NFTビジネスとは?NFTが活用される理由やビジネスモデルも解説
NFTとは?ビジネス分野にも活用されている理由
まずは、そもそもNFTとは何なのか?という基礎知識についてご紹介していきます。
また、NFTがビジネス分野で活用されている理由に関しても確認していきましょう。
NFTとは唯一性を持つデジタルデータのこと
NFTとは、正式名称で「Non-Fungible Token」となっており、日本語では「非代替性トークン」と呼ばれています。
画像や音楽、ゲーム内アイテムなど様々なデジタルデータをNFTにすることが可能であり、それぞれ唯一無二のシリアルナンバーが付与されています。
このシリアルナンバーによって、これまで複製やコピーが横行していた電子データに唯一性を与えることに成功し、デジタルデータを所有するという概念が生まれました。
また、NFTにはブロックチェーンの技術が活用されているため、不正コピーや改竄することが非常に難しいという特徴も持っています。
NFTは様々なビジネスのジャンルで活用されると期待されている
そんなNFTですが、今後は様々なビジネスジャンルにて活用が進んでいくと予想されています。
実際、現在でもNFTを活用したビジネスは大きな広がりを見せており、NFTアートの発行やNFTを活用したブロックチェーンゲームの開発が行われています。
また、ファンション業界においてもNFTの活用が進んでおり、イタリアを代表する高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」などはNFTの導入に積極的な姿勢を見せていることで有名です。
特に、今後はメタバースが大きく普及するとされているため、様々なNFTを利用したビジネスモデルが誕生すると考えられるでしょう。
NFTに関連するビジネスモデル3選
次に、実際にNFTを利用したビジネスモデルをいくつかご紹介していきます。
今回は、以下の3つのNFTに関連するビジネスモデルを確認していきましょう。
- NFTマーケットプレイス
- NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)
- NFTスポーツ
NFTマーケットプレイス
NFTマーケットプレイスとは、様々なNFTを売買することができる市場(マーケットプレイス)のことです。
身近な例で例えると、Amazon(アマゾン)や楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのマーケットプレイスをイメージするとよいでしょう。
世界で最も有名なNFTマーケットプレイスとしては、OpenSea(オープンシー)となっており、2022年1月には1ヶ月で約49億8千万ドルという莫大な取引ボリュームを記録しています。
ビジネスモデルとしては、手数料収入が主な収入源となっており、NFTの売買時に1.5〜3%程度の手数料設定にしているケースが多くなっています。
NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)
NFTゲームとは、ゲーム内のキャラクターやアイテムなどがNFTとなっている、新しいジャンルのゲームのことです。
また、ブロックチェーンゲームやGameFiなどとも呼ばれており、ゲーム内で使用するアイテムなどをユーザー自身が保有できるという特徴を持っています。
有名なNFTゲームとしては、Axie Infinity(アクシーインフィニティ)が挙げられ、主にフィリピンなどの東南アジアで爆発的な人気を博しました。
NFTゲームは大きく成長するジャンルの一つと言われており、今後も様々なゲームがリリースされると予想できるでしょう。
NFTスポーツ
世界的にも大きなビジネスジャンルとして知られるスポーツに関しても、NFTの活用が進んでいます。
特に、スポーツ選手のカードを収集するNFTトレーディングカードゲームが大きく流行しており、多くのスポーツファンを取り込んでいることで知られています。
中でも、プロバスケットボールリーグとして有名なNBA選手のNFTカードを収集する「NBA Top Shot」が大成功し、リリースから1年足らずで7億ドルもの売上を記録しました。
今後は他の有名なスポーツでもNFTの活用が進んでいくとされており、さらに市場規模が拡大していくと予想できるでしょう。
NFTが活用される理由やビジネスモデルまとめ
今回の記事では、唯一無二のデジタルデータであるNFTの基礎知識や、NFTがビジネス分野に活用される理由などをご紹介してきました。
記事の最後でも解説してきたように、すでにNFTに関連するビジネスが立ち上げられてきており、今後もこの流れは継続すると考えられます。
また、これからメタバースがより大きく普及すれば、NFTを活用した新しいビジネスモデルが誕生してくると予想できるでしょう。
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