NIDT(日本アイドルトークン)とは?特徴や買い方を解説
NIDT(日本アイドルトークン)とは?
Nippon Idol Token(NIDT)は「新たなアイドル活動」を実現するために発行されたトークンです。
ブロックチェーン技術やNFT、メタバース空間などを組み合わせることにより、アイドル・ファン双方に新たなアイドル体験を提供します。
名称 | Nippon Idol Token(日本アイドルトークン) |
シンボル | NIDT |
発行日 | 2023年3月 |
基盤通貨 | イーサリアム |
通貨タイプ | ERC-20 |
公式サイト | https://www.nidt.network/ |
公式Twitter | https://twitter.com/OVERSE_JP |
公式Discord | https://discord.com/invite/NipponIdolToken |
公式ホワイトペーパー | https://overse.co.jp/ir/ |
日本アイドルトークンは株式会社オーバースが発行したトークンです。
主な用途は女性アイドルグループの結成と活動をサポートすること。
日本アイドルトークンの保有者は新しいアイドルグループの結成から活動に至るまで一連の流れを支援できるほか、メタバース空間のライブチケットが優先的に取れたり、限定NFTの購入権利が得られるなどの恩恵を受けられます。
WHITE SCORPIONを支援するプロジェクト
NIDTは新しいアイドルを結成するときのオーディションで投票券として使用されていました。
そのプロジェクトで結成されたのが11人組のアイドルユニット”WHITE SCORPION”です
WHITE SCORPIONは2023年12月7日にデビュー配信シングル「眼差しSniper」をリリースしています。
NIDT(日本アイドルトークン)の特徴
NIDT(日本アイドルトークン)の特徴についてそれぞれ解説していきます。
実在のアイドル×メタバースの融合
日本アイドルトークンのプロジェクトでは、実在のアイドルがいます。
現実でのライブのほかにもアイドルと仮想空間(メタバース)でも交流できる見込みです。
このプロジェクトでは、従来のアイドル活動とメタバースの融合を進め、ファンはアイドルとの交流をより深く、広く体験できるようになります。
さらに、メタバースを通じて実世界では難しいアイドルとの交流スペースを作り出し、新たな親近感を生むことが期待されています。既存の街並みや建造物をデジタルで再現することで、リアルとバーチャルの融合も促進されるでしょう。
リアルな握手会ではあがってしまって上手く喋れない私ですが、もし仮想空間でお喋りできるなら会話を楽しめるかもしれません!
最新技術を用いて新たなアイドル体験を支援
NIDTでは最先端技術を駆使し、アイドルとファンの新しい関係を築くことを目的としています。
- 暗号資産「NIDT」の保有数により、推しへの愛を可視化(ブロックチェーン技術)
- 仮想空間でのライブ活動(メタバース)
- 世界にひとつしか存在しない限定グッズが得られる(NFT) etc…
最新技術を活用することでアイドルとファンの関係はより密接になり、ファンはアイドル活動に「積極的に参加できている」という感覚を得やすくなっています。
秋元康がプロデュースを手掛ける
NIDTの総合プロデューサーは、秋元康が務めます。秋元康は、AKB48や乃木坂46など数々のトップアイドルグループをプロデュースしており、その実績は国内外で高く評価されています。
秋元康が培ってきた豊富な業界経験と人脈がこのプロジェクトに活かせることを考え、NIDTの将来性に大きな期待感を持っています。
IEOでの販売金額が10億円を突破
IEOとは、(Initial Exchange Offering)の略で、仮想通貨取引所を介しておこなう資金調達方法のことです。
2023年3月に行われた日本アイドルトークンのIEO結果は、なんと10億円。販売数量200,369,000枚、販売金額は1,001,845,000円となり、国内IEOとしては2例目の10億円突破記録を達成しました。
(前略)販売結果は、販売会社である株式会社 coinbook(本社:東京都港区、代表取締役:大槻 正孝)及び株式会社 DMM Bitcoin(本社:東京都中央区、代表取締役:田口 仁)の両社合計で、販売数量は 200,369,000 枚、販売金額は 1,001,845,000 円となり、10 億円突破は国内 IEO において 2 例目となりました。
IEOには、NIDT(日本アイドルトークン)を取り扱う「coinbook」と「DMM Bitcoin」の2社が参加。それぞれ69,660,000枚、130,709,000枚のトークンを販売し、払込総額は1,081,992,600円という結果になりました。
NIDTの総発行トークンの数は10億枚なので、残りは99,631,000枚。この残数は、NIDTの発行元であるオーバースが保有するとされており市場での売却は行わないと発表しています。
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NIDT(日本アイドルトークン)の設計
NIDT(日本アイドルトークン)がどのように設計されているのかを解説します。
- トークのミクストとユーティリティ
-
暗号資産の世界では、発行した暗号資産(≒トークン)で経済が回ることを「トークノミクス」と表現します。そして、発行されたトークンの使い道を「ユーティリティ」といいます。
NIDT(日本アイドルトークン)の使い道
NIDT(日本アイドルトークン)の用途は主に5種類。
- アイドル活動の運営の一部における意思決定( 投票権 )
- アバターやNFT等のデジタルグッズの購入
- 物販等の購入
- コンサートやイベント等のチケットの購入
- コンサートやイベント等におけるメンバーへの投げ銭
これら用途のほかに、NIDTでは「保有者ランク」というものが設けられる予定です。
NIDTをいつ・どれくらい保有していたか、またどれだけの期間保有を続けているかによってランクが付与されます。
NIDTの保有者は、ランクに応じた優遇措置を受けられる見込みです。
- NIDTランクに応じた権利の例
-
【グッズ】
・レアNFT、デジタルアイテム獲得
・限定グッズ、ノベルティ獲得
・通常グッズ販売時割引
【ライブ】
・限定リアルライブ参加権
・ライブ優先抽選券
・チケット当選率アップ
・チケット販売時割引
【ファン交流】
・トーク会当選確率アップ
・専用トーク会招待
・メタバース上での専用ファンミーティング
【運営参加】
・セットリスト決定投票券
・衣装決定投票券
・クリエイティブ決定投票券
※上記権利は、変更される可能性があります
参考:https://ift.tt/1L2P39A
NIDT(日本アイドルトークン)のトークノミクス
NIDTのIEO実施時には10億枚のトークンが発行されています。
NIDTは、ファンが推し活するために保有する分、アイドルへの報酬に使う分やマーケティング費用などに割り当てられています。IEO時点でのトークン配分は以下のとおりです。
分布 | 配分 | NIDT数量 |
---|---|---|
利用者保有 | 30% | 300,000,000枚 |
開発チーム・プロジェクト報酬 | 30% | 300,000,000枚 |
チーム自己保有 | 21% | 210,000,000枚 |
エコシステム報酬・マーケティング分 | 19% | 190,000,000枚 |
プロジェクト報酬分の一部と開発チームの自己所有分はロックアップされます。
ロックアップとは、トークンを一定期間を販売制限する仕組みのことです。NIDTの例でいうと、運営が持つトークンがロックアップされるということなので、運営による売り逃げを防ぐということに繋がります。
なおトークンの発行量はIEO時点においてであり、今後新たに追加される可能性はあります。
一部のつよつよファンがNIDTを買い占めて、「プロジェクトを乗っ取る」なんてことが起こらないような仕組みが取られています!
NIDT(日本アイドルトークン)の魅力
NIDT(日本アイドルトークン)の4つの魅力について解説していきます。
推しへの「愛」が評価され、特別な権利が得られる
これまでは、初期からのファンも最近ファンクラブに入った人も受けられる恩恵が同じでした。
ファンに貴賤は無いとはいえど、初期からアイドル活動を支える古参ファンは、アイドルにとってもかけがえのない存在です。ただ、現在の仕組みでは初期の貢献者に対するリターンがなかなか実現できませんでした。
しかし、ブロックチェーン技術を活用することで、誰が、いつから、どれだけNFTを保有しているのかを確認できるようになりました。これにより、推しへの愛が可視化されて、アイドルに届けられるようになったのです。
NIDTのトークンエコノミクスはこの技術を取り入れ、初期からの応援者がNFTを所有することで推しレベルが上がり、保有量に応じた特別な特典が与えられます。NIDTを使った経済圏が拡大するとともに、初期のNFT保有者にはさらなる特典として特別なNFTが付与されることも。
推しに対する愛が深ければ深いほど、受けられる恩恵も大きくなる世界が到来します。
新たなアイドル体験を味わえる
NIDTプロジェクトでは、メタバース上でのアイドルとファンとの交流により新たなアイドル体験を味わえます。
リアルイベントが主な活動の場であったアイドル業界は、新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けました。そこで「IDOL3.0 PROJECT」は、メタバースにおけるイベントとサービスに力を入れる方針を打ち出しました。
アイドルとファンが仮想空間で交流し、新たな経験を共有することが可能に。仮想コンサート会場や仮想店舗でアイドル活動が展開される予定で、これまで考えられなかったような交流が実現します。
「IDOL3.0 PROJECT」の海外進出戦略では、多言語によるコミュニケーションツールの展開も予定されています。全世界のファンが一堂に会する場が提供されるでしょう。AI技術の活用により、異なる言語を話すファン同士の交流もサポートされる計画が出ています。
ファンの意向が反映されやすい
日本アイドルトークンでは、ファンの声がアイドル活動に直接反映されます。NIDT保有量に応じて、コンサートのセトリや衣装に要望を出せるのです。
これまでのアイドル業界では、大手芸能事務所や広告代理店といった資金提供者の意向が尊重され、新しい取り組みがなかなか進展しないことが多く、ファンの要望が形になることは僅かでした。
しかしNIDTはファンから直接資金調達を行う仕組みを持ち、大手芸能事務所などの資金提供者の影響を受けず、アイドル活動の方針を立てられます。NIDTでは、ファンの意向を反映したアイドル活動が可能になるでしょう。
アイドル活動終了後の生計をサポート
女性アイドルグループのメンバーの多くが、10代から20代にアイドルとしてのキャリアを過ごします。
アイドルの中には、グループを卒業しても芸能活動を続ける者もいますが、多くの場合、卒業後の活動は減少して行く人が多数います。
アイドルを卒業する年齢は、一般的に大学を卒業し、就職して数年経った年齢になるため、実際の社会での就職が難しく、生活への不安が高まります。
NIDTプロジェクトでは、アイドル卒業後の不安を軽減するために、新たにNIDTを発行し、アイドル時代の活動実績に応じて割り当て、卒業時に付与していく計画があります。卒業後の生活の保証がなされることで、女性アイドルグループのメンバーはアイドル活動に専念し、より高いパフォーマンスが発揮できると期待できます。
「推しにはいつまでも幸せに暮らして欲しい」という希望が、NIDTによって実現するのはファン冥利に尽きます
NIDT(日本アイドルトークン)の買い方
NIDTは暗号資産取引所で購入できます。
国内暗号資産取引所だとNIDTを取り扱っているのは2つ。
どちらの取引所でも、NIDT保有量に応じた特典は受けられます。
DMMビットコインは入出金に対応していませんが、取引板が厚くすぐに売買しやすいです。利用者も多いので、迷っている方は新規口座開設をしておくとよいでしょう。
coinbookは2023年3月に出来たばかりの取引所です。NIDTの入出金に対応しています。取引する際に手数料はかかりますが、200NIDTから購入できるので「まずはNIDTを保有してみたい」という方にオススメです。
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NIDT(日本アイドルトークン)の今後の見通しや将来性
NIDT(日本アイドルトークン)の今後の見通しや将来性について解説していきます。
WHITE SCORPIONの人気拡大
NIDTはWHITE SCORPIONのアイドル活動の支援に用いられます。
WHITE SCORPINの人気が高まればNIDTの価値もそれに応じて高くなっていくことが予想できるでしょう。
2022年に10月に矢野研究所が発表したデータによると、国内アイドル市場は約2,800億円です。
NIDTは仮想通貨トークンとして売買されるため世界各国の人でも買いやすいという面があります。
WHITE SCORPIONがメタバースやトークンなどを通じて垣根を超えた活動を行うようになると、それに応じてNIDTの値動きにも影響を与えるかもしれません。
もちろん国内アイドル市場はすでに群雄割拠です。
ここからWHITE SCORPIONがどれだけ人気を集めるアイドルになれるのかが試されそうです。
メタバース需要の増加
日本アイドルトークンは、メタバース空間での活動を主な活動場所とするプロジェクトとして注目されています。そのため、メタバース需要の増加とともに、NIDTの注目度は増していくと考えられます。
三菱総合研究所が2022年に発表したレポートによると、日本国内のメタバース市場は2025年に4兆円、2030年には約24兆円に成長すると予想。総務省の情報通信白書でも、メタバースの世界市場が2021年の368億ドルから2030年には6,788億ドルに成長するデータが引用されています。
メタバース市場の拡大は今後数年間は伸びる可能性が高く、メタバース市場での活動を主に行うNIDTは今後も注目される存在となるでしょう。
海外で人気を得る可能性がある
NIDTのプロジェクトでは、メタバース空間での活動を強化し、世界中のファンとのコミュニケーションを図っています。AIの活用により、言語の壁も乗り越えられるため、海外での人気獲得が期待されます。
日本のアイドル文化と海外のアイドル文化は異なります。海外のアイドルはK-POPに代表されるように多くの場合、完璧なダンスや歌唱力など完成品を求められます。それに対して、日本のアイドルは成長過程や人間ドラマをファンと共有し、未完成品が好まれる傾向があります。
既存のアイドルは主に、未完成品を好む国内市場をターゲットに活動しているアイドルが多いことに加え、言語の壁があり海外で人気のあるアイドルは少ないのが実情です。
しかし日本国内の市場は少子高齢化の影響で、市場は衰退していきます。そのため、今後はアイドルも世界市場での活躍の必要性が高まっていくでしょう。
トークンのロックアップ
NIDTでは、プロジェクト報酬分とチーム自己所有分にロックアップが設定されており段階的に解除される設計となっています。
ロックアップの解除スケジュールは下記の通り。
・IEO実施から90日ごとに7%または2%のロックアップ解除
・約5年後に全ロックアップ解除、10億枚のトークンが市場に流通
ロックアップの採用は、NIDTの価値の安定と持続的な成長を可能にします。
プロジェクト報酬やチーム自己所有分の段階的な解除は、売り圧力の急激な増加を防ぐだけでなく、投資家も安心して、投資できる環境を作ることになるでしょう。
NIDT(日本アイドルトークン)の価格推移
2023年3月に行われたNIDTのIEO価格は5円でした。2023年9月11日には、最高値55.6円を記録。
IEO価格から10倍の価格上昇を果たしています。
NIDTは2023年8月後半から高騰し始めました。その要因として、2つの要因が考えられます。
NIDTポータルの始動
NIDTポータルは、IDOL3.0プロジェクトのポータルサイトです。NIDTポータルで投票券や推し活体験が行える見込み。
NIDTを保有することによるメリットがより体験しやすく、可視化されたことでNIDTを保有する価値が分かりやすくなりました。
ホワイトナイトシステムのスタート
ホワイトナイトシステムとは、オーディション通過者を一般投票枠で決めるシステムです。
NIDTの保有数に応じて「投票数を多く貰える」ため、1stStageで脱落してしまったアイドルを次のオーディションに進ませたい人は、NIDTをかき集めて投票を行う必要があります。
ほかにもNIDTは急騰をしたため世間の注目を集めました。その状況に乗っかった投資家のマネーの流入も考えられます。
NIDT(日本アイドルトークン)のまとめ
日本アイドルトークン(NIDT)は、アイドルの応援の形が大きく変わる可能性があるプロジェクトです。
ブロックチェーン技術を活かしメタバースでの活動を主軸とするなど今までのアイドルの在り方も変えていくかもしれません。
NIDT(Nippon Idol Token)のIEO情報 ※終了
Nippon Idol Token(NIDT)のIEOは「DMM Bitcoin」と「coinbook」の2つの国内取引所で開催されます。
IEOの最新販売概要を、以下の表にまとめました。
販売総数 | 3億枚(総発行枚数の30%) |
販売枚数の内訳 | DMM Bitcoin:1.5億枚/coinbook:1.5億枚 |
販売価格 | 5円/NIDT |
払込通貨 | 日本円 |
手数料率 | 8%(消費税込み) |
1口の申込単位 | 1,000NIDT(5,000円) |
申込上限口数 | 10,000口(5,000万円) |
抽選方法 | DMM Bitcoin:積み増し方式/coinbook:ランダム方式 |
IEOの実施スケジュールは下記のとおりです。
- 2023/3/29~4/19の正午まで:購入申し込み期間
- 2023/4/20:抽選日
- 2023/4/24:抽選結果発表・NIDTの受渡日
- 2023/4/26:NIDTの売買開始
IEOに参加するためには、4月19日の正午までに購入申込手続きをする必要があります。
どちらの取引所で申し込んでも問題はありませんが、上場後の流動性を考慮すると「DMM Bitcoin」で参加するのがおすすめです。
IEOに参加したい方は、DMM Bitcoinの口座開設をしてマイページにログインし、「IEO一覧」から購入申し込みを行いましょう。
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