HashHubレンディングとは?特徴や想定利回りについて解説

HashHubレンディングとは?特徴や想定利回りについて解説

HashHubレンディングとは?特徴や想定利回りについて解説

HashHubレンディングとは

HashHubレンディングとは、暗号資産を貸し出すことで利益を得られるサービスです。

引用:HashHubLending公式サイト

ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を他の人に貸し出し、その対価として利息を獲得します。

株や債券でもレンディングが行われることがありますが、近年は「暗号資産の貸し付けサービス」を指してレンディングという呼び方をすることが多いです。

HashHubレンディングで利益が生まれる仕組み

HashHubレンディングは、ユーザーから預かった暗号資産を元手に投資運用をしています。ユーザーが得る利益は、HashHubレンディングが投資で出した利益から出ています。

ユーザーが貸し出した暗号資産は、専門家の手によってDefi・アービトラージなどの手法を用いて運用されます。レンディングする暗号資産によって利率が変わるのは、それぞれの暗号資産で見込める利益の出しやすさを考慮しているのでしょう。

2023年6月 2023年7月
ビットコイン(BTC) 1.5% 1.5%
イーサリアム(ETH) 4.5% 3%
DAI 4.0% 3.5%
USDC 4.0% 3.5%

なお、ビットレンディングの年利は市場状況により変動します。一般的な国内の暗号資産取引所よりも高い利率が設定されていることが多いですが、中には最大年利12%の「ビットレンディング」のようなサービスも存在します。

利息は複利で積み上がるため、長期間利用すればするほど利益は大きくなる計算。

例えば、1USDCを貸し出したとします。年利4%で1年後には1.04USDCに増えます。さらに1.04USDCを運用に回せば、複利の力で大きな資産形成が見込めます。

HashHubレンディングの特徴

HashHubレンディングの特徴は3つ。

  • ユーザーの自由度の高さ
  • 透明性と信頼性
  • 複利的に資産を増やす

これらの特徴により、HashHubレンディングは他のレンディングサービスとは一線を画しています。

ユーザーの自由度を重視した設計

HashHubレンディングは、ユーザーの自由度を重視した設計になっています。

貸出金額の上限がない

一般的なレンディングサービスでは、貸出金額の上限や抽選制度がありますが、HashHubレンディングではそのような制限がありません。ユーザーは自分の暗号資産を自由に活用できます。

いつでもレンディングを始められる

HashHubレンディングでは、いつでもレンディングを開始することができます。例えば、ビットコイン価格が上昇し始めたタイミングを狙いたいと考えた場合、HashHubレンディングでサービスを申し込めばそのタイミングでサービスを開始できます。

仮想通貨取引所のレンディングサービスは、残念ながら募集期間が決まっているものが多いのが現状です。

貸出期間に制限がない

HashHubレンディングでは、貸出期間に制限が設けられていません。短期・中期・長期と、個人の資産状況に応じたレンディング期間で運用できます。

手数料0円で解約できる

HashHubレンディングでは、手数料0円で解約できます。ほかのレンディングサービスでは、解約時に手数料が求められることがありますが、HashHubレンディングではありません。※解約手数料はかかりませんが、返還する際にかかるブロックチェーン手数料相当分は必要です。

また「ロック期間」もないため、解約申し込みさえしておけば翌々月の頭には資産が返却されます。

お客様の返還申請の翌月末がレンディング期間の最終日となり、その後、2営業日以内に返還いたします。返還には返還手数料がかかります。

(例)

お客様が2021年10月12日に返還申請を行ったとする場合、貸出しは2021年11月末日まで実行されます。その後、2営業日以内、つまり2021年12月1日あるいは2021年12月2日に返還トランザクションが実行されます。

HasyHubLending 返還タイミングはいつですか?

透明性と信頼性

HashHubレンディングは、ユーザーが安心してサービスを利用できるよう、透明性と信頼性の確保に力を入れています。

その一環として、資金の取り扱いやリスクに対する考え方を明確に開示しています。

HashHubレンディングでは、リスクコントロールに最大限の注意を払いつつ、アービトラージ・第三者への貸出し・ステーキング・DeFiを含んだ様々な暗号資産の活用を行う方針です。

HashHubレンディングでは、事業開始時点より、お客様からお借りした暗号資産につきまして以下の取引を禁止する内部ルールを定めております。

・顧客借入資産の売却および空売り禁止


・レバレッジロングなど価格変動リスクを伴う全ての取引の禁止


・個別銘柄の売買の禁止(例:BTCをETHに転換)

これらは最も基本的な内部ガイドラインであり、その他にも厳格な収益管理とリスク管理を行い、リスクをコントロールしたうえで暗号資産貸し出しサービスを展開しております。

なお、これらの方針は開示しながらも、当社の具体的な暗号資産の活用や個別戦略については開示しておりません。理由といたしましては、収益性確保や競争優位性確保によるものです。

HashHubLending どのように貸し出した暗号資産を活用(運用)していますか?

また世界有数の企業「BitGo」のウォレットサービスを採用し、ユーザーの資産を保護しています。

複利的に資産を増やす

HashHubレンディングでは、貸し出した資産を自動で再投資に回せます。複利的な資産運用が可能です。

投資において、単利と複利の利益の違いは大きいです。

Hasyhubは自動的に複利投資をしてくれるため、運用の手間をかけずに高い利息を狙えます。

HashHubレンディングの想定利回り

HashHubレンディングでの想定利回りは、暗号資産の年率によって決まります。

年率は市場状況により変動しており、公式サイトに毎月更新されます。

2023年6月 2023年7月
ビットコイン(BTC) 1.5% 1.5%
イーサリアム(ETH) 4.5% 3%
DAI 4.0% 3.5%
USDC 4.0% 3.5%

年利12%だった時期もあったので、ここ最近は利率がだいぶ下がってしまっています。ただ、HashHubレンディングでは、表面的な利回りの追求よりも安全性に重点をおいて営業をして行く方針を示しています。

当社サービスでは1月から運用ストラテジーの見直しを実施しており、保守的なストラテジーのみを採用する方針に変更しています。このような方針は市場に断固たる自信が戻るまでは継続していきます。

つきましては、来月4月の貸借料率については、BTC・DAI・USDCに関しては3月の貸借料率と変更なく、ETHの貸借料率に関しては前月から0.5%引き下げて4.5%としております。

これは表面的な利回りの追求よりも安全性に重点をおいて営業をして行く方針によるものですので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

HashHubLending 2023年4月 貸借料率のお知らせ

あくまで顧客資産を減らさず、着実に資産を増やすための利回りを重視しているようです。

少しずつでも安定して資産を増やしたい方はHashHubレンディングが良さそうです。利回りを重視したい方は、最大年利12%の「ビットレンディングもあるので検討してみるとよいでしょう。

HashHubレンディングのキャンペーン情報

2023年7月現在、HashHubレンディングのキャンペーン情報はありません。

過去、2021年10月1日~11月14日までは「HashHub Researchを2か月間無料で利用」というキャンペーンを実施していました。

「HashHub Research」とは、「仮想通貨」「DeFi(分散型金融)」「NFT」などWEB3に関する様々な情報を、業界に詳しいプロがリサーチした記事を読めるサービスです。

HashHubレンディングの始め方

HashHubレンディングを利用する手順は4STEP。

  1. アカウント作成
  2. 2段階認証と本人確認
  3. 資産の預け入れ
  4. レンディング開始

アカウント作成

HashHubレンディングの公式ウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成します。必要な情報を入力し、利用規約を確認した上で同意します。

二段階認証設定と本人確認 

次に、二段階認証の設定を行います。二段階認証は、不正アクセスを防ぐための重要な手順です。Googleの認証アプリを使用します。

その後、本人確認を行います。ユーザー情報(氏名、住所など)の入力と本人確認書類のアップロードが必要です。本人確認書類としては、運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードが使えます。

資産の預け入れ

 本人確認手続きが完了したら、暗号資産をHashHubレンディングに預け入れます。対応している暗号資産は、BTC、ETH、DAI、USDCです。預け入れる最低量は、各通貨ごとに設定されています。

ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) DAI USDX
最低貸し出し 0.001 BTC 以上  1.0 ETH 以上 5,000 DAI 以上  5,000 USDC 以上
追加 0.00000001 BTC 以上 0.00000001 ETH 以上 5,000 DAI 以上 5,000 USDC 以上
返還手数料 0.0005 BTC 0.005 ETH 15.0 DAI 15.0 USDC

レンディング開始

資産を預け入れたら、レンディングが開始されます。貸借料は毎月1日に支払われ、自動的に再貸出されます。

HashHubレンディングでは必要に応じて、いつでも解約申請が可能です。

HashHubレンディングの評判・口コミ

ユーザーからの評判や口コミを見ると、HashHubレンディングは高い利回りと利便性を評価する声が多いです。また、対応の速さも高く評価されており、信頼性のあるサービスと言えるでしょう。

一方で「利率が下がってる」「時間がかかる」など、改善の余地も指摘されています。

HashHubレンディングのメリット

HashHubレンディングのメリットは4つ。

  • 自動更新なので、いちいち契約し直す手間が省ける
  • 解約手数料が無料で、いつでも解約申請が出せる
  • 自分の資産や投資計画に応じて、レンディングを始められる
  • 運営はリスク管理を徹底している

自動更新なので、いちいち契約し直す手間が省ける

HashHubレンディングは、一度契約すれば自動的に更新されるシステムを採用しています。ユーザーは毎月レンディングの申し込みをする必要がありません

他のレンディングサービスでは、30日間お金を引き出すことができなかったり、手動で契約を更新する必要があったりします。

しかし、HashHubレンディングでは、これらの制約がありません。

これは、暗号資産取引所のbitbankやGMOコインなどでは見られない特徴であり、ユーザーにとっては大きな利点となります。

解約手数料が無料で、いつでも解約申請が出せる

HashHubレンディングはいつでも契約を解約でき、その際に手数料は発生しません。

一部のレンディングサービスでは、契約を早期に解約すると、解約手数料を支払う必要があります。HashHubレンディングは資産を固定期間でロックすることはありません。

自身の経済状況や市場の状況に基づいて、いつ資産を引き出すかを自由に決定できます。

 自分の資産や投資計画に応じて、レンディングを始められる

HashHubレンディングは、利用者にとって非常に使いやすいサービスです。

貸出金額の上限が設けられておらず、通常のレンディングのような固定期間はないためです。

これらの特徴は、利用者が安心してサービスを利用できる環境を提供しています。

運営はリスク管理を徹底している

HashHubレンディングでは、リスク管理を重視した運用を行なっています。

リスクを取って年率を上げるよりも、リスク管理を徹底して「ユーザーの資産を減らさない」ことを重視する方針があります。

暗号資産はボラティリティが激しく、資産の増減が大きいと言われています。そんな中、HashHubレンディングのように安定運用を重視した方針が見えると、いくぶんか安心材料になるでしょう。

またHashHubレンディングは、SBIホールディングスからの出資も受けており社会的な信頼性も高いです。

HashHubレンディングのデメリット

HashHubレンディングのデメリットは3つ。

  1. 暗号資産の価格変動
  2. 利回りが毎月変動する
  3. サービス歴が浅く「怪しい」との声もある

暗号資産の価格変動

暗号資産の価格は、市場の需給バランスや世界的な経済状況などにより大きく変動します。レンディング期間中に、暗号資産の価格が下がる可能性があります。

対策としては、まず投資する暗号資産を注意深く選ぶことです。

安定した価格動向を持つ暗号資産であれば、一時的に価格が大きく動いても、時間をかけて収束していきます。

他の方法としては、投資先を分散することも有効な対策の一つです。複数の暗号資産に投資することで、一部の暗号資産の価格が大きく下落した場合でも、全体の損失を抑えることができます。

レンディングとはいえ投資の一つではあるので、どうしてもリスクは存在します。投資する前に、リスクを正しく理解してサービス開始を検討するようにしましょう。

(参考) HashHubLending このサービスのリスクについて教えてください

利回りが毎月変動する

HashHubレンディングの利回りは、市場状況により変動します。利回りが予想より低下した場合、投資家は期待した利益を得られない可能性があります。

投資前に市場状況をしっかりと把握し、利回りの変動を予測することが重要です。

 サービス歴が浅く「怪しい」との声もある

Twitterでは、「HashHubレンディングが顧客の資産を運用して損失を出した」という噂が広まっています。

しかし、公式はこのようなデマや噂を完全に否定しています。

実際、HashHubから顧客資産が流出した事実は無いとのこと。

ではなぜこんな噂が出回ったのか?

HashHubレンディングはSBIグループと提携しているのですが、過去にSBIグループ子会社の「SBIソーシャルレンディング」が問題を起こして廃業した経緯があり、その関連性が疑われているようです。

たしかに同じ”レンディング”という言葉を使っているので、「HashHubLendingは大丈夫なのか?」と心配になる気持ちは分からないではありません。

ただ、あくまでSBIソーシャルレンディングとHashHubLendingは無関係であり、その点については正しく認識する必要があるでしょう。

HashHubレンディングの運営会社

HashHubレンディングの運営会社は、日本国内の仮想通貨(暗号資産)関連企業の「株式会社HashHub」です。

会社名 株式会社HashHub
設立 2018年4月
株主 SBIグループ 100%
資本金 1,236万円

仮想通貨に関する、プロダクト開発、リサーチ・コンサルティング、暗号資産レンディング、ブロックチェーン特化型コワーキングスペース運営の事業を展開しています。

HashHubレンディングは、2021年12月に正式にサービスをリリース。以来、継続してサービスを提供しています。

なお、HashHubレンディングの営業においては金融庁からの許可は必要ありません。暗号資産交換業を営むわけではないためです。詳しくは「公式HPのFAQ」を参照ください。

HashHubレンディングのまとめ

HashHubレンディングは、株式会社HashHubが運営する暗号資産レンディングサービスです。

ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を貸し出すことで、専門家がDeFiなどで高度に活用し、ユーザーに利益をもたらします。

暗号資産を有効活用し、新たな資産形成を目指す方にとって、HashHubレンディングは価値があるサービスと言えるでしょう。

レンディングサービスに興味がある方は、ぜひ「ビットレンディング」や「PBRLending」とも比較検討してみて下さい。

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