盆栽コインとは│特徴と買い方を初心者向けに分かりやすく解説
- 三行要約
-
・盆栽コインon BASEの保有量に応じて現物の盆栽がもらえる
・定期的な買戻しとバーンで価格調整が行われている
・購入するためには国内取引所口座とメタマスクアカウントが必要(どちらも無料)
盆栽コインとは?
盆栽コインの基本情報とプロジェクト概要
盆栽コイン(BONSAICOIN)は、盆栽の文化・販売・NFTプロジェクトをひとつの経済圏としてまとめるために作られたコミュニティトークンです。コミュニティスローガンは「We make Bonsai.」。発行体はBVI法人のHyper Dimension Limitedで、公式リンクは以下が中心になります。
| 公式サイト | https://coin.bonsainft.club/ |
| 公式note | https://note.com/bonsai_nft_club/n/n2c803e6faec1 |
| 公式X | https://twitter.com/BONSAINFTCLUB |
| 管理人X(baraさん) | https://x.com/bara_BONSAI |
| 公式Discord | https://discord.com/invite/6yuGHKksWf |
| 価格 | $0.000000002183 |
| 発行枚数 | 803,100,000,000,000 BONSAICOIN(803兆枚) |
| 時価総額 | 17,024,631,612,317.45 BONSAICOIN |
| コントラクトアドレス | 0xA0aeBd4Ae5F256B72B7D43f67eD934237Adb1AeE |
総発行枚数は803,100,000,000,000枚で、盆栽NFTプロジェクト(BONSAI NFT CLUB)が発行した盆栽NFT8031体に由来します。トークン名はBONSICOIN、チェーンはBaseとSoneiumが現在の中心です。
大量発行トークンは数値の大きさに目が行きがちですが、これ自体が割安を意味するものではありません。
このトークンは単なる価格投機ではなく、リアル盆栽販売やイベントと連動させ、文化としての盆栽を盛り上げるための仕組みづくりが目的とされています。
盆栽コインの歴史とチェーンの変遷
盆栽コインは当初Astar zkEVM上で発行されました。しかしAstar zkEVMがサービス終了する方針となり、公式はLayerZeroを使った移行方法を提示し、BaseおよびSoneiumへ移行しました。
この移行は単なるチェーン変更ではなく、手数料の安さ、ユーザー数、エコシステムの広がりなどを考慮した戦略的な選択です。特にBaseはCoinbaseが支援するチェーンであり、初心者でも使いやすく取引経験のハードルが比較的低いため、グローバル展開を視野に入れるうえでメリットがあります。
盆栽コインと盆栽文化の関係
盆栽コインはリアル盆栽の売上を使ってトークンの買い戻しとバーン(焼却)を行う構造があります。これは、伝統文化とWeb3を組み合わせるうえで非常にユニークです。
提携盆栽園やショップの売上の一部を使うことで、プロジェクト全体の活動がトークン価値に還元される可能性があります。また、BONSAI NFT CLUBとの連動により、NFTホルダーへの特典・エアドロップなどのカルチャー的な動きも多く行われています。
さらに、ソニー銀行との連携や万博関連イベントでの展示など、一般層にも届く取り組みも増えてきました。草コインでは考えにくいリアル側の動きが伴っている点は注目ポイントです。
盆栽コインの特徴とメリットを整理
トークノミクスと配分設計の特徴
総発行枚数803,100,000,000,000枚のうち、配分内訳は以下のとおりです。

Fundraising 1%
Community 75%
Liquidity 6%
Team 17%
Advisor 1%
このようにコミュニティ向けの割合が非常に大きく設定されているため、一般参加者へのエアドロップや施策にリソースを割ける構造です。
ただし、大量発行トークンは一枚あたりの価格が小さく見えるため「安い」と誤解されやすいです。枚数が多くても市場価値(FDV)が高ければ重さは同じです。
買い戻しとバーンによる価値向上の仕組み
盆栽の販売益を使い、市場から盆栽コインを買い戻してバーンする施策が存在します。これは「リアルビジネスによるトークン需要の創出」という点で特徴的です。
ただしバーンは確実な価格上昇を保証するものではありません。流動性の薄いトークンでは一時的に価格が動いても長続きしないケースも多く、売り圧・買い圧・出来高などの影響を受けます。買い戻しとバーンを過大評価せず、構造として理解する姿勢が大切です。
BONSAI BANKとコミュニティ参加のメリット
盆栽コインにはBONSAI BANKというステーキング制度があり、預けた枚数に応じて順位が決まります。この順位に応じてリアル盆栽がもらえる場合もあります。
トークン価格とは別軸で価値を楽しめる仕組みになっているため、Web3初心者でも参加しやすいのが特徴です。NFTホルダー向けにエアドロップすることもあり、コミュニティ活動が非常に活発です。
盆栽コインのリスクと注意点
価格変動と流動性に関するリスク

CoinGeckoのデータを見ると、盆栽コインのFDVは約1600万ドル規模のタイミングがあり、出来高は日によっては数十ドルレベルまで落ちることがあります。流動性はBaseチェーンのUniswap V3に存在しますが、流動性プールは常に十分とは限りません。
つまり大きく売買すると価格が大きく動くリスクがあり、スリッページが発生しやすい状態です。短期の投機で扱うには注意が必要です。
チェーン移行やコントラクト偽装への注意
Astar zkEVMの終了に伴う移行は詐欺の温床になりやすい時期です。特に「移行を急げ」と偽装する詐欺サイトには注意が必要です。
BaseとSoneiumの公式コントラクトアドレスは必ず公式noteか公式サイトで確認してください。Google検索で出てくる偽トークンを誤って買うケースも多発しているため、ここは特に重要です。
自分にとって適切な投資額かを考えるポイント
暗号資産は余裕資金での購入が基本です。盆栽文化やコミュニティが好きで、自分のペースで関わりたいケースでの購入は相性がよい一方で、短期の値幅取りだけを目的とするとリスクが大きくなります。長期目線で無理なく楽しめる範囲で始めるのが安全です。
盆栽コインの買い方を解説
※現時点で暗号資産を持っていない場合の解説です。
国内取引所で暗号資産を購入する(例としてUSDC)
自身のウォレットに送金する(例としてメタマスク)
Uniswapで購入する
最終的に分散型取引所(以降DEX)と呼ばれる取引所大手:Uniswapで盆栽コインを購入することになります。盆栽コインはコインチェックやSBIVCトレードなど、大手の取引所に上場していないため、購入できるUniswapを利用してください。
事前準備
国内取引所でETHやUSDCを購入し、ウォレットへ送金するところからスタートします。
最初に使う取引所はSBIVCトレードを推奨します。送金手数料が無料なので、無駄な支出を避けたい方にはおすすめです。
ネット銀行大手のSBIグループの運営で、セキュリティと使いやすさのバランスが良く、ETHもUSDCも簡単に購入できます。
ウォレットはメタマスクが一般的で、Baseチェーンを追加する必要があります。公式のRPC情報を追加し、ウォレットを安全に管理するところから始めてください。
DEXを使った盆栽コイン購入手順
BaseチェーンにETHまたはUSDCをブリッジします。その後、Uniswap V3(Base)を開き、BONSAICOINを選択してスワップします。正しいコントラクトアドレスは必ず公式noteに記載されているものを使用します。
スリッページを少し高めに設定することで、流動性の低さによる失敗を防ぎやすくなります。取引確定後はウォレットで盆栽コインが表示されるよう、トークンを追加します。
買った後にやることと保管方法
ウォレットの残高を確認し、怪しいサイトに接続しないように気をつけます。必要であればハードウェアウォレットを使って保管レベルを上げることもできます。
盆栽コインを活用したい場合は、BONSAI BANKへのステーキングや、公式Xで情報を追いかけてキャンペーンに参加するなど幅を広げていけます。
盆栽コインのQ&A
盆栽コインが向いている人と向いていない人
盆栽文化に興味がある、Web3の空気が好き、実際にプロジェクトの活動を応援したいという人には向いています。一方で、短期の売買で値幅を狙うだけの用途には向いておらず、価格変動の激しさを許容できない場合は慎重に考えるべきです。
投機的な考えで購入する方ももちろんいらっしゃると思いますが、盆栽コミュニティを楽しんでいる方が多いようです。Discordを見ると盆栽師の方が盆栽の手入れについて教えてくれていたりします。
事前に雰囲気を見ておくといいでしょう。
公式情報とコミュニティのチェック方法
公式サイト・公式note・公式X・Discordなどを確認し、運営の発信頻度やコミュニティの雰囲気を見ることが大切です。情報の正確性を確認することで、誤情報や詐欺サイトを避けられます。
判断フローの提案
まずは少額で試し、情報収集を続け、必要に応じて買い増すという段階的な方法がおすすめです。目先の価格に振り回されず、自分にとって適切な資金配分を意識しつつ関わることで、長く安心して扱うことができます。
まとめ
盆栽コインは、盆栽という伝統文化とWeb3を組み合わせたユニークなコミュニティトークンです。
リアル盆栽の売上を使った買い戻しとバーン、ステーキングでリアル盆栽がもらえるシステム、Baseをはじめとした複数チェーン展開など、他のトークンと比べても特徴が多い仕組みになっています。
一方で流動性の薄さや価格変動の大きさ、チェーン移行のタイミングによる詐欺リスクなど注意すべき点も存在します。これらの特徴を理解したうえで、少額から丁寧に始めることが安心につながります。
Web3と盆栽をつなぐ新しい文化の動きを、自分のペースで楽しみながら関わる姿勢が大切です。
The post 盆栽コインとは│特徴と買い方を初心者向けに分かりやすく解説 first appeared on Mediverse|暗号資産(仮想通貨)の専門メディア.