仮想通貨積立は意味ない?デメリットや不向きな銘柄を解説

仮想通貨積立は意味ない?デメリットや不向きな銘柄を解説

仮想通貨積立は意味ない?デメリットや不向きな銘柄を解説

仮想通貨積立に意味はない?

まず仮想通貨積立に意味はないのか?という疑問ですが、これは「積立投資をしたとしても最終的な利益はそこまで大きくない。だから意味がない」という風に本記事では解釈しておきます。

将来的な利益に関しては、仮想通貨積み立てを行う意味があるでしょう。

特にビットコインは誕生以来、最高値をジワジワと更新し続けています。

CoinmarketCap

米国市場では2024年にビットコインETFが承認されました。仮想通貨であったビットコインを証券取引所で売買できるようになったことで、ゴールドやシルバーと同じように投資対象として認められたことを示しています。

日本ではビットコインETFの動きは見られませんが、一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)を中心に暗号資産の制度改正の要望が続けられています。このような背景を受けて、暗号資産の価値自体は継続することが予想できます。

その一方で、積立投資をするのに意味がない仮想通貨が存在するのも事実です。

例えば日本で一時期話題を集めたスピンドルという仮想通貨。2018年は盛り上がりを見せましたが、それ以降は長期的な下降トレンドを形成しています。

CoinmarketCap

このような仮想通貨は積立投資をする意味は無いと言えるでしょう。

積立投資はあくまで長期的な上昇が期待できる金融商品で行うものです。株式投資の場合でも、日経平均全体に投資できるものや全世界の株式に投資できるものが人気を博しています。

仮想通貨積立においては、積み立てる仮想通貨や積立期間によってその投資が意味があるかどうかは変わってきます。

全ての仮想通貨が意味がないわけではありません。

仮想通貨積立のメリット

仮想通貨積立のメリットは4つ。

  • 手間が少ない
  • まとまった資金を用意する必要が無い
  • ボラティリティの影響を抑えられる
  • 全体的に初心者に向いている

手間が少ない

仮想通貨積立は、手間がかかりにくいというのがメリットの1つです。

仮想通貨積立では、各取引所のサービスを利用すれば、一度設定さえすると自動的に一定額が定期的に投資されます。

そのため、日々の市場動向を気にする必要がありません

時間が無い方や、細かくトレードをしたくないという方には大きなメリットです。

まとまった資金を用意する必要が無い

仮想通貨積立投資は、まとまった資金を用意する必要がないという点もメリットになっています。

最小の積立金額は各取引所によって異なりますが、概ね数百円から数千円程度でスタートできます。

また、積立系のサービスを利用せずに、自身で決まった周期で取引さえすれば、各取引所の最低取引金額で取引可能です。

一括購入をする場合、どうしても一定の金額が必要になります。

仮想通貨積立であれば、一括でまとまったお金は不要なので、少額から始めたい方にとっては魅力的です。

ボラティリティの影響を抑えられる

市場のボラティリティ(価格変動の激しさ)の影響を抑えられるのも、メリットの1つです。

この手法は、一般的にドルコスト平均法と呼ばれるものです。

ドルコスト平均法とは、定期的に一定額を投資することで、暗号資産の価格が高い時は少なく買い、価格が低い時は多く買えます。

この結果、長期的には価格変動のリスクを分散し、市場の急激な上下動に左右されにくい穏やかな投資が可能です。

特に、仮想通貨はボラティリティが大きいので、メリットも大きくなります。

全体的に初心者に向いている

仮想通貨積立は、前述した特性を総合して考慮すると、全体的に初心者に向いている投資方法です。

手間が掛かりにくく、まとまった金額を用意する必要がありません。

また、特に初心者の方は価格の高い・安いの判断が難しいため、メリットが大きくになります。

気軽に仮想通貨を貯めていきたいといった用途に向いています。

仮想通貨積立のデメリット

仮想通貨積立のデメリットを以下から解説していきます。

  • 大きな利益は得にくい
  • 伝統的な金融商品における特性と異なる

仮想通貨積立の弱みをチェックしていきましょう。

大きな利益は得にくい

仮想通貨積立投資においては、大きな短期利益を得ることが難しいというデメリットがあります。

そもそも、積立は特性上、長期にわたる安定した資産成長を目指すものです。

積立額が徐々に増えるため、初期段階では運用資金が限られています。

市場が急騰した際にも、一括投資と比べて相対的に少ない資金しか投資していないため、一攫千金を狙うことは難しいです。

これまで何度か訪れている仮想通貨バブルの最中に積立を行う場合、パフォーマンスはより悪くなる可能性があります。

伝統的な金融商品の特性と異なる

仮想通貨積立投資は、伝統的な金融商品とは異なる特性を持っています。

通常、積立投資というと、リスクを抑える安定性の高い手法として知られています。

しかし、仮想通貨市場はボラティリティが高く、価格の急激な変動が一般的です。

仮想通貨積立であってもその特性は変わらず、そもそも通常の金融商品と比べてリスクが大きいです。

仮想通貨積立する銘柄の選び方

仮想通貨積立は銘柄によっても向き・不向きがあります。

もし仮想通貨積み立てを行うときには3つのポイントを意識しておきましょう。

  • 時価総額が大きい仮想通貨は積立向き
  • まだ規模の小さい仮想通貨には向いていない
  • ローンチから間もない仮想通貨は不向き

時価総額が大きい仮想通貨は積立向き

仮想通貨積立は時価総額が大きい仮想通貨が特に適しています。

大きな時価総額を持つ仮想通貨は市場の変化に対して安定感があるためです。ビットコインやイーサリアムなどの時価総額が大きな仮想通貨は、一時的に価格が落ちても長期的には回復しています。

積立投資はあらかじめ決めておいた金額を定期的に購入します。

安い時は多く、高い時は少なく仮想通貨を購入して積み立てていきます。

たとえ価格変動が起きたとしても、長期的に価格が右肩上がりになるのであれば積立投資の意味はあるといえるでしょう。

規模の小さい仮想通貨は積み立てに向いていない

規模の小さい仮想通貨は積立投資には適していません。

時価総額が小さい仮想通貨は、価格が急激に変動する可能性が高いからです。大口投資家何人かが仮想通貨を手放したことで、99%以上の下落をした仮想通貨も珍しくはありません。

2024年には時価総額62億円だったNORMIEという仮想通貨が1日で99%下落しました。

NORMIEが下落した理由はハッキング被害によるものですが、時価総額が低いということはまだ仮想通貨市場での信頼が集まっていない状態とも言えます。

もし仮想通貨積立を行うのであれば、国内取引所で取り扱いのある銘柄を少なくともおすすめします。

日本は世界的に見ても仮想通貨取引に関する規制が強い国です。各取引所で上場している銘柄も、厳格な審査を突破してようやく売買できるようになっています。

時価総額が低い仮想通貨は、少なくとも長期投資向きではないことは間違いないでしょう。

ローンチから間もない仮想通貨は不向き

ローンチから年月が経っていない仮想通貨もおすすめできません。

時価総額が低い傾向にあるのはもちろん、仮想通貨が市場に供給されきっていない可能性が高いためです。

近年のプロジェクトでは仮想通貨の発行に伴って、さまざまなステークホルダーに配布するのが一般的です。

配布の割当の中でも運営チームやVCは、利用できるまでに一定のロックアップ期間を設けていることが多くなっています。

上記のロックアップが終了すると、大量の仮想通貨が市場に供給され影響を与えることがあり、仮想通貨積立をするには不確定要素が多いです。

仮想通貨積立の注意点

仮想通貨積立を行う上で注意したいのは、手数料が設定されていることがある点です。

各国内取引所が仮想通貨積立を提供していますが、手数料の有無やその割合は異なっています

手数料が高くなってしまうと、全体的な投資のパフォーマンスが悪くなってしまうため、予めチェックしておきましょう。

また、積立に用いられる仮想通貨の調達とレートについてもチェックしておくのがおすすめです。

取引所には販売所と取引所があり、販売所はレートが悪いです。

もしも、取引所と同程度のレートで仮想通貨積立が行われていない場合、大きなコストになって来る可能性が高いためこの点もチェックしておきましょう。

仮想通貨積立におすすめの国内取引所

仮想通貨積立が行える国内取引所は9つ(※2024年9月12日時点)。

取引所 積立手数料 日本円出金手数料 最低積立金額 銘柄数 積立プラン 銀行引き落とし
GMOコイン 無料 無料 500円〜/月 21通貨 毎日/毎月10日 ❌️
SBI VCトレード 無料 無料 500円~/月 23通貨 毎日/毎週/毎月 ❌️
BITPOINT 無料 無料※1 5,000円~/月 最大22通貨 毎月10日 ⭕️
bitFlyer 無料 220〜770円 1円〜/回 32通貨 毎日/毎週/毎月 ❌️
Coincheck 無料 407円 1万円〜/月 26通貨 毎日/毎月 ⭕️
BitTrade 無料 330円 1,000円〜/月 13通貨 毎日/毎週/隔週毎月 ❌️
Zaif 100円~ 385~770円 1,000円~/月 7通貨 毎日/毎月 ❌️
OKJ 無料 400円~1,320円 1,000円~ 35通貨 毎日/毎週/隔週/毎月 ❌️
バイナンスジャパン 銘柄によって異なる 150円 約4,000円~ 53通貨 毎時間/毎日/毎週/隔週毎月 ❌️
※1:月2回目以降は330円

国内取引所であればどこで始めても問題はありません。

特にビットコインとイーサリアムは上記した国内取引所は全て積立投資に対応しています。

強いて言うならGMOコイン」が積立投資にはおすすめです。

GMOグループの強力な経営基盤があり、長期的な積立投資をする分に安心して利用できます。各種取引手数料も無料で積立投資をするのに余計な費用が発生しない点も◎。

GMOコインの積立投資については別記事で解説。

あわせて読みたい

GMOコインの積立投資はおすすめ?優良銘柄や始め方を解説
GMOコインの積立投資はおすすめ?優良銘柄や始め方を解説
GMOコインの「つみたて暗号資産」というサービスが目に入り、暗号資産の積み立てが気になった方は多いのではないでしょうか?

「積み立て」と聞くと、保険商品や金融商品、NISAや貯金など手堅いものを想像しますが、リスクの大きそうな暗号資産でも積み立ては意味があるのでしょうか?

この記事で「暗号資産の積み立て」について必要なことは全て解説し、GMOコインのサービスのおすすめの点、注意点まで解説します。

仮想通貨積立は意味ない?まとめ

この記事では、仮想通貨積立の意味の有無についてさまざまなポイントから解説しました。

仮想通貨積立は気軽に始められさまざまなメリットがありますが、デメリットも多いです。

デメリットや使う銘柄を考慮しながら、使用していきましょう。

【お知らせ】

仮想通貨の購入やNFTの売買には国内取引所の開設が必要です。

当サイトでは国内全ての取引所を調査して「おすすめの国内取引所」を出しています。

仮想通貨取引所ランキング

記事では各取引所ごとのお得なキャンペーンも記載しています。よろしければご覧ください。

おすすめの海外仮想通貨取引所」を知りたい方は別記事をどうぞ。

The post 仮想通貨積立は意味ない?デメリットや不向きな銘柄を解説 first appeared on Mediverse|暗号資産(仮想通貨)の専門メディア.

続きを見る(外部サイト)

Mediverseカテゴリの最新記事