Snapshot(スナップショット)とは?DAOの投票方法や仕組みを紹介
Snapshot(スナップショット)とは|DAOの分散型投票システム
Snapshot(スナップショット)は、DAOなどのプロジェクトで活用されている「分散型投票システム」です。
そもそもDAOとは「分散型自律組織」のことで、特定の管理者がいない組織を指します。組織の意思決定は「ガバナンストークン」という仮想通貨で行われるのが一般的です。
Snapshot(スナップショット)を使うと、プロジェクトは投票システムを簡単に作成でき、ユーザーはウォレット1つで投票に参加できます。
2023年4月現在は約13,000ものプロジェクトがSnapshot(スナップショット)を利用しているため、分散型投票に欠かせないシステムと言えるでしょう。
Snapshot(スナップショット)の仕組み
Snapshot(スナップショット)はオフチェーンの署名技術を使用しており、ブロックチェーンは使用していません。
データは「IPFS」という分散型ストレージに保存され、無料で投票ができます。
プロジェクトが投票システムを作る場合は、Ethereum Name Service(ENS)のドメインとガス代が必要です。
なお、投票ではガバナンストークンを使って意思表明をしますが、トークンが無くなるわけではありません。
Snapshot(スナップショット)におけるDAOの投票方法
Snapshot(スナップショット)でDAOの投票を行う方法は、下記のとおりです。
- ウォレットを接続する
- DAOを選択する
- 提案を選択する
- 投票を行う
- 投票を確定する
それぞれ画像付きで解説します。
ウォレットを接続する
まずは、Snapshotにアクセスして「ウォレットを接続する」を押します。
接続可能なウォレットが表示されるので、1つ選択して接続してください。
DAOを選択する
続いて、投票したいDAOを選択します。検索やカテゴリーで絞り込むこともできるので、探して選択しましょう。
提案を選択する
DAOからの提案一覧が表示されたら、投票に参加したい提案を選択します。
「終了」と記載されている提案には投票できないので、「アクティブ」の記載がある提案を選択してくださいね。
投票を行う
提案ページを下にスクロールすると、投票画面が表示されます。
投票内容を確認し、自分の意見を1つ選択して「投票する」を押しましょう。
ちなみに、画面右側では現在の投票状況を確認できます。
なお、投票するためには、ウォレット内でガバナンストークンを保有する必要があります。
必要なガバナンストークンの種類および数量は、提案ページの右上にある「ストラテジー」から確認可能です。
ガバナンストークンをまだ保有していない方は、購入してウォレットに送金してくださいね。
投票を確定する
さいごに、投票内容の確認画面が表示されます。投票内容に関する理由を記載すると、コミュニティ内での共有が可能です。
投票内容を確認後に「確定する」を押してウォレットを承認すると、投票が完了します。
Snapshot(スナップショット)のよくある質問と回答
Snapshot(スナップショット) のよくある質問に対して回答します。
個人情報の登録は必要?
Snapshot(スナップショット) はウォレット接続だけで利用できるため、個人情報の登録は必要ありません。
ちなみに、接続可能なウォレットは下記の6つです。
- MetaMask
- WalletConnect
- Coinbase Wallet
- Portis
- Stargazer
- Kaikas
投票先の変更はできる?
投票期間が終了していなければ、投票先の変更は可能です。
具体的には、変更希望の投票先に新しく投票すると、過去の投票が上書きされます。
トークンの保有量は投票結果に関係ある?
ガバナンストークンを多く保有するほど、投票結果に有利に働きます。
基本的には、トークン1枚につき1票の権利が与えられる仕組みです。
ただし、プロジェクトによって投票条件は異なるので、あらかじめ確認しましょう。
Snapshot(スナップショット)のまとめ
今回は、Snapshot(スナップショット)の仕組みやDAOの投票方法を紹介しました。
Snapshot(スナップショット)は、DAOなどのあらゆるプロジェクトの投票に参加できる「分散型投票システム」です。
ユーザーはウォレットにガバナンストークンを保有するだけで、投票に参加できます。
DAOの意思決定に関する投票に参加したい方は、本記事を見返しながらSnapshot(スナップショット)を始めてみてくださいね。
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