仮想通貨WALとは?将来性や特徴、購入方法を解説!

仮想通貨WALとは?将来性や特徴、購入方法を解説!

仮想通貨WALとは?将来性や特徴、購入方法を解説!

仮想通貨Walrus(WAL)とは?

Walrusは、SUIブロックチェーンを開発するMysten Labsによって打ち出された「分散型ストレージプロジェクト」のことです。

分散型ストレージはデータを世界中の複数のコンピューターに分けて保存する仕組みを表し、WALはその分散型ストレージプロジェクトで使用される暗号資産(仮想通貨)です。

名称 Walrus(ウァルルス、ウァル)
ティッカーシンボル WAL
時価総額ランキング 91位
価格 0.464ドル
ローンチ 2025年3月
発行上限 なし
取り扱いのある取引所 MEXCBybitBitgetなど
公式 Webサイト
ホワイトペーパー
X(旧Twitter)
Discord
2025年4月14日時点

WALは、SUIブロックチェーンという仕組みの上で動いている暗号資産です。

SUIはビットコインやイーサリアム、ソラナに続く人気のブロックチェーンで、とても処理が速く、遅れが少ないのが特徴です。Web3プロジェクトがSUIに集まっていて、注目されているチェーンのひとつです。

そんな勢いのあるSUI上で作られたのが、「Walrus(ウォルラス)」というサービスです。

Walrusは、分散型のストレージ(データの保管場所)と、データを素早く届けるしくみ(可用性プロトコル)をあわせ持っています。

たくさんのデータを保存したり、必要なときにすぐ取り出せる仕組みは、Web3の世界でこれからとても大切になると考えられています。今後はブロックチェーン上で多くのデータがやり取りがされることになるためです。

このWalrusが発行している暗号資産が「WAL」で多くの人から注目されています。

Walrusの名前の由来

Walrusは英語で「セイウチ」を意味する言葉です。

公式サイトでは「セイウチのように繁栄力/回復力がある」と記載があり、北極圏の過酷な環境でも生き延びるタフネスさにあやかった形になっています。

SUIブロックチェーンは日本語の「水(すい)」をモチーフにしているため、関連プロジェクトでは水関連のものを題材に使うことが多いです。

暗号資産WALの特徴

ここからは、暗号資産WAL、及び分散型ストレージWalrusの特徴について解説していきます。

サービスの将来性が高ければ、自ずとそのトークンであるWALへの期待も高まるため、トークンだけでなくサービスについても知っておきましょう。

SUIブロックチェーン上の分散型ストレージ

Walrusプロジェクトを一言で表すなら「SUI上で動作する巨大なストレージ」です。

ストレージは、iPhoneなどのスマホにも搭載されているデータを保存する場所のこと。WalrusはそのWeb3版ともいえる存在です。

暗号資産の世界では、ビットコイン → イーサリアム → ソラナと、新しいチェーンが次々に登場し、注目を集めてきました。そしていま注目を集めているのが「SUI(スイ)」というブロックチェーンです。

SUI上で動作するプロジェクトの多くがWalrusにデータを保管するのはもちろん、イーサリアムやソラナなど他のチェーンからもWalrusは利用できます

今後、ブロックチェーン上で動作するアプリやサービスのデータは増えていく一方なので、Walrusのような大容量・高速で使えるストレージサービスの重要性は高まり続けるでしょう。

SUIブロックチェーンに関する記事もどうぞ。

あわせて読みたい

仮想通貨SUI(スイ)の将来性や特徴は?購入方法も解説!
仮想通貨SUI(スイ)の将来性や特徴は?購入方法も解説!
SUIは元々Meta社にいた5人のエンジニアによって開発された仮想通貨プロジェクトの名称です。

仮想通貨業界のトレンドでは「BTC→ETH→SOL」という流れがありましたが、SUIは次に来る仮想通貨として話題を集めています。

本記事では2024年に特に注目を集め始めたSUI(スイ)を解説しました。

仮想通貨や暗号資産についてあまり知らない方でも理解できるよう、なるべく専門用語を使わず説明しています。

SUIを知る一助にしていただければ幸いです。

高いストレージ効率と回復性を持つ

Walrusは、従来のブロックチェーンとは異なる効率的なデータ保存方式を採用しています。

一般的なブロックチェーンでは、安全性を保つために、ひとつのデータを100以上のノードにコピーして保存します。

このやり方は、単純な計算式や送信/受信データの場合には有効ですが、動画や音声などの高容量のデータ保存には不向きです。

Walrusにおいて、大容量データの場合は数個のノードに分散して保存するだけで十分な安全性を確保できるように設計されています。

その他にも様々な新技術、新方式を採用することでデータが破損した場合の高い回復力を備えてるのが特徴です。

現在、NFTは画像や3Dモデルが主流ですが、今後、音楽や動画などの大容量データを扱うNFTも広がっていくと考えられます。

そのような時代において、Walrusのような高効率かつ回復性のある分散ストレージは、ブロックチェーン業界でますます重要な存在になるでしょう。

既に多くのプロジェクトや企業に注目されている

Walrusは既に多くのプロジェクト、サービスでの利用が開始されており注目を集めています。

例えばエンジニアやデザイナーたちが短期間でアイデアを形にする「Breaking the Ice」というハッカソンでは、288人が参加し、60以上のプロジェクトがWalrusで提出されました。

またWalrusの公式サイトでは、以下のような企業とのパートナーシップが掲載されています。

  • Linera:高速な処理と並列実行を特徴とする次世代L1ブロックチェーン
  • decrypt:Web3・暗号資産に特化した米国のニュースメディア
  • ONE:オンチェーン上の身元認証やWeb3アクセス管理に取り組むIDプロジェクト
  • Tusky:「Web3版のDropbox」みたいな存在。TuskyのUIを通じて、Walrusにファイルを保存する。
  • TradePort:複数チェーンに対応したNFTのマーケットプレイス兼アグリゲーター

これらの信頼あるプロジェクトとの連携が進んでいる背景には、WalrusがSUIブロックチェーンの開発チームによって構築されているという強力な裏付けがあります。

そのため、技術的な信頼性や将来性に対する期待が集まっているのです。

100以上のプロジェクトがWalrusを活用中

Walrusは、すでに100以上のWeb3プロジェクトに採用されています。

Walruscanというサイトでは、Walrusを利用して展開されているアプリ・ゲーム・サービスの一覧を実際に見ることができます。

WalrusはSUIのブロックチェーンということで注目されていますが、イーサリアムやソラナなど他のチェーンとも連携が可能です。

また、Web3分野に限らずWeb2(一般的なインターネット)との連携も可能なため、既存のストレージサービスのシェアも奪う可能性があります。

今後、Walrusを基盤とした新しいアプリやサービスが増えることで、インフラとしての重要性がさらに高まっていくと期待されています。

WALトークンはステーキングできる

ここまではWalrusサービスの話でした。ここからはWALトークンについても触れていきます。

WALトークンはWalrusが発行するネイティブトークンです。Walrusプロジェクトを「自律的に動かし続けるため」に次のような役割を果たします。

  • ユーザーがWALをステーキングすることで、ネットワークの信頼性とセキュリティが維持される
  • プロジェクトの方針やアップデートに関する意思決定(ガバナンス)に使われる
  • トークン経済を通じて、開発資金の流れや報酬の循環を生み出す基盤になる

要するに、WALという報酬があるからネットワークが維持され、WALという投票権があるからプロジェクトの方針をみんなで決められるということです。

WALトークンのステーキングはWalrus Stakingから行うことができます。

画像引用:WALRUS STAKING

現在は上記の専用サイトでステーキングができますが、各種取引所でも同じようにステーキングが可能です。

今後、WALを取り扱う取引所が増えるにつれて、より多くの場所でステーキングが可能になる可能性も高いと考えられています。

暗号資産WALのチャート推移

2025年3月にWALは誕生しており、誕生と同時にエアドロップが行われました。

次のチャートは本記事執筆の2025年4月までのチャートの動きです。

まだ2週間程度しか経っておらず、大きな変化は見られませんが、1WALあたり0.35ドルから0.6ドル程度を動きで0.43ドル前後を行ったりきたりです。

2025年4月は米大統領トランプ氏の相互関税発表を受けて暗号資産市場が大荒れだったため、このあたりのチャートはあまり参考にはなりにくいかもしれません。

今後もWAL価格はSUIチェーンの成長や、暗号資産業界、また世界経済の動きに影響を受けるでしょう。

暗号資産WALの今後の価格予想

こちらでは、以下のサイトでのWAL価格の分析結果を紹介します。

PricePrediction DigitalCoinPrice
2025年 $0.93
2026年 $1.03
2027年 $1.52
2028年 $1.89
2029年 $1.89
2030年 $2.28
2031年 $3.15
2032年 $4.46
2033年 $6.14

こちらは各年のアベレージ(平均)価格を記載しています。

2025年3〜4月が$0.4〜$0.6ですが2025年の平均価格が$0.93、それ以降も徐々に価格が上昇すると予想されています。

こちらの予想は、ビットコインを始めとした暗号資産業界全体の価格上昇を前提とされているため、参考程度にしてください。

とはいえ、今後注目の銘柄であることは間違いないため、ポートフォリオの一部に少額のみ組み込むような購入方法であればおすすめです。

暗号資産WALの購入方法

ここまで読んで「WALを買っておきたい!」と考える方に向けて、WALの購入方法を解説します。

既に暗号資産取引所の口座を持っている方であれば以下を読む必要はありませんが、まだ口座を持っていない方はぜひチェックしてくださいね。

Bybitの口座を開設する

WALは日本国内の暗号資産取引所では取り扱いがありません

これはWALの信頼性や規模感という話ではなく、日本の暗号資産に対する厳しい規制によるものです。日本の暗号資産に対する規制は非常に厳しく、ほとんどの取引所では30〜40の銘柄しか取り扱いがありません。

世界には数千種類の暗号資産が存在するため、エリート中のエリート銘柄しか、日本の取引所では購入できないことになります。

しかし、WALは海外取引所であれば購入することができます。日本居住者でも利用できる海外取引所の中ではBybitが使いやすいです。

WALを保有したい方は、Bybitの口座開設に関する記事を参考に口座を作ってみてください。

あわせて読みたい

Bybitの口座開設・登録方法【2025年4月対応】
Bybitの口座開設・登録方法【2025年4月対応】
Bybit(バイビット)の口座開設のやり方を紹介します。

本記事ではBybitの口座開設方法を画像付きで解説。つまづきやすいポイントで補足説明も入れました。

お得に取引を始められるキャンペーン情報もあるので、参考にしていただければ幸いです。

日本の暗号資産取引所の口座を開設する

Bybitには直接日本円を入金することはできません

Bybitにクレジットカードを登録して購入する方法もありますが、手数料が高額なためおすすめできません。

それよりも国内取引所から暗号資産を送金する方がメジャーなやり方です。

そこで、まずは国内の暗号資産取引所の口座を作成しましょう。

基本的にどの取引所でも問題ありませんが、ここでは「SBI VCトレード」をおすすめします。大手金融企業のSBIグループが運営しており非常に安心です。

SBI VCトレードに関する記事より、口座を作ってください。

あわせて読みたい

SBI VCトレードってどんな取引所?特徴や手数料・評判を解説!
SBI VCトレードってどんな取引所?特徴や手数料・評判を解説!
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する仮想通貨取引所です。

各種手数料は無料。仮想通貨の多様な運用手法を提供しており、ユーザーはステーキング・レンディング・積立などの方法で仮想通貨を運用できます。

本記事ではSBI VCトレードがどんな取引所なのか、利用者の口コミや評判をもとにメリット・デメリットを見ていきます。

日本円を入金する

SBI VCトレードでの口座開設が完了したら、日本円を入金しましょう。

SBI VCトレードでは、「クイック入金」機能で即座に日本円の入金が可能です。クイック入金を行うことで、土、日、祝日いつでも24時間リアルタイムに振り込み手数料無料で入金を行えます。

WALを購入したいと思うだけの金額、あるいは暗号資産投資をしたいと思える分の金額を入金しましょう。

SBIVCトレードに入金するやり方

あわせて読みたい

SBI VCトレードの入金方法を解説!入金できない時の解決策も紹介
SBI VCトレードの入金方法を解説!入金できない時の解決策も紹介
本記事ではSBI VCトレードに入金する方法や注意点について記します。

入金できないときや、入金したのに反映されないといった時の解決策も解説しました。

またお得に入金するためのやり方も紹介するので、SBI VCトレードを上手く利用することに役立てて頂ければ幸いです。

SBI VCトレードでなんらかの暗号資産を購入する

SBI VCトレードからBybitに日本円を送金することはできません。そのため、日本円を暗号資産に変換する必要があります。

どの暗号資産に変換しても大丈夫ですが、送金手数料が安いXRPやMATICあたりはおすすめです。

SBI VCトレードに入金した日本円で、XRPを購入しましょう。運営と取引をする「販売所」ではなく、ユーザー同士で取引をする「取引所」の利用がおすすめです。

Bybitに暗号資産を送金する

SBI VCトレードで購入したXRPなどの暗号資産をBybitに送金します。

Bybit側で「暗号資産の入金のためのQRコード」あるいは「入金のためのアドレス」を発行し、それをSBI VCトレード側に入力し、送金操作をする必要があります。

詳しいやり方は「SBI VCトレードから出金するやり方」を参照ください。

暗号資産の扱いに慣れていない方は始めは苦労するかもしれませんが、今後暗号資産投資を続けるためには必ず必要になる操作です。

WALの購入時に、暗号資産の送金操作に慣れておくのをおすすめします。

また、送金時になんらかのミスがあると通貨は永遠に失われてしまうため、初めての送金は資金の一部で行うことをおすすめします。そちらが着金したのを確認してから、全額を送金するとよいでしょう。

あわせて読みたい

SBI VCトレードの出金方法【完全マニュアル】
SBI VCトレードの出金方法【完全マニュアル】
SBI VCトレードの出金手数料は無料です。

仮想通貨の出金・日本円の出金ともに無料で行えるためお得に取引ができます。

本記事ではSBI VCトレードの出金手順を初心者の方でも分かるように画像付きで解説していきます。

なおSBI VCトレードがどんな取引所なのかを復習しておきたい方は別記事をご参照ください。

BybitでWALを購入する

Bybitに資金が着金したら、いよいよWALの購入です。

Bybitには「XRP/WAL」という取引ペアは存在しないため、一旦XRPでUSDTを購入しましょう。

そしてUSDTでWALを購入します。このような操作も慣れないうちは大変かと思いますが、一度基本を覚えてしまえばどんな通貨、どんな取引所でも操作できるようになります。

暗号資産WALを購入できる取引所

暗号資産WALは、既に多くの海外取引所で購入できます。

WALを取り扱っており、かつ日本からも口座開設ができる海外取引所は以下などです。

  • Bybit
  • MEXC
  • Gate.io など

この中でも、サイトの使いやすさなどからおすすめなのはBybitです。

Bybitの口座開設をしたい方は別記事を参考にしてみてください。

WALは日本国内の取引所では取り扱いがないため、上記などの海外取引所で購入する必要があります。

本格的に暗号資産投資を始めたいのであれば、いずれ海外の取引所を利用することになるかと思うので、ぜひ口座を作っておくとよいかと思います。

【お知らせ】

仮想通貨の購入やNFTの売買には国内取引所の開設が必要です。

当サイトでは国内全ての取引所を調査して「おすすめの国内仮想通貨取引所」を出しています。記事では各取引所ごとのお得なキャンペーンも記載しています。よろしければご覧ください。

仮想通貨取引所ランキング

ほかにも「海外のおすすめ仮想通貨取引所」も紹介しています。

海外仮想通貨取引所は国内では買えないアルトコインがあったり、取引を有利に進められるボーナスがあったりと国内取引所とは違った使い方ができます。

The post 仮想通貨WALとは?将来性や特徴、購入方法を解説! first appeared on Mediverse|暗号資産(仮想通貨)の専門メディア.

続きを見る(外部サイト)

Mediverseカテゴリの最新記事