仮想通貨アーベ(Aave/AAVE)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
仮想通貨アーベ(Aave/AAVE)とは?
暗号資産名称 | Aave(アーベ) |
シンボル | AAVE |
価格(2022年10月現在) | 12,260.62円 |
時価総額ランキング(2022年10月現在) | 47位 |
発行上限枚数 | 16,000,000枚 |
創設者 | Stani Kulechov氏 |
購入可能な主な取引所 | Binance,FTX,KuCoin,Coinbase Exchange |
公式サイト | https://aave.com/ |
アーベ(Aave)は、中央管理者が存在しない分散型金融システム「DeFi」に関連する仮想通貨です。
後にも詳しく解説しますが、アーベ(Aave)は仮想通貨の貸し借りを行えるレンディングプラットフォームを運営しています。
創設者のStani Kulechov氏は2017年に「ETHLend(イーサレンド)」というレンディングプラットフォームを設立し、2018年に現在のアーベ(Aave)を正式ローンチしました。
以下で、さらに詳しい特徴を解説していきます。
仮想通貨アーベ(Aave/AAVE)がよくわかる5つの特徴
アーベ(Aave)の特徴は下記の5つです。
- 仮想通貨の貸し借りが可能なレンディングプラットフォーム
- 信用委託システムを導入
- 無担保で仮想通貨を借りられる
- 2種類のトークンを発行
- 多くの大手取引所に上場済み
それぞれ見ていきましょう。
仮想通貨の貸し借りが可能なレンディングプラットフォーム
先ほども述べたとおり、アーベ(Aave)は仮想通貨の貸し借りが可能な「レンディングプラットフォーム」を提供しています。
貸す側のユーザーは、対応している仮想通貨をスマートコントラクトに預け入れてロックし、流動性を提供することで利子を獲得可能です。
一方、借りる側のユーザーは固定金利か変動金利を自由に選択できるので、双方にとってメリットのある仕組みといえます。
2022年10月現在、アーベ(Aave)では以下の10種類のブロックチェーンでレンディングを行えます。
- Ethereum
- Polygon
- Avalanche
- Arbitrum
- Optimism
- Aave Arc
- Fantom
- AMM
- Harmony
- Centrifuge RWA
対応通貨もBTCやUSDCなど30種類近く存在するので、幅広い通貨でレンディングを行いたい人におすすめです。
信用委託システムを導入
アーベ(Aave)では「信用委任システム」が導入されています。
信用委任とは、仮想通貨を貸し出すことで得た「信用」をさらに他の人へ貸し出すことで、報酬を獲得できる仕組みのことです。
貸す側のユーザーにとっては利息を得られる手段が増え、借りる側のユーザーは低コストで借入をできるというメリットがあります。
また、アーベ(Aave)が採用している「OpenLaw」という機能によって、契約に法的強制力を持たせているのも安心できる点です。
無担保で仮想通貨を借りられる
アーベ(Aave)の特徴として、無担保で仮想通貨を借りられる点が挙げられます。
具体的には「フラッシュローン」という機能を導入し、1つのブロック内で借入と返済を同時に行えるシステムを構築しました。これにより、通貨を借り入れる際に担保を預け入れる必要がなくなります。
また、フラッシュローンでは1つのトランザクションですべての処理を実行するため、手数料コストを抑えられるのもメリットです。
取引所間の価格差や金利差を利用して利益をねらう「アービトラージ(裁定取引)」にも活用されるなど、フラッシュローンは画期的なシステムとして知られています。
2種類のトークンを発行
アーベ(Aave)は、以下の2種類のトークンを発行しています。
- AAVE:ガバナンストークン
- aToken:報酬として受け取れるトークン
AAVEは、アーベ(Aave)の方向性について決定する際の投票機能をもつ「ガバナンストークン」です。
一方、aTokenは仮想通貨を貸し出したときの利子報酬として受け取れるトークンの総称です。厳密に言うと「aToken」というトークンが存在するわけではなく、貸し出した仮想通貨の頭に「a」を付けることから総称として呼ばれています。
たとえばBTCを貸し出した際は、aBTCというトークンを報酬として獲得できます。
多くの大手取引所に上場済み
アーベ(Aave)のガバナンストークンである「AAVE」は、すでに多くの大手取引所に上場を果たしています。上場している主な取引所は以下のとおり。
- Binance(バイナンス)
- FTX
- KuCoin(クーコイン)
- Huobi Global(フォビグローバル)
特にBinanceは通貨ペアや取引量がとても多いので、アーベ(Aave)を売買したい人におすすめの取引所です。
仮想通貨アーベ(Aave/AAVE)の今後の見通しと将来性
アーベ(Aave)の将来性はDeFi市場の動向に左右されると考えられます。
DeFiは既存の金融システムの概念をくつがえした「分散型の金融システム」です。中央に管理者を置かない仕組みにより、低コストかつ高速の金融取引を可能にしています。
そんなDeFiの中でもアーベ(Aave)は認知度を高めており、AAVEトークンの時価総額ランキングは2022年10月時点で47位と高いです。
DeFiが一般社会に普及して利用者が増加すれば、アーベ(Aave)のシェアも拡大して価格が上昇する可能性は十分考えられるでしょう。
仮想通貨アーベ(Aave/AAVE)のまとめ
今回はアーベ(Aave)の特徴や今後の見通しについて解説しました。
アーベ(Aave)は、近年高まりを見せているDeFi(分散型金融)プロトコルの1つです。仮想通貨の貸し借りをおこなえるレンディングサービスを提供しており、無担保で仮想通貨を借りられるといったメリットも存在します。コストをおさえながらレンディングを行いたい方はAave公式サイトでサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
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