【毎週金曜更新】草コインを買いまくる戦略は本当に利益が出るのか検証してみた

【毎週金曜更新】草コインを買いまくる戦略は本当に利益が出るのか検証してみた

【毎週金曜更新】草コインを買いまくる戦略は本当に利益が出るのか検証してみた

草コインを買いまくると利益は出るのか

結論から言えば、現時点ではまだわかりません

ネット上を見渡しても、今回のように名も無き草コインを大量に購入して、その後の値動きを検証する企画はほとんど見かけません。

たまに急騰する草コインもありますが、その多くは短期的なブームで終わり、現在は価格が落ち着いているケースがほとんどです

本来、草コイントレードで利益を出すためには、プレセールやICOなどで上場前に購入し、価格が急騰したタイミングで売り抜けるというのが定番の手法だとされています。

しかし今回の作戦はそうした「先回り型」ではなく、すでに市場に出回っている草コインを分散して少額ずつ買いまくるという、逆張り的なアプローチです。

まずは、その作戦概要を紹介していきます。

草コイン買いまくり作戦概要

今回は、すでにDEXやCEX(中央集権型取引所)に上場している草コイン30銘柄を選定し、それぞれに1,000円ずつ、合計30,000円分を購入したと仮定して検証を行っていきます。

そして、毎週金曜日(予定)に各コインの価格変動をチェックし、値上がりしたもの・値下がりしたものを記録・報告していくという形式です。

この検証の目的は、草コインの中でも「上がるコイン」と「上がらないコイン」にはどんな特徴や共通点があるのか?を探ることにあります。

なお、実際に購入するわけではないため損益は発生しませんが、数字の推移を追うことで勝ちやすいパターンや消えやすい特徴など、興味深い傾向が見えてくる可能性があります。

たとえば、

  • 一度暴騰した草コインが再度吹き上がる確率
  • 徐々に出来高が減り、流動性が失われていくコインの末路
  • “なんとなく”選んだだけでも勝てる銘柄はあるのか?

といったことが、ざっくりと見えてくるかもしれません。
※サンプル数は30と少なめなので統計的な根拠には乏しいですが、傾向の参考にはなるはずです。

ほとんどのコインで元本割れの危険性がある以上、確かにするべきではないですね笑

草コインの定義

また、今回検証に使用する「草コイン」の定義は以下の通りです。

  1. 検証開始時の価格が1円以下
  2. ミームコインも含む

草コインとミームコインは厳密に言えば異なるコイン群ですが、今回は検証の都合上、いずれも含めて検証します。

一般的には、草コインは「新興で取引量が少なく、価格が1円以下のコイン」を指し、ミームコインは「流行の人物・モノをモチーフにしたノリ先行のコイン」を指していると考えています。

例えば、プレセール中のSNORTERは草コインですが、PEPE THE FROGを模したPEPEコインはミームコインです。

一応の違いはありますが、今回はミームコインも草コインとして扱います。

草コイン30銘柄をすべて1,000円ずつ買いまくる検証

さて、ここからは具体的に30銘柄を各1,000円ずつ購入したと仮定していきます。

選定方法とルール

今回30銘柄を選定を済ませておりますが、コインの選定基準等は特にありません。

なんとなく見ていて「伸びそうだな」「大暴落してる。ここから復活する可能性はあるのかな」「このティッカーアイコンかっこいいな」など、ほとんどカンで決めました。特別な選定理由はありません。

そしてルールは特になく、毎週金曜日にそれぞれのコインの成長率、変動率、損益を報告します。いつまで、という期間は特に決めていないので、ある程度法則性が見えたらやめるかもしれません。

すべての数値はCoinMarketCapを参考にしていますが、時価につき数値がずれていることがあります。

30銘柄を1,000円ずつ購入すると仮定して、30,000円の資金はいくらに増えるのか、それともすぐに暴落するのか。毎週楽しみに報告します!

実際に買ったことにした30銘柄

以下の表が実際に買いまくったと仮定した30銘柄です。

中にはご存知のコインもあるとは思いますが、ほとんどが見たこともないようなコインだと思います。

購入日は7月23日12時であり、そのタイミングでの価格です。購入数は1,000円で買えるだけ購入できたコイン数を小数点以下切り捨てで記載しています。中でも、成長率(CoinMarketCapに記録のある全期間を対象に最安値と現在値を比較した割合)が異常値なものは赤字にしているのでご覧ください。

銘柄名 購入当時価格(円) 購入数(小数切) 安値からの成長率 購入理由
PepeFork 0.00001411 70,871,722 42,889.01% ペペよりもキモかったから
BOBO 0.0001107 9,033,424 1,904,716.04% ボーボボを最近読んだから
Milady Meme Coin 0.000006266 159,591,446 310.15% めっちゃ上がってたから
Baby Doge Coin 0.0000002267 4,411,116,012 107.29% アイコン可愛かったから
Manyu 0.000004878 205,002,050 1,974.12% 意外と伸びてるから
Rekt (rektcoin.com) 0.00009182 10,890,873 453.28% 意外としぶとく生き永らえてる
Coq In 0.0001111 9,000,900 240,528.65% 倍率がえぐかったから
Wen 0.006946 143,968 99.99% 終わりの始まりが見えたから
DOGS 0.02325 43,011 89.97% 大復活を見たかったから
Smooth Love Potion 0.2869 3,486 99.02% ティンダーみたいなアイコンだから
Soalxy 0.09152 10,927 65.82% なんとなく応援してるから
FLOKI 0.02205 45,351 4,026.16% 草唯一の希望だから
Mog Coin 0.000235 4,255,319 10,222,135.59% FF好きだから
cat in a dogs world 0.6009 1,664 119.78% ボラやばいから
Notcoin 0.3353 2,982 78.43% 敗者復活に期待しているから
Osaka Protocol 0.00002734 36,576,445 81,150.48% 最近関西行ってないから
Dogelon Mars 0.00001889 52,938,062 0% あんまり見ないチャート図だから
Simon’s Cat 0.001339 746,826 39.87% 死を看取りたい
Keyboard Cat 0.6531 1,531 21.27% まだ息を吹き返すかもしれないから
Pikaboss 0.00001011 98,911,968 1,099,742.06% 知ってるキャラに名前が似ているから
COCORO 0.00613 163,132 22465.48% おしゃれな名前だから
Wall Street Pepe 0.01585 63,091 55.39% なんか上がりそうだから
Cheems (cheems.pet) 0.000204 4,901,961 3,440.65% 結構上がってるから
Landwolf 0x67 0.01023 97,752 535.43% 山あり谷ありだから
ANDY (ETH) 0.01383 72,307 844,344.51% まあまあ上がってるから
Apu Apustaja 0.04038 24,765 2,312,856.35% よくあるチャートが伸びるかどうか見たいから
Neiro (First Neiro On Ethereum) 0.07858 12,726 11,548.52% バイナンス上場してるから
Toshi 0.1017 9,833 1,859.30% 1,900%だから
BOOK OF MEME 0.3334 2,999 1,377.90% 死亡間近だから
Degen 0.6598 1,516 470,712.10% 上がり幅が半端ないから

BOBO(BOBO)は1,904,716.04%に成長しており、Mog Coin(MOG)は10,222,135.59%と驚異の数字となっています。ちなみにビットコインは191,663,496.56%なので、MOGは桁があと一つで届くレベルの上昇率となっています。

これがどれくらいに伸びていくのか、はたまた下がるのか。

先述の通り、草コインの成長率はほとんどの場合、上場した直後が最も上昇率が高く、その後暴落します。その暴落において、ある程度のところで下げ止まり、安定していくパターンと、完全に大暴落して流動性がなくなるパターンが多いように感じます。

しかし、中には少しずつ価値が高まっていくパターンも存在するので、何かの共通点が見つかれば共有しようと思います。

草コイン買いまくり戦略のメリット・デメリット

分散投資によるリスク分散戦略

今回は30銘柄を購入した体ですから、これはいわゆる分散投資となります。

分散投資とは、投資先を複数銘柄に分けることでリスクを分散させる戦略です。仮に1銘柄に3万円を一点集中していて、その銘柄が大暴落した場合、3万円はほとんど回収不能になってしまいます。

しかし今回のように30銘柄に分散させたことで、1つの銘柄がダメになったとしても、他の銘柄が伸びればペイできるというのが分散投資です。

とはいえ、これはあくまで一般的な投資における内容です。

そもそもボラティリティが尋常ではない草コインにおいて、分散投資といえどもリスク分散になっていない気もします。

草コインを買うこと自体がリスクとも言えますからね。

元本割れのリスクが高い

草コイン投資は元本割れを起こす可能性が非常に高く、以下に分散投資をしたとしても結果の予測ができません。

以下の画像のように、価値の低迷が止まらず、流動性も低く買い手が見つからないコインも多いです。

3万円で購入したコインを損切りで売却しようと思った時に、価値が下落して25,000円になってしまっていたり、さらに買い手が見つからないことも往々にしてあります。そのため、あくまで余剰資金で取り組んでください。

万が一当たった場合税務リスクがある

とはいえ、時に信じられない急騰を起こすのも暗号資産の面白いところです。私、吉田も草コインに夢を見ているタイプです。普通の手段であればあり得ないような倍率で一気に伸びるコインが存在するのは先ほどの一覧表でお見せした通りです。

しかし、万が一価格が急騰して巨額の利益が出たとしたら、税金のことを考えねばなりません。現在の日本の税制では、4,000万円以上の利益がある場合には45%の税率となります。その後の税金を考えておかないと、いざ支払いのタイミングで不足していて払えないという状況にもなりかねません。

そのため、万が一に備えて税務知識を勉強しておいてください。

仮想通貨(暗号資産)にかかる税金とは?仕組み・計算方法などを解説!

まとめ

現時点では草コインを買いまくる戦略が正しいのかどうか判断ができません。

草コインは99%がダメになってしまうコインですが、1%だけ本物が紛れています。また、タイミングによっては知名度がないコインであっても10,222,135.59%も成長しているものもあります。ということで、重要なのはいかに早く情報を仕入れるか、また先見の明です。

草コイン投資については限りなくギャンブルに近い感覚で認識していただき、あくまでも余剰資金で行うことをおすすめします。今後の草コイン投資の際にも本記事を参考にしていただければ幸いです。

また、草コインは多くの場合、海外の取引所から上場します。さらに買い方も複雑なため、解説記事を作成しましたので、併せてご覧ください。

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