仮想通貨スパークトークン(Spark/FLR)の概要と特徴を解説

仮想通貨スパークトークン(Spark/FLR)とは

FLRはFlare Network(フレアネットワーク)が発行しており、このネットワークはリップルを発行しているRipple Labsにより運営されています。FLRは2023年1月10日に海外の仮想通貨取引所で、現物の取引が開始されたばかりの新しい仮想通貨です。

仮想通貨FLRの概要

仮想通貨名称	FLR
現在価格(2023年1月時点)	5.08円
時価総額	55,737,961,605円
発行上限枚数	100,559,787,198枚
公式サイト	https://flare.network/

CoinMarketCap参照

日本のリップル保有者にエアドロップを実施予定

日本国内のリップルの保有者に向けて、FLRがエアドロップされる可能性があります。エアドロップとは、仮想通貨発行者から必要条件を満たしている方へ、仮想通貨を無料でプレゼントすることです。

しかし、2023年6月12日までに日本暗号資産取引業協会JVCEAと金融庁が国内仮想通貨取引所へのFLRの上場を承認しない場合、エアドロップは実施されません。

FLRのエアドロップ注意点

エアドロップの対象者は、2020年12月12日の日本時間午前9時時点でリップルを保有していた方
エアドロップの配布枚数は、2020年12月12日の日本時間午前9時時点で保有していたリップルの保有枚数に基づく
エアドロップの対象枚数の15%が最初に配布され、残りの85%は今後3年間で徐々に配布予定

有名企業から出資を受けている

FLRを発行するFlare Networkには、リップル社の投資部門Xpringが出資しました。また、投資企業のDigital Currency Group(デジタル・カレンシー・グループ)やCoinFund(コイン・ファンド)などからも12億円を超える出資を受けています。

仮想通貨スパークトークン(Spark/FLR)の特徴

FLRの特徴は以下の2つです。

リップルにスマートコントラクトを実装

Flare Networkにより、リップルの分散型台帳技術XRP Ledger(XRPレジャー)にスマートコントラクトが実装される見込みです。これはリップルに新しい利用用途を与える、画期的な技術です。

スマートコントラクトは、取引や契約をプログラミングで自動的に行う仕組みです。また、改ざんされない履歴が蓄積されるため、透明性の高い資金管理もできます。

F-Assetの保有でFLRを報酬として得られる

Flare Networkにサポートされている仮想通貨をF-Assetに変更し、保有することでFLRを報酬として得られます。

F-Assetに変更できる仮想通貨一覧

XRP(リップル)
XLM(ステラルーメン)
LTC(ライトコイン)
DOGE(ドージコイン)

F-Assetは、今後Flare NetworkでのDeFi運用にも使用されていくでしょう。

仮想通貨スパークトークン(Spark/FLR)の価格動向

FLRは2023年1月10日に海外の仮想通貨取引所に上場され、10.32円が最高価格です。その後、価格は下がり2023年1月下旬時点で5.08円です。もし、日本の仮想通貨取引所でFLRが上場された場合は、上記のチャートと同じような動きになる可能性が高いでしょう。その理由は、エアドロップを受け取った方々が売却するため、売り圧が大きくなるためです。