仮想通貨でテクニカル分析は意味ない?統計検証と具体的な投資活用法
「仮想通貨でテクニカル分析は意味ない」と言われる理由
仮想通貨を取引するにあたってテクニカル分析の有無については、以前から多くの議論がされています。
「テクニカル分析は仮想通貨投資においては意味がない」という声も少なくありません。その理由として主に次の4つの理由が挙げられます。
ボラティリティと外部要因による影響
仮想通貨でテクニカル分析が不要と考えられるのがボラティリティの大きさです。
仮想通貨は為替市場や株式市場と比べるとボラティリティが非常に大きく、一日に10%を超える値動きが珍しくありません。
さらに規制発表、政治リスク、取引所ハッキングといったニュースが流れると、ローソク足は一瞬で上下に飛び、テクニカル分析では判断できないような動きをします。
テクニカル指標が示す売買シグナルが点灯しても、外部的要因でシナリオが崩れる場面も珍しくありません。
そのため、仮想通貨投資においてはテクニカル分析だけに依存すると誤ったエントリーを招きやすくなります。
「仮想通貨で投資をするなら、ニュースカレンダーの確認が大事」
など、テクニカル分析よりも突発イベントの発生を予測できるファンダメンタルズ分析を重要視する声が多いです。
歴史の浅さとデータ不足が招く統計的バイアス
テクニカル分析は過去データに基づいて将来の値動きを予測する分析方法です。
しかしビットコインが誕生したのは2009年で、連続した価格データは十数年分しかありません。
株式市場や為替市場の百年以上のサンプルを持つ点と比べると、仮想通貨市場はまだまだ歴史が浅いです。
歴史が浅いと過去のデータが乏しく、パラメータ最適化で過剰フィッティングが起きる可能性が高まります。
テクニカル分析で仮想通貨投資をしても「たまたま合致した」と考える投資家も少なくないです。
ビットコインとアルトコインで違う“通用度”
仮想通貨でテクニカル分析が意味ない理由として、投資する銘柄によってテクニカル分析の通用度が異なるからです。
例えばビットコインやイーサリアムなど、市場参加者が多く取引額が大きい銘柄であればテクニカル分析もある程度通用します。
しかし、時価総額が小さいアルトコインでは、少額の資金が流入・流出しただけで価格が急変します。
そのため、テクニカル分析がほとんど通用しません。
銘柄によってテクニカル分析の信ぴょう性が変化するため「仮想通貨投資には意味がない」と考えている人も多いです。
仮想通貨とFXとの取引戦略の違い
仮想通貨でテクニカル分析が意味ない理由として、投資の取り組み方の違いが挙げられます。
例えばFXでは、短期売買を繰り返すトレーダーが中心で、秒単位で取引を繰り返すスキャルピングも一般的です。
対して仮想通貨は現物投資家が多く、年単位でホールドする人も珍しくありません。
長く保有する投資家は取引を始める時に細かな値幅にはこだわりません。
テクニカル分析で詳細な取引価格を調べる必要性を感じない投資家がいるのも、不要論が出る理由の1つです。
仮想通貨でテクニカル分析が通用しない具体シナリオ
仮想通貨で「テクニカル分析が意味がない」という意見があるのは、テクニカル分析が仮想通貨相場で通用しないケースを経験した投資家が多いからです。
仮想通貨市場で、テクニカル分析が通用しないケースとして以下が挙げられます。
流動性不足&高ボラ銘柄で指標が機能不全
仮想通貨市場は為替市場や株式市場に比べてボラティリティが大きいです。
銘柄によってはテクニカル分析が全く機能しない相場も少なくありません。
特に時価総額が小さな銘柄は、わずかな成行注文でもローソク足が跳ね上がるため、サポートラインやレジスタンスラインが形骸化します。
また、フィボナッチ・ピボットも役に立たないことが多いです。さらにスプレッドが広がるため、利食い幅と損切り幅の許容バランスが崩れやすいです。
以上の点から、流動性が低く、ボラティリティが極めて大きい仮想通貨ではテクニカル分析が機能しません。
板情報や出来高急増を重視される仮想通貨銘柄も非常に多いです。
規制・ハッキング報道などイベントドリブン相場
仮想通貨市場は「イベントドリブン相場」になりやすいです。
イベントドリブン相場」とは、仮想通貨に関する規制や外的要因によって価格が乱高下する相場のこと。
イベントドリブン相場は突発的に発生するため、過去のデータに戻づくテクニカル分析では予測ができません。
仮にオシレーター指標が「売られすぎ」と示していても、悪材料が出た直後はさらに下落が続く場合があります。
イベントドリブン相場では、各取引所の公式アナウンスや業界のニュースをチェックするなどして、イベントの発生時期を把握しましょう。
レンジ崩壊直後のフェイクブレイクアウト
相場がしばらくレンジを形成した後に、上に大きく抜けた時もテクニカル分析が通用しにくい状況です。
レンジ相場がブレイクして価格が上昇すると、多くの投資家は急騰の流れに乗るために買いに走る傾向があります。
しかし価格の急騰が発生してから時間が経つと利確する投資家が現れます。
大口が利確するとブレイクが突然終了して、価格が一転して急落するのも珍しくありません。
「どの価格で急騰が終わるか?」はテクニカル分析で目星をつけることはできても、正確な価格までは把握は不可能です。
相場の急騰を発見したら、まずは出来高を確認してください。
売買の活発性が少ない(出来高が薄い)と感じたら無理に取引せず、落ち着くまで様子を見ましょう。
仮想通貨でテクニカル分析が通用する具体シナリオ
仮想通貨では、相場環境や銘柄によってテクニカル分析が意味をなさないケースがあります。
しかし、テクニカル分析が全く通用しないわけではありません。
例えば仮想通貨市場で以下の条件を満たしている時は、テクニカル分析を用いた取引戦略が有効になります。
出来高が安定したトレンドフォロー相場
仮想通貨でも出来高が安定したトレンドフォロー相場は、テクニカル分析を用いることで取引を始める価格帯を予測できます。
トレンドフォロー相場とは、価格と出来高がそろって上昇する相場のこと。
トレンドフォローは、テクニカル分析によって押し目買いのポイントが見つけやすいのが特徴です。
例えば移動平均線で、20日EMAが50日EMAを上抜くゴールデンクロスが発生し、出来高が平均以上で推移していれば強いトレンド継続が期待できます。
移動平均線からトレンドフォロー相場を確認したら、一時的に価格が下がる「押し目」部分を狙うと、無理なくトレンドにのって資産を増やせます。
トレンドフォロー相場の押し目を使って取引する時は、直近安値の下に損切りを置いておきましょう。
BTC主導でアルトが追従する高相関フェーズ
アルトコインでは流動性の低さからテクニカル分析が通用しにくい相場の代表です。
しかし、ビットコインの相関性を利用すれば、テクニカル分析を活かした取引ができます。
例えばビットコインが大きな上昇トレンドを描くと、主要のアルトコインも高い確率で同じ方向へ動きます。
そのため、ビットコインのMACDシグナルクロスが、アルトコインの先行指標の役割を担います。
ビットコインのMACDシグナルを利用して、アルトコインの相場分析が可能です。
アルトコインに分散投資を考えているのなら、ビットコイン相場をテクニカル分析で予測して具体的な戦略を立ててみましょう。
自動売買アルゴリズムが作るリズミカルなパターン
仮想通貨では、流動性が低いのもあって機関投資家が運用するアルゴリズムが相場に大きな影響を与えます。
例えばチャネルラインとピボットラインに沿った往復運動など、一定の規則性がある値動きはアルゴリズム取引の可能性が高いです。
アルゴリズム取引によるリズミカルな取引は、テクニカル分析を用いることで値動きの予測が立てられます。
特にRSIなどのオシレーター指標を用いて売買タイミングを予測できれば、FXのスキャルピングトレードのような取引戦略が機能します。
機関投資家によるアルゴリズム取引の見極めは、チャートからパターンを見極めるための経験が必要です。
取引したい仮想通貨銘柄のチャートは逐一チェックして、パターンを見極める「目」を鍛えましょう。
レンジ内オシレーターを活用した逆張り
仮想通貨市場では、価格の変動要因となる材料が少ないと、値動きが限定されてレンジ相場が形成されやすいです。
レンジ相場では、価格がボリンジャーバンドの内側を往復するなどテクニカル分析が効きやすい環境です。
例えばレンジ相場は一定の価格帯を行き来するため、ボリンジャーバンドはほぼ水平の状態で表示され、価格も+2σと-2σの間を移動します。
つまり、価格が-2σ付近まで落ちてきたら購入し、+2σ付近まで上昇したタイミングで売却する戦略を立てられます。
他にも、RSIが30付近に落ちたところで段階的に買い、70に接近したら手仕舞う逆張り戦略も可能です。
銘柄のチャートがレンジ相場を形成していたら、ぜひ積極的に活用して取引してみましょう。
ただし、出来高が激減していると注文が約定しにくくなるため、取引を始める前に流動性チェックを忘れないように。
仮想通貨でも使えるテクニカル分析のインジケーター
条件や相場の環境次第ではあるものの、仮想通貨でもテクニカル分析を用いて予測ができます。
仮想通貨の分析に使えるインジケーターを4つ紹介するので、テクニカル分析をするのなら以下のインジケーターから使ってみてください。
移動平均線(SMA/EMA):トレンドを見極める基本線
移動平均線とは、一定期間の価格の平均を線で結んだトレンド系テクニカル指標で、多くの投資家が利用しています。
移動平均線には大きく2つの種類があり、それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
移動平均線の種類 | 特徴 |
単純移動平均線(SMA) | 単純に一定期間の価格の平均値を算出した移動平均線 |
指標平滑移動平均線(EMA) | 直近の値動きをより強く反映させて算出した移動平均線 |
移動平均線の使い方はシンプルです。
指標が上を向いているなら価格は上昇傾向にあり、反対に指標が下を向いているなら価格は下落傾向があると判断できます。
また、複数の移動平均線を表示させて相場の方向性をチェックする分析方法もあります。
複数の移動平均線が重なるポイントや線の向きによって相場の予測や売買タイミングの判断も可能です。
シンプルかつ分かりやすいインジケーターのため、初心者から上級者まで幅広い投資家におすすめできるテクニカル指標です。
RSI:買われすぎ・売られすぎを瞬時に把握
RSI(相対力指数)とは、相場の過熱感を指数にしたオシレーター系指標です。
過去の一定期間における価格の上昇幅や下落幅を基に、現在の上昇幅の割合を算出し、相対的に「買いの勢い」と「売りの勢い」の強さを比較します。
RSIは0〜100で数値化され、一般的に70%以上なら「買われすぎ」と判断され、30%未満なら「売られすぎ」と判断します。
またRSIの数値から、現在の相場のトレンドの方向の把握も可能です。
具体的にはRSIが50%ラインを下回ったら「下降トレンド」が始まり、反対に50%を上回ったら「上昇トレンド」が始まる合図とされています。
日足など長期的なトレンドを調べるのにも、RSIは有効です。
MACD:モメンタムと方向性を同時に確認
MACDとは、トレンドの方向性と相場の過熱感を同時に判断できるオシレーター系のテクニカル指標です。
MACDでは短期と長期のEMA(指数平滑移動平均線)の価格差を表しており、短期線が長期線より上にあると数値は「プラス」、反対に短期線が長期線より下にあると数値は「マイナス」になります。
2本の時期が異なるEMAと、数値のプラス・マイナスによってトレンドの方向性だけでなく、転換部分まで予測できるのがMACDの特徴です。
また、ラインの傾斜によってトレンドの強さが分析できるため、指標1つで相場の様々な情報や分析ができます。
ボリンジャーバンド:ボラティリティを可視化し逆張り判断
ボリンジャーバンドとはチャート上に表示されるトレンド系のインジケーター指標で、バンド幅の収縮・拡大から相場環境を把握できるのが特徴です。
ボリンジャーバンドは中心に移動平均線が表示され、上下に標準偏差に基づくバンドが複数(一般的には2本)表示されます。
バンドの幅は、高値と安値の幅が狭いとボリンジャーバンドは収縮(スクイーズ)し、反対にボラティリティが大きくなるとバンド幅は大きく拡大(エクスパンション)します。
また相場がトレンドを形成すると、1σや2σに沿って一定の方向に動く(バンドウォーク)状態になります。
ボリンジャーバンドは、価格が移動平均線から離れるほど、中央に戻ってくる確率が高くなるため、2σや3σ付近に価格が迫った時は逆張りのタイミングです。
ボリンジャーバンドの形状や、現在の価格がバンドのどこに触れているかによって、相場環境と今後の値動きの予測ができます。
テクニカル分析が機能しやすい仮想通貨銘柄3選
仮想通貨でテクニカル分析を用いた取引は可能ですが、銘柄によって通用性が異なります。
具体的には、市場参加者が多く歴史がある銘柄ほど有効に働きやすいため、テクニカル分析を用いるなら、取引する銘柄を厳選しましょう。
仮想通貨でテクニカル分析を用いるなら、以下の3銘柄がおすすめです。
ビットコイン(BTC)
ビットコインは、2009年に発行されて以降多くの投資家によって取引されている仮想通貨です。
時価総額は2025年5月時点で2.16兆ドルと、他の仮想通貨と比べても圧倒的で、毎日大きな金額で取引されています。
過去のデータもあり、流通性も高いためテクニカル分析が機能しやすい銘柄です。
またアルトコインとの相関性が高いため、ビットコインのテクニカル分析はアルトコインの価格予想にも応用できます。
移動平均線やフィボナッチがロジック通りに機能する場面が多いため、テクニカル分析を使った取引の練習にも最適です。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額の大きい仮想通貨銘柄です。
スマートコントラクトの実装やDAppsの開発プラットフォームの提供などにより実需が根強く、多くの人が投資しています。
そのため、素直なトレンドフォローを形成しやすく、押し目の場所を探すのに移動平均線やRSIが有効に働きます。
また時価総額上位50位のうち7割がイーサリアムとの相関性があるため、イーサリアムでのテクニカル分析をアルトコイン取引に応用可能です。
市場参加者も多く、流動性も安定しているためテクニカル指標を用いた仮想通貨銘柄としてイーサリアムで取引してみてはいかがでしょう。
ライトコイン(LTC)
ライトコインは2011年に発行した仮想通貨と歴史が古く、過去の価格データが豊富に残っているため、テクニカル分析が機能しやすい銘柄の1つです。
元々ライトコインはビットコインを基に開発された経緯があります。
ビットコインに比べて処理スピードが速く、手数料が安いこともあって決済手段として用いられています。
仮想通貨としての歴史の古さと、銘柄の時価総額で常に上位に入るほどの安定した流通量が特徴です。
中でもMACDやボリンジャーバンドでの分析が有効で、長期的なサイクルを把握した取引戦略で挑めます。
発行されてから歴史も長く、過去の価格データも豊富なため、テクニカル分析を用いた取引の練習用銘柄としても利用可能です。
テクニカル分析を使った仮想通貨投資戦略
仮想通貨でテクニカル分析を用いる場合、具体的に以下のような戦略を立てて取り組むことで、取引による資産増加が期待できます。
テクニカル分析を使って仮想通貨投資を始める際の参考にしてください。
ファンダメンタル+テクニカルのシナリオ構築法
仮想通貨銘柄の大きな値動きをファンダメンタルで分析し、取引を始める具体的な価格を探す方法としてテクニカル分析を用いる戦略です。
具体的には、各国の仮想通貨に対する政策や規制など市場に大きく影響する情報から、仮想通貨相場の大まかな方向性を分析します。
仮にファンダメンタル的に「相場は上昇する」と予測したら、テクニカル指標を用いてベストな購入価格帯を探し出して取引を始めます。
購入後は、テクニカル指標でトレンド了承のシグナルが出たり、レンジ相場の天井に到達したシグナルが出るまでホールドするだけ。
経済指標の発表や各銘柄の半減期は経済カレンダーを見れば突発的なイベントにも対応できるため、定期的にチェックしましょう。
損切り・資金管理ルールのルールを明確化
仮想通貨投資において、取引に失敗することは珍しいことではありません。
しかし、テクニカル分析を活用することで、取引失敗の損失を許容内に抑えられます。
例えば、レンジ相場でボリンジャーバンドを用いて取引する場合、-2σのバンド割り込んだら購入するルールを設けたとします。
この時、価格が下落してレンジ相場が崩れた時のことを想定して「-3σ到達したら撤退」というルールで取引します。
テクニカル指標で損切りラインを決めれば許容内のマイナスに押さえられるため、大損失を被る心配はありません。
また、-2σと-3σの値幅から逆算して取引量を調整すれば、手持ちの資産に対して許容できる損失額に抑え込むことも可能。
利益を出すためだけでなく、損失を抑えて大事な資産を守ることにも、テクニカル分析は有効です。
自動売買ボット/アラートアプリで感情を排除
仮想通貨投資では、独自のロジックをプログラミングして自動的に取引を繰り返す方法があります。(自動売買ボット)
自動売買ボットで用いられるロジックは製作者によって異なりますが、複数のテクニカル分析から構成されているケースがほとんどです。
プログラミングされたテクニカル指標の条件が合致すれば、投資家の意思とは関係なく取引が開始されます。
つまり、機械的に取引をしてくれるため、感情に流されて間違った取引をするリスクがなくなります。
チャートを見るとつい感情に流されて取引したり、あれこれ悩んでチャンスを逃してしまう人におすすめです。
仮想通貨のテクニカル分析に使えるおすすめチャート
仮想通貨をテクニカル分析で投資するには、テクニカル指標が標準搭載されているチャートを使って取引する必要があります。
仮想通貨投資に対応しているチャートを紹介するので、テクニカル分析を用いて取引するなら、以下のいずれかのチャートを使ってください。
TradingView:高機能ウィジェット活用術
TradingViewとは、ブラウザで利用できる無料チャートツールで、世界で1億人以上の投資家が利用しています。
TradingViewは通貨ペアや株式など幅広い銘柄のチャートが表示可能で、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨にも対応しています。
多彩なインジケーターが標準搭載されており、さまざまなテクニカル指標を用いて分析や予測が可能です。
また指定した価格に到達したら知らせてくれるアラート機能も備わっているため、常にチャートを注視する必要はありません。
マルチタイムフレームでレイアウトを保存し、PCとスマホの同期も可能なため、効率性の高い仮想通貨投資が取り組めます。
bitbank:アプリでテクニカル指標を簡単操作
bitbankは、スマホ専用のチャートツールでありながら、PC用チャートと同等のスペックを誇ります。
表示できるテクニカル指標の種類も多く、移動平均線やMACDをはじめとした80種類以上のインジケーターで投資分析が可能です。
仮想通貨銘柄のチャートにも対応しており、ビットコインやイーサリアムなどの有名銘柄を17の時間足に分けて表示できます。
約定通知や価格アラート機能も搭載しているため、スマホ1つで複雑な戦略で仮想通貨投資をしたい人におすすめです。
CoinStats:ファンダ情報も一元化
テクニカル指標だけでなくファンダメンタルに関する情報もチェックしたいならCoinStatsがおすすめです。
CoinStatは、開設した取引所の口座やウォレットをAPI接続することで、資産を自動で集計して詳細な分析パネルを表示してくれます。
またファンダメンタルに関する情報にすぐにアクセスできるため、テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析にも役立ちます。
ブラウザ版だけでなくスマホ版もあるため、PCとスマホの両方を使って仮想通貨投資をしたい人におすすめです。
まとめ:仮想通貨投資でもテクニカル分析は「使える」
ここでは仮想通貨投資におけるテクニカル分析の通用性について解説してきました。
仮想通貨投資では、取引の歴史自体が浅く流動性が低いのもあって、テクニカル分析が通用しない銘柄も少なくありません。
しかし、ビットコインやイーサリアムなど時価総額が高く市場参加者が多い銘柄であれば、テクニカル分析を用いて効率性の高い投資が可能です。
テクニカル分析を用いることで仮想通貨投資の戦略に幅が広がります。
また、損失の抑制や資金管理の徹底にもテクニカル分析は役立ちます。
仮想通貨で資産を増やしたいのなら、ぜひテクニカル分析を勉強して実際の取引に活用してみてはいかがでしょう。
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