【1時間でできる】仮想通貨の作り方! 必要なもの&手順を解説

【1時間でできる】仮想通貨の作り方! 必要なもの&手順を解説

【1時間でできる】仮想通貨の作り方! 必要なもの&手順を解説

個人でも仮想通貨を作れる

「仮想通貨を作る」というと、企業でITエンジニアのチームが作るイメージがあるかもしれません。

しかし一個人、しかもエンジニアでなくとも簡単に仮想通貨を作ることはできます。

仮想通貨の作り方は2つある

仮想通貨を作る方法は大きく分けて2つあります

  • プログラミングする
  • トークン作成サービスを使う

プログラミングする

一からブロックチェーンのプログラムを作り上げる方法と、公開されている既存の仮想通貨のソースコード(オープンソース)をもとにする方法があります。

オープンソースを使えば比較的簡単に仮想通貨を作ることができますが、それでもプログラミングやブロックチェーンの知識は必須です。

ただ自由度は高いので、新しい仮想通貨を使ってサービスを作りたい人など仮想通貨を作ることの明確な目的がある人に向いています。

仮想通貨(トークン)作成サービスを使う

プログラミング知識がなくても仮想通貨を作れるのが、仮想通貨の作成サービスを使う方法です。

イーサリアム(ETH)など一部の仮想通貨は、もともと新しい仮想通貨を作成しやすい仕様になっています。

  • イーサリアム(ETH)
  • ネム(NEM)
  • カウンターパーティ(XCP) など

対応するウォレットにも仮想通貨を作成する機能が備わっていることがあり、この機能を使えば誰でも簡単に仮想通貨を作ることができます。

なおこの方法で作ることができるのは、正確には「仮想通貨」ではなく「トークン」と呼ばれるものです。仮想通貨の一種として扱うこともあり、取引される際に区別されることはほとんどありません。

仮想通貨の作り方

さっそく仮想通貨を作ってみましょう。

今回はメタマスクの「TokenFactory」という機能を使って仮想通貨を作る方法を解説します。

必要なもの

  • メタマスク(MetaMask)
  • 0.15 ETH
  • イーサリアム送金用のウォレット(MyEtherWalletなど)

事前準備

作成を始める前に、必要なものを準備しておきましょう。まだアカウントなどを持っていない場合は、以下を参考にしてください。

メタマスクを用意する

TokenFactoryを利用するためには、メタマスクのアカウントが必要です。

公式サイトからメタマスクをダウンロードして、アカウント登録を済ませましょう。

MetaMask公式サイト

イーサリアムを用意する

イーサリアム(ETH)は国内の取引所で購入できます。どこの取引所でも構いません。

イーサリアム送金用のウォレットを用意する

作った仮想通貨を保管するためのウォレットです。MyEtherWalletなど、イーサリアムに対応しているウォレットであれば問題ありません。

手順

必要なものが揃ったら、作成に取り掛かりましょう。

(1)メタマスクにイーサリアムを入金する

メタマスクにイーサリアムを入金してください。仮想通貨作成時の手数料になります。

(2)TokenFactoryを開く

TokenFactoryのサイトを開きます。

TokenFactory

(3)新しい仮想通貨の情報を設定する

画面上部にある「Create Token Contact」をクリックすると、新しい仮想通貨の情報を入力する画面が表示されます。

画像出典:TokenFactory
項目名 内容
Totally Supply 発行枚数
Name 通貨名
Decimal places 取引単位(小数点以下の桁数)
Symbol 通貨記号(単位)

全て入力が終わったら「Create Token」をタップします。

次にメタマスクのウィンドウが表示されるので「ACCEPT」をタップします。これで作成は完了です。

(4)Etherscanで確認する

問題なく作成されているか確認しておきましょう。

メタマスクでトランザクションの記録を選択すると、EtherScanで詳細が表示されます。

エラーが出たり、表示されなかったりということがなければ、無事に作成が完了しています。

(5)外部のウォレットに送金する

作成した仮想通貨を、MyEtherWalletなどイーサリアムに対応したウォレットへ保管します。

販売はできない

新しい仮想通貨を作るのは簡単ですが、販売することはできません。

交換業登録が必要

日本で仮想通貨を販売するためには、暗号資産交換業者としての登録が必要です。もし登録を受けずに販売を行うと、違法行為となる場合があります。

登録の際には財務局の審査を受ける必要があり、セキュリティやコンプライアンスなど厳しい基準が設けられています。

仮想通貨自体の審査が必要

日本国内で売買されている仮想通貨は、いずれも自主規制団体である日本暗号資産取引業協会(JVCEA)による審査に合格したものです。

審査を受けていない仮想通貨を販売した場合、業務停止命令などの行政処分を受ける可能性があります。

個人的な趣味の範囲で楽しむのはOK

たとえば趣味のサークルやイベントなどで記念品として配布したり、個人で営業しているお店のポイントとして配ったりといった使い方であれば、基本的には問題ありません。

代価を受け取ると販売とみなされることがあるので、無償配布が原則です。

まとめ

仮想通貨の作り方について解説しました。

プログラミングの知識がなくても、誰でも簡単に新しい仮想通貨を作ることができます。

ただし作った仮想通貨を販売して利益を得るには、法律に則った手続きが必要です。友人に配布するなど、個人で楽しむ範囲にとどめておきましょう。

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