the graph(GRT)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
the graph(GRT)とは?
the graph(GRT)は、2020年にGraph Protocol Incによって開発された暗号資産(仮想通貨)です。
通貨の情報を以下の表にまとめました。
暗号資産名称 | the graph |
シンボル | GRT |
価格(2022年9月現在) | ¥16 |
時価総額(2022年9月現在) | ¥111,414,892,688 |
購入可能な主な取引所 | Binance, OKX, Coinbase, Bybit,KuCoin |
公式サイト | The Graph |
the graph(GRT)の創業者達はエンジニアの経験があり、Dapps(分散型アプリ)のデータを検索するシステムを開発しました。
Dapps(分散型アプリ)を開発する企業は、The Graph(グラフ)を利用することで、データ検索の速度が上がりアプリのセキュリティも向上します。
the graph(GRT)は、The Graph(グラフ)の開発者や、ネットワークに技術を提供している人たちに支払う通貨です。
2020年末にリリースされた新しい通貨ですが、時価総額ランキングでは56位と高い評価を得ています(2022年9月現在)
the graph(GRT)がよくわかる特徴
通貨の特徴を3つにまとめました。
- 分散型の検索システムを開発している
- 多くのプロジェクトにサービス提供している
- エコシステムを導入
それぞれ見ていきましょう。
分散型の検索システムを開発している
The Graph(グラフ)は、ブロックチェーンにある大量の情報を検索するシステム「サブグラフ」を開発しています。
GoogleやYahooなどのサービスと大きく違うのは、システムを分散的に管理していることです。
サブグラフの開発・運営には誰でも参加でき、現在約1万人がサービスを維持するために技術を提供しています。
特定の企業が管理するのではなく、多くの国や地域の人が分散的に管理しています。
24時間休みなくシステムを維持しているので、情報を処理するスピードが上がり、セキュリティ対策も強力です。
現在多くのDapps(分散型アプリ)にサブグラフが導入されています。
Dapps(分散型アプリ)を使用するユーザーは、ブロックチェーンの中にある膨大なデータに簡単にアクセスできるので、非常に利便性が高いです。
多くのプロジェクトにサービス提供している
サブグラフの種類は多く、現在3,000種類以上あります。
Dapps(分散型アプリ)の開発者は、サブグラフを自由に使用することが可能です。
具体的には
- Uniswap(ユニスワップ)
- Decentraland(ディセントラランド)
- AAVE(アーべ)
- Aragon(アラゴン)
- DAOstack(ダオスタック)
など、多くのDapps(分散型アプリ)に使用されています。
また、さまざまなブロックチェーンにもサービスを提供しており
- Ethereum(イーサリアム)
- Polygon(ポリゴン)
- Avalanche(アバランチ)
- BSC(バイナンス・スマートチェーン)
- Fantom(ファントム)
などに技術を提供しています。
ブロックチェーンを使用したサービスは、時間がたてばたつほどデータの数は膨大になります。
サブグラフを使用すると、データの検索スピードが上がり、利便性は高くなります。
Dapps(分散型アプリ)の開発は今後も進むので、サブグラフの需要は多くなりそうです。
エコシステムを導入
The Graph(グラフ)は4種類の役割を作り、エコシステムを導入しています。
ブロックチェーンの開発ができるエンジニアだけでなく、the graph(GRT)をステーキング(通貨をブロックチェーンに預ける)することで、誰でもシステムへ参加できます。
役割は、以下の4種類です。
- デベロッパー(サブグラフの作成・Dappsへの導入)
- インデクサー(データの処理・インデックス作成)
- キュレーター(インデックスの評価・情報収集)
- デリゲーター(the graph(GRT)をインデクサーに委任する)
デリゲーターに関しては、技術や知識がなくても参加可能です。
それぞれのスキルに応じてエコシステムに参加でき、報酬としてthe graph(GRT)を得ることができます。
the graph(GRT)の今後の見通しと将来性
2021年2月から4月にかけて、the graph(GRT)の価格は上昇しました。
Avalanche(アバランチ)BSC(バイナンス・スマートチェーン)などに技術を提供したことや、NFTやDeFi(分散型金融)への注目が集まったことで、1GRT=246円まで高騰しています。
2022年以降は仮想通貨全体の価格が下がっていることもあり、the graph(GRT)の価格も下がりました。
2022年の5月以降は1GRT=10〜20円で安定しています。
2020年12月にリリースされた新しい通貨ですが、さまざまな国や企業の支援者から助成金を受けています。
多くのサービスに技術を提供しており、今後も増えていく予定です。
Web3業界のインフラとしての役割があるので、今後the graph(GRT)の価格が大きく下がる可能性は少ないと思います。
現在、the graph(GRT)は国内の取引所での取り扱いがありません。
海外の取引所へ暗号資産(仮想通貨)を送金してから購入してください。
the graph(GRT)のまとめ
本記事では、the graph(GRT)の特徴や今後の見通し・将来性を解説しました。
2022年以降は価格が下がっているthe graph(GRT)ですが、Web3業界が発展することで価格が上がる可能性は高いです。
2022年9月現在は1GRT=16円と、比較的買いやすい金額です。
購入を検討している方の、ご参考になれば幸いです。
The post the graph(GRT)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説 first appeared on Mediverse|暗号資産(仮想通貨)の専門メディア.