仮想通貨ネクスト(NXT)とは?特徴や今後の見通し・将来性を解説
仮想通貨ネクスト(NXT)とは?
ネクスト(NXT)は、オープンソースで開発されたブロックチェーンおよび仮想通貨です。
基本情報を以下の表にまとめました。
仮想通貨名称 | ネクスト |
通貨シンボル | NXT |
価格(2023年2月現在) | 0.5847円 |
時価総額ランキング(2023年2月現在) | 1,037位 |
発行上限枚数 | 10億枚 |
リリース | 2013年 |
購入できる主な取引所 | Bittrex,Poloniex |
公式サイト | https://www.jelurida.com/nxt |
ネクスト(NXT)は日本国内の取引所では買えず、Bittrex(ビットレックス)やPoloniex(ポロニエックス)などの海外取引所を利用する必要があります。
また、発行上限枚数は10億枚と決まっており、すでに全枚数が発行済みです。
仮想通貨ネクスト(NXT)がよくわかる3つの特徴
ネクスト(NXT)の情報を深掘りするために、3つの特徴を解説します。
- 承認システムにPoSを採用している
- 多くの機能を備えている
- Ardorに統合されている
それぞれ確認していきましょう。
承認システムにPoSを採用している
ネクスト(NXT)は、承認システムにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用しています。
PoSとは、保有(ステーク)する仮想通貨の割合に応じて、ブロック生成の権利が与えられる仕組みです。ネクスト(NXT)では、マイニングのことを「フォージング(鋳造)」と言います。
つまり、NXTをたくさん保有するほど、フォージングの報酬も多くなるのです。
ちなみに、PoSが誕生する前はPoW(プルーフ・オブ・ワークス)という承認システムが主流でした。PoWは、計算処理が早いマイナーに対して報酬を与える仕組みです。
多くの機能を備えている
ネクスト(NXT)は、多くの機能を備えています。具体的な機能は下記のとおりです。
- データクラウド
- エイリアス
- マーケットプレイス
- 投票制度
- 通貨制度
- コインシャッフル
- メッセージング
例えば、データクラウドでは、ドキュメントや画像などの少量のデータをブロックチェーンにアップロードできます。
また、メッセージングではトランザクションに任意のメッセージを添付でき、暗号化された情報交換が可能です。
Ardorに統合されている
ネクスト(NXT)は、2018年にArdor(アーダー)というプロジェクトへ統合されました。
Ardorは2016年に誕生したブロックチェーンプロジェクトで、ネクスト(NXT)の機能をすべて取り入れています。さらにスケーラビリティも向上しているため、いわば「アップグレード版」です。
Ardorの誕生以来、ネクスト(NXT)の需要は減少し、価格も大きく下落しました。
なお、ネクスト(NXT)とArdorは対立している訳ではなく、あくまでも新旧の関係です。
開発元(Jelurida)も同じなので、Ardorが誕生するのは既定路線だったと言えるでしょう。
仮想通貨ネクスト(NXT)の将来性・今後の見通し
先ほど解説した通り、ネクスト(NXT)はArdorの誕生によって価格が下落しています。
以下の画像は、NXTの全期間チャート画面です。
Ardorとの統合が行われた2018年以降、ネクスト(NXT)の価格は暴落しています。
流動性もほとんど無いため、価格が再び上昇することはまず考えられないでしょう。
ただし、ネクスト(NXT)の生まれ変わりであるArdorの将来性には十分期待できます。
実際、Ardorの価格は2023年に入ってから160%以上も上昇しており、注目度も高いです。
そのため、将来性を期待して投資するのであればArdorを選ぶことをおすすめします。
仮想通貨ネクスト(NXT)のまとめ
今回は、ネクスト(NXT)の特徴や将来性について解説しました。
本記事のまとめは以下の通りです。
- ネクスト(NXT)は承認システムにPoSを採用している
- データクラウドやメッセージングなどの多彩な機能を備えている
- 発行上限枚数のすべてが既に発行されている
- 2018年にアップグレード版の「Ardor」へ統合された
- Ardorとの統合後は価格が大きく下落している
ネクスト(NXT)はArdorの誕生によってシェアが縮小しており、将来性には期待できません。
その代わり、上位互換のArdorは順調に価格が上昇していて期待値が高いです。
流動性もネクスト(NXT)より全然高いので、しっかり利益を取りたい方はArdorの取引を検討してみてはいかがでしょうか。
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