ステーブルコインneutrino usd(USDN)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

ステーブルコインneutrino usd(USDN)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

ステーブルコインneutrino usd(USDN)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

neutrino usd(USDN)とは?

画像出典:Neutrino Protocol

neutrino usd(USDN)は、Waves Foundation(ウェーブス・ファウンデーション)が発行するステーブルコインです。

通貨の基本情報を、以下の表にまとめました。

暗号資産名称 neutrino usd
シンボル USDN
価格(2022年9月現在) ¥132
時価総額(2022年9月現在) ¥90,282,996,774
購入可能な主な取引所 KuCoin,MEXC
公式サイト Neutrino Protocol
2022年9月現在 データ出典:coinmarketcap

ステーブルコインは、大きくわけて3つの種類があります。

  • 法定通貨担保型(米ドル・ユーロなど)
  • 仮想通貨担保型(BTC・ETHなど)
  • 無担保型(アルゴリズム型)

neutrino usd(USDN)は、仮想通貨担保型のステーブルコインです。

3つのトークンを使用して、価格を米ドルと連動させています。

neutrino usd(USDN)は、国内の取引所での取り扱いはありません。

KuCoin(クーコイン)など海外の取引所や、Neutrino Protocol公式サイトから購入してください。

neutrino usd(USDN)がよくわかる特徴

neutrino usd(USDN)の特徴を3つにまとめました。

  • 3種類のトークンで価格を維持している
  • ステーキングを使用できる
  • さまざまな国のステーブルコインを発行している

詳しく解説します。

3種類のトークンで価格を維持している

neutrino usd(USDN)は米ドルと連動したステーブルコインですが、暗号資産(仮想通貨)を担保にしています。

担保となるトークンは以下の3種類です。

  • Waves(WAVES)
  • Neutrino Token(NSBT)
  • SURF

基本的には、Waves(WAVES)を価格の担保とし、neutrino usd(USDN)を米ドルと同じ値動きになるように維持しています。

担保にしているWaves(WAVES)の価格が上昇した場合は、増えた資産を使いNeutrino Token(NSBT)を購入して価格を一定に維持します。

反対にWaves(WAVES)の価格が下がった場合は、Neutrino Token(NSBT)を売却してneutrino usd(USDN)の価格を一定に保ちます。

そしてSURFは、neutrino usd(USDN)の資本増強の仕組みを改善するために作られたトークンです。

スマートコントラクトを使用して価格を管理し、米ドルと同じ値動きをするように設計されています。

ステーキングを使用できる

neutrino usd(USDN)はWaves(WAVES)を担保資産にしているので、ステーキングを使用できます。

ステーキングとは、暗号資産(仮想通貨)をブロックチェーン上に預けることで、定期的に報酬を得る方法です。

Waves(WAVES)はコンセンサスアルゴリズムにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を使用しているので、neutrino usd(USDN)を預けて報酬を得ることが可能です。

ステーキングは、Waves公式サイトの中にある「Waves.Exchange」から申し込みができます。

さまざまな国のステーブルコインを発行している

neutrino usd(USDN)は米ドル以外にも、さまざまな国の通貨と連動するステーブルコインを発行しています。

  • 日本円
  • ユーロ
  • 人民元
  • ロシア ルーブル
  • ウクライナ グリブナ
  • ナイジェリア ナイラ
  • イギリス ポンド
  • ブラジル レアル
  • トルコ リラ

の9種類があります。

今後もステーブルコインは増えていく予定で、追加される通貨はユーザーの投票によって決定します。

このサービスはDeFo (Decentralized For exchange)と呼ばれており、銀行システムが不十分な国の居住者が、金融商品に簡単にアクセスできるように設計されました。

neutrino usd(USDN)の今後の見通しと将来性

画像出典:coinmarketcap

neutrino usd(USDN)の将来性は、米ドルとの価格をいかに維持できるかがポイントです。

2022年の4月と5月には、米ドルとの価格を維持できなくなるディペックが起こりました。

画像出典:coinmarketcap

ディペックが起きた理由は2つです。

  • neutrino usd(USDN)のマイニング報酬が高い
  • TerraClassicUSD(USTC)の価格暴落

neutrino usd(USDN)のマイニング報酬は他の通貨よりも高く、このシステムの問題がディペックが起こる原因と言われています。

また2022年5月には、米ドルに連動しているステーブルコイン、TerraClassicUSD(USTC)の価格が暴落しました。

暴落時にはneutrino usd(USDN)の価格が0.8ドルを下回り、担保資産のWaves(WAVES)も26%価格が下落しています。

現在もneutrino usd(USDN)は、米ドルの価格を維持できずに不安定な値動きをしています。

3種類のトークンを担保としているので大暴落する可能性は低いですが、今後の価格の動きには注意が必要です。

neutrino usd(USDN)のまとめ

本記事では、neutrino usd(USDN)の特徴や将来性について解説しました。

米ドルと価格が連動するステーブルコインですが、2022年9月現在は価格を維持することができていません。

さまざまな法定通貨のステーブルコインを発行し、ステーキングで報酬をもらえる通貨ですが、今後の値動きには注意してください。

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