体的な傾向として「柴犬コインは将来的に上がる」という予想が出されています。

ただ上昇幅は分析サイトによって様々です。

あくまでAIがいまの値動きから考えているだけなので参考程度に留めておいてください。

地道に、徐々に価値を上げていく

薄々お気付きかもしれませんが「メタバース空間での利用」「惑星間商取引」「AI分析」は割と無茶な予想になっています。

それだけ1SHIBが1円になることは難しいのです。

SHIBのバーン状況を計測しているShiba Burn Trackerでは、「1SHIBが1円になるためには、流通しているSHIBの78%をバーンする必要がある」と分析しています。気が遠くなる作業です。

それでも柴犬コインはコミュニティ主導で色んなことが進んでいる将来有望な仮想通貨です。

ほかの仮想通貨と比べるとここまで動きがあるプロジェクトも珍しいでしょう。

いまの柴犬コインはいきなり億り人になることを目指すというよりも、サービスのローンチや認知度拡大によって堅実に価格を伸ばしていく仮想通貨という存在になっていると考えられます。

もしも1SHIBが1円に達成したら億り人になれる?

今後「1SHIB = 1円」になるのであれば、柴犬コインにいまから目を付けている人は億り人になれる可能性が高いでしょう。

億り人になるには柴犬コインをどれだけ保有すればいいかを算出しました。(1SHIB = 0.0028円(2024年10月)

SHIBの将来価格 1円 0.5円 0.3円 0.1円 0.05円 0.03円 0.01円 0.005円 0.002円
SHIB保有量 100,000,000 200,000,000 333,333,333 1,000,000,000 2,000,000,000 3,333,333,333 10,000,000,000 20,000,000,000 50,000,000,000
購入に必要なお金 270,000円 540,000円 900,000円 2,700,000円 5,400,000円 9,000,000円 27,000,000円 54,000,000円 135,000,000円

購入に必要なお金は「1SHIB = 0.0028円」で計算 (2024年9月27日時点)

もし仮に柴犬コインが今後1円になるなら、27万円の投資で億り人になれる計算です。ただし、柴犬コインの価格は約500倍になる必要があります

いまや柴犬コインは時価総額ランキングで17位に入るほどの人気を持つ仮想通貨です。

1SHIBの価格が数倍になるのは現実的にありえますが、ここから価格が約500倍になるかどうかは先述したシナリオのどれかがハマッた時かもしれません。

柴犬コインの最新の市場動向

柴犬コイン(SHIB)は2021年のブーム以降も一定の支持を集め続けていますが、市場の注目度や価格動向は時期によって大きく変動しています。

2025年現在の市場トレンドや話題、専門家による見通し、そして他のミームコインと比較した際の立ち位置について見てみましょう。

2025年の価格動向とニュースまとめ

柴犬コインのチャートを元に、どんなファンダメンタルがあったのかを見ていきます。

月日 内容 情報ソース
2025年2月7日 アラブ首長国連邦(UAE)のエネルギー・インフラ省と提携。 参考
2025年1月14日 TREATを新しくリリース。複数の取引所に同時上場。 参考
2024年11月5日 米大統領選挙でドナルド・トランプが当選。暗号資産市場全体が上昇相場となる。
2024年9月26日 SHIB関連のステーブルコイン「SHI」の開発状況が、柴犬プロジェクトのマーケティングリーダーLUCIEより共有される。 参考
2024年9月21日 Bone Crusherの流動性ステーキングに250万BONEがステーキングされる。このローンチにより、Shibriumの取引量は82%増加 参考
2024年9月19日 K9 Financeが提供する流動性ステーキング・プラットフォーム「Bone Crusher」をローンチ 参考
2024年8月13日 法定通貨(クレジットカード)でBONEまたはUSDCを購入できるオンランプサービスをリリース 参考
2024年6月27日 CoinbaseがSHIBの先物上場書類をCFTCに提出 参考
2024年3月7日 SHIBのドメインサービスが提供開始 参考
2024年2月14日 SHIBのNFTコレクション「SHEboshi」の情報が解禁 参考

柴犬コインは2024年3月に高騰しました。

当時の相場はミームコインが軒並み高騰をしていた時期で、柴犬コインもその影響を受けたと見られます。一時的な上昇率は300%近くになりました。

ビットコインの半減期があった4月頃を超えたあとは、仮想通貨市場全体が落ち着いた雰囲気を取り戻します。

2024年9月に柴犬コインはもう一度上昇基調になります。

新しく立ち上げられた流動性ステーキングプラットフォーム「Bone Crusher」には、リリース直後2日間で250万BONEトークンのステーキングが集まりました。その結果、Shibariumの取引量は82%増加。柴犬コインの注目度が増して、価格上昇のきっかけを作りました。

また2024年11月5日米大統領挙でドナルド・トランプが当選すると、暗号資産市場全体が活気づきました

トランプ大統領は暗号資産に肯定的な姿勢を選挙期間中から述べており、ドージコインを推すイーロン・マスクとも懇意にしています。ドージコインと同じ系統の暗号資産である柴犬コインもまた価格上昇の後押しを受けました。

専門家が見る今後の見通し

柴犬コインの今後についてはさまざまな見解が示されています。

価格の予測にはばらつきがあるものの、共通しているのは「実需の拡大」と「コミュニティの維持」がSHIB成長のカギになるという点です。

例えば、Binanceのブログに寄せられたアナリストの価格予測レポートでは、2025年のSHIB価格について「0.0001〜0.001ドル」のレンジを提示。Shibariumの普及やトークンバーンの進行、DeFiやゲーム領域での実用性が広がれば、段階的な上昇も期待できるとしています。

一方で、仮想通貨市場全体の不安定さや規制強化がネガティブ要因になると指摘しています。

仮想通貨専門メディアのCryptopolitanは、2025年のSHIB価格を「最低0.00001713ドル〜最高0.00004801ドル」と予測。米大統領選や金融政策、規制の動きが今後の価格に強く影響すると分析しています。

決済系プラットフォームCryptomusは、「SHIBが1ドルに到達する可能性は現実的ではない」としつつも、エコシステムの成長が中期的な評価につながる可能性を示唆しています。

総じて、SHIBの将来を楽観視する声もある一方で、価格の大幅上昇には市場環境・マクロ要因・コミュニティの継続的な熱量が求められるという見解が多く見られます。

他ミームコインとの比較

柴犬コイン(SHIB)とほか代表的なミームコインの「ドージコイン(DOGE)」「PEPEコイン(PEPE)」「BONK(BONK)」と比較してみましょう。

項目 柴犬コイン(SHIB) ドージコイン(DOGE) PEPEコイン(PEPE) BONK(BONK)
現在価格 $0.00001441 $0.1972 $0.0000085 $0.00001401
時価総額 約84億ドル 約290億ドル 約36億ドル 約10億ドル
最大供給量 1,000兆枚(バーンあり) 420兆枚 88兆枚
発行年 2020年 2013年 2023年 2022年
主な用途 DeFi、NFT、メタバースなど チップ・送金 ミーム・短期取引 Solana系DeFiとの連携
エコシステム拡張 あり(ShibaSwap等) 限定的 限定的 一部あり(Solana依存)
コミュニティ 非常に活発(ShibArmy) 根強い人気 SNS中心のブーム Solana支持層中心

※2025年3月27日時点

価格だけを見るとSHIBやPEPEは断トツ安く見えますが、これは供給枚数が極端に多いためです。そのため「単価が安い=割安」というわけでは無い点には注意が必要です。

一方で、将来性という観点では、柴犬コインには他のミームコインには見られない強みがあります。2025年初頭までは、トランプコインやメラニアコインなどを含む新たなミームコインが急騰し、ミームブームが再燃していましたが、短期的な投機による過熱感と相次ぐ失速を受けて、現在はミームコイン全体への投資熱が落ち着きつつある状況です。

その中で柴犬コインは、単なる話題性ではなく、ShibaSwap(分散型取引所)やShibarium(レイヤー2ブロックチェーン)といった実用的なプロダクトを継続的にリリースしており、明確なエコシステム構築を進めています。これらのサービスが広く利用されるようになれば、エコシステムの中核を担うSHIBトークンの需要や価値も自然と高まっていくと考えられます。

柴犬コインの基本情報

いまさらの基本情報ですが、柴犬コインは2020年8月に誕生した暗号資産(仮想通貨)です。Ryoshiという匿名の開発者によって、イーサリアムブロックチェーン上で作成されました。

名称 柴犬コイン SHIBA INU
ティッカーシンボル SHIB
時価総額ランキング 16位
価格 $0.00001513
ローンチ 2020年8月
発行上限 1,000兆 SHIB※バーンされているため、実際の供給量は589,552,695,333,683 SHIB
取り扱いのある取引所 国内取引所::SBI VCトレード、BITPOINT、OKJなど海外取引所: Bybit、Bitget、MEXCなど
コントラクトアドレス ETH: 0x95ad61b0a150d79219dcf64e1e6cc01f0b64c4ce
公式 WebサイトオフィシャルブログホワイトペーパーXDiscord

柴犬コインが億り人を数多く誕生させたのは2021年頃です。当時、柴犬コインの価格は約73万倍に上昇しており、200円を投資するだけで1億円以上の利益を獲得できました。

それ以後は価格が調整されたものの、柴犬コインはいまも時価総額20位以内をキープしています。国内取引所の「SBI VCトレード」や「Coincheck」などでも売買できることから、日本の投資家からも人気の暗号資産です。

柴犬コインが開発された背景と目的

柴犬コイン(SHIB)はインターネット上のジョークやネタから生まれた「ミームコイン」のひとつとして注目され、「ドージコイン・キラー(DOGE Killer)」を自称していました。

ただ、柴犬コインは単なるネタコインで終わらないように独自のWeb3経済圏(エコシステム)を作るという目的を掲げています。分散型取引所の「ShibaSwap」やNFT、メタバース、ガバナンス機能など、複数のサービスを展開。

すべてがコミュニティ主導で動いており、ほかのミームコインとは違った成長を遂げています。

ドージコインとの違い

柴犬コイン(SHIB)とドージコイン(DOGE)は、どちらも柴犬をモチーフにした仮想通貨ですが、その中身は大きく異なります。

柴犬コインとドージコインの比較

項目 柴犬コイン(SHIB) ドージコイン(DOGE)
ブロックチェーン イーサリアム(ERC-20) 独自チェーン(Litecoin派生)
発行上限 1,000兆枚(初期にすべて発行) 上限なし(毎年発行されるインフレ型)
主な用途 分散型取引、NFT、メタバースなど チップ、寄付
機能性 ShibaSwapなど多機能なサービスが存在 単純な送金・決済手段
コミュニティ ShibArmyによる活発な活動 初期からのゆるやかなファン層

柴犬コインは、NFTや分散型取引所(ShibaSwap)、メタバースなど、さまざまな機能を後から追加しやすいように設計された拡張性の高いトークンです。

一方のドージコインは、あえてシンプルさを保ちつつ、“愛される雰囲気”や“ミームとしての魅力”によって価値を支えているのが特徴です。

機能で広がるSHIBと、文化で根付くDOGE。似ているようで、まったく違うアプローチを取っているのがこの2つのコインです。

柴犬コインの特徴と魅力

柴犬コイン(SHIB)はミームコインに分類されながらも、独自サービスの展開や複数トークンの発行など、他とは異なる側面も持ち合わせています。

柴犬コインの特徴や魅力を見てみましょう。

ShibaSwapやShib Metaverseなどの独自サービスを展開

柴犬コインは独自のサービス展開に力を入れています。

代表的なものが、柴犬コイン専用の分散型取引所「ShibaSwap」です。ShibaswapではSHIBをはじめ、関連トークンであるBONEやLEASHのスワップやステーキング、流動性の提供などが行えます。

Shibaswap

また、NFTやメタバース分野にも取り組んでおり、独自のNFTコレクション「Shiboshis」や仮想空間プロジェクト「SHIB: The Metaverse」も進行中です。Shiboshisは、1万体限定で発行されたピクセルアート調のNFTで、今後メタバース内での利用も予定されています。

Web3ゲームのプラットフォームも自前で作っています。

これらのサービスはいずれも発展途上ではありますが、ミームコインの中では珍しく、具体的なプロダクト開発を継続している点が柴犬コインのユニークな特徴と言えるでしょう。

4種類のトークンを発行

柴犬コインの経済圏の中には、SHIBのほかにも複数のトークンが存在しています。それぞれが異なる役割を持ち、ShibaSwapや今後のプロジェクト展開と連動する形で活用されています。

名称 内容
LEASH LEASHは、ShibaSwapでステーキングを行うと得られるトークンです。もともとはDOGEと価格連動するように設計されたトークンでしたが、現在はその機能が削除され報酬として使用されます。SHIBの発行枚数が1000兆枚である一方、LEASHの総発行枚数は107,646LEASHと非常に少ないのが特徴です。
BONE BONEは、ShibaSwap内に設置されているDoggy DAOのガバナンストークンです。BONEを保有することで、ShibaSwapの運営に関わる投票への参加権利を得られます。BONEの保有量に応じて、投票券の数が増加し、発言権も大きくなります。総発行枚数は2.5億枚です。
TREAT TREATは2025年1月14日に発表されたトークンです。新しいサービスを早期に受けられる権利や柴犬コインエコシステムの意思決定に参加することもできるようになります。
SHI SHIは柴犬コインエコシステムで活用される予定のステーブルコインです。1SHI=1ドルになることを目指して設計されます。ShibaSwap上の基軸通貨として機能するほか、SHIB、BONE、LEASHなどとも連携して機能する予定です。

柴犬コインプロジェクトでは、複数のトークンを出すことにより様々な使い分けができるようになっています。

コミュニティ「ShibArmy」の活動が盛ん

柴犬コインには、世界中のファンによって構成されるコミュニティ「ShibArmy」があります。SNSを中心に活動しており、SHIBの価格や話題性に影響を与える存在となっています。

ShibArmyShibArmyの活動が知れるWebサイト

とくに注目されるのが、X(旧Twitter)やRedditを通じた情報発信です。ミーム画像やハッシュタグ「#ShibArmy」を用いた投稿が多く拡散され、結果として柴犬コインの知名度を押し上げる形となりました。

またSHIB ETF(上場投資信託)の実現を求める署名活動を自発的にスタートさせるなど、プロジェクトの制度面や金融業界への浸透を後押しする動きも見られます。

ShibArmyの中には個人レベルで慈善活動に取り組むメンバーもいます。あるユーザーは、クリスマスシーズンに得た2億SHIBすべてを、アメリカの小児がん治療を支援するセントジュード小児研究病院に寄付しました。

暗号資産を通じたこうした社会貢献はまだ一般的とは言えませんが、SHIBコミュニティの価値観を示す好例と言えるでしょう。

ボラティリティ(価格変動)が高い

柴犬コイン(SHIB)は価格の上下が非常に大きいです。

2021年にはSHIBが約73万倍に上昇したあと、価格が半分になりました。

柴犬コイン(SHIB)2021年の上昇率

このような急騰は、一部の早期購入者にとっては大きな利益をもたらします。「数万円の投資が数千万円以上になった」といった事例も現実に存在します。

いわゆる“億り人”が生まれた背景には、この極端な価格変動があります。

一方で、SHIBはその後に大きな下落も経験しており、過去最高値からは90%以上下がったタイミングもありました。短期間で利益を得る可能性がある反面、損失のリスクも非常に高いという特徴を持っています。

イーロン・マスクの影響と話題性

柴犬コイン(SHIB)の価格が急騰した大きな要因のひとつに、実業家イーロン・マスクの発言が挙げられます。

イーロン・マスクはドージコイン(DOGE)の熱心な支持者として知られていますが、2021年に「柴犬を飼う」といった内容の投稿をX(旧Twitter)で行ったことで、SHIBにも注目が集まりました。

柴犬コインが急騰する前、まず初めにドージコインの急騰が起きました。

ドージコインと柴犬コインの比較チャート(2021年)

2021年2月と4月、イーロン・マスクはドージコインについてツイートしています。

この段階でドージコインは95倍に高騰。

次の高騰となった2021年10月、またまたイーロン・マスクが柴犬についてツイート

柴犬コインの上昇幅はドージコインを大きく上回りました。

ドージコインと柴犬コインの比較チャート(2021年)_

チャートを見ると、柴犬コインはドージコインの値動きに追従するように動いていることが分かります。

イーロン・マスクはSHIBを支持しているわけではありませんが、ドージコインと同じ“柴犬”をモチーフにしていることから、投資家やSNSユーザーの間で「次に来るのはSHIBかもしれない」という期待が広がるようになっています。

柴犬コインの注意点

柴犬コインの注意点として、まず理解しておきたいのは価格変動の激しさです。ミームコインという特性上、相場は話題性やSNS上の動きに大きく左右されやすく、急騰と急落を繰り返す傾向があります。

また、SHIBは匿名チームによって開発・運営されており、プロジェクトの透明性という点では懸念が残ります。さらにSNS上では「SHIBで一攫千金を狙える」といった煽りや勧誘が見られることもあり、投資初心者にとっては注意が必要です。

価格変動のリスク

柴犬コイン(SHIB)は、仮想通貨の中でも特にボラティリティ(価格変動の大きさ)が激しい通貨として知られています。価格はわずかなニュースやSNSでの投稿に反応して大きく上下しやすく、数日で数十%単位の値動きが起こることも珍しくありません。

SHIBとBTCの価格変動を比べてみると、柴犬コインの変動幅が大きい点が目立ちます。

またミームコインは実需よりも「期待」や「話題性」に支えられている部分が大きいため、マーケット全体の雰囲気や有名人の発言、SNS上のトレンドによって価格が乱高下しやすいのも特徴です。

こうした不安定な値動きは、短期的な利益を狙いやすい反面、損失のリスクも非常に高いことを意味します。

投資を検討する際は、資金の一部にとどめる、余裕資金で運用する、損切りルールを設けるといった基本的なリスク管理が重要になります。

運営メンバーの素性は不明

柴犬コインはもともと「Ryoshi(リョーシ)」という匿名人物によって立ち上げられたプロジェクトです。その後も開発や運営の中心メンバーはハンドルネームで活動しており、実名や顔が明かされることはありません

匿名であること自体は、ブロックチェーン業界では珍しくはありません。実際、ビットコインの創設者・サトシ・ナカモトも正体不明のままです。

しかし、プロジェクトの透明性や信頼性という点で見ると、誰が意思決定を行っているのか分からないことは、投資家にとって不安材料のひとつとなります。

現時点でSHIBが詐欺的プロジェクトとされるような兆候は見られていませんが、今後も運営が継続される保証はありません。そういった意味で、完全に信頼しきるのではなく、分散投資や情報収集を心がけることが大切です。

SNSの勧誘に要注意

SNS上では柴犬コインに関する詐欺的な勧誘や誤情報の拡散が確認されています。

特にX(旧Twitter)やTelegramなどでは、DMやリプライで謎のURLを送り付けられたり、ウォレットのアドレスを聞き出そうとしてくるなどの輩が存在します。

SNSで知らない人から来るメッセージはめちゃくちゃ無視しましょう。

「柴犬コインより良い暗号資産を教えるよ」とか、「このURLを踏んだらエアドロップをあげるよ」など甘い話を持ちかけてくるかもしれませんが関わってはいけません。

情報は必ず公式サイトや信頼できるニュースメディアを通じて確認するようにしましょう。

柴犬コインの買い方

柴犬コイン(SHIB)は国内取引所で購入できます。

おすすめは500円から柴犬コインを購入できる「SBI VCトレードです。柴犬コインのレバレッジ取引にも対応しているため、トレーダーの人にも使い勝手がよいでしょう。

もちろんSBI VCトレード以外の取引所でも、購入できる柴犬コインには違いはありません。自分の気に入った取引所を利用するようにしてください。

なお、柴犬コインは海外取引所でも購入はできますが、あまりおすすめはできません。海外取引所は金融庁未認可であるため、なにかトラブルが起きても自己責任になってしまうからです。

柴犬コインの購入方法については別記事で詳しく解説しました。

柴犬コインの投資戦略

ここでは初心者が無理なく取り組める長期・積立型の投資方法から、上級者向けのテクニカル分析を活用した短期売買戦略まで、それぞれのスタンスに合った投資の考え方を紹介します。

どの戦略にも共通するのは、「一攫千金を狙いすぎないこと」「リスクを自分でコントロールする意識を持つこと」。SHIBに限らず、仮想通貨投資では“守る戦略”もまた重要です。

なお、最終的な投資判断はご自身でも情報を調べて、自己の責任の範囲で行うようにしてください。 

初心者向け:長期・少額・積立スタイル

初心者は「長期保有+少額積立」のスタイルが合う可能性があります。

SHIBは価格の上下が激しいため、一括で大きな額を投資すると、タイミングによっては大きな損失を被るリスクがあります。そのため、数千円〜数万円程度の少額を、定期的に分けて購入する「ドルコスト平均法」の考え方が有効です。

積立投資 資産形成の基本NISA

この方法であれば、短期的な価格のブレに一喜一憂する必要がなく、購入タイミングを分散できるため、リスクを抑えながら仮想通貨市場に慣れていくことができます。

また、SHIBはバーン(供給削減)や新サービスのリリースなど時間をかけて評価される可能性のあるプロジェクトでもあります。長期的な視点で少しずつ保有量を増やしていくことで、大きな値上がりのタイミングを待つ余裕も生まれます。

上級者向け:テクニカル重視の短期売買

価格変動の激しい柴犬コイン(SHIB)は、短期トレーダーにとっては魅力的な銘柄でもあります。

RSI(相対力指数)やMACD、移動平均線などを使って売買判断を行い、数日〜数時間単位でポジションを調整していくスタイルは経験者にとっては有効な手法のひとつです。

また取引所によっては、柴犬コインはレバレッジ取引にも対応しています。少ない資金で大きなリターンを狙うことも可能ですが、裏を返せば「損失も一瞬で膨らむ」危険性も孕んでいます。

レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンな手法であるため、十分な相場経験や損切りルールの徹底が必要です。資金管理に不安がある場合は、レバレッジなしの取引にとどめておくのが賢明でしょう。

柴犬コインで億り人?のまとめ

柴犬コイン(SHIB)で大きな利益を得た事例は存在しますが、いずれもプロジェクト初期の少額投資と長期保有が重なった限定的なケースです。

現在の柴犬コインで同様のリターンを期待するのはあまり現実的ではありません。

しかし、ShibaSwapやShibarium、TREATなど新規プロダクトを絶えず出し続けていることから、柴犬コイン経済圏の成長は続いており、今後の評価次第では価値が見直される可能性もあります

柴犬コインと似た性質を持つ「ドージコイン(DOGE)」についても解説をしました。よろしければご参照ください。

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