メタバースとNFTにはどのような関係性がある?活用事例まで徹底解説
メタバース(Metaverse)とは?
記事の本題に入る前に、まずはメタバース(Metaverse)の基本情報を確認していきましょう。
メタバースとは、簡単に解説するとインターネット上に構築された3Dグラフィックスを活用している仮想空間と言うことができます。
メタバースの概念自体は1992年に提要されており、作家のニール・スティーヴンスン氏によって「Meta(超越した)+Universe(宇宙)」という2つの言葉を組み合わせた造語として作られました。
今後、メタバースの市場規模は大きく成長すると言われており、中には100兆円を超える規模になるとの予想もあるほどです。
NFT(Non-Fungible Token)とは?
次に、NFTについてもチェックしていきましょう。
NFTとは、正式名称で「Non-Fungible Token」と呼ばれるデジタルデータであり、日本語では「非代替性トークン」と呼ばれています。
大きな特徴としては、これまで不可能だったデジタルデータの唯一性や所有権をブロックチェーン上で証明できる点となっており、デジタルデータに価値を与えることを実現しました。
現状ではデジタルアートなどが主な利用用途となっていますが、今後は様々な業界やビジネスでの活用も期待されています。
メタバースとNFTの関係性とは?
ここからは記事の本題となる、メタバースとNFTの関係性を解説していきます。
以下の2つの項目に沿って、確認していきましょう。
- メタバースとNFTはそれぞれが独立した存在
- メタバース上の様々なデジタルアセットがNFTとして作成される
メタバースとNFTはそれぞれが独立した存在
同時に語られることが多いメタバースとNFTですが、実は直接的な関係はなく、あくまでそれぞれが独立したものとして存在しています。
実際、メタバースはNFTが存在しなくても成立しますし、その反対も同じことが言えるでしょう。
しかし、デジタルデータであれば基本的にどんなものでもNFTとして発行できるため、NFTはメタバースの可能性をさらに広げるテクノロジーと考えられています。
メタバース上の様々なデジタルアセットがNFTとして作成される
今後、メタバースが大きく普及していく中で、メタバース上の様々なデジタルアセットがNFTとして作成されることが考えられるでしょう。
事実、すでにメタバース上で使用するデジタルデータをNFTとして発行する事例は多数存在しており、今後もその流れは継続していくと予想できます。
中でも、メタバース関連のブロックチェーンゲームではゲーム内で使用するアイテムや土地など、様々な場面でNFTが活用されています。
メタバースの中でのNFTの活用事例をご紹介
メタバースとNFTの関係性をより深く理解するためにも、その活用事例をいくつか見ていきましょう。
- The Sandbox(ザ・サンドボックス)
- Decentraland(ディセントラランド)
The Sandbox(ザ・サンドボックス)
The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは、メタバース関連のNFTゲームとしては最も有名なプロジェクトの一つです。
ブロックチェーン版のマインクラフトと呼べるゲームとなっており、メタバース空間の中で他のユーザーと自由に交流したり、オリジナルのコンテンツを作成することができます。
The Sandboxでは、このメタバース空間の中にあるアイテムや土地など、様々なコンテンツがNFTとして発行されています。
そのため、ゲーム内の資産をユーザー同士で自由に取引することが可能となっており、メタバースをより興味深いものにしていると言えるでしょう。
Decentraland(ディセントラランド)
Decentraland(ディセントラランド)は、先ほどのThe Sandboxと同じくメタバース関連のブロックチェーンゲームです。
Decentralandのメタバースでも、LANDと呼ばれるゲーム上の土地などがNFTとして作成されており、ユーザー間で活発な取引が行われています。
また、メタバース空間内でNFTアートの展示会やイベントが開催されているなど、NFTを活用した面白い取り組みをしていると言えるでしょう。
メタバースとNFTの関係性や活用事例まとめ
今回は、現在注目を集めているメタバースとNFTの関係性や活用事例などをご紹介してきました。
メタバースとNFTはあくまで独立した存在ではありますが、NFTはメタバースの可能性をより広げていくものだと言えるでしょう。
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