Wrapped Bitcoin(WBTC)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
Wrapped Bitcoin(WBTC)とは?
暗号資産名称 | Wrapped Bitcoin |
シンボル | WBTC |
価格(2022年9月現在) | ¥3,025,838 |
時価総額(2022年9月現在) | ¥752,993,324,278 |
購入可能な主な取引所 | Binance, OKX, Coinbase, Huobi Global |
公式サイト | WBTC |
Wrapped Bitcoin(WBTC)は、BitGo、Kyber Network、Renという3つの企業によって開発されたラップドトークンです。
ラップドトークンとは、独自のブロックチェーンで開発された通貨を、他のブロックチェーンで使用できるようにしたトークンです。
Wrapped Bitcoin(WBTC)の場合は、ERC-20規格でBitcoin(BTC)をwrap(包む)ことで、イーサリアムチェーンで使用できるようにしています。
2つの通貨の違いをまとめました。
Bitcoin(BTC) | ・独自のブロックチェーンを持っている ・イーサリアムチェーンで使用できない ・需要と供給で価格が変動する |
Wrapped Bitcoin(WBTC) | ・独自のブロックチェーンを持っていない ・イーサリアムチェーンで使用できる ・Bitcoin(BTC)と同じ価格を維持する |
Bitcoin(BTC)との大きな違いはイーサリアムチェーンで使用できることです。
DeFi(分散型金融)を利用して運用することができ、Bitcoin(BTC)の通貨としての流動性を大きく広げています。
Wrapped Bitcoin(WBTC)がよくわかる特徴
Wrapped Bitcoin(WBTC)の特徴を3つにまとめました。
- ERC-20が採用されている
- Bitcoin(BTC)のステーブルコイン
- DeFi(分散型金融)で運用できる
それぞれ解説していきます。
ERC-20が採用されている
ERC-20とは、イーサリアムチェーンで採用している暗号資産(仮想通貨)の規格です。
イーサリアムチェーンを利用するには、通貨がERC-20を採用している必要があります。
Bitcoin(BTC)はERC-20を採用していないので、イーサリアムチェーンを利用できませんでした。
そこで、新しくトークンを開発することで、イーサリアムチェーンで展開しているサービスを利用できるようにしています。
Bitcoin(BTC)の特徴である投資、送金以外にも、DeFi(分散型金融)やDEX(分散型取引所)にトークンを預けることで、報酬を得るという使い方が可能になりました。
現在多くのサービスがERC-20規格で作られています。
Wrapped Bitcoin(WBTC)を所有することで、イーサリアムチェーン上のサービスが利用でき、通貨の運用の幅が広がります。
Bitcoin(BTC)のステーブルコイン
ステーブルコインとは、法定通貨や暗号資産(仮想通貨)と同じ価格を維持するように作られたトークンです。
Wrapped Bitcoin(WBTC)の場合は、Bitcoin(BTC)の価格と連動するように開発されています。
それぞれのチャートを比べてみました。
ステーブルコインは、対象の通貨の価格が大きく変化すると、連動できないこともあります。
チャートを見ると、リリース直後の2019年に多少の価格の違いはありますが、2020年以降はほぼ同じ値動きをしています。
2021年にBitcoin(BTC)の価格が大きく上昇したときも、連動して上昇しており、安心して使用できるトークンです。
DeFi(分散型金融)で運用できる
Bitcoin(BTC)とは違い、イーサリアムチェーンのサービスを利用できるので、Defi(分散型金融)で運用することも可能です。
Defi(分散型金融)とは、通貨の入出金から取引までをすべてブロックチェーン上で行います。
すべての取引記録をインターネット上で見ることができるので、信頼性の高い金融サービスです。
Defi(分散型金融)はイーサリアムネットワークで運営されています。
Wrapped Bitcoin(WBTC)を使用することで、Bitcoin(BTC)の価格を保有したまま、運用に回せるメリットがあります。
Wrapped Bitcoin(WBTC)の今後の見通しと将来性
今後の見通しや将来性を予想するときには、Bitcoin(BTC)に注目する必要があります。
2021年はBitcoin(BTC)の価格が上昇したことで、Wrapped Bitcoin(WBTC)の価格も上がりました。
2019年のリリース以降、現在までステーブルコインとしての機能を維持し続けています。
しかし2022年の5月に起きた、TerraClassicUSD(USTC)の価格暴落により、ステーブルコイン全体への不安も大きくなっています。
DeFiユーザーが増えていることで、Wrapped Bitcoin(WBTC)の時価総額は増えていますが、ステーブルコインに対する各国の規制状況にも注意する必要があります。
Wrapped Bitcoin(WBTC)のまとめ
ここまでWrapped Bitcoin(WBTC)について解説しました。
Bitcoin(BTC)を保有しながら、DeFi(分散型金融)やDEX(分散型取引所)を利用できるトークンです。
2022年9月現在は、国内の取引所での取り扱いはありません。
今後需要が増えるに連れて、取り扱う取引所も増えていくので、ぜひ注目をしてください。
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