Base(ベース)のメインネット公開!Coinbase(コインベース)発のイーサリアムレイヤー2とは

Base(ベース)のメインネット公開!Coinbase(コインベース)発のイーサリアムレイヤー2とは

Base(ベース)のメインネット公開!Coinbase(コインベース)発のイーサリアムレイヤー2とは

Base(ベース)メインネット公開までの経緯

Base(ベース)は、Coinbase(コインベース)が開発したEthereum(イーサリアム)のレイヤー2です。

2023年2月にBase(ベース)のテストネットが立ち上げられ、同年7月には開発者向けのメインネットが先行公開されました。

そして、2023年8月9日にメインネットを全ユーザーに公開。

公開により、Base(ベース)とEthereum(イーサリアム)間での仮想通貨の移動が可能となりました。

Coinbase(コインベース)がBase(ベース)を立ち上げた理由とは?

Coinbase(コインベース)が目指しているのは、オープンな金融システムの実現です。

実現のためには、分散型アプリケーション(DApps)の普及が必要であり、以下の要素が重要とされています。

  • 手軽さ
  • 低コスト
  • 安全性

また、開発者が分散型アプリケーション(DApps)を効率的に構築するためのサポートも必要です。

以上の背景があり、Coinbase(コインベース)はBase(ベース)の立ち上げにいたりました。

Base(ベース)の特徴について

Base(ベース)には、どのような特徴があるのでしょうか?

特徴は以下の3つです。

  • Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2
  • Coinbase(コインベース)との親和性が高い
  • OP Stackの採用

Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2

Base(ベース)はEthereum(イーサリアム)のレイヤー2として開発されました。

Coinbase(コインベース)がEthereum(イーサリアム)を選定した理由は、EVM(Ethereum Virtual Machine)が分散型アプリケーション開発の主流だからとしています。

Ethereum(イーサリアム)のレイヤー1は、高いセキュリティが求められる分散型アプリケーション(DApps)の実装に最適です。

しかし、Ethereum(イーサリアム)のレイヤー1では、大規模なトランザクションや多数のユーザーをサポートするのに限界があります。

レイヤー2であれば、トランザクションの処理速度を向上させ、手数料を削減可能です。

大量のユーザーを対象としたアプリケーションに適した環境を構築できます。

将来的に分散型アプリケーションを展開する場所として、Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2が選択されました。

Coinbase(コインベース)との相乗効果

Base(ベース)では、Coinbase(コインベース)製品やツールを活用して、手軽に分散型アプリケーション(DApps)を作れます。

開発者はCoinbase(コインベース)のユーザーである1億1000万人以上に向けてサービスを提供可能です。

また、Coinbase(コインベース)のプラットフォーム内の800億ドルの資産にもアクセスできます。

OP Stackの採用

Base(ベース)は、「OP Stack」と呼ばれるプロジェクトの一部です。

OP Stackは、レイヤー2の立ち上げに必要なツールが揃っているキットのようなもので、Optimism(オプティミズム)と呼ばれる団体が中心となって開発しています。

Optimism(オプティミズム)が構想する「スーパーチェーン」にCoinbase(コインベース)も賛同し、OP Stackを使ってBase(ベース)を構築しました。

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メインネットが公開されたBase(ベース)の現状について

2023年8月にメインネットが公開されたBase(ベース)ですが、公開後はどのような状況なのでしょうか。

以下の2つについて解説します。

  • 多くの資金がBase(ベース)へ流入
  • 100以上のプロジェクト・分散型アプリケーション(DApps)が参入

多くの資金がBase(ベース)へ流入

Base(ベース)のメインネット公開1カ月時点で、Ethereum(イーサリアム)レイヤー2におけるTVLランキングで3位に位置づけました。

TVL(Total Valued Locked)は、ブロックチェーンやプロトコルの評価において一般的に使用される指標で、預かり価値の総額を示しています。

具体的には、Base(ベース)のTVLは5億3,600万ドルに達しており、Arbitrum One(アービトラム・ワン)やOP Mainnetに次ぐ高額です。

以上のデータから、Base(ベース)への期待とポテンシャルの高さがうかがえます。

出典:L2BEAT 2023年9月時点データ参照

100以上のプロジェクト・分散型アプリケーション(DApps)が参入

Base(ベース)には、すでに100以上のプロジェクトが参入しています。

以下は、参入しているプロジェクトの一例です。

Aave(アーベ) 分散型金融プロトコル(DeFi)
Compound(コンパウンド) 分散型金融プロトコル(DeFi)
OpenSea(オープン・シー) NFTマーケットプレイス
AnimocaBrands(アニモカ・ブランズ) 香港が拠点のWeb3大手企業
Brave(ブレイブ) Brave Software社開発のウェブブラウザ
出典:Base公式サイト

Base(ベース)メインネット公開を記念するイベント「On Chain Summer(オンチェーン・サマー)」を開催

Base(ベース)メインネットの公開を記念して、Coinbase(コインベース)は「On Chain Summer(オンチェーン・サマー)」を開催。

アート、音楽、ゲームなどをテーマにした数週間にわたる祭典で、2023年8月9日から8月31日までの期間中に実施されました。

イベントには、

  • Coca-Cola(コカ・コーラ)
  • ATARI(アタリ)
  • OpenSea(オープン・シー)

など、50以上の企業やアーティスト、クリエイターが参加しています。

On Chain Summer(オンチェーン・サマー)は、268,000を超えるウォレットが参加。

そして、700,000を超えるミント(NFTの新規発行)が実行されています。

On Chain Summer(オンチェーン・サマー)は、Base(ベース)上で多くの人が活動したと証明する結果となりました。

Coinbase(コインベース)開発の「Base(ベース)」メインネット公開 まとめ

Base(ベース)はCoinbase(コインベース)が開発したEthereum(イーサリアム)の新たなレイヤー2ネットワークです。

2023年8月9日にBase(ベース)のメインネットがすべてのユーザーに向けて公開されました。

Base(ベース)には、以下の特徴があります。

  • Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2
  • Coinbase(コインベース)との親和性が高い
  • OP Stackの採用

また、メインネットが公開されたばかりですが、TVL(Total Valued Locked)で3位に位置づけ、100以上のプロジェクトが参入(2023年9月時点)。

Coinbase(コインベース)によるイベント「On Chain Summer(オンチェーン・サマー)」も開催されました。

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