ビットコインFXの追証とは?仕組み・回避策・おすすめ取引所を解説
追証の基礎知識
まずは追証について基礎知識を知っておきましょう。
追証の発生条件や放置した際のペナルティについても解説します。
追証(追加証拠金)とは?
追証とはビットコインFXの損失が一定以上大きくなった時に「追加で口座に入金を求められる手続き」のことです。
追証が発生したら、必要な資金を期日までに仮想通貨取引所に入金しなければいけません。
入金が確認できたら追証は解除され、ビットコインFX取引が再開できるようになります。仮想通貨取引所から追証の連絡が来たら、できるだけ早く入金して追証を解除しましょう。
追証が発生する条件
追証が発生するタイミングは、保有しているポジションの含み損が一定以上大きくなったときです。
具体的には「証拠金維持率」が100%未満になると追証が発生します。ビットコインFXをするなら証拠金維持率をチェックしましょう。
※証拠金維持率・・・取引に必要な証拠金に対して口座の資金がどれくらい残っているかを示す割合
ビットコインFXの証拠金維持率は以下の計算式で導き出せます。
証拠金維持率=(有効証拠金÷必要証拠金)×100 |
証拠金維持率が高いほど、ビットコインFXを始めるための資産に余裕がある状態です。
必要証拠金は有効証拠金と共にチャートに表示されています。ビットコインFX取引中は、チェックしておく癖を付けておくのがおすすめです。
証拠金維持率はレバレッジをかけて取引するビットコインFXのみ表示されます。証拠金の概念がない現物取引では取引によって資金がマイナスになることがないため、追証は発生しません。 |
追証を放置すると強制決済になる場合がある
証拠金維持率が100%以下になると、仮想通貨取引所から追証についての通知が届きます。
追証の通知には「必要な入金額」と「入金期限」が記載されています。その期限内に不足分の資金を入金しなければいけません。
万が一、追証を完了せず放置すると強制決済(ロスカット)が行われます。
強制決済とは、取引所が強制的にポジションを決済して損失を確定させることです。ビットコインFXは追証が発生しても、ポジションは保有した状態になっています。
強制決済は、ポジションを強制的に決済させることで、損失拡大を防ぐ目的があります。なにも取引所が意地悪をしているわけではありません。
相場の動きによって含み損が大きくなると、実際に被る損失も大きくなってしまうため取り返しの付かない損失が出る前に止めるという意味合いがあることを理解しておきましょう。
ビットコインFXで強制決済される基準も「証拠金維持率が一定未満になったら」です。追証と同じですね。
強制決済になる割合は仮想通貨取引所によって異なりますが、追証よりも低い数値に設定されていることが多いです。
ビットコインFXで追証になるリスク
ビットコインFXでは、証拠金維持率が100%未満になると追証が発生します。
追証によって発生する具体的リスクを説明します。
新しい取引ができなくなる
ビットコインFXで追証が発生した場合、追証が解消するまで新しい取引は禁止されます。
取引チャンスの相場が来ても追証中はポジションを追加で保有できません。またナンピンや両建てといった、既存のポジションに対するリスクヘッジも追証が発生するとできなくなります。
追証が発生している間は、既存のポジションを手放す以外の行動ができなくなります。
両建てとは? |
同じ口座で同じ取引数量で「売り」と「買い」の両方のポジションを保有すること。相反するポジションによる損益が相殺されて、ポジション保有時の含み益(含み損)が変動しません。 含み益を減らしたくない時やポジションを手放さず乱高下する相場を乗り切りたい時に、両建ては効果的です。 ただし両建てを禁止している仮想通貨取引所もあるため、両建てをする前に使用している口座の利用規約を確認してください。また、2つ以上の口座を使っての両建ては「裁量取引(アービトラージ)」とみなされます。裁量取引はほとんどの仮想通貨取引所で禁止トレードに指定されています。複数の口座でビットコインFXを運用する際は、裁定取引にならないよう注意しましょう。 |
ナンピンとは? |
含み損が出ている状態でさらにポジションを追加して損益分岐点を下げる取引手法のこと。例えば保有している買いポジションで含み損が発生している場合、新たに買いポジションを保有することで、 損益分岐点が引き下がることで、反転後の値動きが小さくても含み損が解消されるメリットがあります。また、含み益に転じた際の利益の伸びが上がるのも特徴の1つです。 ただし、ナンピン後も相場の動きが保有しているポジションと逆行すると、含み損の増え方が2倍になるリスクもあります。追証になりやすい取引手法でもあるため、使い方には十分注意が必要です。 |
口座がロックされ出金できなくなる
ビットコインFXで追証が発生すると、口座からの出金ができなくなる仮想通貨取引所が多いです。
ビットコインFXの口座から引き出すことはできません。また別口座への資金移動もできなくなります。
追証が解消されると出金ロックも解除されます。
大事な資金を守るために追証は早めに解消するのがよいでしょう。
なお、追証にできないのは口座からの出金のみで口座への入金は可能です。
投資用の資金が追加で必要になる
ビットコインFXで追証が発生すると、追加で仮想通貨取引所の口座に入金しなければいけません。
FX取引で借金を背負う人がいるのは追証が原因です。追証で入金するための資金を用意できなくて、借金をしてしまうためです。
トレードをはじめる当初は、取引に失敗するリスクを考えて投資用資金の一部だけを入金するようにしましょう。
追証を踏み倒すとブラックリストに入る可能性がある
追証を放置すると、仮想通貨取引所からさまざまなペナルティが課せられます。
例えば口座凍結によって口座にログインできなくなる可能性があります。
さらに口座凍結された後も放置をすると、信用情報機関に報告されブラックリストに載ってしまうことがあります。
ブラックリストに名前が載ると以下のような行動が制限されます。
・クレジットカードの新規発行ができない ・クレジットカードで決済できない ・ローン審査が通らない ・携帯電話の分割支払いができない ・賃貸住宅が借りられない |
追証の放置によるデメリットは日常生活に大きく影響します。
ビットコインFXをする際は、追証にならないよう資金管理を徹底して慎重な戦略で取り組みましょう。
追証に関する国内口座と海外口座の違い
ビットコインFXは国内・海外どちらの仮想通貨取引所でも行えますが、追証の扱いは異なっています。
海外口座では「ゼロカットシステム」を採用している
海外の仮想通貨取引所では、ビットコインFXに対して「ゼロカットシステム」を採用しています。
ゼロカットシステムとは、相場の乱高下によって損失が証拠金を上回った場合、超過した損失分を取引所が負担する仕組みです。
例えば証拠金10万円でビットコインFXをはじめたとしましょう。11万円の損失が出ても、損失は証拠金10万円だけになります。
損失超過した1万円は取引所が負担します。
文字通り、ユーザーの損失をゼロでカット(打ち止め)するシステムというわけです。
そのため海外の仮想通貨取引所では追証が発生しません。
口座にある証拠金以上の損失を負担しなくても良いため、借金を抱えるリスクがないのが特徴です。
ゼロカットシステム採用前に強制決済になる
国内と海外の仮想通貨取引所では強制決済までの流れが異なります。
強制決済や追証の流れを以下にまとめました。
国内の仮想通貨取引所 | 海外の仮想通貨取引所 |
1.証拠金維持率が100%未満(追証が発生する) ↓ 2.強制決済が発動(証拠金維持率が50%未満) |
1.マージンコールが発生 ↓ 2.強制決済が発生 ↓ 3.損失>証拠金の場合はゼロカットシステム |
国内の取引所は強制決済の前に追証が発生します。追証さえ解消すれば長期的にポジションを保有できます。
一方で海外の強制決済は証拠金維持率が約100%で発生するため、ゼロカットシステム発動前に決済が行われます。
ビットコインFXは注文してから約定するまで時間差があり、注文通りの価格で約定されるわけではありません。
注文が約定される前に証拠金を超える損失になってしまった場合のみ、ゼロカットシステムが採用されます。
海外取引所はゼロカットシステムの採用で追証によって発生しないため、取引所から再入金を要求されることはありません。
ただし証拠金額や相場の動きによって、一時的に証拠金を超過する損失が出る可能性はあります。
損失が必ず証拠金以内に収まるわけではない点を理解しておきましょう。
仮想通貨取引所によってはゼロカットシステムの悪用がきっかけで口座凍結になる危険性があるので注意してください。 例えばビットコインFXの証拠金を少額にしてハイレバレッジで取引するなどです。 獲得できる利益の期待は大きい反面、損失はゼロカットシステムによって少額に抑えられます。 特にビットコインFXはボラティリティが大きいため、ゼロカットシステムが発生しやすい相場でもあります。 海外の取引所でビットコインFXをする時は、ゼロカットシステムを頻繁に利用しないような戦略で挑みましょう。 |
ロスカット水準は国内口座の方が高い
仮想通貨取引所でビットコインFXに対して含み損が一定以上になると強制決済となります。この仕様は国内・海外ともに一緒です。
ただし国内と海外の取引所によって強制決済になる水準(ロスカット水準)が違います。
仮想通貨取引所 | ロスカット水準 |
国内口座 | 証拠金維持率50%未満 |
海外口座 | 証拠金維持率0〜20%未満(取引所による) |
国内取引所は証拠金維持率が50%未満で強制決済になるうえに、100%を切ると追証を求められます。
追証を解消すれば通常通りの取引が再開できるため、ビットコインFXで資金が減るリスクは決して大きくありません。
一方海外の取引所は追証もなく証拠金維持率が20%未満になるまで強制決済されません。
ギリギリまでポジションを保有できる反面、強制決済を受けると資産が大きく減った状態になるのがデメリットです。
追証が発生するものの、資産を守ることを重視するなら国内の取引所で始めましょう。
反対に、資産を大きく失うリスクを理解して正しく資金管理ができるなら、ハイリターンが狙える海外の取引所がおすすめです。
ビットコインFX対応のおすすめ仮想通貨取引所
ビットコインFXに対応しているおすすめの国内仮想通貨取引所を3つ紹介します。
それぞれ追証の条件や取引手数料についても記載しているので、取引所選びの参考にしてください。
SBI VC Trade

項目 | 口座情報 |
レバレッジ | 2倍 |
追証 | あり |
発生条件 | 証拠金維持率100% |
強制決済 | 証拠金維持率80% |
取引手数料 | 無料 |
取引銘柄(デリバティブ取引) | 36種類 |
SBI VC トレードは最大2倍のレバレッジでビットコインFXができる仮想通貨取引所です。
両建てにも対応しているため、一時的な含み損の抑制や含み益の確保ができます。
取引手数料が無料で、ビットコイン以外の仮想通貨銘柄も36種類取り揃えているため、幅広くデリバティブ取引を楽しめます。
注意すべきは強制決済が80%未満と少しボーダーが高い点です。
強制決済されやすい反面、決済後でも資金の減りが少ないため、改めて資金を入れなくてもすぐに次の取引に挑めます。
1つの口座で現物取引とデリバティブ取引の両方が可能なため、口座管理が苦手な人におすすめです。
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GMOコイン

項目 | 口座情報 |
レバレッジ | 2倍 |
追証 | あり |
発生条件 | 証拠金維持率100% |
強制決済 | 証拠金維持率30% |
取引手数料 | 無料 |
取引銘柄(デリバティブ取引) | 22種類 |
GMOコインでは、最大2倍のレバレッジでビットコインFXができる仮想通貨取引所です。
2wayプライス+IFD/OCOなど、複合注文が可能なため、1度の注文で細かい条件を設定できるのが最大の特徴です。
追証は証拠金維持率の100%で発生しますが、強制決済は30%と低めです。
追証が発生してからもしばらくポジション保有ができるため、中期的にビットコインFXをする人に向いています。
クイック入金や証拠金シミュレーターなど、スムーズに資金管理できる機能が使えるため、仮想通貨取引初心者におすすめです。
\ハッキング被害ゼロで信頼性が高い取引所/
BitFlyer

項目 | 口座情報 |
レバレッジ | 2倍 |
追証 | あり |
発生条件 | 証拠金維持率100% |
強制決済 | 証拠金維持率50% |
取引手数料 | 無料 |
取引銘柄(デリバティブ取引) | 38種類 |
bitFlyerでは独自の取引システム「Lightning Crypto CFD」でビットコインFXが可能です。
最大2倍のレバレッジで、現物取引と同じ24時間365日取引できるため、副業で仮想通貨投資したい人にも向いています。
国内取引高6年連続No.1で7年以上ハッキングゼロとセキュリティが非常に高いため、資金流出の心配もありません。
証拠金維持率で100%未満で追証となり、50%未満で強制決済となるので、取引する際は注意が必要です。
PCサイトだけでなく専用のスマホアプリからも取引できるため、外出先の空いた時間に取引したい人におすすめです。
\信頼と実績の老舗仮想通貨取引所/
ビットコインFXに対応しているおすすめ海外口座
ビットコインFXに対応している海外の仮想通貨取引所を3つ紹介します。
海外の取引所のため追証はありませんが、レバレッジの高さや取引手数料の違いなどがあるので、ぜひ参考にしてください。
Bybit

項目 | 口座情報 |
レバレッジ | 125倍 |
ゼロカットシステム | あり |
マージンコール | 証拠金維持率118% |
強制決済 | 証拠金維持率100% |
取引手数料 | メイカー:0.02%テイカー:0.055% |
取引銘柄(デリバティブ取引) | 678銘柄 |
Bybitは、最大125倍のレバレッジでビットコインFXができる海外の仮想通貨取引所です。
取引銘柄も非常に多く、ビットコインをはじめとした幅広い銘柄にレバレッジをかけて取引できます。
秒間10万件の処理に対応しているマッチングエンジンによって、注文から約定までの時間が短く、スリッページが起こりにくいです。
専用のスマホアプリを使えば、24時間場所を選ばず取引できるのもBybitの特徴です。
初回入金や取引によってボーナスが獲得できるキャンペーンも多数開催しているので、初めて海外の取引所を使うならおすすめです。
\最大30,000USDTのボーナスをGET/
Bitget

項目 | 口座情報 |
レバレッジ | 125倍 |
ゼロカットシステム | あり |
マージンコール | 証拠金維持率125% |
強制決済 | 証拠金維持率100% |
取引手数料 | メイカー:0.02%テイカー:0.06% |
取引銘柄(デリバティブ取引) | 800銘柄以上 |
Bitgetは最大125倍のレバレッジに対応している海外の仮想通貨取引所です。
最大の特徴は幅広い取引方法で、現物取引やデリバティブ取引の他に、コピートレードにも対応しています。
証拠金維持率100%未満で強制決済になるため、国内の仮想通貨取引所以上に資金を守ってくれます。
Bitgetは現物取引とデリバティブ取引を同一口座で一元管理が可能です。
特定の銘柄がお得に購入できたり、最大6,000USDTのエアドロップ獲得などのキャンペーンも開催しているので、ぜひ活用してください。
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Mexc

項目 | 口座情報 |
レバレッジ | 200倍 |
ゼロカットシステム | あり |
マージンコール | 任意で設定 |
強制決済 | 証拠金維持率100% |
取引手数料 | メイカー:0%テイカー:0.016% |
取引銘柄(デリバティブ取引) | 2,500銘柄以上 |
MEXCは最大200倍のレバレッジでビットコインFXができる海外の仮想通貨取引所です。
最大の特徴は取引手数料の安さで、メイカー手数料が無料のため、コストをかけずにビットコインFXに取り組めます。
強制決済は証拠金維持率の100%ですが、マージンコールに任意に設定できるため、取引戦略に合わせた割合に設定しましょう。
取引対応銘柄が2,500と多く、他の取引所にはない銘柄でも取引できるのもMEXCの大きな特徴です。
MEXCでは、証拠金として使えるUSDT(テザー)を最大8,000USDTもらえるキャンペーンも開催しています。
ビットコインFXをお得に始めたいのなら、MEXCの口座を開設してみてはいかがでしょう。
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ビットコインFXで追証にならないための投資戦略
ビットコインFXをするなら、追証にならないような取り組み方を考えるのが重要です。
追証にならないための具体的な投資戦略を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
証拠金を多めに用意する
ビットコインFXの追証は、証拠金維持率の低下によって発生します。
証拠金維持率は証拠金が小さいと少しの含み損で追証の発生条件を満たしてしまうため、多めに用意しておくのがおすすめです。
例えばレバレッジ2倍の口座で必要証拠金が10万円の取引をする場合、有効証拠金が20万円を下回ると追証となります。
そのため、口座残高が30万円だと10万円分しか猶予がありません。
しかし口座残高が100万円だと80万円分の含み損を作らない限り、追証は発生しません。
口座内にある資金の多さに反比例して追証になるリスクが低くなるため、慎重な取引をするなら口座に多めに入金しましょう。
逆指値注文で損切の設定をする
逆指値注文とは、事前に「この価格になったら決済する」と設定しておく注文方法のこと。
逆指値注文を活用すれば含み損が拡大する前に決済されるため、追証は起こりません。
例えば有効証拠金が20万円、必要証拠金が10万円のビットコインFXをした場合、含み損が10万円以上で追証となります。
しかし損失が5万円になる価格に逆指値注文を入れれば、決済によって5万円損失が確定するため、追証は発生しません。
損失を少額で確定させることで、次の取引チャンスに向けた準備がスムーズにできます。
また追証による追加入金の要求がないため、ビットコインFXで借金を作る心配もありません。
ビットコインFXをする時は、ポジション保有と同時に逆指値注文を入れるクセをつけておきましょう。
レバレッジを低くする
ビットコインFXの追証に重要な証拠金維持率は、レバレッジによって数値の変動幅が大きく変わります。
具体的にはレバレッジが高いほど証拠金維持率の変動幅が大きくなるため、証拠金次第では追証になりやすいです。
レバレッジを下げることで追証になるリスクを下げられるため、最初は低レバレッジでの取引をおすすめします。
国内の仮想通貨取引所はレバレッジ2倍で取引できますが、取引前にレバレッジの引き下げも可能です。
追証回避を最優先したビットコインFXをするなら、取引に慣れるまでレバレッジを低くして取引しましょう。
取引に慣れてまとまった資金ができてからレバレッジを調整することで、資金に見合ったリスクでビットコインFXに取り組めます。
急騰・急落相場では取引しない
ビットコイン相場はボラティリティ(価格変動率)が高く、急な価格の変動が頻繁に起こります。
特に経済指標の発表など、ファンダメンタルな要因で急騰・急落が起きやすい時期は要注意です。
急騰・急落の可能性がある相場で取引すると、一瞬で証拠金維持率が低下し、追証に引っかかる可能性があります。
大きな利益を狙うよりも資金を減らさないことを考えたら、急騰・急落時の取引は控えたほうがよいでしょう。
無理に取引せず、相場が落ち着くのを待つのもビットコインFXにおける大切な戦略です。
追証がない口座でビットコインFXをする
追証のリスクを根本からなくしたいのであれば、海外の取引所でビットコインFXをするのが最も確実な方法です。
海外取引所はゼロカットシステムを採用しているため、どれだけ相場が急変しても追証が発生しません。
また、国内の仮想通貨取引所に比べて高いレバレッジで取引できるため、ハイリターンな取引が可能です。
海外の取引所はレバレッジが高く設定できる分リスクも大きくなるため、資金管理を含めた慎重な取引戦略が求められます。
さらに国内の取引所に比べて安全性が担保されていないため、取引所選びにも注意が必要です。
誤った取引所でビットコインFXを始めると、理不尽な出金拒否になる可能性もあります。
海外の取引所でビットコインFXをするなら、利用する取引所も慎重に選びましょう。
ビットコインFXで追証になった時の対処方法
最後に、万が一追証になってしまった場合の対処法について解説します。
ビットコインFXにおける追証はペナルティではないため、落ち着いて対処すれば問題ありません。
取引に失敗して追証が発生したら以下の方法で対処してください。
追証額と追証解消期限を確認する
ビットコインFXで追証の条件を満たしてしまうと、仮想通貨取引所からメールやアプリを通して通知が送られてきます。
通知には追証解除に必要な入金額と入金期限が記載されているので、そちらを確認してください。
なお、通知なく追証が発生することはないため、取引所から通知がなかったら追証は発生していないと考えてもらって大丈夫です。
証拠金を追加で入金する
仮想通貨取引所から送られてきた追証に関する通知を基に、所定の期日までに入金して追証を解除しましょう。
注意すべきは追証が解除されるタイミングです。
追証分を入金したからと言ってすぐに解除されるわけではなく、入金手続きによって時間がかかる場合があります。
特に土日は金融機関がお休みのため、手続きが月曜日以降となることも珍しくありません。
追証解除の入金は、できるだけ早めに手続きしてください。
ポジションを決済して証拠金維持率を上げる
ビットコインFXで発生した追証は、保有しているポジションを決済しても解除できます。
保有しているポジションを解除すると、含み損が損失として確定するため、必要証拠金がゼロとなり追証条件も解除となります。
ビットコインFXでは追証が発生してもポジションは保有したままです。
損失を確定させるため証拠金が減るデメリットがありますが、追加で入金できる資金がないのなら決済による追証を解除しましょう。
まとめ|追証リスクを避けてビットコインFXに取り組もう
この記事では、ビットコインFXの追証について、その仕組みからリスク、そして回避策まで詳しく解説しました。
追証が発生すると、口座に入れた資金とは別の取引資金を用意して入金しなければいけません。
国内の仮想通貨取引所では証拠金維持率が100%になると追証が発生するため、取引する際は証拠金維持率に注意してください。
追証を放置すると口座凍結やブラックリストに載る危険性があります。
ビットコインFXは大きな利益を狙える魅力的な投資です。
しかし、追証のリスクを理解しないまま取引を始めると、思わぬ損失につながる可能性があります。
この記事を参考に、ご自身の投資スタイルに合ったリスク管理方法で安全にビットコインFXを楽しんでください。
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