Bitgetのステーキングとは?利回りの比較とやり方を解説
Bitgetのステーキングとは?
Bitgetのステーキングは、仮想通貨を何らかの形で預けることで、一定の利回りが期待できるサービスのことです。
長期保有している仮想通貨をステーキングに回すことで、より運用を加速できます。
主に「ステーキング」、「BGBステーキング」、「セービング」、「ローンチプール」といった4つのサービスが提供されています。
各サービスによって預けられる資産のバリエーションには違いが見られるものの、豊富な通貨を利用可能です。
通常、ステーキングというとPoSの仮想通貨などに対して、ステークしてネットワークに参加するものを指します。
しかし、Bitgetのステーキングでは上記のようなものに限らず、いくつか異なる特性を持つサービスも提供されています。
Bitgetが提供するステーキングの種類
Bitgetが提供するステーキングや類似するサービスの種類について、以下の4つから解説していきます。
- ステーキング
- BGBステーキング
- セービング
- ローンチプール
Bitgetにいくつかあるステーキングの特色をチェックしてきましょう。
ステーキング
Bitgetが提供しているPoSに対するステーキングについて、以下から解説します。
- PoSによるステーキングの概要
- Bitgetのステーキングのメリット
- Bitgetでステーキングできる通貨
Bitgetが提供しているステーキングの詳細をチェックしていきます。
PoSによるステーキングの概要
Bitgetが、提供しているステーキングにはいくつか種類があります。
しかし、その中でもシンプルに「ステーキング」と記載されているのが、PoSに対するステーキングです。
PoSとはコンセンサスアルゴリズムの1つで、多くの仮想通貨が採用しているコンセンサスアルゴリズムの1つになります。
主要な通貨では、イーサリアムに採用されているのが、コンセンサスアルゴリズムです。
PoSでは、仮想通貨をステーキングすればするほど、ブロックチェーンがブロックを作成する際の報酬を得られます。
PoSに対するステーキングでは、上記で発生した報酬をもとに利回りを提供しています。
Bitgetのステーキングのメリット
Bitgetを通したPoSに対するステーキングのメリットには、主に以下のようなものが挙げられます。
- 利用のハードルが高い
- 報酬獲得の柔軟性が高い
- ペナリティが発生しにくい
オンチェーンのプロトコルを利用したり、PoSのブロックチェーンに対して直接ステーキングすることも可能ですが、初心者の方にとっては難しいです。
Bitgetのステーキングであれば、他の取引や商品と同様にかんたんに預けるだけで報酬を得られます。
また、ステーキングでは報酬が得られるまでに、一定の期間が必要なことが多いです。
その一方で、Bitgetのステーキングであれば、10分で報酬を反映可能なものもあります。
上記のような点に加えて、PoSのステーキングにはバリデーターに対するペナルティが設定されていることが一般的です。
ペナルティを与えられると、ステーキングした資金を失う可能性もありますが、Bitgetにはそういったリスクがありません。
Bitgetでステーキングできる通貨
Bitgetでステーキングできる通貨の一例は、以下のとおりです。
- ETH
- ACA
- ADA
- TIA
- AVAX
- SUI
- SOL
- MATIC
- DOT
- APT
- ATOM
概ね、主要な通貨が用意されており、多くの方のニーズは満たされるでしょう。
ステーキング報酬は各通貨によって大きく異なりますが、数%から20%~30%を超えるものもあります。
BGBステーキング
BGBステーキングは、BitgetのトークンであるBGB(Bitget Token)を、ステーキングするものです。
ステーキングすることで、年間2%の利回りが得られます。
また、上記に加えて特徴的なのは、BGBステーキングを行うと出金手数料が無料になる点です。
無料になる回数は、ステーキング量によって異なっています。
ステーキング量 | 出金手数料が無料になる回数 |
2,500BGB | 1回 |
12,500BGB | 3回 |
60,000BGB | 10回 |
240,000BGB | 30回 |
1,00,000BGB | 100回 |
ステーキングの利回り自体は、他の通貨と比較すると特段高くないです。
しかし、Bitgetを普段から利用している方なら、出金手数料無料という点は大きなメリットになります。
セービング
セービングについて、以下の3点から解説していきます。
- セービングの概要
- セービングの種類
- セービングのメリット
セービングの詳細をチェックしていきましょう。
セービングの概要
セービングは、厳密にはステーキングではありません。
一般的に、レンディングなどと呼称されるものに近いサービスです。
しかし、ステーキング同様に仮想通貨を預けるだけで、報酬を得られます。
セービングの種類
Bitgetのセービングには、主にフレキシブルセービングと固定セービングがあります。
フレキシブルセービングは、いつでも預けた仮想通貨を解除が可能です。
逆に、固定セービングでは自由にステーキングを解除できません。
ステーキングの解除における柔軟性が低い分、固定セービングの方が利回りが良いです。
固定セービングでは、予め設定された一定の期間が終了すると満期になり、自由に資金を動かせるようになります。
一部の固定セービングは満期を迎える前に解除が可能です。
しかし、解除した際にペナルティが設定されていることがあり、注意が必要になっています。
セービングのメリット
セービングのメリットは、とにかく種類が多いことです。
100種類以上のセービングが通貨ごとに用意されており、さまざまな通貨を運用可能です。
各通貨ごとにフレキシブル・固定セービングのオプションが用意されています。
一部の通貨については、どちらか1つのセービングしか選択できません。
利回りはセービングの種類と通貨によって大きく異なりますが、概ね1%前後から30%まで設定されています。
通貨によっては特典としてBGBが獲得可能なものもあり、前述したBGBステーキングや後述するローンチプールに応用可能です。
また、人気のセービングについては「完売」と表示されていることがあります。
この場合、枠が埋まっているため、セービングを申し込めません。
利用したいものがある場合は、早めにチェックしておいた方が良いでしょう。
ローンチプール
ローンチプールは、ステーキングとローンチパッドが混ざったようなサービスです。
ローンチプールではBGBなどをステーキングすることで、プールに存在する仮想通貨を山分けできます。
主に扱われるトークンは、新興のトークンです。
しかし、過去にはBGB以外のトークンがステーキングの対象となったり、ARBやUSDTといった主要な仮想通貨が報酬になった例もあります。
各ローンチプールごとに一定の期間が設定されており、その期間内に行われたステーキングが報酬を得られる対象となります。
ローンチプールが実施されるタイミングは、不定期です。
活発に行われているときは同時進行で、複数のプールが開かれていることもあります。
主にBGBのステーキングが対象となっていることが多いので、BGB保有者の方は参加を検討したいサービスです。
Bitgetのステーキングのやり方
上記で紹介したBitgetの各サービスは、全て「Bitget Earn」という項目からアクセス可能です。
上記から、各サービスにアクセスしたら、利用したい通貨を画面に従って預け入れてください。
注意として挙げられるのは、全てのサービスで「KYC」が必要な点です。
Bitgetの各サービスは、メールアドレスの登録だけでは利用できません。
Bitgetのステーキングを利用する前に、あらかじめKYCを済ませておきましょう。
Bitgetの登録方法とKYCの詳細については「Bitgetの口座開設・登録方法を解説【画像付き】」で解説しています。
他のステーキングとの比較
BitgetのPoSのステーキングと、他のステーキングとの比較を以下の2点から解説していきます。
- 主要な海外取引所
- LSD
Bitgetのステーキングが他の取引所とどうか?という点をチェックしていきましょう。
主要な海外取引所
KuCoin・BybitとBitgetのステーキングの利回りを、比較していきます。
以下は12月時点のものであり、ステーキングの利回りはタイミングによって変化します。
KuCoin(期間限定イベントなどを除く)
通貨 | 利回り |
ETH | 3.7% |
SOL | 5% |
AVAX | 5.8% |
ATOM | 12% |
Bybit(積立・ステーク量によって利率が異なる)
通貨 | 利回り |
ETH | 2.5% |
SOL | 2.6% |
AVAX | 1.8% |
ATOM | 5.8% |
Bitget
通貨 | 利回り |
ETH | 4% |
SOL | 6.5% |
AVAX | 6% |
ATOM | 18% |
通貨によって異なっていますが、概ねBitgetの利率は高めに設定されています。
ただし、細かな条件やイベントなどによって利回りは大きく異なってくるので、注意が必要です。
Kucoin・Bybitともに、イベントや預け方によって利回りが高くなることがあります。
LSDとの比較
主要なLSDであるLidoは、ETHとMATICを扱っています。
Lidoの利回りはETH 3.8%・MATIC 4.4%で、BitgetはETH 4%・MATIC 4.7%になっています。
両通貨とも若干ではありますが、Bitgetの方が高いです。
シンプルにステーキングするだけの利回りでは、Bitgetの方がパフォーマンスが良いです。
Bitgetのステーキングの注意点とリスク
Bitgetのステーキングの注意点とリスクについて、以下から解説していきます。
- ステーキングには一定のリスクがある
- LSDとは大きく異なる
- CEX共通のリスクがある
ステーキングを利用する前にチェックしたい点をまとめました。
ステーキングにはリスクがある
前提として、ステーキングはリスクがあるものです。
どのような方法でステーキング・お金を預けるのか?によって、細かなリスクは異なってきます。
例えば、ステーキングでは一定期間ロックされるものが多いです。
もしも、その間に大きな価格変動が起こった際に資金が自由に動かせなくなります。
上記のようなものに限らず、ステーキングやレンディング関連のサービスには何らかのリスクがあることが一般的です。
各サービスが持つリスクを、予め把握しておく必要があります。
LSDとは大きく異なる
Lidoに代表されるようなLSDと、Bitgetのようなタイプのステーキングは、特性や運用の前提が大きく異なります。
LSDでは、ステーキングを行ったことを証明する仮想通貨が発行されます。
上記によって、ステーキングしている間でも、ステーキングしたことを証明する仮想通貨を流動的に使用可能です。
例えば、LidoのstETHをレンディングを通して、再度DeFiで運用するといったことが可能です。
LSDを通してのステーキングでは、上記のような重層的な利回りが魅力になっています。
一方で、Bitgetのステーキングには、上記のようなメリットがありません。
CEX共通のリスクがある
Bitgetのステーキングに限らず、CEX(中央集権取引所)の商品・サービスには一定のリスクがあります。
例えば、Bitgetのような海外取引所は、国内取引所ほど厳しい規制下にありません。
その上で、DeFiやLSDのような透明性も無いです。
Bitgetに限った話ではありませんが、海外取引所で何らかのトラブルが発生した場合、保護されることは基本的にないと考えた方が良いです。
そのため、余剰資金で利用するといった基本的な点を押さえておきましょう。
Bitgetのステーキングについてまとめ
この記事では、Bitgetのステーキングについて解説しました。
仮想通貨を長期保有しているといった方は、ステーキングを利用することで、効率的に運用していけます。
しかし、一定のリスクもあるのでさまざまな注意点を押さえた上で、利用していきましょう。
画像・データ出典:Bitget
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