クリプトジャッキングとは?意味や事例・対策方法についてわかりやすく解説
クリプトジャッキングとは?意味や特徴をご紹介
クリプトジャッキングとは、他のユーザーのパソコンにウイルスを感染させ、マイニングなどを行うことで仮想通貨を得るハッキング手法の一つです。
通常、クリプトジャッキングを行う際にはマルウェアなどを送り込むことが一般的な手口となっており、不正にマイニングなどのプログラムを実行させます。
ターゲットに気づかれないように実行する悪質な行為となっており、場合によっては大量の計算処理によって排熱処理が追いつかず、パソコン自体の動作が停止してしまう危険性もあります。
過去に発生したクリプトジャッキングの事例
次に、過去に発生したクリプトジャッキングの事例について確認していきましょう。
過去に起こったクリプトジャッキングの事例としては、やはりCoinhive(コインハイブ)が最も有名な事件として挙げることができます。
Coinhive事件とは、ウェブサイト上に仮想通貨Moneroのマイニングスクリプトを設置し、サイトを閲覧したユーザーが自動的にマイニングをさせられていたという事件です。
ウェブサイトを閲覧したユーザーは拒否権なくマイニングに参加させられていたため、被害者が刑事事件として裁判の請求を行い、大きな社会問題となりました。
最終的には「無罪」の判決が言い渡されたものの、クリプトジャッキングが大きな話題になった事件であることは間違いないでしょう。
クリプトジャッキングを防ぐための3つの対策方法
記事の最後に、クリプトジャッキングを防ぐための3つの対策方法について確認していきましょう。
以下の3つの項目に沿って、詳しく解説していきます。
- ウイルス対策ソフトをパソコンにインストールする
- 常にブラウザやOSを最新状態にしておく
- 広告ブロックの機能を活用する
ウイルス対策ソフトをパソコンにインストールする
クリプトジャッキングを防ぐための対策方法として、まずウイルス対策ソフトをパソコンにインストールすることが挙げられます。
現在リリースされている有名なウイルス対策ソフトを導入すれば、クリプトジャッキングに使われるマルウェアなどを検知することができるでしょう。
もし自分のパソコンにクリプトジャッキングが行われようとしていたとしても、ウイルス対策ソフトによって事前に検知してくれます。
クリプトジャッキングを防ぐ上では非常に有効な対策となるので、ぜひ導入を検討してみてください。
常にブラウザやOSを最新状態にしておく
クリプトジャッキングを防ぐためには、常にブラウザやOSを最新状態にしておくことも非常に重要と言えるでしょう。
ブラウザやOSを最新状態にしておくことで、様々な脆弱性に対処できるため、マルウェアなどの感染リスクを下げることができます。
中には、ブラウザやOSの脆弱性をついてくるマルウェアも存在しているので、有効なクリプトジャッキング対策になると言えます。
面倒なのでつい先送りにしがちですが、常にブラウザやOSを最新状態にしておくように意識するようにしてください。
広告ブロックの機能を活用する
クリプトジャッキングの最後の対策方法として、広告ブロックの機能を活用することもあります。
クリプトジャッキングの手法の中には、ポップアップ広告を利用したものも存在しているため、不要な広告をブロックすることも効果的な対策と言えるでしょう。
ここ最近では、様々な広告をブロックしてくれることで話題になっているBrave(ブレイブ)などのブラウザもあるので、この機会に導入を検討してみてもよいのではないでしょうか?
その他にも、ブラウザ上で行われるJavaScriptを事前に無効化しておくことなども、クリプトジャッキングを防ぐために有効と言えるかもしれません。
クリプトジャッキングの意味や事例・対策方法まとめ
今回の記事では、クリプトジャッキングの意味や事例・対策方法などについて詳しく解説してきました。
ご紹介したように、クリプトジャッキングとはパソコンにマルウェアなどを感染させることで、勝手にマイニングを実行させる悪質な行為のことです。
過去には、仮想通貨MoneroをマイニングさせるCoinhive(コインハイブ)をはじめとした事件も発生しており、大きな問題となっています。
しかし、ウイルス対策ソフトを導入するなどの対策をしっかり行えば被害は防げるので、ぜひこの機会にしっかりと対策方法を考えてみてはいかがでしょうか?
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