仮想通貨取引所を複数口座利用する人の割合?メリット・デメリットと選び方を徹底解説

仮想通貨取引所を複数口座利用する人の割合?メリット・デメリットと選び方を徹底解説

仮想通貨取引所を複数口座利用する人の割合?メリット・デメリットと選び方を徹底解説

三行要約

仮想通貨取引所の口座は、国内利用者の約半数が複数保有している
複数の取引所を利用するメリットは、取引機会の増加とリスクの分散
税金の申告が煩雑になるので確定申告の対策を徹底することが重要。

複数口座を持つ人の割合

国内暗号資産取引所の利用者を対象とした調査によると、口座保有者のうち「1口座のみ」が最多で過半数を超えていた一方で、裏を返せば、約半数が複数口座を保有していることが明らかになりました。

弊社独自調査

この傾向には年代差が存在し、20代から40代までは複数口座を持つ割合が約半数なのに対し、50代、60代と次第に単一口座のみの割合が増えていく特徴があります。

そして暗号資産トレーダーに最も多いのは30代男性なので、コア層は2口座以上持つことも普通と言えます。

ちなみに33歳の私も2口座持っています。SBI VCトレードとBinance JPです。国内ではこの2口座で、海外取引所はBybit、MEXC、Bitgetです。
感覚値ですが、これくらいが一般的なような気がします。

複数の仮想通貨取引所を利用するメリット

複数の仮想通貨取引所に口座を開設し、適切に使い分けることには、資産運用をより柔軟かつ効率的に進めるための多くの利点があります。ここでは、その主要なメリットについて詳しく解説します。

取引できる銘柄を増やす

各仮想通貨取引所は、それぞれ異なる仮想通貨の銘柄を取り扱っています。一つの取引所だけでは取引できないようなマイナーなアルトコインも、複数の口座を持つことで売買が可能になります。

これにより、より広範な投資対象からポートフォリオを構築でき、市場全体に広がるチャンスを捉えやすくなります。例えば、Binance Japanは国内取引所の中でトップクラスの取り扱い銘柄数を誇り、一方でbitbankは国内でも屈指の取引量と流動性を持つ銘柄に強みがあります。

これらを併用することで、幅広い銘柄への投資と主要銘柄の安定した取引を両立させることができます。

取引コストを削減する

仮想通貨の取引には、取引手数料やスプレッドといったコストが発生します。これらのコストは、取引所や取引方法(販売所・取引所)によって大きく異なります。

複数の取引所を使い分けることで、よりコストを抑えた取引ルートを構築できます。実際に、国内取引所を選ぶ際に最も重視されているのは「手数料の安さ」という調査結果もあります。

例えば、取引手数料が無料または非常に安価な取引所で売買を行い、出金手数料が低い取引所から資産を移動させる、といった戦略が有効です。

MediverseおすすめのSBI VCトレードは、入出金手数料、送金手数料(入庫・出庫)がすべて無料で、コストを気にせず取引を行いたい方に強くおすすめできます。

国内にもかなり多くの取引所があるので、以下のランキング記事を参考にしてください。

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国内には仮想通貨取引所がたくさんあります
これだけの選択肢があると、有名なところから選んでしまいがちだと思います。しかし、取引所の中には、上場企業が運営していたり、お得なキャンペーンがあったり、必ずしも「有名なところ=ベスト」ではない場合もあります。

そこで本記事では、おすすめ仮想通貨取引所をまとめてご紹介します。

銘柄数や手数料、使い勝手の良さなど実際に利用しているユーザーだからこそ分かる視点を踏まえながらそれぞれの取引所を見ていきます。

リスクを分散させる

単一の取引所にすべての資産を集中させることは、セキュリティ上のリスクを伴います。

万が一、その取引所がハッキング被害に遭ったり、予期せぬシステムトラブルや倒産といった事態に直面したりした場合、資産全体が危険にさらされる可能性があります。国内取引所を選ぶ際に、「手数料の安さ」とほぼ同率で重要視されているのが「セキュリティや運営企業への信頼性」です。

複数の取引所に資産を分散して保管することで、このようなリスクを軽減できます。たとえ一つの取引所で問題が発生しても、他の取引所の資産は安全に保たれます。

これは、投資の基本である「分散投資」の概念を、取引所という観点から実践することにほかなりません。

アービトラージを狙う

アービトラージ(裁定取引)とは、取引所間の価格差を利用して利益を狙う取引手法です。

仮想通貨の価格は、市場の需要と供給のバランスによって、取引所ごとにわずかに異なることがあります。この価格差をリアルタイムで把握し、割安な取引所で通貨を購入し、割高な取引所で売却することで、リスクを抑えながら利益を上げることが可能です。

複数の取引所に口座を持つことで、この価格差を素早く見つけ出し、取引の機会を最大限に活用できます。ただし、取引所間の送金手数料や取引が成立するまでの時間差も考慮に入れる必要があります。

私は完全にリスク分散と取り扱い銘柄で複数口座を作りました。
過去にハッキングを受けて資金流出した取引所は少し怖いですし、その時の対応も気になりますし。ハッキング時には出入金が停止されることもありますから・・・

複数の仮想通貨取引所を利用するデメリット

複数の取引所を利用することには多くの利点がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットを理解した上で、利用の是非を判断することが重要です。

口座管理が煩雑になる

複数の取引所に口座を持つと、それぞれのIDやパスワード、二段階認証の設定などを個別に管理する必要があります。多くの情報を適切に管理するためには、厳重なセキュリティ対策が不可欠です。

パスワードの使い回しを避け、複雑な文字列に設定することはもちろん、パスワード管理ツールを利用したり、オフラインで記録したりするなど、安全な管理方法を確立しなければ、かえってセキュリティリスクが高まる可能性があります。

税金計算が複雑になる

仮想通貨の取引で得た利益は、原則として雑所得として課税対象となります。複数の取引所で売買や送金を行うと、年間の損益計算が非常に複雑になります。

各取引所から提供される年間取引報告書は、その取引所内のデータしか含まれていません。複数の取引所の取引データをすべて集約し、正確な損益を計算するためには、自分で計算ツールや会計ソフトを使用する必要があります。

特に、頻繁に取引を行う方や、取引所間で仮想通貨を移動させる方は、この手間が大きな負担となる可能性があります。取引所間の資金移動に関わる税金のルールについても正確に把握しておくことが重要です。

資金や取引が分散する

複数の取引所に資産を分散させることはリスクヘッジになりますが、一方で資金が小分けになるため、一つの取引所に大きな金額を集中させて取引することが難しくなります。

これにより、特定の取引における大きな売買差益を狙う機会を逃してしまう可能性があります。また、取引履歴が複数の取引所に分散するため、全体の資産状況や損益をリアルタイムで把握しにくくなります。

定期的にすべての口座情報を確認し、資産状況を統合して管理する手間が必要です。

目的別おすすめの仮想通貨取引所と使い分け方

ここからは、目的別に複数の取引所をどのように使い分けるのが効果的か、具体的な組み合わせ例を紹介します。資産規模に応じて最適な組み合わせを検討することが重要です。

初心者におすすめの使い分け

仮想通貨取引の経験が浅い方には、まずは使いやすさとセキュリティの高さで定評のある取引所を組み合わせることをおすすめします。

  • メイン口座:SBI VCトレード
  • サブ口座:GMOコイン

SBI VCトレードは、入出金手数料、送金手数料(入庫・出庫)がすべて無料であり、コストを気にせず取引を始めたい初心者に最適です。また、金融大手であるSBIグループが運営しているため、セキュリティ面でも高い信頼性があります。

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一方、GMOコインは、取引所形式での取り扱い銘柄が豊富で、ステーキングといったサービスも充実している点が魅力です。この2つの取引所を併用することで、コストを抑えながら多様な取引に挑戦でき、段階的に知識を深めていくことができます。

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手数料を抑えたい場合の使い分け

取引コストを徹底的に抑えたい方は、取引所形式の取引に強みを持つ取引所を組み合わせることが効果的です。

  • メイン口座:bitbank
  • サブ口座:GMOコイン

bitbankは、取引所形式での取り扱い銘柄が非常に豊富であり、指値注文など詳細な注文方法を利用して取引コストを抑えることができます。流動性が高いので、売買したい価格で取引が成立しやすい点も魅力です。

GMOコインは、入出金や送金手数料が無料で、少額からでも取引が可能です。両者を併用することで、手数料を抑えた効率的な取引が実現します。

幅広い銘柄に投資したい場合の使い分け

多様なアルトコインに投資したい方は、国内取引所の中でも特に銘柄数の多い取引所を組み合わせることが有効です。

  • メイン口座:Binance Japan
  • サブ口座:BITPOINT

Binance Japanは、国内取引所の中でも圧倒的に多くの銘柄を取り扱っており、新たな投資機会を見つけやすいのが特徴です。

一方、BITPOINTは、ステーキングサービスが充実しており、保有資産の効率的な運用が可能です。両者を組み合わせることで、多様な銘柄への投資と、保有資産の効率的な運用を両立できます。

複数の仮想通貨取引所を利用する際の注意点

複数の取引所を運用する際には、いくつかの注意点を守ることで、デメリットを最小限に抑え、安全に資産を管理できます。

確定申告の準備を怠らない

複数の取引所で得た利益はすべて合算して計算する必要があります。年間取引報告書だけでは正確な損益を計算できないため、各取引所の取引履歴データをダウンロードし、会計ソフトや手動で計算する手間を惜しんではいけません。

仮想通貨取引所を複数利用する場合の確定申告は複雑な作業となります。損益計算ツールの中には、複数の取引所のデータを統合できるサービスも存在します。これらを活用することで、計算の手間を大幅に削減できます。

セキュリティ対策を強化する

複数の取引所の口座を持つということは、それだけ多くのログイン情報を管理する必要があるということです。パスワードは使い回さず、複雑な文字列に設定しましょう。また、二段階認証は必ず設定し、資産を守るための基本的なセキュリティ対策を徹底してください。

特に、インターネットに接続された状態でパスワードや秘密鍵を保管することは危険です。USBメモリやオフラインのストレージにバックアップを取るなど、より強固なセキュリティ対策を講じることも検討しましょう。

資金管理を徹底する

複数の口座に資産が分散すると、全体の資産状況が把握しにくくなります。定期的にすべての口座の残高を確認し、スプレッドシートや専用のアプリなどで資産のポートフォリオを可視化しましょう。

これにより、資金がどの銘柄にどれだけ配分されているかを正確に把握でき、より戦略的な投資判断を下せます。

まとめ

仮想通貨取引所の複数利用は、多くのメリットがある有効な戦略です。取引銘柄の増加、コスト削減、リスク分散、そしてアービトラージといった多様な恩恵を受けられます。

しかし、その一方で、口座管理の煩雑さや税金計算の複雑化といったデメリットも存在します。これらの課題は、適切な管理方法やツールの活用によって克服可能です。

ご自身の投資目的やスタイルに合わせて、最適な取引所の組み合わせを選び、賢く使い分けることが成功への鍵となります。今回ご紹介した情報を参考に、ご自身の仮想通貨運用をより安全で効率的なものにしてください。

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