仮想通貨のチャートとは?分析方法や見方・おすすめツールを解説
仮想通貨のチャートとは
仮想通貨のチャートとは、過去の仮想通貨の値動きをグラフであらわしたものです。
チャートを活用すると、これまでに仮想通貨がどのような値動きをしたのかが一目でわかるため、今後の価格を予測するうえで非常に役立ちます。
また、特定の期間(1日・1ヶ月・1年など)に限定して値動きを観測することもできるので、短期・長期のどちらの分析にも活用できるのが仮想通貨チャートの特徴です。
仮想通貨のローソク足チャートとは
ローソク足チャートは、ローソクのような柱(実体)と上下に伸びる細い線(ヒゲ)で構成されているチャートです。仮想通貨のチャート分析では基本的にローソク足チャートが使われており、株式やFXなどでも活用されている伝統的なチャートとなります。
ローソク足チャートを使うと、一定期間における以下の4つの値が一目でわかります。
- 始値:最初に取引された価格
- 終値:最後に取引された価格
- 高値:最も高い取引価格
- 安値:最も安い取引価格
なお、上の画像のチャートでは緑色の柱(陽線)が価格の上昇をあらわしており、赤色の柱(陰線)が価格の下落をあらわしています。
長期間のローソク足チャートの場合、陽線が連続していると上昇トレンド、陰線が連続していると下降トレンドと分析することが可能です。
仮想通貨チャートの分析方法
仮想通貨チャートの分析方法として、以下の2つの方法を解説します。
- 移動平均線
- パラボリック
それぞれ見ていきましょう。
移動平均線
移動平均線は、一定期間における平均価格をつなぎ合わせ、グラフであらわしたものです。
5日・25日・75日など、あらゆる期間の平均価格を割り出せるため、さまざまな期間のチャート分析をおこなえます。
また、複数期間の移動平均線を同時に表示させることで、相関関係から今後のトレンドを予測することが可能です。
なお、期間が長いほど移動平均線はゆるやかになり、逆に期間が短いほど移動平均線はローソク足にそって激しい形になります。
パラボリック
パラボリックは、トレンドを追いかけるタイプの分析指標です。
SAR(Stop And Reverse)と呼ばれるドットがチャート上に表示され、つなぎ合わせたものが放物線となっています。
上昇トレンドの場合はローソク足の上に放物線が表示され、下降トレンドの場合はローソク足の下に放物線が表示されます。
そのため、パラボリックはトレンドの転換点を把握するのに適しており、自身のポジションを反転させる時に効果的です。
仮想通貨チャートが充実している取引所3選
仮想通貨チャートが充実している取引所は下記のとおりです。
- Coincheck(コインチェック)
- DMM Bitcoin
- bitFlyer(ビットフライヤー)
順番に見ていきましょう。
Coincheck(コインチェック)
Coincheckでは「Tradeview」という取引チャートが採用されています。Tradeviewは、世界中の投資家が利用している高性能チャート「Trading View」の取引チャートです。
Tradeviewでは通貨ペアの表示や時間足の変更はもちろん、描画ツールの使用や分析チャートの保存などをおこなえます。
また、スクリーンショット機能が備わっており、Twitterアカウントと連携すると保存した画像をツイートすることが可能です。
Coincheckはスマホアプリの利便性も優れているため、まだ登録していない方は口座を開設しておきましょう。
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinでは、以下の2つの取引モードが用意されています。
- STモード:シンプルな取引画面で現物取引をおこなえる初心者向けのモード
- EXモード:画面のカスタマイズや多彩な注文方法が可能な上級者向けのモード
特に、EXモードはさまざまなチャート画面を高性能ツールでカスタマイズできるため、自由度の高い分析が可能です。
より高度なチャート分析をおこないたい方は、DMM Bitcoinの口座を開設してEXモードを利用してみましょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerでは、プロ向けのPC版取引ツール「bitFlyer Lightning」が提供されています。
bitFlyer Lightningはさまざまな注文方法に対応しており、分析に必要なテクニカル指標も豊富です。
さらに、bitFlyer Lightningのインターフェースは非常にシンプルなデザインになっているため、初めて利用する場合でも迷うことなく利用できます。
他の分析ツールでは物足りなくなってきた方は、bitFlyerの口座を開設してbitFlyer Lightningを利用してみましょう。
仮想通貨チャートに関するよくある質問と回答
仮想通貨チャートに関する以下の3つの質問に回答します。
- 仮想通貨のチャート分析は本当に必要?
- ローソク足チャートだけを理解すれば分析できる?
- 仮想通貨チャートを分析できるおすすめのツールは?
それぞれ確認していきましょう。
仮想通貨のチャート分析は本当に必要?
仮想通貨のチャート分析は必須ではありませんが、知識や経験が身につくと仮想通貨投資を有利に進められます。
チャート分析をしない場合は、プロジェクトの経済状況や社会の流れを観測する「ファンダメンタルズ分析」に頼ることになるので、安定的な利益は得づらいです。
仮想通貨投資における判断材料を多く持ちたい場合は、チャート分析を習得することをおすすめします。
ローソク足チャートだけを理解すれば分析できる?
ローソク足以外にも、移動平均線やパラボリックなどのテクニカル指標を理解しておきましょう。
より多くのテクニカル指標を使いこなせるようになると分析の幅が広がるので、さまざまな角度から投資判断を下すことができます。
仮想通貨チャートを分析できるおすすめのツールは?
仮想通貨チャートを分析するのにおすすめのツールは以下の3つです。
- Coincheck(Tradeview)
- DMM Bitcoin(EXモード)
- bitFlyer(bitFlyer Lightning)
仮想通貨のチャート分析をおこないたい方は、上記の取引所を開設して分析ツールを利用してみましょう。
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