仮想通貨ワールドコイン(World coin)とは?Orb(オーブ)の仕組みやどこにあるかも解説。
ワールドコイン(Worldcoin)とは?

名称 | Worldcoin(ワールドコイン) |
ティッカーシンボル | WLD |
時価総額ランキング | 70位 |
価格 | 1.15ドル(約172円) |
ローンチ | 2023年7月 |
発行上限 | 100億トークン |
取り扱いのある取引所 | BYBIT、Bitget、MEXCなど |
公式 | ・Webサイト ・ホワイトペーパー ・YouTube ・X(旧Twitter) ・discord |
ワールドコインは世界中の人に「ベーシックインカム」のような恩恵を与えることを目的として運営されているコインです。
ワールドコインの創業者は「Chat GPT」などを運営するOpenAI社のCEO、SamAltman(サムアルトマン)氏です。
サムアルトマン氏はワールドコイン以外の様々なプロジェクトやインタビューでも「ベーシックインカム」について触れており、ワールドコインがその筆頭となります。
CoinMarketCapによる仮想通貨時価総額ランキングではワールドコインは堂々の70位であり、数千以上ある暗号資産の中でも「主要な通貨のひとつ」と言ってよいコインです。
ベーシックインカムとは?
ワールドコインを理解するには「ベーシックインカム」の概念を知っておく必要があります。
「ベーシックインカム」を簡単に説明すると、国民全員に例えば毎月8万円が支給されることにより「働かなくても最低限の生活を保証する」という社会システムを指します。

最低限の生活が保証されることにより、働きたくない人は働かなくてもよく、さらに働きたい人、自己実現をしたい人は働いてもよいという自由が生まれます。
実際には完全にベーシックインカムを成功させている国や地域はまだありませんが、様々な社会実験が行われており、コロナ禍以降特に注目を集めています。
このようにベーシックインカムは、ワールドコインが提唱した概念ではなく、一般的な概念です。
ワールドコインはそこからさらに一歩進めて「ユニバーサル(世界的な)ベーシックインカム」の実現を目指すプロジェクトです。
2024年7月24日に大手取引所で一斉上場
ワールドコインは2024年7月24日に、BinanceやOKXなどの大手暗号資産取引所に一斉上場されました。
名もない草コイン、草プロジェクトであれば、同時に大手取引所に上場されることはまずなく、ジワジワと取り扱いがスタートします。
ワールドコインは上場時点で数百億円単位の資金調達を行っている点も含めて、かなり大規模で信頼のおけるプロジェクトと言えます。
2024年10月に使用チェーンが変更された
ワールドコインは2024年10月まで、イーサリアムのレイヤー2チェーンである「Optimism」が使われていましたが、Wofld Chainでの稼働に切り替えられました。
同時に「ワールドコイン(World Coin)の名称も「ワールドネットワーク(World Nework)」へとリブランディングがされました。
とはいえ、実際には「ワールドコイン」の方が親しまれており「ワールドコイン」と呼ばれることが多いかと思います。
今後はジワジワと「ワールドネットワーク」という呼び方も浸透していくと予想されます。
ワールドコインの特徴
ワールドコインは「ベーシックインカム」を目指すプロジェクトですが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか?
6つのポイントを解説します。
「人間であること」を証明できればコインがもらえる
ワールドコインの大きな特徴は、コインを受け取る条件として「虹彩認識」を採用している点です。
「虹彩(こうさい)」とは、人間の目の眼球の色がついている部分のことで、茶色、青色、グレー、緑色などで構成されており、遺伝子や発育環境によって変化し、指紋のように一人一人異なります。
また、角膜によって常に覆われているため、指紋のように消える心配がなく、生体認証に適しています。虹彩認証で収集したデータは、犯罪捜査にも使われると言われています。
一般的な暗号資産プロジェクトは、アカウント作成にメールアドレスや電話番号、ウォレットの接続を行いますが、それらは一人で複数作成できてしまいます。
個人の認証に虹彩を使うことで、複数アカウントやbotアカウント、AIアカウントの侵入を防ぎ、より確実に、一人一人にコインの配布を行うことができます。
ワールドコインでコインを受け取る条件は「アカウント登録」のみで、登録が完了すると「World ID」が発行されます。
アカウント登録のための虹彩認証には「Orb(オーブ)」を使う必要があります。
またアカウント認証は虹彩認証の他にも「パスポート」も対応しています。順番に以下で解説します。
「Orb(オーブ)」を使ってアカウントを認証する

虹彩認証はスマホではできず「Orb(オーブ)」と呼ばれる専用のデバイスで行います。
オーブは数十カ国に合計1640個以上(記事執筆時点)が用意されており、いずれかのオーブに足を運び、認証を行う必要があります。
日本国内には記事執筆時点で以下の36ケ所にオーブが配置されています。
東京、関東
- 渋谷:ビームスメン渋谷
- 渋谷:株式会社DiGG
- 渋谷:Centrum
- 池袋:COTTI COFFEE 西池袋店
- 六本木:CBD NATION-シービーディーネイション
- 六本木一丁目:タリーズコーヒー六本木3丁目ナナナリア店
- 銀座:Ken Adonis
- 東新宿:Crypto Lounge GOX
- 西新宿:Worldcoin@RUTY INTERNATIONAL
- 浅草:朝比奈念珠
- 中目黒:The World Cafe
- 恵比寿:TimeOut Cafe&Diner
- 浅草橋:フォトランドBELLEBEAU
- 神保町:センター
- 高田馬場:楼・蘭州拉麺
- 北浦和:肉バル×アヒージョ Trim
- 千葉中央:食堂こじゃれ
- 亀有:Bar業
- 横浜:アソビル(ASOBUILD)
- 戸塚:エステル
関西
- 梅田:株式会社和の糸
- 心斎橋:Cafe&Bar DC
- 難波:DePIN station Osaka
- 本町:cafe Block
- 本町:The DECK
- 京都河原町:世界倉庫(Sekai Soko)
- 清水五条:UNKNOWN KYOTO
- 元町:俺たちカレー部。神戸元町店
その他の地域
- すすきの:Flair bar es
- 岡山:KAMP Backpackers Inn&Lounge
- 鹿児島:電撃ベイサイド
- 天神:The Company 福岡PARCO店
- 長岡二丁目:こどもAIラボ
- 名古屋:RELiC
- 名古屋:HARVEY RESIDENCE TAIKO 301
いずれもアパレルショップやカフェ、レストランなどです。確実にオーブ認証するためにはアプリから予約しておくと安心ですが、予約は必須ではありません。
ふらっと上記の店舗を訪れて、虹彩認証を完了すると「World ID」が付与されます。
最新のオーブの配置は公式サイトのOrb(オーブ)のページで確認できます。
パスポートによる認証にも対応
オーブによる虹彩認証は大きな特徴ですが、実は2024年11月から、パスポートによる認証にも対応しました。
ただし、パスポートで認証してもオーブでもらえる分の半分しかコインがもらえません。
オーブによる認証で1ヶ月8WLDもらえるのであれば、パスポートによる認証は1ヶ月4WLDしかもらえません。
逆に、オーブによる認証しかしていなければ8WLDしかもらえないため、パスポート認証も併用して月に12WLD受けとるのが常石です。(数字は目安です)
パスポートにNFC読み取りのためのチップが搭載されていればOKで、日本のパスポートには搭載されています。
また、スマホに「NFC読み取り」機能がついている必要があり、iPhoneであればiPhone 7より新しければOKです。
160以上の国/1100万人以上のユーザーが利用中

ワールドコインのホームページでは、現在までに認証した人数(1,100万人以上)や、World ID保有ユーザーがいる国(160ヶ国以上)などをチェックすることができます。
上記の画像は2025年2月24日のものですが、日々更新されているため、チェックしてみるのも面白いでしょう。
特に注目なのは160以上の国にユーザーがいるという点です。現在世界には約196の国が存在しますが、その約80%以上の国にユーザーがいるのは、驚異的な数字です。
また、現在までに配布されたトークン数(4億7,400万トークン)も確認できます。
記事執筆時点の1.15ドルで計算しても、5億ドル以上が既に配布されています。
このようなリアルな数字を見ると、いかにワールドコインの規模が拡大しているかを実感できます。
数百億円規模の資金調達を複数回行っている
ワールドコインは過去に、2021年に約33億円、2022年3月に約130億円の資金調達に成功しています。
また、さらに1億ドル(当時のレートで約130億円)の交渉をしていたという噂もあり、合計すると300億円近い資金調達に成功していると言われています。
資金調達は、高額になればなるほど厳密にプロジェクトの監査やメンバーの調査が行われるため、高額な資金調達が成功している=信頼できるプロジェクトと考えることができます。
これらの資金は配布されるコインの買い戻しにも使われていますが、資金に困っている雰囲気はなく、むしろワールドネットワークは「助成金」制度もあります。
ワールドチェーン上で有益なプロジェクトを展開する場合、ワールドネットワークから「助成金」という形で資金提供が行われます。
助成金プログラムへの応募はいつでも受け付けられているため、Web3分野でプロジェクトを展開している方は、ぜひチェックしてみましょう。
セキュリティ面への配慮にも注力されている
ワールドコインは、パスポートや虹彩など、他のWeb3プロジェクトよりも重要度の高い情報を扱うため、セキュリティ面には一層力を入れています。
2024年3月には、第三者機関であるITセキュリティ企業 Trail of Bitsによる監査結果が発表されました。
6週間に渡る監査結果によると、オーブにより得た情報などは、セキュリティ上の推奨事項をクリアしており、コードの脆弱性は発見されなかったとのことでした。
さらにワールドコインは今後も第三者機関によるセキュリティ評価を続けると発表しており、プログラム上の問題点を見つけた方には報奨金を出す制度も実施するとしています。
ワールドコインは他プロジェクトよりも一層セキュリティ面が気になるかと思うので、こういったセキュリティ監査の動きは引き続き行なって欲しいところです。
ワールドコインをもらう方法は?
「安全なのはわかったけど、どうやってワールドコインをもらえるの?」「現金に本当に替えられるの?」という疑問に答えるため、ここから実際に、ワールドコインをもらう方法を解説します。
World Appをダウンロード
ワールドコインのホームページより「World App」を入手します。ワールドアップはiOS版とAndroid版が用意されています。
- 生年月日
- 電話番号
- ユーザー名
アプリをダウンロードし、上記のような一般的な情報を入力したら、すぐに「World ID」の取得画面に移ります。
まずはパスポートでの認証を

上述の通り、ワールドコインは「パスポートでの認証」と「Orbでの認証」の2つの認証方法があります。
まずは、手軽なパスポートでの認証を行いましょう。
日本のパスポートと、NFC読み取りに対応したスマホがあれば誰でも可能です。
パスポートの真ん中あたりにある分厚いページにチップが内蔵されているため、そちらにiPhoneを置けば認証が完了します。
手持ちのパスポートが対応していない場合は、最新のパスポートに更新する必要があるかもしれない点にご注意ください。
パスポートのみの認証でも、全体の3分の1のコインを受け取ることができます。
全国36カ所のOrbで「虹彩」を認識してWorld IDを取得

ワールドコインのメインとも言えるのがOrb(オーブ)を利用した目の虹彩を読み取る認証です。
公式サイトのOrb(オーブ)のページで会場を確認できますが、世界に1640個、日本には現在36カ所に「Orb(オーブ)」が設置されています。
オーブの位置は上のリンク先でも、本記事の上部でも紹介しています。
オーブの場所を訪ね、World Appを開き、自分の目を読み取ってWorld IDを取得するのは、まるでRPGゲームのチェックポイントに向かうようでワクワクするかもしれません。
このような非日常の体験ができるのも、ワールドコインの魅力のひとつです。
オーブによる認証とパスポートの認証が終われば、100%のワールドコインを受け取る準備完了となります。
月に一度請求操作が必要
ワールドコインは、基本的に月に1度、受け取る(請求する)ことが可能です。
月に一度、アプリ内の「請求する」操作を行うことで、アプリ内のウォレットにWLDが貯まります。
基本的には月に1度ですが、その他にも「初回World ID発行ボーナス」「友人招待ボーナス」などがあります。
アプリ内ウォレットのWLDは、売却したり、出金したりが可能です。
他に何もウォレットや暗号資産取引所のアカウントを持っていないと換金ができないため、なにも口座を持っていない方は、Bybitなどで口座を作成しましょう。
実際にどのくらいのコインがもらえるの?
ワールドコインで実際に毎月どのくらいもらえるか、正確には不明です。
SNS上の口コミでは、毎月3〜4WLDくらいもらえるようで、これは現在のレートで600〜800円/月となります。
今後、もらえるコインの枚数が増えることは大いにありますし、現在1ドルちょっとのWLDの価格が上がれば、月に1,000円、2,000円と増えても不思議ではありません。
「たったの800円!?」と思う方もいるかもしれませんが、800円をあなどってはいけません。
株式投資で月に800円の利益を得るためには、かなりの大金が必要です。仮に20万円分の資産を年利6%で運用したとして、月の収益は1,000円です。
また、トレードで月800円の利益を得るためには、同じだけマイナスになるリスクを伴います。
ただパスポートと虹彩を登録し、IDを得るだけで自動で月800円もらえることに価値を感じるのであれば、登録しておいて損はありません。
ワールドコインの将来性
ここまで、ワールドコインのポジティブな面ばかりを紹介しましたが「結局、本当には大丈夫なの?」と不安に思う方もいるかもしれません。
以下では、ワールドコインというプロジェクトそのものや、WLDトークンの将来性を、厳しい目線で解説していきます。
セキュリティ面、マーケティング面に関する懸念も
ワールドコインは「相手の十分な同意を得ずに、予想以上の個人データを収集していた」として、EU一般データ保護規則(GDPR)に違反する恐れがありました。
とはいえ、問題が持ち上がったのは2021〜2022年のプロジェクト立ち上げ当初です。どんなプロジェクトも、立ち上げ時点では様々なリソースが足りず、トラブルが起きがちです。
当初はインドネシアやケニア、スーダンなどの国を訪れ、生体データを提供するだけで、一定額の報酬を支払うと約束をしており、あまりにうまい話なので疑惑の目が向けられたこともありました。
しかし現時点では、企業は大きくなり、セキュリティ面、マーケティング面への配慮はずっと行き届いています。第三者機関による監査も十分にクリアしています。
不当なデータ収集が行われているなどの疑いをかけられたことは事実ですが、現在は心配はないと見てよいでしょう。
いくつかの国ではワールドコインの活動が禁止された
2025年、ブラジルのANPD(国立データ保護期間)が、生体認証データと報酬を引き換えにするワールドコインのサービス提供をやめるように命じられました(ニュース)。
ブラジルの法律では、機密データの処理に関する合意は、無償で、十分な合意の元で行われる必要がありますが、これらの条件を満たしていないとして、ワールドコインに対して指導を行いました。
他にもインドやフランスではOrbの設置が終了したり、ドイツ政府がワールドコインに対して虹彩データの削除要請を行っています。
これらはいずれも2024年末から2025年にかけて起きており、日々トレンドが移り変わっている状況です。
各国のワールドコインへの対応は、WLDトークンの価格にも影響を与えており、WLDの将来価格を楽観視できない要因となっています。
コインの「買い圧」がない点が懸念材料
ワールドコインは現在までに4億7千万枚以上のトークンが配布され、円換算すると800億円以上のばら撒きを行ったことになります。
ワールドコインはこれまでに330億円以上の資金調達が報じされており、その他の資金も潤沢にはありますが、このままずっとWLDに対する「売り圧」が続けば、WLDトークン価格は下がる一方となります。
今後、なんらかの要因で「買い圧(WLDコインを買いたい、保有したいという動き)」がないと、トークン価格は下がり続け、プロジェクトが盛り下がる懸念があります。
今後の新機能などに期待
現在は、ただWorld IDを発行するだけでベーシックインカムのようにお金が配られるシステムですが、今後なんらかの新機能で「買い圧」が生まれることに期待したいところです。
例えば、WLDを保有することで追加でトークンがもらえる「ステーキング」や、BCG(ブロックチェーンゲーム)のように、WLDを消費することでメリットがあるなどです。
このような新機能が登場しないと、WLDの価格が下がり、プロジェクトの魅力が下がってしまうため、今後の動きに注目です。
コインの保有は自己判断で
ワールドコインは、World Appをダウンロードし、World IDを発行し、トークンを受け取る以外にも活用方法があります。
それは、WLDを購入し、保有し、値上がりを待つことです。
ワールドコインの将来性に対する懸念点をいくつかあげましたが、それでも時価総額ランキング70位というトップコインであることに替わりはありません。
また、Chat GPTを生み出したOpen AIの創業者のプロジェクトである点や、ユニバーサルベーシックインカムというコンセプトなど、期待できる要素が多いのも事実です。
以上の要因によって価格が落ち着いている今、WLDを購入し、保有し、値上がりを待つのも有効な戦略のひとつと言えます。
コインの購入はあくまで自己責任となりますが、検討してみる価値はあるかと思います。
ワールドコインのチャート推移

こちらがワールドコインがリリースされた2023年7月から2025年2月までの価格推移になります。
リリース直後は2ドルを超えており、2024年3月には最大で11ドルになるほどの盛り上がりを見せました。
これは、2024年1月、ビットコインETFが承認されることによる暗号資産業界全体の上昇が反映されたものと見られます。
しかしそこから価格は徐々に落ち込み、2ドルを割り込み、2024年11月にトランプ大統領の当選時期に3ドルまで盛り返し、2025年2月現在は1.1ドルという過去最低に近い価格です。
ちなみに2025年2月現在は、ビットコイン価格も弱気で、暗号資産業界全体が弱気なムードなため、ワールドコインだけが失速しているわけではありません。
このように、今後上がるのか下がるのかは読みにくい相場ですが、買っておくのであれば、価格の下がっている時期こそ買い、とも言えますね。
ワールドコインの今後の価格予想
以下は、AIサイトやテクニカル分析を利用した価格予想サイトによる、ワールドコインの価格予想です。
- DigitalCoinPrice:現在価格やテクニカル分析による予測。
- CoinPriceForecast:機械学習による予測
DigiralCoinPrice | CoinpriceForecast | |
2025年 | $2.51 | $1.69 |
2026年 | $2.74 | $2.42 |
2027年 | $4.03 | $2.85 |
2028年 | $5.21 | $3.58 |
2029年 | $5.21 | $4.18 |
2030年 | $6.27 | $4.52 |
2031年 | $8.56 | $4.55 |
2032年 | $12.08 | $4.52 |
2033年 | $16.93 | $5.00 |
2034年 | $22.63 | $5.00 |
2035年 | 予想なし | $5.42 |
2036年 | 予想なし | $5.41 |
本記事執筆(2025年2月)時点では1ドル程度のワールドコインですが、1年、2年と経つと2倍、3倍と価格が上昇すると予想されています。
プロジェクトの規模感の割には現在価格が1〜2ドルと安いため、大幅な価格上昇が期待できます。
World IDを取得し、今後も毎月3〜4WLDずつ配布されると仮定しても、毎月の配布額が増えて嬉しいです。
さらに、WLDトークンを購入し、保有しておくことで値上がりを期待することもできます。
ワールドコインの購入方法
ワールドコインに関しては、まずはWorld IDを取得し、毎月の配布を受け取るのがおすすめです。
その上で「さらにWLDトークンを保有し、値上がりを期待したい!ポートフォリオに組み込みたい!」という方のために、ワールドコインの購入方法を解説します。
こちらでは、全く暗号資産取引所のアカウントを持っていない方向けに解説するので、既に口座を持っている方は、自分に必要な部分のみ参考にしてくださいね。
Bybitでアカウントを作成する
ワールドコインは国内の取引所での取り扱いはなく、海外の取引所を利用する必要があります。
多くの取引所でワールドコインの取り扱いがありますが、ここでは「Bybit(バイビット)」をおすすめします。いくつかの海外取引所が日本から利用できない中、Bybitは日本国内からも問題なく利用できます。
Bybitはワールドコインだけではなく、数百種類の銘柄を取り扱っているため「とりあえず」作っておくのにもおすすめの取引所です。
Bybitの口座開設方法の記事を参考にしてくださいね。

本記事ではBybitの口座開設方法を画像付きで解説。つまづきやすいポイントで補足説明も入れました。
お得に取引を始められるキャンペーン情報もあるので、参考にしていただければ幸いです。
SBI VC トレードでアカウントを作成する
Bybitには、日本円を直接送金することはできません。
そのため、Bybitでワールドコインを買うには「クレジットカードで購入する」か「国内の取引所から送金する」の2つの方法しかありません。
クレジットカードでの購入でも良いのですが、手数料が割高なため、おすすめできません。
そのため、SBI VCトレードでアカウントを開設する方法がおすすめです。
既に国内取引所のアカウントをお持ちの方はそちらで構いませんが、そうでない方は国内のおすすめ取引所であるSBI VCトレードのアカウントを作成しましょう。
SBI VCトレードに関する記事で詳しく解説しています。

各種手数料は無料。仮想通貨の多様な運用手法を提供しており、ユーザーはステーキング・レンディング・積立などの方法で仮想通貨を運用できます。
本記事ではSBI VCトレードがどんな取引所なのか、利用者の口コミや評判をもとにメリット・デメリットを見ていきます。
SBI VCトレードに日本円を入金する
SBI VCトレードで口座を開設したら、アカウントに日本円を入金しましょう。
ワールドコインを購入したいだけの日本円を入金しますが、くれぐれも全ての投資資金を投入したり、生活資金を投入することのないようにしましょう。
最初はなくなっても良いお金(そんなものはありませんが)だけにしておき、徐々に少しずつ資産を増やしていきましょう。
SBI VCトレードは「クイック入金」という機能を使うことで、銀行から直接入金が可能です。
暗号資産を購入し、Bybitに送金する
SBI VCトレードで、日本円で暗号資産を購入し、その暗号資産をBybitに送金します。
ただし、ビットコインは送金手数料が割高なのでおすすめしません。おすすめは送金手数料の安いXRP(リップル)です。
リップルをSBI VC トレードで購入したら、Bybitに送金しましょう。
暗号資産の送金は、Bybit側で入金用のアドレスを発行し、それをSBI VCトレード側に貼り付ける、少し面倒くさい操作にはなりますが、今後も暗号資産投資を行うのであれば必須の操作なので、慣れておきましょう。
Bybitでワールドコインを購入する
Bybitにリップルの着金を確認したら、ワールドコインを購入しましょう。
XRPを直接WLDトークンに交換はできないため、一旦はXRPをUSDCなどに変換する必要があります。
USDCは、USD(アメリカドル)に完全に連動したコインで、このように通貨を変換する際によく使われます。
XRPをUSDCに変換し、USDCでWLDを購入しましょう。
いずれの操作も慣れていないと複雑に感じますが、Bybitは日本語での利用ができるため、まだまだ難易度は低いです。
今後も暗号資産投資をするのであれば、Bybitでの操作にいち早く慣れてしまうとよいでしょう。
ワールドコインを購入できる国内・海外取引所
ワールドコインは、以下のような主要な海外取引所で購入ができます。
- Binance
- Bybit
- OKX
- Bitget
- KuCoin
- MEXC
どの取引所も非常に巨大な取引所で、安心して利用できますが、いくつかは日本からの利用が禁止されています。
Bybitは日本からも安心して利用できる上、ワールドコイン以外の通貨取引でも使えるため、おすすめしています。
Bybitに関する記事で詳しく開設しています。
日本国内の取引所ではワールドコインを取り扱っていませんが、これはワールドコインが怪しい通貨だからではありません。
日本は暗号資産に対する規制が厳しいため、実績があり、信頼性が非常に高いコインしか国内取引所に上場されていません。
そのため、ワールドコインを購入するには海外の取引所を利用するしかないのです。
とはいえ、国内の取引所はいずれ必要になるため、まだ何も取引所の口座を持っていない方はSBI VC トレードに関する記事を参考に、SBI VCトレードのアカウントを作ってみてくださいね。
【お知らせ】
仮想通貨の購入やNFTの売買には国内取引所の開設が必要です。
当サイトでは国内全ての取引所を調査して「おすすめの国内仮想通貨取引所」を出しています。記事では各取引所ごとのお得なキャンペーンも記載しています。よろしければご覧ください。

ほかにも「海外のおすすめ仮想通貨取引所」も紹介しています。
海外仮想通貨取引所は国内では買えないアルトコインがあったり、取引を有利に進められるボーナスがあったりと国内取引所とは違った使い方ができます。
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