Bybitはスプレッドが狭くてお得!コストを抑える4つのコツを紹介

Bybitのスプレッドとは｜売値と買値の差額

Bybitのスプレッドとは、仮想通貨の「買値」と「売値」の差額です。

実質は手数料と同じで、取引コストとして差し引かれます。

たとえばBTC(Bitcoin)の買値が1,000万円、売値が999万円のときに1BTCを買うと、スプレッドは1万円です。

売るときに「購入時」と「売却時」の両方のスプレッドが差し引かれます。

つまりスプレッドが狭いほど、お得に仮想通貨を買えるのです。

取引手数料と異なる点

スプレッドと取引手数料の主な違いは、以下のとおりです。

項目	概要
スプレッド	市場によって決まる変動費用
取引手数料	取引量や取引回数に応じてかかる固定費用

スプレッドは注文数や取引量によって決まるので、常に変動しています。

一方、取引手数料は取引所が独自に決めているため、固定されています。

こちらの記事ではBybitの手数料について解説しているので、取引するときはスプレッドと合わせて確認しておきましょう。

Bybitの手数料一覧｜必要なお金がまるっと分かるガイドブック

スプレッドが広がる原因

スプレッドが広がる主な原因は、相場の変動です。

具体的な状態として、以下の3つが挙げられます。

取引量が少ない：取引量が少ないと、売りと買いの価格差が広がる
取引所の設定が高い：取引所の利益を増やすため、意図的にスプレッドを広げる
買い注文と売り注文のバランスが悪い：一方の注文が急増すると、価格差が広がる

夜中や早朝、仮想通貨に関するニュースの直後などで、売り買いのバランスが崩れたときにスプレッドが広がりやすいです。

Bybitのスプレッド一覧

Bybitのスプレッドを、現物取引と無期限取引で一覧にしました。

スプレッドは常に変動するので、参考程度に活用してみてください。

現物取引

通貨	スプレッド※
BTC/USDT	0.000016%
ETH/USDT	0.00029%
SOL/USDT	0.0073%
XRP/USDT	0.021%
DOGE/USDT	0.016%

2024年6月26日　※スプレッド(USDTの差額)÷買値×100

たとえば10SOLを取引するときのスプレッドの求め方は、以下のとおりです。

10SOL×0.0073％÷100(%修正)＝0.00073SOL

つまり10SOLを買うときに、0.00073SOLのスプレッドが発生します。

USDT無期限

通貨	スプレッド※
BTC/USDT	0.00016%
ETH/USDT	0.00029%
SOL/USDT	0.0073%
XRP/USDT	0.021%
DOGE/USDT	0.008%

2024年6月26日　※スプレッド(USDTの差額)÷買値×100

取引するときのスプレッドの求め方は、こちらの章を参考にしてみてください。

Bybitのスプレッドの確認方法

リアルタイムでBybitのスプレッドを確認する方法を紹介します。

本章では「BTC(Bitcoin)を現物取引したとき」のスプレッドを例に解説します。

スマホアプリ編

スマホアプリでBybitのスプレッドを確認する方法を解説します。

アプリを起動したら、画面右下の「現物」をタップしましょう。

次に右上の「取引」をタップすれば、取引板が表示されます。

売り板と買い板でそれぞれ中心に近い数字を見て、差額が1BTCを取引したときのスプレッドです。

PC編

PCでBybitのスプレッドを確認する方法を解説します。

Bybitの公式サイトから「現物」で「現物取引」を選び、BTC(Bitcoin)をクリックしましょう。

画面の右側に取引板が表示されます。

売り板と買い板でそれぞれ中心に近い数字を見て、差額が1BTCを取引したときのスプレッドです。

Bybitのスプレッドをほかの取引所と比較

Bybitのスプレッドをほかの海外取引所と比較します。

以下の表に「現物取引」のスプレッドを、取引所と通貨ごとにまとめました。

取引所	BTC/USDT※	ETH/USDT※	XRP/USDT※
Bybit	0.000016%	0.00029%	0.0073%
Bitget	0.000016%	0.00029%	0.0021%
Gate.io	0.00016%	0.00029%	0.0085%
MEXC	0.000016%	0.00029%	0.021%
KuCoin	0.00016%	0.00029%	0.0021%

2024年6月26日　※スプレッド(USDTの差額)÷買値×100

私が調べた時点では、取引量が多いBTCとETHのスプレッドは1位、送金手数料が安くて使いやすいXRPは3位の狭さでした。

Bybitはスプレッドが狭いので、ほかの海外取引所より利益を狙いやすいです。

加えてキャンペーンを活用すればBybitでお得に取引を始められるので、気になる方はこちらの記事をチェックしてみてください。

Bybit(バイビット)のキャンペーン情報総まとめ【2024年6月】

Bybitでスプレッドを抑える4つのコツ

Bybitでスプレッドを抑えて取引するコツは、以下の4つです。

取引量を減らす
有名な通貨を取引する
値動きが落ち着いたときに取引する
指値注文で取引をする

たったひとつ実践するだけでも、Bybitの仮想通貨取引で利益を狙いやすくなります。

取引量を減らす

1つ目の方法は、通貨の取引量を減らすことです。

取引で発生するスプレッドは「買値と売値の差」×「取引する通貨の量」で求められます。

たとえば1BTCにつきスプレッドが0.01USDTのときは、取引コストは以下のようになります。

1BTCを買うとき:0.01USDT×1(BTC)＝0.01USDT
5BTCを買うとき:0.01USDT×5(BTC)＝0.05USDT

つまり取引量が多いほど、スプレッドのコストも大きくなるのです。

いきなり多くの取引をせず、徐々に取引量を増やしていけば、スプレッドを意識しながら効率的に取引できるようになるでしょう。

有名な通貨を取引する

流通量が多い通貨はスプレッドが狭くなりやすいので、有名な通貨を選ぶと取引コストを抑えられます。

以下の表では、Bybitのスプレッドを通貨ごとにまとめました。

通貨	スプレッド※
BTC/USDT	0.00016%
ETH/USDT	0.00029%
SOL/USDT	0.0073%
XRP/USDT	0.021%
DOGE/USDT	0.008%

2024年6月26日　※スプレッド(USDTの差額)÷買値で計算

SOLやXRPと比べて、時価総額が高いBTCやETHはスプレッドが狭いです。

Bybitで取引するときは有名な通貨を取引しながら、徐々にマイナーな通貨に挑戦していくのが無難でしょう。

値動きが落ち着いたときに取引する

値動きが落ち着いたタイミングで取引すると、スプレッドを抑えやすいです。

仮想通貨の値段は需要と供給によって決まるので、買い注文だけが増えると価格差が広がり、多くのスプレッドが発生します。

著名人の発言や取引所のハッキングニュースなどで通貨の値動きが激しいときは、変動が落ち着くまで待つとスプレッドを抑えられるでしょう。

指値注文で取引をする

スプレッドは変わりませんが、指値注文を利用するとBybitでの取引コストを抑えられます。

Bybitの取引手数料は、成行注文より「指値注文」の方が安いからです。

それぞれの手数料の違いは、以下の表をご覧ください。

注文方法	概要	手数料
指値注文	希望価格を指定し、成立するまで待つ注文方法	Maker手数料率:0.02%
成行注文	現在の市場価格ですぐに取引する注文方法	Taker手数料率:0.055%