Horizen(ZEN)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
仮想通貨Horizen(ZEN)とは?
暗号資産名称 | Horizen(ホライズン) |
シンボル | ZEN |
価格(2022年10月現在) | 1,928.55円 |
時価総額ランキング(2022年10月現在) | 150位 |
リリース | 2017年5月 |
創設者 | Robert Viglione氏・Rolf Versluis氏 |
購入可能な仮想通貨取引所 | Binance・Bybit・KuCoinなど |
公式サイト | https://www.horizen.io/ |
Horizen(ZEN)は、業界で最も分散化された多層ノードによってサポートされる、安全で相互運用が可能なブロックチェーンです。
従来は「Zcash」という名称でしたが、ハードフォーク(分岐)を経て2017年に「ZenCash」が誕生し、2018年の名称変更で現在のHorizen(ZEN)になりました。
以下で、さらに詳しい特徴について解説していきます。
仮想通貨Horizen(ZEN)がよくわかる5つの特徴
Horizen(ZEN)の特徴は以下の5つです。
- 匿名性の高い仮想通貨
- サイドチェーン機能を実装
- 非中央集権型のブロックチェーン
- 「Genesis Custody」との提携
- 大手取引所に上場済み
それぞれ解説していきます。
匿名性の高い仮想通貨
Horizen(ZEN)は「匿名性の高さ」が特徴の仮想通貨です。
具体的には、Zcashにも使われていた「zk-SNARK」という技術の導入により、取引内容を第三者が追跡できないような仕組みを構築しています。
ユーザーは取引内容を公開するかどうかを選択でき、公開する場合は「tアドレス」、公開しない場合は「zアドレス」を選択することでプライバシーの設定が可能です。
これにより、身近な人への支払いや財務状況などを特定の人物間だけで共有したり、慈善寄付などの情報をオープンに公開できたりします。
Horizen(ZEN)はユーザーのプライバシーを最重要視しているため、安心して利用できるブロックチェーンと言えるでしょう。
サイドチェーン機能を実装
Horizen(ZEN)は、メインチェーンの機能を補完するための「サイドチェーン機能」を実装しています。
具体的には「Zendoo」というサイドチェーン機能を実装しており、Horizenメインチェーンの機能を拡張しているのが特徴です。
たとえば、ブロックチェーンの機能性を強調する「モジュラープロトコル」により、スケーラビリティの改善やアプリケーション開発の柔軟性を実現しています。
また、すべての情報を暗号化することにより、トランザクションの機密性を維持できているのもメリットです。
非中央集権型のブロックチェーン
Horizen(ZEN)は、中央に管理者が存在しない「非中央集権型」のブロックチェーンです。
いわゆるビットコイン(BTC)のような分散化された管理体制のことを指しており、特定の企業や団体がシステムに影響を与えることはありません。
また、サイドチェーンを実装しているブロックチェーンは「中央集権型」であることが多いですが、Horizen(ZEN)はサイドチェーン機能を実装していながら「非中央集権型」の体制を取っています。
そのため、サイドチェーン機能のデメリットである「セキュリティが運営元に集中してしまう」といった問題を解決しており、より分散化された管理体制を構築しているのが特徴です。
「Genesis Custody」との提携
2020年12月3日、Horizen(ZEN)は仮想通貨取引プラットフォーム「Genesis Custody」との提携を発表しました。
Genesis Custodyは仮想通貨を安全に管理するサービスを営んでおり、世界中の機関投資家から利用されています。
そんなGenesis CustodyでZENトークンの取扱いが発表されたこともあり、2021年初頭からは価格が大きく上昇しました。
現在は低価格で推移していますが、機関投資家からの注目を集めることができれば、再び価格が上昇する可能性も大いにあります。
大手取引所に上場済み
Horizen(ZEN)はすでに多くの大手取引所に上場を果たしています。上場している主な取引所は以下のとおり。
- Binance(バイナンス)
- Bybit(バイビット)
- KuCoin(クーコイン)
- Gate.io(ゲートアイオー)
名だたる有名取引所の審査を通過して上場を果たしているので、Horizen(ZEN)の信頼性は十分高いと言えます。
仮想通貨Horizen(ZEN)の今後の見通しと将来性
Horizen(ZEN)は、取引内容を追跡することができない「匿名性の高さ」が売りの仮想通貨です。
そのため、プライバシー保護に重点を置いている企業のニーズにアプローチできれば、おのずと需要も高まることが予測できます。
また、分散化されたサイドチェーン機能を実装しているブロックチェーンは少ないので、希少性の高さから注目される可能性も考えられるでしょう。
ただし、トークンの新規発行による「供給過多」には注意が必要です。
というのも、Horizenが発行しているZENトークンの最大発行枚数は2,100万枚ですが、2022年10月時点の発行枚数は約半分の1,200万枚ほどです。
そのため、将来的には市場に出回るトークンの数量が2倍近くになり「インフレ」を引き起こす可能性も少なくありません。トークンのインフレはHorizenに限ったことではありませんが、購入は慎重に検討することをおすすめします。
仮想通貨Horizen(ZEN)のまとめ
今回はHorizen(ZEN)の特徴や今後の見通しについて解説しました。
Horizen(ZEN)は、ユーザーのプライバシーを保護している匿名性の高い仮想通貨です。「非中央集権型」の体制を敷いているのも特徴で、分散化されたサイドチェーン機能を実装しています。
なお、2022年10月時点でHorizen(ZEN)は国内取引所では取り扱われていません。購入を検討している方は、さまざまな通貨ペアが用意されているBinance(バイナンス)を利用してみましょう。
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