web3エンジニアとは?仕事内容や必要なスキルも解説
web3とは
web3とは、ブロックチェーンを活用した分散型Webであり、管理者を必要としない点が特徴です。従来のシステム(Web2)では、YouTubeやGoogleなどプラットフォームを活用することが一般的です。そのため、それぞれのプラットフォームにおいて問題があった場合はアカウントが凍結されるためサービスの利用が不可能となります。
しかしWeb3は管理者がおらず、ブロックチェーンを使うことによりユーザー同士で取引やコンテンツの提供、データの管理などができるようになります
web3エンジニアの仕事内容
web3エンジニアは、Web関連に必要なオープンソースシステムやインフラ開発、dAppsの開発などが主な業務です。スマートコントラクトの実装が必要になる場合が多いのですが、扱う言語はそれぞれのプラットフォームによって異なります。
プロジェクトによってスマートコントラクトではなく、JavaScriptをはじめとしたさまざまな言語スキルが求められる場合も少なくありません。
Web3エンジニアが携わる分野
Web3の分野は広くWeb3エンジニアにはさまざまな知識が求められます。特に次の分野はWeb3においてよく活用されるため、習得しておくとよいでしょう。
- ブロックチェーン
- NFT
- スマートコントラクト
ブロックチェーン
Web3.0エンジニアはブロックチェーンを活用したアプリケーションやサービスの開発をするため、ブロックチェーンにおける知識や対応する技術が必要です。ブロックチェーンとは分散型データベースであり、ブロックが連結していることが特徴です。取引した情報などを電子化してブロックに保存したものを連結させることで、データの改ざんや不正を防ぎます。
NFT
NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)は、アートやゲームなど幅広い分野におけるデジタルデータです。NFTは所有権を明確にすることが特徴です。NFTを活用している範囲は幅が広く今後も需要が高まることが予想されるため、仕組みについて把握しておくべきでしょう。
スマートコントラクト
スマートコントラクトは、特定の条件を設定することで自動契約ができるプログラムです。仮想通貨においてレンディングプラットフォームやDEXなど、スマートコントラクトを活用するケースは少なくありません。そのため、WebWeb3エンジニアが開発に携わる可能性があります。
Web3エンジニアが把握すべき開発言語
Web3エンジニアが扱う言語は複数ありますが、特に次の言語はよく活用されるため習得しておくべきでしょう。
- Go
- Solidity
- JavaScript
- Vyper
Go
Goは仮想通貨の開発に必要であり、Googleによって開発された言語です。シンプルな文法であるため習得しやすいほか、並行処理に対応しているため需要が年々高まっています。
Solidity
Solidityは、スマートコントラクト開発で頻繁に使われるためWeb3エンジニアが理解をすべき言語です。Solidityで開発したスマートコントラクトは、ブロックチェーン上で実行されることから、信頼性の高い取引ができます。
JavaScript
Webページを構築するために重要な言語であるJavaScriptは、Web3においても幅広く活用されている言語です。Webアプリケーションのほか、イーサリアム、ビットコインなども対応していることから、習得しておくべき言語だといえるでしょう。
Vyper
VyperはSolidityと同じようにスマートコントラクト開発に必要な言語であり、Pythonを基準としています。Solidityほど活用頻度が高いわけではないのですが、Pythonを使いこなせる人にとって活躍できる場が広がります。
まとめ
Web3は従来のWeb2と異なり、中央集権型ではないため管理者を必要としません。個人間での取引が可能であることから、特定の企業が提供するプラットフォームは不要です。そのため、特定の企業に個人情報を提供する必要がないほか、プラットフォームの問題によりサービスが利用できなくなる心配もありません。
ブロックチェーン技術を活用することで、NFTや暗号資産での取引など利用できる幅が広がっており、今後さらにWebエンジニアの需要は広まるでしょう。Webエンジニアはブロックチェーン技術をはじめとしてこれまでとは違ったスキルが求められるようになります。
The post web3エンジニアとは?仕事内容や必要なスキルも解説 first appeared on Mediverse|暗号資産(仮想通貨)の専門メディア.