2025-09-20 ビットコイン、投機から安定資産へ?セイラー氏が予測する市場の変化
企業としてビットコインを大量保有する米ストラテジー社のマイケル・セイラー氏はビットコインが今後、機関投資家の参入によって投機的な資産から安定資産へと変化していくとの見通しを示しました。
My discussion with @NatBrunell on the digital transformation and reinvigoration of capital markets through digital credit instruments — $STRK $STRF $STRD $STRC — built on $BTC digital capital.pic.twitter.com/t8AcsgdiKF
— Michael Saylor (@saylor) September 19, 2025
セイラー氏は年金基金などの機関投資家が本格参入することが市場変化のきっかけになると指摘。巨額の資金が流入することでビットコインの激しい価格変動(ボラティリティ)は落ち着き、資産としての安定性が増すとの考えです。
同氏はこの安定化が一部の投資家には退屈に感じられる可能性に言及しつつも、それはビットコインが長期的な安定資産へと移行する健全な兆候だと説明しました。
また、ボラティリティの低下は市場が質的に成熟していく上で不可欠なプロセスであると強調。投機的な対象から信頼性の高い価値保存手段へと変化することでさらに大規模な資本を呼び込む好循環が生まれるとの見方を示しました。
さらに同氏は資産としての安定性が確立された後、2025年からの10年間は「デジタルゴールドラッシュ」の時代になると予測。安定した基盤となったビットコイン上で新たなビジネスや金融商品が生まれ莫大な富が築かれると同時に数多くの試行錯誤も繰り返されるとの見通しを示しています。
セイラー氏の一連の発言はビットコインが「投機から安定へ」という市場の変化を経て、より広範な経済活動の基盤となりうる可能性を示唆するものといえます。
記事ソース:Youtube