サトシナカモトとは?ビットコイン(BTC)開発者の正体や論文の中身を徹底解説
サトシナカモトとは?
サトシナカモトは、2008年にビットコイン(BTC)とブロックチェーンに関する論文を発表し、2010年までビットコイン(BTC)の開発や運営に関わっていた人物です。
名前を聞くと日本人のように思いますが
- 本名
- 国籍
- 居住地
- 年齢
- 性別
これらの個人情報は、すべて公開されていません。
資料によっては「中本哲史」と表記されることもありますが、2022年現在も正体は不明の人物です。
2016年にはノーベル経済学賞にノミネートされましたが、実在しているのかが分からなかったため、受賞することはありませんでした。
サトシナカモトとビットコイン(BTC)の関わりは、以下の表で確認してください。
2007年 | ビットコイン(BTC)のソースコードを作成開始 |
2008年 | ビットコイン(BTC)に関する論文を投稿 |
2009年 | ビットコイン(BTC)のα版をリリース |
2009年 | ビットコイン(BTC)の運用を開始 |
2009年 | コミュニティ「Bitcoin Forum」を開始 |
2010年 | ビットコイン(BTC)の運用から撤退 |
サトシナカモトの活動期間を見てみると、実際は約4年しか運用に関わっていません。
2010年以降の情報は一切なく、すべてが謎の人物です。
サトシナカモトの特徴3選
ここでは、サトシナカモトについて分かっていることを3つにまとめました。
- ビットコイン(BTC)の開発者
- 発表した論文の内容
- 多くのビットコイン(BTC)を保有している
詳しく解説します。
ビットコイン(BTC)の開発者
サトシナカモトは、ビットコイン(BTC)を開発した人物です。
サトシナカモト研究所というWEBサイトには、2008年当時のメールが残されており、現在も見ることができます。
2008年11月17日に投稿されたメールには
過去 1 年半にわたってコーディングを行いながら、これらの細かい部分をすべて処理してきたと思います。
Cryptography Mailing List
Bitcoin P2P e-cash paper
と書いており、少なくとも2007年にはビットコイン(BTC)のソースコード(プログラミング言語を使いプログラムを作ること)を作成しています。
サトシナカモトの名前は通貨の単位にも使用されており、最小の単位0.00000001BTCに「1satoshi」という名前がついています。
発表した論文の内容
サトシナカモトは、2008年にビットコイン(BTC)とブロックチェーンに関する論文を発表しています。
論文は13ページのPDFファイルにまとまっており、誰でも閲覧が可能です。
論文の内容は
- 現在のインターネットの課題
- 個人間で行う電子署名の仕組み
- Proof-of-Work(POW)の計算方法
- マイニングの収益化について
- 個人情報について
など、文章量は多くないですが、暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーンの基礎となる論文です。
興味のある方は、以下のリンクから確認してください。
多くのビットコイン(BTC)を保有している
サトシナカモトのウォレットには、112万5,150BTCがあるといわれています。
2022年12月11日時点の価格で計算すると、2兆6千億円以上の資産価値です。
この112万をこえるビットコイン(BTC)は、運用開始後も送金、換金されずにウォレットに保管されています。
これまで何度も「サトシナカモトのビットコイン(BTC)が送金された」という報道が出ていますが、サトシナカモトの正体は不明のままです。
サトシ・ナカモトの正体とは?
サトシナカモトの正体を特定しようと、ジャーナリストやハッカー、政府機関などが調査しています。
- ハル・フィニー氏(コンピューター科学者)
- ニック・サボ氏(コンピューター科学者)
- レン・サッサマン氏(暗号技術の研究者)
- 金子勇氏(Winny開発者)
- クレイグ・スティーブン・ライト氏(科学者)
など、多くの人物の名前が上がっていますが、正体はわかっていません。
メールでの書き込みなどからわかっている情報は、以下の通りです。
- 日本に住む37歳の男性(当時)
- イギリス英語を使用していた
- プログラミングに精通している
- 経済学に精通している
プログラミングと経済学の知識が豊富なことから、サトシナカモトは個人ではなく複数の人物から作られたチームという意見も多いです。
サトシ・ナカモトが匿名の理由
約4年間も匿名で活動した理由は、以下の2点と言われています。
- 国によっては暗号資産(仮想通貨)が違法
- 特定の管理者が不在の通貨
アメリカは州によって法律が違い、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)に多くの規制をかけている州があります。
中国では2021年に、暗号資産(仮想通貨)の取引やマイニングを全面的に禁止、違法と位置づけました。
暗号資産(仮想通貨)が法律上認められていない国では、自由な活動ができなくなるので、正体を明かさなかったのではないかと言われています。
また、ビットコイン(BTC)はPeer-to-Peerという、お互いが対等な立場で情報を共有するネットワークを使用しています。
サトシナカモトを中心にビットコイン(BTC)の運営を進めてしまうと、本来の目的とずれてしまうと考えていたのかもしれません。
サトシナカモトのまとめ
本記事では、サトシナカモトの特徴や正体を明かさなかった理由を解説しました。
正体が不明の人物で、多くの専門家が集まった1つのチームという予想もあります。
サトシナカモトが開発したビットコイン(BTC)は、暗号資産取引所で購入できます。
おすすめの取引所は、初心者でも簡単に口座が開設できるビットポイント(BITPOINT)です。
ビットポイント(BITPOINT)について詳しく知りたい方は、以下の記事で確認してください。
筆者は暗号資産(仮想通貨)取引所を国内外合わせると15の取引所を開設しています。
今回はその中でも、初心者が簡単に開設できるビットポイント(BITPOINT)という国内暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設方法を紹介します!
「暗号資産(仮想通貨)の初心者なんで、優しくわかりやすく取引所開設のやり方を教えてほしい」という方に、今回は画像付きでわかりやすく丁寧に説明していきます。
The post サトシナカモトとは?ビットコイン(BTC)開発者の正体や論文の中身を徹底解説 first appeared on Mediverse|暗号資産(仮想通貨)の専門メディア.