仮想通貨Internet Computer(ICP)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
Internet Computer(ICP)とは?
Internet Computerは、DFINITY財団が開発している仮想通貨です。
詳細を以下の表にまとめました。
通貨名 | インターネットコンピュータ |
シンボル | ICP |
価格(2022年8月現在) | $7,40 |
リリース | 2021年 |
創設者 | Dominic Williams氏 |
公式サイト | https://internetcomputer.org/ |
Internet Computer(ICP)の特徴
Internet Computer(ICP)の特徴を3点紹介します。
ブロックチェーンを使用したクラウドサービスを提供している
Internet Computer(ICP)は、アマゾンウェブサービス(AWS)や、Google Cloudのようなクラウドサービスをブロックチェーン上に構築するプロジェクトです。
AmazonやGoogleのような大企業だけにクラウドサービスを任せるのではなく、ユーザーの大切なデータを分散型で管理をすることを目標にしています。
仮想通貨Internet Computer(ICP)は、取引を行う時の手数料や、ネットワーク参加者に対する報酬として使用される通貨です。
スマートコントラクトが高速で実行されている
Internet Computer(ICP)の大きな特徴として、高速でスマートコントラクトを実行していることがあげられます。
スマートコントラクトとは、あらかじめ設定されたルールに従って、契約を実行するシステムです。
管理者不在で金融サービスをおこなうDeFiや、作品が二次流通した時のロイヤリティを自動で計算するNFTにスマートコントラクトが使用されています。
スマートコントラクトを使用している通貨では、イーサ(ETH)が有名です。
Internet Computer(ICP)は、イーサ(ETH)に比べて高速でスマートコントラクトを実行できます。
処理速度の遅さや高額な手数料がかかってしまう、スケーラビリティ問題を解決できると期待されています。
独自のプログラミング言語「Motoko」を使用している
Internet Computer(ICP)はプログラミング言語「Motoko」を使用しています。
DFINITY財団が開発している新しいプログラミング言語であり、ブロックチェーン上でのシステム構築がしやすい言語です。
DFINITY財団のロードマップでは、5年以内にMotokoを学校教育に取り入れるという構想をしています。
ソフトウェア開発キット(SDK)と合わせて使用することで、エンジニアが簡単に使用できるように設計されており、将来的に注目されている言語です。
Internet Computer(ICP)のチャート・価格動向
Internet Computer(ICP)は、2021年5月の上場時に価格を大きく上昇させました。
しかし翌月には下落し、現在まで最高値を更新できずにいます。
価格を下げた理由は、通貨が上場する前から保有していた投資家が上場後一気に通貨を売却したことが原因です。
2022年に入ってからも価格は上昇していませんが、今後20年のロードマップも公開しているので、長期的に価値が高まる可能性があります。
Internet Computer(ICP)の今後の見通し・予想
Internet Computer(ICP)は、以下のポイントによって価格の変動が予想されます。
- DFINITY財団が示すロードマップの実施状況
- クラウドサービスの市場の拡大
- メタバースアプリの実装
DFINITY財団は、20年先までのロードマップを公開しています。
短期的な計画を発表するプロジェクトが多いなか、Internet Computer(ICP)は長期的なビジョンを公開している珍しいプロジェクトです。
特に、今後成長していくクラウドサービスの拡大と、メタバースへの進出もあり、利用するユーザーが増えれば通貨の価格も上昇していくでしょう。
Internet Computer(ICP)の買い方
Internet Computer(ICP)は、国内の取引所での取り扱いがありません。
海外の取引所を利用した購入方法を紹介します。
- 国内の取引所に口座を開設
- 海外の取引所に口座を開設
- 国内の取引所で仮想通貨を購入
- 国内の取引所から海外の取引所に通貨を送金
- 海外の取引所でInternet Computer(ICP)を購入
国内の取引所で通貨を購入し、海外の取引所に送金するという流れになります。
おすすめの国内取引所は、初心者でも使いやすいFTX Japan。
海外の取引所では、日本語に対応しているバイナンスが使いやすいでしょう。
Internet Computer(ICP)を取り扱っている国内外取引所は?
2022年8月現在、Internet Computer(ICP)を取り扱っている国内取引所はありません。
海外の取引所では
- バイナンス
- Bybit
- Coinbase
- Huobi Global
- OKEx
- Gate.io
- KuCoin
- Kraken
- Tokocrypto
こちらの取引所で取り扱いがあります。
Internet Computer(ICP)はやばい?将来性について
Internet Computer(ICP)は、上場後一気に価格が下落しました。
「今後も価格が上昇しないのでは?」という心配の声も聞こえますが、非常に将来性のある通貨といえます。
具体的には、GAFAの代替となるサービスを開始していることです。
Internet Computer(ICP)のブロックチェーンシステムを使用することで、ITサービスに必要だったサーバーや、クラウドサービスの利用を大幅に削減することが可能です。
アマゾンウェブサービスやマイクロソフトAzure、GoogleCloudが現在かかえている、個人情報が流出する問題や、突然のシステム障害でサービスを利用できなくなるリスクを軽減しようとしてます。
今後、クラウドサービスを利用するユーザーが増えることでInternet Computer(ICP)を利用するユーザーも増えていくことが予想されます。
Internet Computer(ICP)のよくあるQ&A
Internet Computer(ICP)によせられる質問を、3点紹介します。
DFINITY財団はどんな組織ですか?
DFINITY財団とは、チューリッヒに拠点を置く非営利団体です。
2016年に暗号資産理論に詳しいDominic Williams氏によって設立されました。
パロアルト、サンフランシスコ、上海、チューリッヒ、東京で研究センターを運営していて、世界中で200人を超える人が在籍しています。
DFINITY Foundationというコミュニティを運営しており、イベント、コンテンツ、ディスカッションを通じて次世代の分散型アプリケーションについてメンバー同士で学んでいます。
Internet Computer(ICP)ではどんなサービスが利用できますか?
現在行っているサービスは
- WEBサイトを構築できる「Fleek」
- 分散型SNSの「Capsule Social」
- NFTマーケットプレイス「NFT Studio」
- 分散型取引所「Uniswap」
などがあります。
NFT・メタバース・DeFi・dAppsを問わずに、新しいサービスが開始されています。
国内の取引所に上場する可能性はありますか?
残念ながら、国内の取引所に上場する予定はありません。
国内取引所から仮想通貨を送金し、海外取引所でInternet Computer(ICP)を購入するという流れになります。
国内の取引所での取り扱いがスタートすれば、海外の取引所に送金する作業がなくなるので、とても便利になります。
将来性のある通貨なので、期待して待ちたいですね。
Internet Computer(ICP)のまとめ
この記事では、Internet Computer(ICP)の特徴や今後の見通し、将来性を徹底解説しました。
長期的な計画がしっかりあり、今後の成長が予想されるクラウドサービスやメタバースにも進出しているプロジェクトです。
現在の価格は、ピーク時に比べて大きく下がっている状態です。
本記事が、購入を検討している方の参考になればうれしいです。
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