CMC20の特徴とは?買い方も解説【インデックストークン】
- 三行要約
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・CMC20は、CoinMarketCapが発行する20銘柄インデックストークンである
・購入できるCEXはMEXC、DEXはPanckaeswapなどが代表的である
・内訳はBTC・ETHが8割以上を占める
CMC20とは何か

CMC20の概要と目的
CMC20は、世界最大級の暗号資産情報サイト「CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)」が関わる、20銘柄で構成されるインデックス型トークンです。
インデックスとは市場を代表する銘柄をまとめた指標のことで、株式投資でも「TOPIX」「S&P500」「NASDAQ100」といったインデックスが幅広く使われています。
CMC20の場合は、暗号資産市場のうち時価総額の大きい代表20銘柄を選び、一定の比率でまとめたものです。これにより、個別銘柄を選ばなくても、暗号資産市場全体の方向性に連動する投資が可能になります。
ビットコインやイーサリアムといった主要銘柄に偏りすぎることなく、自然な分散が効いている点が大きな特徴です。
注目される理由
CMC20が注目される理由は、暗号資産市場における「分散投資」の難しさを解消してくれる点にあります。暗号資産は価格変動が大きく、特定の銘柄だけを保有するとリスクが偏りやすい傾向があります。
しかしCMC20は、複数の主要銘柄をまとめて保有できるため、一つの銘柄が大きく値下がりしても全体への影響が緩やかになります。
また、インデックス型であるため、構成銘柄の入れ替え(リバランス)が自動で行われる点も魅力です。市場の成長によって上位銘柄が変動した場合でも、CMC20は最新の市場状況を反映し続けます。
こういった自動調整は初心者には特にメリットが大きく、暗号資産市場の入り口として適していると評価されています。
CMC20の仕組み
CMC20はBNB Chain上に構築されており、24時間いつでもミント(発行)と償還が可能なように設計されています。BNB Chainは手数料が比較的安く、速度も速いことから、インデックス型トークンの運用に向いています。
構成銘柄は毎月定期的に見直され、時価総額ランキングの変動に応じて入れ替えが行われます。特定の銘柄が急落したり、市場価値が下がった場合には、他の銘柄に置き換えられることで、常に市場全体の中心に投資している状態を維持できます。
CMC20を買うための事前準備
海外取引所の選び方と注意点

CMC20は日本の取引所では取り扱われていないため、海外取引所を利用する必要があります。海外取引所を選ぶ際は、以下の点をチェックすると安全です。
- 運営歴・信頼性があるか
- CMC20の取り扱いがあるか
- 本人確認(KYC)がスムーズか
取り扱いのある主な海外取引所はMEXCです。日本人の利用者も多く、手数料も最低レベルに安いため、初心者にも扱いやすい選択肢です。
資金の準備
CMC20を購入するためには、海外取引所に資金を送る必要があります。一般的な流れは次の通りです。
- 日本の国内取引所で口座を開設(例:SBIVCトレード、コインチェック、ビットフライヤー)
- 日本円を入金する
- ステーブルコインUSDTを購入する
- USDTを海外取引所へ送る
USDTとは、米ドルに1:1で連動するステーブルコインで、暗号資産の中では価格が安定しており、海外取引所での取引にも広く使われています。
ウォレット設定とネットワーク確認
CMC20はBNB Chain上のトークンなので、対応したウォレットが必要です。
利用されることが多いウォレット:
- MetaMask
- TrustWallet
MetaMaskはブラウザ拡張としても利用でき、PCでもスマホでも管理できるため人気があります。導入後はネットワーク設定でBNB Chain(旧BSC)を追加し、CMC20が表示できる準備を整えておきましょう。
実際の購入方法と手順
中央集権型取引所(CEX)での購入

CEXとは、運営会社が中央管理する取引所のことです。BitgetやMEXCなどが該当します。CEXではアプリやサイトの操作が直感的で、初心者でも分かりやすいのが特徴です。
基本的な購入手順は次の通りです。
- 海外取引所でアカウント登録
- 本人確認を完了
- 国内取引所からUSDTを送金
- 取引所の現物市場でCMC20を検索
- 「CMC20/USDT」ペアを選び買い注文
スムーズに購入できるため、慣れていない方はCEXを選ぶことをおすすめします。
分散型取引所(DEX)での購入
CMC20はBNB Chain上で発行されているため、PancakeSwapなどのDEXでも購入できます。DEXは中央管理者が存在しない取引所で、利用者自身がウォレットを使って直接取引を行う仕組みです。
購入手順は以下の通りです。
- MetaMaskをBNB Chainに設定
- 海外取引所からBNBかUSDTをウォレットに送る
- PancakeSwapを開く
- 交換(スワップ)画面でCMC20を選ぶ
- スワップを実行
DEXは自由度が高い一方、秘密鍵の管理はすべて自分で行う必要があるため、初心者は慎重に扱う必要があります。

しかし、正しい手順を知らないと偽リンクにアクセスしてしまい、資金を抜き取られる可能性もあるので注意が必要です。
本記事では、スマホアプリでのPancakeSwap(パンケーキスワップ)の始め方と使い方を解説します。
画像つきで丁寧に解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
購入後の保管方法
CMC20は取引所ウォレットでも、MetaMaskなどの自己管理ウォレットでも保管できます。
- 取引所ウォレット:操作しやすいが、万一の破綻リスクがある
- 自己管理ウォレット:自分で守る分、セキュリティと責任が重い
暗号資産では、秘密鍵を失うと資産を取り戻せないため、バックアップは確実に管理することが大切です。

ウォレットは数多くリリースされていますが、初心者でも使いやすいウォレットがMetaMask(メタマスク)です。
本記事では、MetaMask(メタマスク)にログインする方法と、ログインができない時の対処方法を解説します。
現在使用している人や、これからダウンロードする人は、ぜひ最後までご覧ください。
CMC20を買う前に知っておきたいリスクと注意点
暗号資産全体に共通する価格変動リスク
CMC20は複数銘柄をまとめていますが、暗号資産全体が下落すると影響を受けます。価格変動の幅が大きいため、短期視点では値動きに振り回されやすい特徴があります。
インデックス型でも市場下落には弱い
分散投資ができるとはいえ、市場そのものが悪化した場合はダメージを避けにくいです。インデックスだから安全という誤解を避け、あくまで「分散されているだけ」と理解することが大切です。
取引所やウォレットのセキュリティ
海外取引所の破綻、ウォレットのハッキング、秘密鍵の紛失など、暗号資産特有のリスクがあります。2段階認証やハードウェアウォレットの利用など、安全性の確保が欠かせません。
日本で買う際に直面しやすいハードルとその対策
日本国内からの入金手段と為替リスク
日本から暗号資産を購入する場合、日本円を入金し、暗号資産に変換した上で海外取引所へ送金する必要があります。為替レートの変動によって実質的な購入額が変わるため、タイミングには注意が必要です。
CMC20の流動性・取扱い状況
CMC20はまだ比較的新しいトークンであり、すべての海外取引所で取り扱われているわけではありません。そのため、買える取引所の情報が変わる可能性がある点は理解しておく必要があります。
税務・法的な取り扱い
日本では暗号資産による利益は雑所得に分類され、税率も累進課税になります。年に一度の確定申告が必要になる場合があるため、購入前に税務情報を把握しておくと安心です。
まとめ
CMC20は暗号資産市場の主要20銘柄にまとめて投資できる便利なインデックス型トークンです。初心者でも市場全体に広く投資しやすい仕組みが整っており、分散効果も期待できます。
日本から購入する際には、海外取引所の利用やウォレット管理など、慣れない作業が多いものの、手順を理解すればスムーズに進められます。
リスクや注意点も踏まえたうえで、自分の資金状況に合わせてCMC20の購入を検討してみてください。
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