ビットコインの今後はどうなる?AIによる価格予想・過去のバブルも解説

ビットコインの今後はどうなる?AIによる価格予想・過去のバブルも解説

ビットコインの今後はどうなる?AIによる価格予想・過去のバブルも解説

ビットコイン(BTC)のこれまでのチャート

まずはビットコインのこれまでの動きを見てみましょう。

ビットコインのチャート
画像引用:CoinMarketCap

ビットコインは2008年に開発されました。本チャートは2010年から2024年までの価格を示しています。

一番最初にビットコインでされた買い物はピザ2枚を1万BTCで買ったと言われており、1BTC=0.2円程度で計算されました。

2024年10月の価格は「1BTC=約900万円」です。ピザを買った当時のビットコイン価格から4500万倍になっています。

2023年前後の下落した時期が気になりますが、長期的に見るとビットコインの価格は上昇していることが分かります。

ビットコインのチャート(2023-2024)

こちらは2023年11月〜の、直近1年間の価格です。

2024年1月にビットコインETFが認められたことで一気に価格は上昇。約650万円から約900万円に高騰し、約1.4倍に上昇しています。

2024年5月には1,100万円を超え、史上最高額となりました。

長期的なトレンドで見ると、2024年はビットコインの価格がかなり上昇している年と言えます。

【ちなみに】ビットコインは500円程度から購入できます

ここまでで、ビットコイン価格が600万円や900万円と解説しましたが、それだけの資金がないとビットコインが買えないわけではありません。

ここで解説しているのは全て「1BTC」の価格です。

500円だけビットコインを購入したい場合は「0.00005BTC」だけ購入することになり、これも立派な投資です。

仮想通貨の知識がない人が「1ビットコインが900万円なんて、庶民には買えない!」などと言っていることがありますが、これは完全に間違いです。

実際に1BTCも保有している人は非常に珍しく、多くの方が0.001BTC(約5万円)などの単位で保有しています。

ビットコインを500円から買えるおすすめの取引所は、この記事の最後で紹介しています。

これまでの3度のバブルと2度の冬を解説

ビットコインのチャート バブルと冬の時代

ビットコインの今後の動きを予想する上で、過去に起きた3回のバブルと、2回の冬について解説します。

2017〜2018年:最初のバブル

2008年の誕生以来、ビットコインはそこまで世間的に注目を浴びていませんでした。

転機となったのは2017年12月。ビットコインの価格が一時的に230万円を超えて大きな注目を浴びました。

しかし2018年の1月には40%も値下がりし、まさしく「バブル」と呼べる盛り上がりとなりました。

このようなバブルが起こった要因として、ビットコインが分裂してビットコインキャッシュが生まれたこと、日本で仮想通貨取引が行えるようになったことなどが挙げられます。

よくも悪くも、ビットコインや暗号資産、仮想通貨というキーワードを多くの人が知るきっかけになりました。

ちなみに2017年には「VALU(バリュー)」というビットコインを使ったサービスが国内でブームになっていたため、覚えている人も多いかもしれません。

2018〜2020:最初の冬

ビットコインの価格は2018年には大きく下落。数年に渡る「冬」の時代が到来します。

冬の時代が到来した原因は様々ですが、中国政府による仮想通貨規制が大きく影響していると言われています。

2017年末の価格上昇のインパクトが強かったため、この期間は多くのトレーダーにとって「冬」のイメージが強く植え付けられ「クリプトウィンター(仮想通貨の冬)」と呼ばれます。

冬と言っても、2017年以前よりはずっと高い価格を維持しており、世間的にも話題になっていましたが、高値掴みした人からするとしんどい時期となりました。

ちなみに2018年1月には日本の取引所であるコインチェックがハッキング被害を受け、大きなニュースになり、仮想通貨に対する印象はネガティブになりがちの時期でした。

2020年〜:2度目のバブル

約2年に渡る長い冬の時代を乗り越え、2020年末に再び仮想通貨の価格が上昇しました。

ビットコインの価格は2020年9月ごろには100万円程度でしたが、2021年4月には最大で約690万円まで上昇。600%以上の驚異的な暴騰を見せました。

このような動きを見せた直接の原因は分かりませんが、先物ビットコインETFの承認が行われたこと、ビットコイン決済の普及、NFTやDeFiなど、仮想通貨業界全体の盛り上がりが反映されたと考えられます。

この時期にビットコインを保有していれば、わずか半年で価格は6倍になっており大きな利益を得た方がたくさんいます。

羨ましい気持ちはありますが、このバブル以前は2年以上の冬があったことを考えると、バブルに合わせてビットコインを保有することは簡単ではないことが分かります。

2022年〜:2度目の冬

2021年以降、様々なブロックチェーン関連サービスが出現する最中、2022年には再び大きな下落となります。

この下落はLUNAショックと呼ばれており、LUNAを担保としていたステーブルコインであるUSTが下落したことがきっかけでした。

USTは米ドルと価格が連動するはずのステーブルコインですが、その価格が0.000001ドルまで下落し、様々な悪影響が発生しました。

ビットコインは50%以上下落し300万円を切り、大手仮想通貨取引所であるFTXは破綻となりました。

この時期には「move to earn」をコンセプトに掲げた「STEPN」が世界中でブームになりましたが、LUNAショックの影響は避けられず、多くのブロックチェーンユーザーが損失を被る結果となりました。

2024年〜:3度目のバブル到来か?

LUNAショックから続いた長い冬の時代は2023年ごろから回復し。

2024年のビットコインETFの承認をきっかけに再び価格が上昇しました。

2024年5月には過去最高値の1,100万円となり、そこから価格は落ち着きましたが、従来と比べると高価格を維持しています。

ビットコインETFだけでなく、DeFiやブロックチェーンゲーム、ミームコインなど様々な盛り上がりを見せており、今後も暗号資産の盛り上がりに期待できます。

とはいえ「バブル」とはもともと「泡」の意味です。

現在の高価格、盛り上がりがいつまでも続かず、また大幅に下落する可能性は大いに考えられるため、注意をしながら投資を行いましょう。

仮想通貨価格予想サイトの結果

こちらでは、ディープラーニングや機械学習を利用した以下のサイトの価格予想結果を紹介します。

その年の「最低」「平均」「最高」がサイトに記載されていますが、いずれも「平均」価格を記載しています。

PricePredeixtion CoinPriceForecast DigitalCoinPrice
2024年 67,696$ 67,128$ 129,649$
2025年 96,465$ 62,166$ 145,957$
2026年 138,794$ 76,127$ 224,753$
2027年 209,658$ 98,802$ 275,908$
2028年 313,600$ 92,390$ 275,908$
2029年 464,519$ 107,765$ 325,215$
2030年 668,410$ 115,476$ 465,740$
2031年 943,208$ 123,300$ 634,605$
2032年 1,383,950$ 110,204$ 881,684$
2033年 1,897,129$ 121,195$ 1,198,439$
2034年 132,077$
2035年 142,860$
2036年 153,553$
2040年 2,845,694$
2050年 3,699,402$

2024年現在は60,000ドル台(900〜1,000万円)ですが、いずれの予想サイトでも、数年先や10年以上先の価格は100,000ドル以上(140万円以上)と予想されています。

大胆な予想では、9年後に180万ドル(約2億6千万円)としており、これは2024年の約26倍となります。

2024年時点で400万円のビットコインを購入し、この予想通りに高騰すると1億円を超える計算となり、億り人の仲間入りとなります(税金の支払いが必要ですが)。

9年で26倍というのは信憑性に乏しいですが、これまでの9年間でビットコインは200倍近く上昇していることを考えると、あながち的外れな予想でもありません。

ビットコインの今後の動きは?将来性はある?

ここからは、ビットコインの今後の値動きに関連のある以下の6つの事柄を紹介します。

  • 様々な暗号資産ETFの登場
  • 4年ごとの半減期
  • 様々なDAppsの盛り上がり
  • 新たな内閣のデジタル相にも注目
  • 決済手段として徐々に普及しつつある
  • 長い冬が訪れる可能性も

様々な暗号資産ETFの登場

ETFとは上場投資信託のことで、複数の上場した株式がパッケージされた商品です。

2024年1月にはビットコイン価格に完全に連動したビットコインETF米国SECによって承認されました。

これにより、暗号資産界隈以外の一般投資家の資金も流入すると言われており、実際に2024年1月以降、ビットコイン価格は高い価格で安定しています。

2024年7月にはイーサリアムETFもSECにより承認され、まもなくソラナETFも承認されると言われています。ちなみにブラジル証券委員会(CVM)は既にソラナ現物ETFの提供を承認しています。

このように少しずつ、人気の銘柄のETFが承認され、購入されることで、暗号資産の裾野が広がっていくでしょう。

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2024年1月11日、SECはビットコインETFの上場を承認しました。

投資家の間では「いよいよビットコインETFが承認された!」と話題を集めていましたが、そもそもなぜビットコインETFの承認はこれほどまでに注目を集めたのか?

理由は2つです。
・ビットコインETFはビットコインへの投資をより手軽で安全なものに変える
・ビットコインETFは市場全体の成熟度向上にも貢献する可能性がある

つまり、ビットコイン現物ETFの承認によって新しい投資家を取り込むことに繋がります。

その結果、仮想通貨投資が盛り上がることが期待されているという状態です。

現状、ビットコインETFは国内の証券取引所には上場していないため、国内投資家は直接これを購入することはできません。

しかし将来的には国内取引所での上場も考えられます。

本記事では、ビットコインETFについて知っておきたいことと、その重要性、そして投資家にとってのメリットや潜在的なリスクについて解説します。

4年ごとにやってくる半減期

ビットコインには4年ごとに「半減期」が設定されています。

ビットコインは世界中のマイナーの「マイニング」によって採掘されていますが、「マイナー」に報酬として渡されるビットコインの枚数が半分になる時期が半減期です。

半分になるといってもビットコイン換算で半分になるため、4年間でビットコイン価格が2倍以上になっていれば、マイナーに入る報酬(法定通貨換算)は4年前より増えることになります。

直近の半減期は2024年4月20日でしたが、半減期を迎える3月ごろから価格は徐々に上昇し、4月以降は安定しました。

一般的には半減期に価格が上昇すると言われていますが、必ずしもそうなるとは限りません。

また、半減期はブロックの生成スピードで変わりますが、概ね4年ごとに訪れます。

次の半減期は2028年ごろと言われているため、その時期にはまた高騰が期待できます。

様々なブロックチェーンゲームやNFTの盛り上がり

ビットコインが投機商品の域を抜け出すための大事なポイントとして、様々なDAppsやブロックチェーンゲーム(BCG)、NFTの存在があります。

これらはブロックチェーンの技術を利用して作られているため、利用するためにビットコインなどの暗号資産が必要です。

日常的にBCGやNFT取引をする人が増えれば、ビットコイン需要が耐えることはなく、価格の安定が期待できます。

今後、より魅力的なDAppsの登場に期待したいところです。

新たな内閣のデジタル相にも注目

2024年10月に発足した石破内閣にデジタル相として初入閣した「平将明議員」は、今後のビットコイン価格を予想する上での重要人物です。

平議員はこれまでデジタル社会推進本部の本部長代理を務めていたり、Web3プロジェクトチームの座長も兼任するなど、日本国内のWeb3のキーパーソンと言える人物です。

平将明氏の議員ページにはWeb3ホワイトペーパーが掲載されています。

平氏は2024年8月の「WebX 2024」というイベント内で、「Web3関連の理解が進んできた」と発言しています。

かつてはWeb3関連の理解が広がっていない状況で,意見が通らないこともあったが,今では理解も進み,平氏らが提案したものを通すという空気感が醸成されているという。

衆議院議員の平 将明氏と越智隆雄氏が登壇した「日本のWeb3戦略と展望」セッションレポート

全世界におけるビットコインの日本円の取引高は現在は1%未満と言われていますが、2017から2018年は50%ほどが日本円で取引されていました。

国内の暗号資産マーケットは冷え切っていると言われていますが、平氏などの影響で日本国内で再び暗号資産が盛り上がり、日本円が流れ込むことで、ビットコイン価格へのポジティブな影響が期待できます。

決済手段として徐々に普及しつつある

ビットコインが今後も継続的に盛り上がりを見せるかどうかは「投機商品」の域を抜け出し、実用的な決済手段として普及するかどうかにかかっている面があります。

海外ではビットコイン決済は様々な場面で普及しつつあり、エルサルバドルでは法定通貨として採用されるまでになっています。

国内でも、ビックカメラが初めてビットコイン決済を導入し、それに続くようにコジマやソフマップなど家電量販店を中心に広がっています。

そのほかにもオンラインサイトの一部でビットコイン決済が導入されており、決済の役割の広がりにも注目です。

長い冬が訪れる可能性も

ここまでは全てビットコインの今後についてのポジティブな情報でしたが、決して楽観的になってはいけません

著名な暗号資産トレーダーであるピーター・ブラント氏は、40年以上の分析経験から、ビットコインの価格ピークは2025年9月であると予想しています。

THE FACTOR REPORT

それだけでなく、ビットコイン価格はすでにピークを迎えている可能性も25%あるとしています。

他にも、スイスの大手銀行であるUBSは、顧客向けのメモで「ビットコインは価値の保存手段」としての資産にはならず、暗号資産の冬の到来の可能性を挙げています。

ビットコインのチャート バブルと冬の時代

上述の、これまでのビットコイン価格の動きと「バブル」「冬」のサイクルを見ても、次にはまた厳しい冬がくるように見えなくもありません。

とはいえ、将来の価格は誰にも予想できないため、確実に冬の時代が来るとも言えません。

結論:ポートフォリオの一部に組み込むくらいならおすすめ

ビットコインの今後の価格についてポジティブな予想もネガティブな予想もしましたが、結論としては「十分に期待できるが、期待しすぎはよくない」となります。

資金の全てをつぎ込んだり、一攫千金を夢見て短期で儲けるのを夢見ない程度に購入しておくのがよいでしょう。

長期的な資産構築のために、NISAや投資信託、海外ETFなどを購入するかたわら、ポートフォリオの一部に組み込む程度がちょうどよいのではないでしょうか?

他の投資商品と比べて価格の乱高下が激しいため、少しでも購入して価格の上下を体感するのも楽しいかと思います。

また、わずかでも保有しておくと業界全体の動きの勉強になるため、勉強のためにも少量だけ保有しておくのは、ビットコインとのよい付き合い方と言えます。

ビットコインが買えるおすすめの取引所は?

ここまで読んで、ビットコインを買ってみたいと思ってみた方におすすめの取引所を紹介します。

正直、ビットコインなどの暗号資産はどこの取引所で購入しても大差はないのですが、微妙に手数料が違ったり、アプリの使い勝手が違います。

以下の3社はどれも信頼できる取引所なので、まだアカウントを持っていない方はぜひ口座を作成してください。

SBI VCトレード

SBI VCトレード

日本の大手金融グループであるSBIが運営する取引所で、GMOコインと同じく信頼性が高いです。

各種手数料が非常に安い点が魅力で、積み立て投資やステーキングなどにも対応しています。

また、同じステーキングで毎月増える利率が高めなのも嬉しいポイントです。

SBI VCトレードの口座開設方法の記事はこちらなので、参考にしてください。

GMOコイン

GMOコイン送金方法サムネ

GMOコインは、国内大手IT企業のGMOが運営する取引所なので、安心感が高いです。

ビットコインのおすすめの購入方法である「積立投資」ができる点や、持っているだけで仮想通貨が増える「ステーキング」など様々な手法での投資ができる点が特徴です。

口座を開設することでもらえるボーナスがある点も嬉しいです。

GMOコインの口座開設方法の記事はこちらになります。

コインチェック

コインチェックは2012年8月に設立された国内取引所で、アプリのダウンロード数は5年連続No.1であり、国内で最も人気の取引所のひとつです。

過去にはハッキング事件で話題になったりもしましたが、人気の取引所だったからこそ狙われ、話題になったという側面もあります。

現在は過去の失敗をバネに経営を再び安定させており、初心者向けの人気取引所となっています。

コインチェックの口座開設方法の記事はこちらです。

その他の暗号資産取引所を比較した記事もぜひ参考にして、自分が気に入りそうな取引所で口座を開設してくださいね。

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