メタバースETFに注目が集まる理由を徹底解説!おすすめの銘柄も紹介
メタバースETFとは?
最初に「メタバースETF」を簡単に説明します。
ETFは投資家から集めた資金をひとまとめにし、資産運用の専門家が多くの企業に分散して投資をする商品です。
投資をして得た利益は、定期的に投資家に還元されます。
メタバースETFは、メタバースでビジネスをする企業に特化したETFです。
- VRヘッドセット制作
- メタバース空間作成
- アバター制作
- インターネット環境の整備
このようなメタバース関連企業に投資をすることで、市場が成長した場合に多くの分配金がもらえる仕組みです。
メタバース市場に参入する企業は年々増えており
- Meta(Facebook)
- Microsoft
- Apple
- Disny
- 任天堂
などの大企業もメタバースに関連したビジネスを行っています。
メタバースETFに注目が集まる理由3選
メタバースETFに注目が集まる理由を3つにまとめました。
- メタバース市場は今後も成長していく
- 大企業が参入している
- 通信環境を整備するとメタバースにアクセスできるようになる
それぞれ詳しく解説します。
メタバース市場は今後も成長していく
総務省の資料「令和4年 情報通信に関する現状報告の概要」を見てみると、2021年のメタバースの市場規模は4兆2,640億円。
2030年には78兆8,705億円まで拡大すると予想されています。
10年間で約20倍の市場規模になると予想されており、毎年多くの企業が新規参入しています。
2022年の時点では、ゲームやエンターテインメントビジネスが中心ですが
- オンライン会議
- 学校教育
- 商品の実演販売
- バーチャル旅行
など、メタバースには多くの利用方法があります。
現在は重いヘッドセットを頭に取り付けてメタバース空間にアクセスするイメージがありますが、メガネやコンタクトレンズを利用してメタバースにログインする研究も進んでいます。
ユーザーが気軽に参加できるようになると、メタバースを利用するユーザーも増え、メタバースETFの価格も上昇していくでしょう。
大企業が参入している
メタバース市場に参入する企業は、年々増え続けています。
2021年には、FacebookがMetaプラットフォームズへと社名を変更し、大きな話題となりました。
Disnyや任天堂などは世界的に有名なキャラクターがいて、アバターに使用することで多くのファンをメタバースに呼び込めます。
MetaやMicrosoftは、ビジネスで使用できるメタバース空間を開発していて、世界中どこにいてもミーティングに参加可能です。
また、各スマートフォンメーカーは、液晶ディスプレイの技術をVRヘッドセットやスマートグラスのレンズに応用しています。
それぞれの企業が今後伸びていく市場で商品を開発することで、企業の売上と株価が上がり、メタバースETFの価格も上昇します。
通信環境を整備するとメタバースにアクセスできるようになる
メタバースはインターネット環境があれば世界中どこにいてもアクセスできます。
極端な話、Wi-Fiがあれば宇宙からもメタバースに参加可能です。
現在も世界中で通信環境の整備が行われていて、インターネットの普及率は年々増えています。
InternetWorldStats.comのデータを確認すると、世界のインターネット普及率は69%です(2022年6月現在)
普及率がまだ低いアフリカやアジアでインターネット環境が整うと、スマートフォンやパソコンを購入する人が増えていきます。
住んでいる国に関係なく仕事ができ、世界中の学生がメタバースの中で教育を受けたりコミュニケーションをとることも可能です。
メタバースETFにはインターネット環境を整備する企業も含まれており、企業が多くの仕事をすることでメタバース環境も整っていきます。
メタバースETFの人気銘柄
メタバースのETFの人気銘柄、グローバルX メタバース ETF(VR)とラウンドヒル ボール メタバースETF(METV)を紹介します。
グローバルX メタバース ETF(VR)
グローバルX メタバース ETF(VR)は、2022年の4月に設定されました。
大和証券グループや大和アセットマネジメント株式会社が出資しており、国内唯一のメタバースETFです。
構成銘柄には
- Tencent(中国のIT企業)
- NetEase(中国のゲーム企業)
- 任天堂
- Meta(Facebook)
- Coinbase(暗号資産取引所)
など、最大40銘柄で構成されています。
5月と11月には組入銘柄の入れ替えを行い、常に株価の高い企業に投資をするETFです。
ラウンドヒル ボール メタバースETF(METV)
ラウンドヒル ボール メタバースETF(METV)は「メタバースのETF」とも呼ばれており、最も有名な銘柄です。
国内では、サクソバンク証券での取り扱いがあります。
構成銘柄は
- Meta(Facebook)
- NVIDIA(半導体メーカー)
- Microsoft
- ROBLOX(ゲーム企業)
- Unity(ゲームエンジン)
などの44銘柄で構成されています。
メタバースETFの中では純資産が一番多く、多くの投資家が購入している銘柄です。
メタバースETFのまとめ
本記事では、メタバースETFに注目が集まる理由と、おすすめの銘柄を紹介しました。
メタバースは世界中の人とコミュニケーションが取れるので、暗号資産(仮想通貨)やNFTを使用しやすい環境です。
今後も5GやWeb3などの技術が進化することで、メタバースの利便性も上がっていきます。
投資対象の1つに、メタバースETFを検討してみてください。
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