仮想通貨取引所OSL Japanとは?取り扱い通貨やどんな人におすすめかも解説!

仮想通貨取引所OSL Japanとは?取り扱い通貨やどんな人におすすめかも解説!

仮想通貨取引所OSL Japanとは?取り扱い通貨やどんな人におすすめかも解説!

暗号資産取引所OSL Japanとは

OSL Japanは香港に本拠地を構える「OSLグループ」が運営する暗号資産取引所です。

名称 OSL Japan(オーエスエルジャパン)
公式サイト OSL Japanの公式HP /公式X(旧Twitter)
取り扱い仮想通貨 BTC(ビットコイン)
ETH(イーサリアム)
ADA(エイダコイン/カルダノ)
DAI(ダイ)
ETC(イーサクラシック)
手数料 口座開設、維持:無料入金手数料:無料取引手数料:無料出金手数料:有料
設立日 前身のCoinBestは2017年8月。
2025年2月6日にOSL Japanに名称変更
運営会社 OSL Japan株式会社(OSL Group)
暗号資産交換業者 関東財務局長 第00023号

OSL Japanは元々CoinBest(コインベスト)という企業が運営していました。Coinbestは2017年8月に設立、2020年9月に暗号資産交換業者として登録が完了した企業です。

2024年11月、Coinbestの株式8割以上が購入されてOSLグループの子会社となりました。

そして2025年2月に暗号資産取引所の名前も「CoinBest」から「OSL Japan」に変更となりました。

CoinBest発足からOSL Japanに名称変更された現在も、代表取締役社長は雒 東生(ラク・トウセイ)氏です。

OSL Group(オーエスエルグループ)とは?

そもそも「OSLグループ」に聞き覚えがない方が大半かと思います。

OSLグループは、香港に本社を置く、暗号資産やブロックチェーン事業を展開している上場企業です。香港証券取引所に上場しており、アジア有数のフィンテック企業*と言われています。

香港を中心にアジアで大きな影響力を持つOSLグループが、日本進出の足掛かりとして発足させたのがCoinBestであり、OSL Japanです。

「CoinBest」から「OSL Japan」への名称変更も、日本市場へ参入するための戦略的なステップである、と名言しています。

ちなみに「OSL」は「Open」「Secure」「Licensed」の頭文字であり「あらゆる個人と企業が信頼できる方法で、暗号資産にアクセスできる世界を目指す」という意味が込められています。

*フィンテック企業とは「ファイナンス(finance)」と「テクノロジー」を組み合わせた新しい言葉で、金融サービスと情報サービスを結びつけたサービス、企業の総称

CoinBest株式会社に対する行政処分とは

OSL Japanは、2024年6月の「CoinBest」時代に「経営管理体制の不備」や「内部管理体制の不備」を行政に指摘され、6か月間の業務停止処分(IEOのみ)を受けています。

Coinbestに対する行政処分
関東財務局

行政処分の内容としては、社内の取締役会が形骸化し重要な決定が上層部のごく一部のメンバーでのみ行われていたことや、内部管理部門の役員の退職や休職で必要な審査体制が整っていないことが指摘されました。

とはいえ、業務停止命令を受けたのはIEO業務だけで、その他のサービスは通常通り行われました。

CoinBestからOSL Japanに名称変更したのが2025年2月であり、行政処分を受けた悪いイメージを払拭する狙いもあったのではないかと思われます。

実際に業務停止処分となったのがIEO業務のみでも、大衆からは「行政処分になった取引所」というイメージを持たれるため、名称変更は不自然なことではありません。

このように、名称変更の理由はOSLグループによるリブランディングの意味が強いですが、行政処分が全く関係なかったとは言い切れません。

OSL Japanの手数料は?

OSL Japanの手数料はこちらです。

口座開設費用 無料
口座維持費用 無料
入金手数料(日本円、暗号資産) 無料
出金手数料(日本円、暗号資産) 有料
取引手数料(販売所) 無料

日本円を含む各通貨の出金手数料は以下です。

  • 日本円:440円
  • BTC:0.002BTC
  • ETH:0.01ETH
  • ETC:0.01ETC
  • DAI:10DAI
  • ADA:1ADA

このような出金手数料は一般的な仮想通貨取引所であれば設定されており、OSL Japanも特に高額ではありません。

ただ、取り扱い通貨が5つしかない点や「取引所」がなく「販売所」しかないなど、不便を感じる点もあります。

OSL Japanの特徴

OSL Japanは仮想通貨取引所ですが、それ以外のサービスも展開しています。

個人ユーザーが仮想通貨取引所として使うにはサービスが充実しておらず、あくまで「サブ」の立ち位置です。

取引所以外の役割など、OSL Japanの特徴を紹介します。

販売所でのみ暗号資産の売買を行っている

一般的に暗号資産取引所には「販売所」と「取引所」があります。

  • 販売所:運営(この場合はOSL Japan運営)を相手に、暗号資産を売買する
  • 取引所:ユーザー同士で暗号資産を売買する

一般的に販売所は取引所よりもスプレッド(売値と買値の差)が大きく設定されており、堅実に利益を得るなら取引所を使うのが普通です。

OSL Japanは「販売所」しか用意されておらず、暗号資産取引で利益をあげるのにふさわしいとは言えません。

OSL Japanの販売所の手数料は無料とありますが、スプレッドが大きいため、実質的にはそこそこの手数料がかかっていると考えた方がよいでしょう。

厳選された通貨のみ取り扱いがある

OSL Japanの販売所では5通貨のみの取り扱いです。

  • BTC(ビットコイン)
  • ETH(イーサリアム)
  • ADA(エイダコイン)
  • DAI(ダイ)
  • ETC(イーサリアムクラシック)

主要通貨である「ビットコイン」「イーサリアム」があるのでよいのですが、世界には数千種類の暗号資産銘柄が存在します。

上記5つは、その中でも選りすぐりのエリートコインで「これを買っておけば間違いない」の筆頭です。従って、初心者には安心の銘柄とも言えます。

とはいえ、数千種類ある仮想通貨の中からたった5つしか買えないというのは、多くのユーザーにとって不便を感じるポイントです。

マイニングマシンを販売している

OSL Japanの特徴として「マイニングマシン」の販売を行っています。

「マイニング」とは、ブロックチェーン技術の根幹を成すシステムで、全ての取引をお互いが監視しあい、ネットワークの維持に貢献しています。

現在の主要な通貨では「マイニング」よりも「ステーキング」の方がメジャーになってきてはいますが、現在でもビットコインを始めとした多くの通貨でマイニングが行われています。

マイニングは、一般的な暗号資産取引のように「売買」で通貨を得るのではなく「掘り出す」というロマンがあります。

仮想通貨のマイニングとは

効率的にマイニングをするには、非常に高い処理能力を持つコンピューターが必要です。そしてOSL Japanはマイニングマシンの販売を行っています。

価格は安くても数万円〜。本格的に利益をあげるなら数十万、数百万円の投資が必要です。

マイニングに興味のある方は、ぜひ一度問い合わせだけでもしてみるとよいでしょう。マイニングについてもっと詳しく知りたい方はマイニングに関する記事をどうぞ。

また、今後は複数のユーザーを取りまとめてマイニングを行う「マイニングファーム」事業も行うようです。

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しかし、マイニングの動向は市場へ影響を与えることもあり、仮想通貨の価格へ反映されることもあり、重要なトピックの1つです。

この記事では、そんなマイニングの概要・詳細な仕組み・種類などについて解説しています。

今後はNFT開発やブロックチェーン開発も行う

OSL Japanは、今後はNFT開発やブロックチェーンの開発も行う計画があるようです。

それらの計画の全貌はまだ明かされていませんが、OSLグループが今後日本で事業を伸ばしていくにあたり、Web3分野で多面的な事業を行う計画です。

OSL Japanにとって、一般ユーザー向けの取引所としての機能はあくまで「サービスのひとつ」に過ぎず、様々なチャレンジを行うようです。

総合的に見て、OSL Japanは「暗号資産取引所」というよりは「今後何か仕掛けてくる、ウォッチする対象」と考えるのがよさそうです。

OSL Japanのメリット・デメリットは?

OSL Japanがどんなひとにおすすめか?おすすめでないか?を解説します。

同時にOSL Japanのメリットとデメリットも解説することになるため、ぜひ参考にしてください。

OSL Japanはマイニングにチャレンジしてみたい人におすすめ

OSL Japanの最大の特徴は、なんといっても法人向けにマイニングマシンの販売をしていることです。

マイニング自体は、特別なマシンが必要なことは少なく、ほとんどどんなコンピューターでも可能です。

しかしマイニング初心者にとっては、自分で0からマシンを準備するのはかなりハードルが高いです。

0から準備するよりは、OSL Japanのように専門で運営している会社に問い合わせ、相談をする方がずっと効率がよいです。

マイニングは、日本では企業よりも突出した個人が行うことが多く、マイニングの相談を積極的に受けてくれる会社は国内では少なく、貴重な存在です。

マイニングについての記事も参考にしつつ、マイニングを考えている方はOSL Japanに問い合わせてみるとよいでしょう。

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OSL Japanは暗号資産取引をしたい人にはおすすめしない

OSL Japanは、一応は暗号資産取引所としての機能がありますが、実際にはほとんど機能していません

難点は2つです。

  • スプレッドの広い販売所しかなく、ユーザー同士が売買する取引所がない
  • 5通貨しか取り扱いがない

要するに、OSL Japanでの暗号資産のトレード、投資にはおすすめできません。

ちなみに「手数料」の項目で、販売所の手数料が0円と書いていますが、スプレッド(買値と売値の差額)が非常に広く、それが実質の手数料としてかかります。

いまから暗号資産投資、トレード、積み立てなどをしたい方に、OSL Japanはあまり勧められないので、おすすめの仮想通貨取引所の記事を参考に他の取引所を選ぶのが良いかと思います。

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OSL Japanの口座開設手順

ここまで読んで「OSL Japanの口座を開設したい!」と思った方のために、手順を以下で解説します。

ホームページにアクセス

まずはOSL Japanのホームページにアクセスします。

スマホからでもパソコンからでも可能です。

ページ内の「口座開設」をクリックし、手続きを始めましょう。

メールアドレスとパスワードを登録

次の画面は、メールアドレスの認証とパスワードの設定となります。

「メールアドレス」に自分のメールアドレスを入力し「認証コードを取得」を押すと、認証コードの書かれたメールが届くため、6桁の数字を「認証コード」の欄に入力しましょう。

この画面に「友達紹介コード」の項目がありますが、紹介コードについては本記事下部の「よくある質問」で回答しているので参考にしてください。

たくさんの規約にチェック

次の画面では、たくさんの利用規約や説明書へのチェックを促されます。

どれも一字一句読む必要はありませんが、ざっくりとでも概要を把握しておきましょう。

全ての項目にチェックしないと「送信」ボタンを押すことはできません。

個人情報を入力

次の画面では、氏名や住所、財務情報、投資経験の有無などを入力します。

入力内容によって口座開設が断られるようなことはないため、正直に入力するとよいでしょう。

eKYCで本人確認をする

eKYCとは、オンラインで行う本人確認です。運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの身分証明書を用意しましょう。

画面の指示に従い、スマホで操作を行います。

身分証明書と自分の顔を、スマホ画面の指示通りに撮影することで、オンラインで本人確認が完了します。

eKYCは非常に大切なステップなので、面倒でもキッチリと行いましょう。

審査には数日かかる

OSL Japanのアカウント申請から、実際に口座開設が完了するまで、今回は2日かかりました。

この期間は諸条件によって変化すると思われますが、即日では口座開設できず、数日の審査期間があります。

緊急で暗号資産取引所の口座が必要になることは少ないかとは思いますが、口座開設は日程に余裕を持って行いましょう。

アプリのダウンロードもするのがおすすめ

OSL Japanには専用アプリがあるので、口座開設が完了する前にダウンロードしておくとよいでしょう。

アプリはシンプルで使いやすく、いつでも暗号資産の購入ができます。

とはいえ、もちろんアプリ版でも「販売所」しか存在せず「取引所」の利用はできないため、トレードで利益を出したい方にはおすすめしません。

App Storeはこちら

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OSL Japanはキャンペーンは行われていない

OSL Japanは、現在特にキャンペーンは行われていません。

以前は、友達紹介コードの利用で暗号資産プレゼントが行われていましたが、現在は終了しています。

ホームページを見ても、公式Xを覗いても、特にキャンペーンは行われていません。

OSL Japanは、今は名称変更に伴う作業や、リブランディング作業に時間を割いているのかもしれませんし、マイニングマシンやNFT事業の準備を進めている段階かもしれません。

いずれにしても、取引所の新規ユーザーなどへのキャンペーンは行われていません。

OSL Japanに関するよくある質問

ここでは、OSL Japanに関するよくある質問に答えていきます。

OSL Japanの友達紹介コードはどこにある?どんな意味がある?

OSL Japanの友達紹介コードは、すでにアカウントを持っているユーザーであれば「アカウント」>「友達紹介」のページより発行できます。

とはいえ、友達紹介によって紹介者、被紹介者ともにどのような特典を受けられるか不明です。

特に特典が掲載されていないので、なにもメリットはないと考えた方がよさそうです。

おそらく、現在はそこまで新規ユーザーを獲得したい段階ではなく、キャンペーンに注力していないようです。

OSL JapanとCoinBestはどう変わった?

CoinBestは2017年8月に創業された暗号資産取引所で、2025年2月にOSL Japanに名称変更となりました。

とはいえ、代表取締役は雒 東生(ラク・トウセイ)氏から変わっておらず、シンプルに名称変更、リブランディングのみ行われたようです。

サービス内容にも特に大きな変更はなく、OSL Japanに変わったことによる影響がどのくらいあるかは、今後の動きに注目です。

【お知らせ】

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参考

OSL Groupが日本市場戦略発表会を実施
香港認可の個人向け暗号資産取引所OSL、コインベスト買収で日本市場へ参入へ
香港のOSL、日本市場参入──なぜ今なのか、その狙いは【CEOインタビュー】
CoinBest株式会社に対する行政処分について

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