リップル(XRP)の将来性や今後は?気になる価格予想についても解説
リップル(XRP)の将来性·今後に期待できる点
リップル(XRP)の将来性と今後に期待できる点を解説します。
- 複数のサイドチェーンによりエコシステムを拡張可能
- SECとの裁判でリップル側が一部勝訴
- リップル(XRP)現物ETF登場の期待
- ドバイ国際金融センターでリップル(XRP)が採用
- 国際送金でリップル(XRP)を活用
- 多くの金融機関や企業と提携
- 発行上限の1,000億枚を発行済み
複数のサイドチェーンによりエコシステムを拡張可能
リップル(XRP)は、複数のサイドチェーンによってエコシステムを拡張できます。
XRPのエコシステムは今後多様化し、より多くのユースケースをサポート可能です。
たとえば、「XRPL EVMサイドチェーン」は、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)をサポートする環境を提供します。
XRPL(エックスアールピーレジャー)の開発者は分散型金融(DeFi)や実世界資産(RWA)のトークン化が可能です。
さらに、スマートコントラクト用のサイドチェーン「Xahau Ledger」も開発されています。
XRPLのオープンソースコードをもとにしており、分散型アプリケーション(Dapps)の開発支援を目的とするサイドチェーンです。
以上のように、リップルはサイドチェーン技術を活用してエコシステムを拡張でき将来的な成長を期待できます。
SECとの裁判でリップル社側が一部勝訴
リップル(XRP)は、SECとの裁判でリップル社側が一部勝訴し、将来性に大きな期待が寄せられています。
2020年12月、米証券取引委員会(SEC)はリップル社と同社CEOであるブラッド・ガーリングハウス氏、共同創設者のクリス・ラーセン氏を未登録証券の販売で提訴しました。
裁判は3年以上続いていますが、2023年7月13日にリップル社が一部勝訴しています。
勝訴によりXRPの価格は急騰し、約65円から1日で約120円まで上昇しました。
2023年8月19日にSECが上訴申請を提出したため、価格は70円近くまで下落しています。
以上のように、リップルの将来性は裁判の結果に大きく左右されるため、結末が注目されているのです。
リップル(XRP)現物ETF登場の期待
リップル(XRP)現物ETFの登場に、投資家は大きな期待を寄せています。
理由として、ETFの承認は仮想通貨への投資のハードルを下げ、より多くの資金の流入が期待できるからです。
従来の方法では、仮想通貨への投資は主に仮想通貨取引所を利用していましたが、ETFの承認により証券市場を通じて投資が可能になります。
たとえば、2024年1月にビットコイン(BTC)がETFの承認された際に価格が約600万円から約1,000万円に上昇しました。
そして、実際にETFが取り扱われると取引高と資金流入も増加しています。
以上から、ビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)に続くリップル(XRP)現物ETFの承認が期待されているのです。
ドバイ国際金融センターでリップル(XRP)が採用
リップル(XRP)は2023年11月2日に世界屈指の金融ハブであるドバイ国際金融センター(DIFC)で採用されました。
XRPはビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ライトコイン(LTC)に次ぐ4番目に承認された仮想通貨です。
ドバイ国際金融センターにライセンスを持つ企業は、XRPを自社サービスで利用可能となり、XRPの信頼性と利用範囲を大きく広げます。
結論として、ドバイ国際金融センターでのリップル(XRP)の採用は、将来性に大きな期待を寄せる要因となるのです。
明確な規制のもとでの流通と利用が進み、XRPの信頼性と市場価値は今後さらに向上するでしょう。
国際送金でリップル(XRP)を活用
リップル(XRP)は国際送金での活用が期待されています。
理由は、国際送金システム「SWIFT(スウィフト)」の課題を解決するために設計されているためです。
SWIFTにはいくつかの課題があります。
たとえば、国際送金に関与する銀行が多いため手続きに時間がかかり、送金が完了するまでに3〜5日以上必要となる点です。
また、各銀行が手数料を徴収するため、コストも高額になります。
リップル社が開発したRippleNet(リップルネット)は、以上の課題を解決するためのプラットフォームです。
RippleNet上で使用されるXRPは、送金速度が速く、手数料が低額な特徴があります。
たとえば、従来のSWIFTシステムでは数日かかる送金が、RippleNetを使用すれば数秒で完了し、手数料も大幅に低減可能です。
実際に、メキシコやフィリピンなどの発展途上国でも、RippleNetを利用した国際送金により送金コストが削減され、送金速度が向上しています。
SWIFTの課題を解決し、迅速かつ低コストでの送金を実現するリップルは、今後も国際送金市場での成長が期待されているのです。
多くの金融機関や企業と提携
リップル社は、多くの金融機関と提携しています。
たとえば、
- SBIホールディングス
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
など、日本の大手銀行とも提携しているのです。
ほかにも、ジョージア国立銀行(NBG)とも提携しています。
リップル社はNBGの中央銀行デジタル通貨(CBDC)パイロットプロジェクトの技術パートナーとなっており、ジョージア経済のデジタル化を推進中です。
国際的な金融ネットワークの中で重要な役割を果たし続けるリップルは、今後も成長が期待されています。
発行上限の1,000億枚を発行済み
リップル(XRP)は発行上限の1,000億枚をすでに発行済みです。
発行上限に達しているため、需要と供給の関係で希少価値が上がりやすくなります。
つまり、リップルを購入したい人が増えるほど、市場に出回っているリップルの希少価値が上がり、価格の上昇につながるのです。
リップルは既に全て発行済みであり、今後新規に発行される予定はありません。
また、取引するたびに少しずつXRPが消滅する仕組みなので、希少性をさらに高めます。
以上から、リップル(XRP)は発行上限に達しており、さらにXRPの減少により希少価値の高まりが予想可能です。
市場における需要の増加と供給の固定により、リップルの価値が持続的に上昇する可能性があります。
リップル(XRP)の将来性・今後課題となる点
リップル(XRP)の将来的に課題となるポイントは以下のとおりです。
- 51%攻撃を受けるリスク
- リップル社による売り圧の懸念
各ポイントを解説します。
51%攻撃を受けるリスク
リップル(XRP)は、51%攻撃を受けるリスクがあります。
51%攻撃はネットワークのセキュリティに関わる重要な問題です。
理由として、リップルのネットワークを維持するバリデーターの数が少ないことが挙げられます。
バリデーターが少ないと特定の悪意のあるユーザーがネットワークの51%を支配し、不正な取引を承認するリスクが高まるのです。
2024年7月時点でリップルのバリデーターノードは121件ですが、ビットコイン(BTC)のネットワークでは約19,000のノードが存在しています。
リップルはバリデーターを比較的少なくして運営しているので、51%攻撃によるネットワークセキュリティリスクがあるのです。
リップル社による売り圧の懸念
仮想通貨市場において、リップル社による売り圧が懸念されています。
なぜなら、リップル社が保有する大量のXRPを市場に放出する可能性があるためです。
リップル社は、2024年7月時点で全体の約40%になるXRPを保有しており、多くは第三者機関(エスクロー)に預けられています。
エスクローとは、資産を一時的に凍結し、特定の条件が満たされるまで売却を防ぐ仕組みです。
2017年、リップル社はエスクローに約550億XRPを預け、毎月最大10億XRPを市場に放出できるように設定しました。
2023年12月31日時点で、リップル社は約50億XRPを直接保有し、さらに約407億XRPがエスクローに預けられています。
大量にXRPを保有するリップル社による売り圧は、価格に影響を与える重要な要因となりえるのです。
以上のリスクを投資家は認識しており、定期的に議論されています。
リップル(XRP)の価格は今後どうなる?将来の価格を予想
リップル(XRP)の価格は今後数年間で着実に上昇すると予測されています。
価格予想サイト「PricePrediction.net」と仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」の予想データをもとに以下の表を作成しました。
年 | 価格予想サイトPricePrediction.net | 仮想通貨取引所Binance(バイナンス) |
2024 | 0.6087ドル | 0.6149ドル |
2025 | 0.8844ドル | 0.6457ドル |
2026 | 1.27ドル | 0.6779ドル |
2027 | 1.80ドル | 0.7118ドル |
2030 | 5.15ドル | 0.8241ドル |
PricePrediction.netの予想では、2024年のXRPの平均価格は約0.61ドルですが、2030年には約5.15ドルに達するとされています。
一方、Binance(バイナンス)では、2024年の価格が約0.61ドル、2030年には約0.82ドルに達する予想です。
結論として、リップル(XRP)の価格は将来的に上昇すると予測されています。
ただし、以上のデータはあくまで予測であり、実際の価格変動を保証するものではありません。
仮想通貨市場は非常に変動が激しいため、投資にはリスクが伴います。
市場の動向や規制の変更による影響を考慮し、慎重な判断が重要です。
リップル(XRP)の買い方・購入方法
リップル(XRP)の購入方法について説明します。
仮想通貨取引所SBI VCトレードを利用すれば、簡単にXRPを購入可能です。
以下の手順で購入できるので、各項目を参考にしてみてください。
- 仮想通貨取引所SBI VCトレードで口座開設
- 購入資金の入金
- リップル(XRP)を購入
仮想通貨取引所SBI VCトレードで口座開設
まず、SBI VCトレードで口座を開設します。
口座開設ページにアクセスし、「個人」または「法人」を選択後、メールアドレスを入力して仮登録しましょう。
届いた仮登録メール内のURLを開き、パスワードを設定します。
電話番号を認証し、必要な基本情報を入力してください。
スマホから「スマホでかんたん本人確認」を本人確認書類を使用して進め、審査結果を待ちます。
審査が完了すると口座開設が完了し、取引を開始可能です。
さらに詳しい口座開設方法は「SBI VCトレードの口座開設手順を解説【画像あり】」を参考にしてみてください。
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購入資金の入金
口座開設が完了したら、SBI VCトレードにログインし、「入出金・入出庫」から「日本円入金」を選択します。
指定の金融機関を選び、入金額を設定して振り込みを実行しましょう。
クイック入金であれば、手数料無料で土日祝日を含め24時間いつでも入金が可能です。
リップル(XRP)を購入
資金の入金が確認できたらログイン後のメニューから「買う」を選択し、青い枠の中から「XRP」を選択後、購入したい数量を入力します。
数量を入力したら「買う」ボタンをクリックして購入完了です。
購入履歴は画面下に表示されるので、購入できたか確認してみましょう。
リップル(XRP)の将来性·今後についてのまとめ
リップル(XRP)の将来に期待できる点と、課題となる点は以下のとおりです。
将来に期待できる点 | ・複数のサイドチェーンによりエコシステムを拡張可能 ・SECとの裁判でリップル側が一部勝訴 ・リップル(XRP)現物ETF登場の期待 ・ドバイ国際金融センターでリップル(XRP)が採用 ・国際送金でリップル(XRP)を活用 ・多くの金融機関や企業と提携 ・発行上限の1,000億枚を発行済み |
将来の課題となる点 | ・51%攻撃を受けるリスク ・リップル社による売り圧の懸念 |
さらに、価格予想サイト「PricePrediction.net」と仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」のデータによれば、リップルの価格は今後数年間で上昇が見込まれています。
SBI VCトレードを利用したリップル(XRP)の買い方も解説しているので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
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