楽天のポイントビットコインとは？始め方や手数料、儲かる仕組みを解説

楽天のポイントビットコインとは

楽天ポイントビットコインは楽天ポイントの運用サービスです。

ユーザーが楽天ポイントをサービスに預け入れると、その楽天ポイントはビットコイン(BTC)の価格と連動して増減するようになります。

BTC価格が上がる→楽天ポイントの数が増える
BTC価格が下がる→楽天ポイントの数が減る

楽天ポイントを使った仮想通貨への投資サービスというイメージです。

なお、少し分かりにくいかもしれませんが、ポイントビットコインでは実際にビットコインを保有するわけではありません。

あくまでビットコインの価格に連動して、楽天ポイントの総数が変わる仕組みになっているだけです。

しかし楽天ポイントビットコインを運用すれば、貰える楽天ポイントを増やす事が可能になります。

楽天ポイントビットコインは儲かる？

楽天ポイントビットコインでは、理論上「ビットコイン価格が上がっただけポイントが増加」します。

仮に2023年1月に10,000円相当の楽天ポイントを預けていた場合。

2023年12月には30,000円相当の楽天ポイントに増加している計算になります。

ビットコインは価格変動が激しい仮想通貨で、2023年には約3倍の価格上昇をしています。

運用を始める時期さえ見極めれば、楽天ポイントビットコインで儲けることも可能でしょう。

しかしビットコイン価格が高いときに楽天ポイントを預けてしまうと、ビットコイン価格が下落するに従って楽天ポイントも減ってしまいます。その点には注意が必要です。

楽天ポイントビットコインのメリット3選

ポイントビットコインのメリットは3つです。

余った楽天ポイントを増やせる可能性がある
実質0円でビットコイン投資を体験できる
通常のビットコイン取引に比べてリスクが少ない

余った楽天ポイントを増やせる可能性がある

ポイントビットコインを利用することで、楽天ポイントを増やせる可能性が生まれます。

楽天ポイントを放置しているだけだと、その総数は何も変わりません。しかしポイントビットコインを利用すれば、お得にポイントを増やせるかもしれません。

ただしポイントが減ってしまう可能性もあるので、そのリスクは認識しておきましょう。

ビットコイン投資を体験できる

楽天ポイントビットコインを利用すると、実質0円でビットコイン投資を体験できます。

普段の買い物で楽天を利用している方や楽天モバイルを使っている方などは自然とポイントが貯まっていくため、投資のために現金を用意する必要がありません。

楽天経済圏で生活している方はポイントビットコイン投資を始めやすいでしょう。

「ビットコインに投資をしてみたいけど、現金は使いたくない」という方におすすめのサービスです。

通常のビットコイン取引に比べてリスクが少ない

ビットコインは値動きが大きい仮想通貨です。

現金を使って投資するのに比べて、ポイントビットコインは現金を使わない分、通常のビットコイン取引よりもリスクは軽減されています。

変動するのは楽天ポイントだけなので気持ちもいくらかは楽です。

とはいえ楽天ポイントを増やすのが一番ではあるので、ポイントの引き出しタイミング・交換タイミングはよく考えるようにしましょう。

楽天ポイントビットコインの交換・引き出しタイミング

楽天ポイントビットコインで儲かる方法は1つ。

ビットコイン価格が安いときに楽天ポイントを交換して、ビットコイン価格が高いときに引き出すということです。

やることは単純。

しかし実際にやってみると「ビットコイン価格が高いときにポイントを預け入れてしまった」「ビットコインが安いときに引き出してしまった」ということが起きがちです。

楽天ポイントビットコインの交換タイミング

楽天ポイントを預け入れるタイミングとして1つの参考になる考え方が”ドルコスト平均法”です。

ドルと名前に付いていますが、実際にやることは毎月決まった金額だけ投資するというだけです。

毎月決まった金額分を投資することで単価を抑える事が可能になります。

楽天ポイントビットコインにおいても、毎月一定額のポイントを預け入れるという形であればリスクをいくぶんか減らせるでしょう。

ただ最安値の瞬間に多くのポイントを注ぎこみたいという人もいるかと思います。

たしかにその方が利益幅は大きくなるのですが、投資タイミングを見極めるのはなかなか大変です。仮想通貨の情報をリサーチして、自分なりに根拠を持って取り組んでみるとよいでしょう。

楽天ポイントビットコインを引き出すタイミング

楽天ポイントビットコインを引き出すタイミングは、当たり前かもしれませんが利益が出ている瞬間が望ましいです。

例えば1,000円分のポイントを預け入れていたら、1,000円以上受け取れるタイミングがよいでしょう。

悩んでしまいがちなのが利益が出ていない期間です。

もうポイントを引き出してしまったほうがよいのか。それとも今後利益が出ることを信じて預け入れた方がよいのか。

最終的には本人の判断にはなりますが、ひとつの参考になるのがビットコインの価格帯です。

先述したようにビットコインは1年の間に2～3倍の値動きが起こります。ある程度の期間を持つと、価格が戻ってきたり、利益が出るようになるタイミングに突入することがあります。

引き出すタイミングで悩んだときは、自分が楽天ポイントを預け入れた時のビットコインの価格を確認してみましょう。

ビットコインの値上がりを待つか、交換したほうがいいか判断する参考になるはずです。

楽天ポイントビットコインの始め方

ポイントビットコインを始めるためには、楽天会員になる必要があります。

「単純にどんなものか見てみたい」というだけであれば、楽天ポイントを用意する必要はありません。

もしすぐに運用を始めたい場合は、楽天ポイント100ptから運用できるため、その準備もしておきましょう。

まずは、「ポイントビットコインのページ」にアクセス。

「はじめ方を見てみる」をクリックします。会員情報を入力して楽天PointClubにログインしてください。

楽天ポイントクラブアプリの場合は、ホーム画面左上のメニューマークから「ポイントビットコイン」をタップすると画面を開けます。

ポイントビットコインの画面を開いたら、チャート下の「追加する」ボタンを押しましょう。

するとポイントの追加画面が表示されるので、追加したいポイントの数量を入力して「確認する」を押してください。

以上で、追加した楽天ポイントがビットコイン価格に合わせて増減します。

ポイントを引き出したい時は「引き出す」を押すと通常ポイントに両替可能です。

楽天ポイントビットコインの注意点

ポイントビットコインを利用する上で、覚えておきたい注意点は2つ。

スプレッド(手数料)が発生する
現金との交換はできない

手数料(スプレッド)が発生する

ポイントビットコインで運用中のポイントを引き出す際は、スプレッドと呼ばれる手数料が発生します。

スプレッドとは「買値」と「売値」の差額のこと。

例えばBTCの買値が200万円、売値が199万円だった場合、差額の1万円分がスプレッドとして発生します。ただし1万円が新たに徴収されるわけではなく、差額分が手数料として勝手に引かれる仕組みになっています。

スプレッドを理解するのがむずかしい場合は「運営に支払う仲介手数料」と認識しても問題ありません。

ポイントビットコインでは、引き出す際にスプレッド分のポイントが差し引かれます。

スプレッドが高いタイミングで引き出すと損なので、ビットコインの買値と売値の差がなるべく小さい時に引き出しましょう。

現金との交換はできない

ポイントビットコインは、楽天ポイントとして運用されます。

そのため、現金との交換はできないので認識しておきましょう。まぁいまや楽天ポイントは、ショッピング・旅行・決済など様々な場所で使えるので、それほど気にする必要はないかもしれませんが…。

楽天が提供するポイント運用サービスを比較

楽天にはポイント運用サービスが4つあります。

各サービスの違いは、「投資対象」と「実際に資産を保有するか・否か」です。

名称	投資対象	実際に保有するか
ポイントビットコイン	ビットコイン	保有しない
楽天ウォレット	各種、仮想通貨	保有する
ポイント運用	株式インデックス・債権インデックス	保有しない
ポイント投資	各種、投資信託	保有する