gnosis(GNO)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
gnosis(GNO)とは?
gnosis(GNO)は、2017年にリリースされた暗号資産(仮想通貨)です。
リリース後わずか10分で、予定していた販売枚数が売り切れたことでも話題となりました。
暗号資産名称 | gnosis |
シンボル | GNO |
価格(2022年9月現在) | ¥19,600 |
時価総額(2022年9月現在) | ¥50,542,869,950 |
購入可能な主な取引所 | Binance,Kraken,Bitfinex, Liquid |
公式サイト | Gnosis |
gnosis(GNO)は、イーサリアムチェーンに構築されたプラットフォームです。
通貨の総供給量は、1,000万GNOと決まっています。
国内の取引所では取り扱いがないので、gnosis(GNO)を購入する場合は海外の取引所を使用してください。
gnosis(GNO)がよくわかる特徴
gnosis(GNO)の特徴は以下の3点です。
- 分散型予測市場のプラットフォーム
- 2種類のトークンを発行している
- 保険や福祉にも使用できる
詳しく解説していきます。
分散型予測市場のプラットフォーム
予測市場とは、ギャンブルや保険などの未来に起こる出来事を予想し、お金をかける市場です。
身近な例を出すと
- 宝くじ
- 競馬
- 競艇
などをイメージするとわかりやすいでしょう。
現在のギャンブルは、ルールや配当を決める主催者がいます。
主催者は賭け金を集めて市場を開催し、売上金から人件費などの経費を差し引きます。
経費を引いた金額を参加者に払い戻すので、どうしても参加者の還元率が少なくなるデメリットがありました。
いっぽう、分散型予測市場のGnosis(グノーシス)は、スマートコントラクト(ある条件に達したら取引をおこなうシステム)を使用して自動的に取引を成立させます。
ブロックチェーンに結果や参加人数、賭け金の総額を記録することで、払い戻しのスピードや正確性を向上させました。
人件費などの経費も大幅に削減できるので、参加者への還元率も多くなります。
また、Gnosis(グノーシス)では誰でも予測市場を主催できます。
スマートコントラクトで管理しているので不正が起きる心配もなく、主催するための大きな資金も不要になりました。
2種類のトークンを発行している
Gnosis(グノーシス)は、gnosis(GNO)とWIZの2種類のトークンを発行しています。
それぞれの違いを、以下の表にまとめました。
トークンの名称 | gnosis(GNO) | WIZ |
他の通貨と交換可能か? | イーサ(ETH)などの通貨と交換可能 | 交換できない |
Gnosisでの使用目的 | 予想があたったときの報酬 | 市場の作成・手数料の支払い |
WIZは、Gnosis(グノーシス)の中だけで使用できるトークンです。
WIZを発行するためには、gnosis(GNO)が必要になります。
ユーザーは暗号資産取引所でgnosis(GNO)を購入し、WIZを発行して予測市場に参加できます。
保険や福祉にも使用できる
Gnosis(グノーシス)はギャンブルだけでなく、保険や福祉にも使用できます。
予測市場のDapps(分散型アプリ)の中には、万が一飛行機が事故にあった場合に保険金を支払う飛行機保険があります。
国や地方自治体がおこなう社会福祉事業の効果を数値化して、実際に政策が行われた場合の効果を、ユーザーそれぞれが判断できる取り組みも実施しています。
2020年に新型コロナウイルスが流行したときは、感染症の情報を収集するためのプラットフォームを立ち上げました。
医療専門家の意見や地域の感染状況のデータを集め、ユーザーからの質問に正確な解答を出すというサービスです。
具体的には
「感染のピークはいつになるのか?」
「1度感染した場合免疫はつくのは?」
という問いに対して、Gnosis(グノーシス)は予測を行っていました。
現在は専用サイトにアクセスできませんが、今後同じように感染症が流行した場合には、社会のインフラになる可能性もあります。
gnosis(GNO)の今後の見通しと将来性
gnosis(GNO)は2017年のリリース後に、価格を一気に上昇させています。
リリースして10分で売り切れたことや、仮想通貨全体の価格が上昇したことが大きな要因です。
また、2021年は価格が右肩上がりで上昇しました。
gnosis(GNO)はイーサリアムチェーンで開発されたので、イーサ(ETH)の価格が上昇すると、同じような値動きをする傾向があります。
2022年の9月には、イーサリアムの大型アップデート「マージ」が完了し、通貨を管理するための使用電力が大幅に削減されています。
市場に供給されているイーサ(ETH)も減少するといわれており、今後の価格にも影響がでそうです。
いっぽう、gnosis(GNO)は、分散型予測市場で使用する通貨です。
保険や金融などの予測するサービスもありますが、ギャンブルのイメージは強いです。
国によってギャンブルへの規制は異なり、日本での賭博行為は刑法で禁止されています。
現状では、分散型予測市場へのルール整備が追いついていない状態です。
今後ユーザーが増えた場合には、規制が厳しくなる可能性があることも頭に入れておいてください。
gnosis(GNO)のまとめ
gnosis(GNO)の特徴や今後の見通し、将来性を徹底解説しました。
ギャンブルだけでなく、保険や福祉にも利用できる分散型予測市場のニーズは、今後高くなりそうです。
ぜひgnosis(GNO)に注目してください。
The post gnosis(GNO)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説 first appeared on Mediverse|暗号資産(仮想通貨)の専門メディア.