仮想通貨Grassはほったらかしで稼げる?特徴や将来性を解説

仮想通貨Grassはほったらかしで稼げる?特徴や将来性を解説

仮想通貨Grassはほったらかしで稼げる?特徴や将来性を解説

Grass(グラス)はネット帯域幅の提供でトークンがもらえるプロジェクト

名称 Grass(グラス)
ティッカーシンボル Grass
時価総額ランキング 209位
価格 2.49ドル(約289円)
ローンチ 2024年10月
発行上限 なし
取り扱いのある取引所 BybitBitgetなど
公式 Webサイト
ホワイトペーパー
X
公式ブログ

Grassはソラナベースのプロジェクトです。2024年10月には、Grassプロジェクトのトークンである”Grass”がBybitやBitgetなど主要な海外仮想通貨取引所に上場しました。

Grassは自分が使っていないインターネット帯域幅の一部を企業に貸し出すことで収益(Grass)を得られるプロジェクトです。

例えば職場にいる間は、自宅のインターネット回線は特に使用しておらず余っている状況です。Grassに参加することで「WiFiに繋いだパソコンを起動させておくだけ」で仮想通貨が稼げるようになります。

このような仕組みはDePIN(Decentrailze Physical infrastructure Network)と呼ばれています。

Grassプロジェクトには、全世界で250万人が参加しているとされています(2024年12月時点)。

約5億円の資金調達に成功している

Grassの開発を行っているWynd Networkは、POLYCHAIN CAPITALやTRIBE CAPITALなどの大手ファンドから合計350万ドルの資金調達に成功しました(2023年12月)。

資金調達額は不明ですが、2024年9月にはDelphi Digital、Polychain、Brevan Howard Digital、Lattice Capitalなどからさらに資金調達に成功

これらの資金調達により「Grassの評価額は10億ドル近くにもなる」と言われています。

大手ベンチャーキャピタルはプロジェクト内容や運営チームを厳しく審査するため、Grassが大きな資金調達をできているという点は信頼性の面では有利に働きます。

Grassの5つの特徴

Grassは「完全にほったらかしでも稼げる」と話題ですが、ここで5つの特徴を解説します。

「怪しいんのでは?」「危険性は?」という心配事への回答も含めていきますので、ぜひチェックしてみてください。

未使用のネット帯域幅を収益化する

Grassは専用のアプリや拡張機能を利用します。このアプリに接続をすると、自分が使用していないインターネット帯域を共有できるようになります。

WiFiに接続したパソコンがあれば誰でもGrassを稼ぐことが可能です。

インターネットにはほぼ必ず、使われていないリソース(インターネット帯域幅)が存在し、その使われていない部分を一部企業に貸し出すことで利益を得られます。

ざっくりでいいので、仕組みを確認しておきましょう。

Grassの仕組み
Grassのホワイトペーパーより 当サイト加工

はじめにWeb Server経由で自分たちのPC(Grass Node)にインターネット帯域が供給されています。そこからRouterやValidatorを通じてデータの信頼性を確認した後、企業にネット帯域幅が貸し出されます。このデータの流れはZK ProcessorやGrass Data Ledgerなどで記録・管理されます。蓄積されたデータはAIによって分析や加工が行われて、データ活用に用いられるという流れです。

インターネット帯域を借り受ける企業は、市場調査やマーケティング、AI開発などを行うために大量の帯域幅を必要としています。

つまりGrassはインターネット帯域を借りたい企業と貸したい個人を、マッチングできるようにしたプロジェクトと言い換えることもできるでしょう。

ちなみにGrassでインターネット帯域を貸したからと言って、自分のネット通信速度が下がるようなことはありません。ネット回線が遅くならないように、Grassが自動調整をしてくれています。

例えば、最大100MBpsのインターネットを契約している方は、常に100MBpsの通信をしているわけではありません。YouTubeの高画質動画を再生していてもそのうちのごく一部しか使われておらず、大半の通信帯域は使われていないという現状があります。

この使われていないインターネット帯域を企業に貸し出すことで、ポイントやトークンを報酬としてもらえます。

収集するデータは絞られている

Grassでインターネットを貸し出すと聞くと「パソコンからデータが盗まれるのでは?」や「自分のインターネット速度が遅くなるのでは?」と心配になるかもしれませんが、そのような心配は一切ありません。

Grassが収集する情報はかなり少ないです。収集するデータは次の通り。

  • IPアドレス
  • メールアドレス
  • ユーザ名
  • パスワード
  • 帯域幅の共有量
  • 公開デジタルウォレットアドレス
  • 紹介コード

上記した情報を集めている拡張機能やアプリはGrass以外にもたくさんあります。例えば翻訳拡張機能は、「個人的コミュニケーション(メール、テキストメッセージ)」や「ウェブ履歴」「閲覧したウェブサイトのコンテンツ」などを収集しています。

実は一般的な拡張機能やアプリは思っているよりも多くの情報を収集しており、Grassはその中でも収集している情報は少なめです。

また、どうしてもインターネット回線を貸し出すのが不安という方は、銀行口座や証券口座など重要情報にアクセスするときのみ回線を切断することができます。

任意のタイミングでGrassアプリを切断できるため、心配な時間帯はインターネットを貸し出さないという選択もあります。

セキュリティや安全性を重視した設計

Grassは「インターネット回線の一部を貸し出す」というサービスの性質上、セキュリティや安全性の担保に多くのコストをかけています。

Avast、Microsoft Defender、McAfee、AVG など、名前を聞いたことがあるようなセキュリティ企業と協力し、世界クラスのサイバーセキュリティが確立されています。

他にもCloud Security Alliance (CSA) や Nord Securityなどのパートナーと共に、Anti-Malware Testing Standards Organization ( AMTSO )に参加しています。

Avast、Microsoft Defender、McAfee、AVG などの業界リーダーと協力して、ネットワークと製品のための世界クラスのサイバーセキュリティ対策を確立しました。また、Cloud Security Alliance (CSA) や Nord Security などのパートナーとともに、Anti-Malware Testing Standards Organization ( AMTSO ) に参加し、サイバーセキュリティ標準の開発にも貢献しています。

Grass公式

AMTSOとは、マルウェアソフトなどの対策テストの標準化に取り組む世界的な非営利団体です。

さらに、大手サイバーセキュリティ企業であるAppEsteemと連携し、24時間365日体制の監視が行われており、セキュリティレベルは世界トップクラスです。

DePIN(ディーピン)の先駆け的プロジェクト

GrassはDePIN(ディーピン)プロジェクトの先駆け的存です。

DePINとはブロックチェーン技術を活用して、現実世界の物理的なインフラを分散型で管理・運用するネットワークを指します。

Grass以前にもたくさんのDePINプロジェクトがありましたが、その中でもGrassが注目を集めている理由は「圧倒的なアクセスのしやすさ」「アプリの使いやすさ」です。

一般的にDePINプロジェクトに参加するためには、ユーザー側で複雑な設定が必要だったり、頻繁にアプリを操作する必要があることがありますが、Grassにはそのような煩わしさがありません。

「わずか3ステップで利用登録が完了する」という手軽さが、人気を集めている要因のひとつです。

今後DePIN関連プロジェクトが増えていくなかで、DePINジャンルが盛り上がれば盛り上がるほどGrassの注目度も高まることが予想されます。

報酬はGrassトークン(仮想通貨)で受け取る

Grassでは、専用アプリを起動させることによりポイントが獲得できます。このポイントそのものには価値がありませんが、エアドロップのタイミングでGrassトークンと交換ができます。

Grassトークンは本記事執筆時点で1Grass=約2.58$(約387円)。

最終的には現金になるトークンが入手できるため、積極的に取り組む価値があるかもしれません。

Grassで実際に稼げる!?いくら稼げるの!?

ここからは「で、結局いくら稼げるの?」という疑問に答えていきたいと思います。

Grassでは、アプリを使って稼いだポイントを特定のエアドロップの時期にGrassトークンに変換できる仕組みになっています。

2024年10月には1回目となるエアドロップが行われており、多数の収益報告がみられました。

各種SNSで「稼げた」との報告が多数

SNS上にはGrassの収益報告が多数見られます。

とはいえ、仮想通貨の収益報告には怪しいものがあります。爆益アピールをしておき「次に上がるトークンはこちら」などとLINEや無料レポートに誘導される事例もあります。

しかし上記のアカウントはそのような活動は行っていないため一般アカウントと判断できるでしょう。

ほかにもかなり信憑性の高いGrassの収益報告は多数見つけられます。

期待できるのは月に2,000〜5,000円程度が目安

Grassで稼げるのは月に2,000〜5,000円程度と思われます。

日本国内の光回線であれば最大帯域幅はほぼ似たり寄ったりなので、上記を大幅に逸脱することはないはずです。

ただし、それぞれのユーザーが何ヶ月Grassを起動していたかが不明なためあくまでも目安として考えておいてください。

ほぼノーリスクで月に2,000〜5,000円稼げるのであれば奇跡的です。

株式投資では年6%稼げれば好成績と言われますが、年利率6%で月5,000円稼ぐためには、100万円の資金が必要です。他の投資手法と比べても、Grassは比較的効率よく稼げるプロジェクトと言えるでしょう。

トークン価格の上下も考慮する必要あり

Grassでは月2,000〜5,000円稼げると書きましたが、この試算は2024年10月の第一回のエアドロップの収益報告をもとに計算しています。

当時のGrass価格をもとに算出しているため、Grassに値動きがあれば当然収益には差が出ます。Grass価格が上がればさらに収益は期待できますし、Grass価格が下がれば目も当てられないプロジェクトとなってしまいます。

2024年11月上旬には米大統領戦でトランプ氏が当選したのをきっかけに仮想通貨の価格は軒並み上昇しており、Grass価格も10月末と比べると2〜3倍になっています。

Grassの報酬額は様々な要因で変化しますが、トークン価格には特に注意する必要があります。

招待など他の条件も満たすことでさらに稼げる可能性もあり

Grassには招待(Referral)プログラムも用意されています。

自分の招待コードから友人やSNSのフォロワーがGrassを始めると、追加で報酬をもらうことができます。

多くの報酬を獲得したい方は、招待という選択肢も検討してみるといいかもしれません。

Grassの始め方と稼ぎ方

Grassを始めるのに必要なものは2つのみです。

  • WiFi環境
  • パソコン

WiFi環境とPCさえあれば、Grass稼ぐための準備が整います。

まずは会員登録

まずはGrassのホームページにアクセスし、会員登録をしましょう。

メールアドレスやユーザーネームなど基本的な情報を入力「REGISTER」でアカウントを登録します。

ホームページは全て英語ですが、Google翻訳アプリなどを使うと日本語で操作ができます。

ちなみに、スマホでもアクセスはできますがスマホでは稼ぐことができなません。パソコンからアクセスするようにしましょう。

3種類の接続方法

Grassアプリは3つのパソコンOSに対応しています。

  • Mac 
  • Windows
  • Linux

ほとんどの方のパソコンは上記3つのどれかを利用していると思うので問題ないでしょう。

ここではMac OSの場合で解説しますが、以下の3タイプの導入方法があります。

  • デスクトップアプリ:2倍
  • コミュニティオプション:1.25倍
  • Google Chrome拡張機能:1倍

3種類の方法のうち「デスクトップアプリ」が2倍のポイントが稼げるため、デスクトップアプリがおすすめです。

パソコンからホームページにアクセスし、Grassデスクトップアプリをダウンロードしましょう。

デスクトップアプリをダウンロード

今回はMacのデスクトップアプリで解説しますが、他の環境でもほぼ同じです。

上の画像のボタンマークを押し「Grass is Connected」状態になれば、インターネット帯域の貸し出しが完了し、ポイントが少しずつ貯まるようになっています。

日々ダッシュボードでポイントを確認する

デスクトップアプリ内の「Desktop dashboard」ボタンや、Grassホームページから、自身のポイントの稼ぎを確認することができます。

ダッシュボードでは「Referral Program」で自身の招待状況を確認できたり「Rewards」で実際のトークン獲得までの目安を確認することができます。

こちらで表示されているポイントはGrassトークンではなく、あくまでGrass内でのみ有効なポイントです。

「ティアー」を獲得する

Grassアプリ内でポイントが貯まると「Referral Program」内で「ティアー(Tier)」と交換ができます。

エアドロップ時には獲得したポイント数ではなく「ティアー」によってGrassトークンの配布数が決まるそうです。

ティアーはいつでも獲得できるため焦る必要はありませんが、ダッシュボードにアクセスした際、獲得できるティアーは獲得しておくと、トークンを取り逃すことがありません。

ウォレットを接続する

「Rewards」画面にはウォレットの接続ボタンがあります。何かしらのウォレットと接続しておきましょう。

ファントムウォレットBitgetウォレットなどに対応しています。

エアドロップでのトークン取得時にウォレットは必要になるため、急ぐ必要はありませんがいずれ接続する必要があります。

まだ仮想通貨用のウォレットを持っていない方は、この機会にソラナに対応しているウォレットを作成しておくとよいでしょう。

エアドロップを待つ

Grassダッシュボード内の「Rewards」画面の「Claiming Rewards」の「VISIT WEBSITE」を押すことで、次回のエアドロップ情報を確認できます。

2024年10月14日までにウォレットを接続することで第一回のエアドロップに参加することができました。

こちらのページで、第2回のエアドロップ情報が随時公開されるかと思うので、ティアーの獲得、ウォレットの接続をしたあと、このページをたまにチェックするとよいでしょう。

1回目のエアドロップは2024年10月に実施された

2024年10月14日までにウォレットをリンクさせておいた方は、2024年10月末にGrassトークンのエアドロップ対象となり、Grassトークンを受け取ることができました。

数千円〜数万円相当のGrassトークンを一様に取得できたようで、その中でもティアーの獲得が大事とのことでした。

2回目以降のエアドロップの日程は明らかにされていませんが、とりあえずGrassアプリを起動させ、気長に待つことでエアドロップ対象となるのを待ちましょう。

Grassのチャート・将来性は?

CoinMarketCap

Grassの主要取引所への上場(=最初のエアドロップ)から、2024年11月末日までのチャートです。

2024年10月に上場された直後、11月初旬には米大統領選でトランプ氏が当選してビットコインを始めとして全ての通貨価格が高騰しました。その波に乗る形でGrass価格も上昇している様子が伺えます。

一時期は3ドルを超えましたが、それ以降は2ドル前後で価格が落ち着きました。上場直後と比べると2〜3倍になっています。

Grassの価格上昇に期待してトークンを購入することも可能ですが、やはり自分のパソコンでインターネット帯域を貸し出し、エアドロップを待つ方がおすすめです。

Grassの注意点・リスク

Grassはほぼ間違いなく、詐欺やスキャムではなくちゃんとしたプロジェクトです。

パソコンにアプリをダウンロードし、ほったらかしにするだけで一定のトークンがもらえますが、100%完全に安心とは言えません。

何事も最終的には自己責任となるため、以下のいくつかの注意点をチェックしてから、Grassで稼ぎ初めてくださいね。

プロバイダーの利用規約違反に注意

日本のプロバイダーは、個人回線の商用利用や第三者への再販・提供を禁止していることがあります。

そのため、Grassに帯域幅を貸し出す行為がプロバイダーの規約違反になる可能性があります。

帯域幅の貸し出しが明確に規約違反と書かれているわけではありませんが、十分に注意する必要があるでしょう。

もし規約違反となった場合は、契約解除や回線の利用停止などのペナルティを受けるリスクが考えられます。

プロバイダに問い合わせをするのが確実ですが、自分でも利用規約をよく確認するようにしましょう。

セキュリティとプライバシーの保護

Grassは個人データやプライバシーを守る設計がされているものの、セキュリティリスクが完全にゼロとは言い切れません

堅牢なセキュリティがあるはずの政府のサイトでさえハッキング被害があるくらいです。悪意のある第三者による攻撃や不正アクセスなどの懸念は考えられます。

…とはいえ、そんなことを言っていたら何も動けなくなってしまうのも分かります。なので「セキュリティやプライバシーでの懸念点はある」ということだけは、一応覚えておくのがいいかと思います。

ダッシュボードにアクセスしづらいことも

本記事執筆のためにGrassを利用した数日間だけでも、以下のような小さなトラブルがありました。

  • ダッシュボードにアクセスできない
  • デスクトップアプリが立ち上がらない

ダッシュボードにアクセスできない問題は、おそらく人気によるアクセス過多かと思われます。数時間、あるいは数日の時間をおいてアクセスし直すことで解消しました。

また、デスクトップアプリにエラーが起き、立ち上がらないこともあります。アプリが挙動しなくてもバックグラウンドで稼働していることはあるため気にしなくてもよいかもしれませんが、パソコンの再起動で解決します。

人気のプロジェクトですが、まだ始まったばかりのアプリなため、このようなトラブルは許容する必要があります。

Grassが買える取引所は?

Grassトークンは、BybitやBitgetで購入できます。

どちらも海外の取引所で、国内の取引所での取り扱いは現在はありません。

BybitもBitGetも日本語に対応しており、国内からも口座の開設や利用ができます。
詳しくはBybitに関する記事BitGetの口座開設の記事などを参考にしてください。

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