NFTマーケットプレイスの種類と選び方|おすすめの日本・海外サイト10選
NFTマーケットプレイスとは?
NFTマーケットプレイスは、NFTの売買を行うためのオンラインプラットフォームです。多くのマーケットプレイスではユーザーが自分のデジタル作品を出品し、他のユーザーが作品を購入します。
一度購入したNFTは、再度別のユーザーに売却することも可能です。近年、クリエイターやアーティストがNFTを利用して、自らの作品を直接ファンに販売する動きも見られるようになりました。
NFTマーケットプレイスは、クリエイターやアーティストに新しい収益の機会を提供している場所になっています。
NFTマーケットプレイスの種類
NFTマーケットプレイスは、大別すると3種類に分けられます。
- オールラウンダー型マーケット
- 審査制マーケット
- 独自マーケット
種類ごとに特徴が異なるため、どんなNFTを売買するかによって使い分けるのが得策です。
オールラウンダー型マーケット
オールラウンダー型のマーケットは、さまざまなジャンルやカテゴリのNFTを幅広く取り扱うマーケットプレイスのことを指します。アートやゲームアイテムのNFTといった多岐にわたるNFTが出品・取引されているのが特徴的です。
初心者から上級者まで多くのユーザーが利用しており、1つのプラットフォームで多様なNFTを探索・取引できますよ。
審査制マーケット
審査制マーケットは、出品されるNFTの質を確保するために、特定の審査基準やガイドラインを設けているマーケットプレイスです。アートのオリジナリティやクリエイティブな価値、技術的な完成度など、さまざまな基準に基づいて審査が行われます。
このため、審査を通過したNFTは、一定の品質や価値が保証されていると言えます。高品質なNFTを求めるコレクターや投資家にとって、審査制マーケットは魅力的な選択肢となります。
独自マーケット
独自マーケットとは、企業や個人が自身でプラットフォームを用意してNFTを販売するマーケットプレイスです。独自マーケットは特定のコミュニティやファン層に焦点を当てており、コミュニティ特有の文化や価値観が形成されています。
そのため、独自マーケットを利用するユーザーは、特定のテーマやコンセプトに深い関心や愛着を持っていることが多いです。
他のマーケットと比べて販売手数料がかからないというメリットがあるものの、導入にはプログラミングやマーケット生成ツールの知見など、専門的な知識が必要になります。
NFTマーケットプレイスの選び方
NFTマーケットプレイスは、それぞれメリット・デメリットが存在します。
選び方のパターンをいくつか確認してみましょう。
- 手数料の高さで選ぶ
- 欲しいNFTのジャンルに合わせて選ぶ
- 取引量や利用者数を見て選ぶ
- 対応している仮想通貨(暗号資産)の種類で選ぶ
手数料の高さで選ぶ
選ぶNFTマーケットプレイスによっては、取引時に手数料が発生します。手数料の価格はマーケットプレイスごとに異なるため、予算や取引頻度に応じて最も経済的なプラットフォームを選ぶようにしましょう。
実際に私も手数料のことを知らず、なんとなくでマーケットを選んでいたことがありました。その時は販売手数料が20%のところを選んでいましたが、無料のところがあると知ってすぐにマーケットを変更した過去があります。
例えば、LINE NFTであれば、販売手数料と購入手数料が無料で利用可能です。特に頻繁に取引を行うユーザーにとっては、低手数料のマーケットプレイスを選ぶことで、長期的に大きな節約となりますよ。
欲しいNFTのジャンルに合わせて選ぶ
NFTには様々なジャンルが存在しており、各ジャンルごとに強いNFTマーケットプレイスがあります。
- デジタルアート
- 音楽
- ゲームアイテム
- コレクティブ
- デジタルカード
- ドメイン
例えば、音楽に特化したNFTマーケットプレイスの場合、「The NFT Records」や「.mura」があります。マーケットによっては、取り扱うNFTのジャンルが大きく異なるものです。
自分が求めるNFTのジャンルに特化したマーケットプレイスを選ぶことで、目的に合ったNFTを効率的に見つけられますよ。
取引量や利用者数を見て選ぶ
マーケットプレイスの取引量や利用者数は、プラットフォームの人気や信頼性を示す指標となります。高い取引量や多くの利用者がいるマーケットプレイスは、多くのNFTが出品されており、取引の機会も豊富です。
取引量や利用者数は、Dappradarというツールを活用すれば確認できます。ランキングをクリックし、「Marketplaces」を選択すればランキング形式で詳しいデータを閲覧することが可能です。
出典:Dappradar
多くのユーザーから支持されていることは、そのマーケットプレイスが一定の信頼性があることを示していると言えるでしょう。
対応している仮想通貨(暗号資産)の種類で選ぶ
NFTの取引には、仮想通貨が使用されることが一般的です。
自分が所有している、または使用を検討している仮想通貨に対応しているマーケットプレイスを選びましょう。
マーケットプレイスによっては、複数の通貨に対応していることもあれば1種類の通貨しか対応していないケースも多いです。
私も最初の頃はオーソドックスなイーサリアム(ETH)を活用していました。慣れてきてからは他の通貨で取引を行うようにもなり、取引の幅が広がりましたよ。
日本のおすすめNFTマーケットプレイス5選
日本のおすすめNFTマーケットプレイスは5つです。
- HEXA
- LINE NFT
- CoincheckNFT
- Adam by GMO
- SBINFT
HEXA
手数料 | ・発行手数料:無料 ・販売手数料:20%(※ETHチェーンの場合は30%) |
取り扱うNFTのジャンル | ・キャラクター・アート・音楽・動画 |
決済に対応している通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本円対応 | 可能 |
公式サイト | https://hexanft.com/ |
【特徴】
- シンプルで使いやすいマーケットプレイス
- 日本円決済に対応
- X(旧:Twitter)アカウントがあればすぐにNFTの売買が可能スムーズな連携が可能
HEXAは、日本円だけでNFTの発行や売買ができるNFTマーケットプレイスです。2022年1月にサービスを開始したばかりですが、すでに多くのユーザーに利用されています。
実際に私も活用していますが、NFTの発行も1〜2分程度でできて取引もスムーズ!ロイヤリティ機能も備わっているため、作品が売れるごとに収益を獲得できます。
LINE NFT
手数料 | ・発行手数料:無料 ・販売手数料:無料 |
取り扱うNFTのジャンル | ・アート・キャラクター・アニメ・スポーツ・音楽・動画・ゲーム・チケット |
決済に対応している通貨 | LINK |
日本円の対応 | 可能 |
公式サイト | https://nft.line.me/ |
【特徴】
- 人気アプリ「LINE」が提供するNFTマーケットプレイス
- LINEのアカウントで簡単に取引が可能
- 独自のコンテンツやコラボレーションNFTが豊富
LINE NFTは、国内外で数多くのユーザーを持つLINEが提供するマーケットプレイスです。LINEを利用しているユーザーにとっては非常にアクセスしやすく、独自のコンテンツや特別なコラボアイテムも魅力的です。
実際に、国内でも有名なNFTプロジェクト「CNP」もLINE NFTを活用しています。私も購入していますが、日本円でも購入できるので抵抗感はありません。
普段、LINEを活用することが多い人ほど、最適なNFTマーケットプレイスと言えますね。
CoincheckNFT
手数料 | ・販売手数料:販売価格の10%・出品手数料:無料 |
取り扱うNFTのジャンル | ・アート・ゲーム・トレーディングカード・スポーツ・音楽・動画・キャラクター・チケット |
決済に対応している通貨 | ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)リスク(LSK)リップル(XRP)ネム(XEM)ライトコイン(LTC)ビットコインキャッシュ(BCH)モナコイン(MONA)XLMQTUM |
日本円の対応 | 不可 |
公式サイト | https://coincheck.com/nft |
【特徴】
- 仮想通貨取引所「Coincheck」が運営するNFTマーケットプレイス
- 出品・購入手数料が無料
- 多様なジャンルのNFTが取り扱われている
CoincheckNFTは、仮想通貨取引所「Coincheck」のアカウントがあれば簡単に登録できます。そのため、暗号資産取引の経験がないユーザーでも、簡単に利用することが可能です。
私も仮想通貨取引のほとんどはCoincheckで済ませています。通貨を購入したらそのままNFTを買えるため、大変便利です。
さらに、CoincheckNFTはオフチェーン取引を採用しているため、NFTを購入する際にはガス代がかかりません。他のNFTマーケットプレイスは基本的にガス代がかかるため、手数料を押さえたい人におすすめですね。
Adam by GMO
手数料 | ・決済手数料:売上金額の3%(※購入がクレジットカード、または楽天ペイの場合)・2次販売手数料:売上金額の5%・振込手数料:300円 |
取り扱うNFTのジャンル | ・写真・アート・音楽・動画・トレーディングカード・キャラクター・チケット |
決済に対応している通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本円対応 | 可能 |
公式サイト | https://adam.jp/ |
【特徴】
- GMOグループが提供するNFTマーケットプレイス
- セキュリティが高く、信頼性がある
- 有名漫画家・YouTuberのNFTが多い
Adam by GMOは、GMOインターネットグループが運営するNFTマーケットプレイスです。日本語と英語に対応しているため、海外のユーザーも利用しています。
さらに、仮想通貨・ETHだけでなく日本円で取引ができるため、状況に合わせて決済手段を選ぶことも可能です。実際に使ってみて感じましたが、NFT初心者だけでなく上級者まで幅広く使えるNFTマーケットプレイスとなっていますね。
SBINFT
手数料 | 販売手数料:10% |
取り扱うNFTのジャンル | ・アート・音楽・写真・動画・ゲーム・スポーツ・キャラクター・チケット・トレーディングカード |
決済に対応している通貨 | イーサリアム(ETH)ポリゴン(MATIC) |
日本円対応 | 可能 |
公式サイト | https://sbinft.market/ |
【特徴】
- SBIグループが提供するNFTマーケットプレイス
- 審査制を採用している
- トレカNFTが多く集まっている
SBINFTは審査制のNFTマーケットプレイスで、出品をする際には審査をクリアする必要があります。初心者にはハードルが高く感じがちですが、その分高値でNFTが売買される可能性は高いです。
また、他のマーケットに比べてトレカNFTが多く出品されています。他では見つからないNFTが出品されている場合もあるため、トレカNFTを集めている場合はチェックしておくと良いでしょう。
海外のおすすめNFTマーケットプレイス5選
次に、海外のおすすめNFTマーケットプレイスを紹介します。
- OpenSea
- Magic Eden
- Blur
- X2Y2
- Foundation
OpenSea
手数料 | ・販売手数料:2.5% |
取り扱うNFTのジャンル | ・アート・キャラクター・アニメ・スポーツ・音楽・動画・ゲーム・チケット・ドメイン・メタバース |
決済に対応している通貨 | イーサリアム(ETH)SOLAVAXUSDCDAI |
日本円対応 | 不可 |
公式サイト | https://opensea.io |
【特徴】
- 世界最大のNFTマーケットプレイス
- 様々なブロックチェーン・仮想通貨に対応している
- 多岐にわたるNFTを取り扱っている
OpenSeaは常にランキング上位にいる世界最大級のNFTマーケットプレイスです。アートや音楽、ゲームやスポーツなど幅広いジャンルのNFTを取り扱っています。
OpenSeaは審査制を採用していないため、誰でも自分の作品をNFTとして販売することも可能です。実際に私も活用していますが、5分もかからずに出品できているので重宝しています。
また、MetaMaskやCoinbase Walletといったさまざまなウォレットに対応しているのも特徴の1つですね。他のマーケットによっては、自身が使っているウォレットが対応していない場合もあるので
Magic Eden
手数料 | ・発行手数料:無料 ・販売手数料:2% |
取り扱うNFTのジャンル | アート |
決済に対応している通貨 | ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)SOL |
日本円対応 | 不可 |
公式サイト | https://magiceden.io |
【特徴】
- SolanaブロックチェーンをベースにしたNFTマーケットプレイス
- 高速で低コストの取引が可能
- 独自のアートやゲームアイテムを中心に取り扱っている
MagicEdenは、Solanaブロックチェーン上で最も利用されているNFTマーケットプレイスとなっています。
イーサリアムブロックチェーンと比べてガス代が安いため、低コストでNFTの売買が可能です。
また、2023年3月にはビットコインNFTという新たなNFTに対応し始めたおかげで、世界中から注目が集まっています。
実際に、日本を代表するNFTプロジェクト「CryptoNinja」も2023年6月、MagicEdenでビットコインNFTの販売をスタートしました。
私自身も近々販売予定でして、まだ参入者は少ないため先行者利益を獲得できるチャンスがありますよ。
Blur
手数料 | ・販売手数料:0% |
取り扱うNFTのジャンル | ・アート・ゲーム・カード・音楽・ドメイン |
決済に対応している通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本円対応 | 不可 |
公式サイト | https://blur.io/ |
【特徴】
- OpenSeaやX2Y2、LooksRareで販売されているNFTをまとめて閲覧・取引できる
- 世界最大規模のOpenSeaより取引量を上回ったこともある
- 出品手数料がかからない
Blur(ブラー)は、2022年10月にローンチされたNFTマーケットプレイスです。
独自のアルゴリズムによってOpenSeaやX2Y2、LooksRareで販売されているNFTをまとめて閲覧・取引できます。
一時期、業界最大手のOpenSeaの取引量を上回るという結果が出てから、多くのユーザーから支持されています。出品手数料も0%とかからないため、コストを押さえたいというユーザーにおすすめのNFTマーケットプレイスです。
X2Y2
手数料 | ・販売手数料:2.0% |
取り扱うNFTのジャンル | ・アート・ゲーム・カード・音楽・ドメイン |
決済に対応している通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本円対応 | 不可 |
公式サイト | https://x2y2.io |
【特徴】
- OpenSeaをライバル視しているNFTマーケットプレイス
- NFTローンのシステムがある
- 独自トークン「X2Y2トークン」がある
X2Y2は、2022年2月にローンチされたNFTマーケットプレイスになります。
OpenSeaやBlurに次ぐ取引量を誇り、「打倒OpenSea」を掲げているNFTマーケットとしても有名ですね。
出品手数料は2%とOpenSeaの2.5%よりも安く、取引の際にコストを抑えられます。さらに、NFTを担保としてETHを借りたり貸したりできるシステムを導入しているのも特徴の1つです。
他にも、独自トークン「X2Y2トークン」を発行するといったさまざまな施策をうっているマーケットでもあります。X2Y2トークンは保有し続けるだけで報酬としてX2Y2トークン、またはWETHのいずれかをもらえます。
どちらも手数料はかからずにいつでも出金可能なため、持っておいて損はありませんよ。
Foundation
手数料 | ・販売手数料:5% |
取り扱うNFTのジャンル | アート |
決済に対応している通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本円対応 | 不可 |
公式サイト | https://foundation.app/ |
【特徴】
- アートが中心のNFTマーケットプレイス
- 以前は招待制だったものの、今は誰でもNFTを出品できるようになった
- 全体的にクリエイターの作品の質が高い
Foundationは、2021年3月にローンチされた、NFTマーケットプレイスです。もともと招待制を採用しており、クリエイターの作品の質の高さで知られています。
現在は招待制を廃止しており、誰でもNFTを出品できるようになったことから、参入障壁は低くなりました。実際に私も活用していますが、シンプルな作りでNFTの売買がしやすいという特徴があります。
そのため、アート中心のNFT作品を集めている、もしくはアート作品を作っている方は活用しておいて損はありませんよ。
NFTマーケットプレイスの利用の流れ
NFTマーケットプレイスを利用するための手順・流れをご紹介していきます。
4ステップでNFTマーケットプレイスで取引が行なえます。
- 仮想通貨取引所のアカウントを開設
- 取引所で仮想通貨を購入
- ウェブウォレットの作成、仮想通貨の送金
- NFTマーケットプレイスにウェブウォレットを登録し、NFT取引を開始
仮想通貨取引所のアカウントを開設
NFTマーケットプレイスでNFTを購入するためには、原資となる仮想通貨を購入する必要があります。
まずは国内の仮想通貨取引所のアカウント・口座を作成していきましょう。
おすすめの仮想通貨取引所は「ビットポイント」です。口座開設で仮想通貨が貰えるキャンペーンを頻繁に開催しており、お得にNFT売買を始めることができます。
もちろん、NFTマーケットプレイスで使うことが多いETH(イーサリアム)なども取り扱いしており、売買時の取引手数料も非常に安い特徴を持っています。
取引所で仮想通貨を購入
仮想通貨取引所の口座を作成したら、次に日本円を入金して仮想通貨を購入します。
マーケットプレイスに対応している仮想通貨(ETHやBTCなど)を購入していきましょう。
国内取引所をもう少し比較したい方は、「仮想通貨取引所おすすめランキング」の記事をどうぞ。
ウェブウォレットの作成、仮想通貨の送金
仮想通貨の購入ができたら、次にNFTマーケットプレイスと接続するウェブウォレットを作成していきます。
ウェブウォレットとは仮想通貨やNFTを保管できるお財布のようなものであり、代表的なサービスとしてはMetaMask(メタマスク)が挙げられるでしょう。
ただ、各マーケットプレイスによって対応しているウェブウォレットは異なります。何のウォレットを利用すればいいのか、事前に確認しておきましょう。
ウェブウォレットの作成が完了したら、仮想通貨取引所から暗号資産を送金します。
送金アドレスに間違いがあると仮想通貨がなくなってしまうので、間違えないようにアドレスは手打ちではなくコピペで入力するようにしましょう。
NFTマーケットプレイスにウェブウォレットを登録し、NFT取引を開始
ウェブウォレットへの送金もできたら、最後にNFTマーケットプレイスとウェブウォレットを接続していきます。
利用するNFTマーケットプレイスにアクセスし、画面に沿ってウェブウォレットとの接続を許可しましょう。
例えばOpenSeaを例に出すと、画面右上部にあるアイコンをクリックすることで、ウォレットと接続することができます。
自動的にウォレットが立ち上がるので、画面に従ってマーケットプレイスとの接続を許可してください。
接続が完了したら、マーケットプレイスで自分が欲しいと思えるNFTを検索し、購入手続きを行っていきましょう。
以上で、NFTマーケットプレイスを利用するための手順・方法は完了です。
NFTマーケットプレイス利用時の注意点
NFTマーケットプレイスを利用する際には、以下の点に注意して利用しましょう。
- 偽物の購入や詐欺に注意する
- 出品・購入時に発生するガス代に注意
- 1つのマーケットプレイスに固執しない
偽物の購入や詐欺に注意する
NFTマーケットプレイスでは、偽物のNFTや詐欺が横行しているため注意しましょう。
実際に、私も偽物のNFTを買った経験があります。最初のころはどれが本物・偽物かの判断がつかず、損をしてしまいました。
そのため、マーケットでNFTを購入する際には以下の点に注意しましょう。
- 出品者の評価や取引実績を確認する
- NFTの詳細をよく確認する
- 信頼できるマーケットプレイスを利用する
出品者の評価や取引実績は、NFTプロジェクトの合計出来高や所有者数を閲覧すれば確認できます。実際に、日本で有名なCryptoNinja Partners (CNP) のOpenSeaのページを見れば、活発に取引が行われていることがわかりますよ。
数値が大きいところほど、活発に取引が行われている証拠ですね。さらに、OpenSeaのアクティビティを閲覧すれば、直近の取引データもわかります。
上記を抑えておけば、失敗するリスクを避けられます。
出品・購入時に発生するガス代に注意
NFTマーケットプレイスでは、NFTの出品や購入時に、ガス代が発生します。ガス代は、ブロックチェーン上で取引を行う際に必要な手数料です。
NFTの取引量が多い時間帯やブロックチェーンの混雑状況によっては、ガス代が高騰する場合があります。実際に、私がNFTを取引してきた中で支払ってきたガス代の最高額は、約5,000円です。
安い時だと200円台で済むこともありますが、世界中でNFTや仮想通貨の取引が活発になるとガス代は一気に高騰します。どうしても欲しいNFTがあった時はガス代を気にせず購入していましたが、今考えるとかなりの痛手でしたね。
そのため、出品・購入する際にはガス代を事前に確認しておきましょう。ガス代の価格は「Ethereum Gas Tracker」でチェックできるので、取引前にチェックしてみてください。
米国ドルでの表記になっていますが、今いくらぐらいのガス代がかかるかわかりますよ。
1つのマーケットプレイスに固執しない
NFTマーケットプレイスは、それぞれに特徴や強みがあります。人によって利用すべきマーケットは異なるため、1つのマーケットに固執しすぎないようにしましょう。
特に、日本人は最も利用者数が多いせいか「OpenSeaを利用しなきゃいけない」という考えを持った人が多いです。しかし、視野を広げてみていくと他のマーケットでの取引量も増えており、海外では「OpenSea離れ」が目立っています。
実際に私も最初はOpenSeaを利用していましたが、今は他のマーケットを視野に入れています。ジャンルによって最適なマーケットは異なるため、いろんな場所を見て特徴を捉えるのが得策です。
【番外編】その他のNFTマーケットプレイス一覧
ここまででご紹介できなかったNFTマーケットプレイスを、5つ紹介します。
- miime(ミーム)
- FiNANCiE(フィナンシェ)
- TOKEN LINK
- FRGMTRZM NFT
- IPマーケットプレイス
miime(ミーム)
マーケットプレイス名 | miime(ミーム) |
手数料 | ・販売手数料:10.0% |
決済可能な仮想通貨 | ・ETH(イーサリアム) |
取扱コンテンツ | ・NFTゲーム ・NFTスポーツ |
公式サイト | miime公式サイト |
miime(ミーム)とは、仮想通貨取引所として有名なCoincheckの子会社であるコインチェック・テクノロジーによって運営されているNFTマーケットプレイスです。
Crypto SpellsやSorare、The Sandboxなどの業界でも有名なNFTを中心に取り扱いしており、現在注目を集めているプラットフォームです。
もちろん日本語にも対応しており、ETH(イーサリアム)以外に日本円での決済もできるなど、日本人にとっては非常に使いやすいNFTマーケットプレイスと言えるでしょう。
英語などが苦手な方は、一度miime(ミーム)の公式サイトを確認してみることをおすすめします。
FiNANCiE(フィナンシェ)
マーケットプレイス名 | FiNANCiE(フィナンシェ) |
手数料 | ・販売手数料:10.0% ・ポイント購入手数料:5.0% ・出金手数料:540円(50,000円未満)、1.08%(50,000円以上) |
決済可能な仮想通貨 | ・FiNANCiEポイント |
取扱コンテンツ | ・クラウドファンディング |
公式サイト | FiNANCiE公式サイト |
FiNANCiE(フィナンシェ)とは、夢を持つオーナーに対してユーザーが支援・サポートすることができるプラットフォームです。
機能としてはクラウドファンディングに近いものとなっており、FiNANCiE(フィナンシェ)公式サイトでも「新世代クラウドファンディング2.0」との説明がされています。
通常のクラウドファンディングの場合、プロジェクトが完了するとオーナーと支援者の関係が終わりがちですが、FiNANCiE(フィナンシェ)であれば密なコミュニケーションを取れるなど、長期的な関係を築くことができる特徴を持っています。
TOKEN LINK
マーケットプレイス名 | TOKEN LINK |
手数料 | 通常アイテム手数料:3.0% クリエイターアイテム手数料(一次販売):5.0% クリエイターアイテム手数料(二次販売):2.5% |
決済可能な仮想通貨 | ・IOST(アイオーエスティー) ・JPYA(JPY Ascension) |
取扱コンテンツ | ・NFTゲーム |
公式サイト | TOKEN LINK公式サイト |
TOKEN LINKとは、主にCrossLinkというブロックチェーンゲーム内で使用するアイテムやキャラクターなどのNFTを取引できるマーケットプレイスです。
運営はゲーム開発やNFT関連の事業を行う株式会社プラチナエッグによって行われており、日本国内発のプラットフォームとなっています。
取引で使用する基本的な仮想通貨はIOST(アイオーエスティー)ですが、日本円の価格と連動するステーブルコインJPYA(JPY Ascension)も使用できるので、日本人にとっては非常に使いやすい特徴を持っています。
FRGMTRZM NFT
マーケットプレイス名 | FRGMTRZM NFT |
手数料 | ・ガス代 |
決済可能な仮想通貨 | ・ETH(イーサリアム) |
取扱コンテンツ | ・NFTアート ・コレクティブルNFT |
公式サイト | FRGMTRZM NFT公式サイト |
FRGMTRZM NFTは、Rhizomatiks(ライゾマティクス)というプロジェクトのNFTアートを中心に取り扱うNFTマーケットプレイスです。
また、国内では非常に人気が高いPerfumeのNFTアートも取り扱っていたことがあるなど、一時期話題を集めました。
ブロックチェーンはイーサリアムが採用されているため、NFTを購入するためにはウォレットとETH(イーサリアム)を準備する必要があります。
IPマーケットプレイス
マーケットプレイス名 | IPマーケットプレイス |
手数料 | ・販売手数料:10.0% |
決済可能な仮想通貨 | ・日本円のみ |
取扱コンテンツ | ・商標権 ・著作権・ライセンス ・特許権・実用新案権 ・デザイン・意匠権 |
公式サイト | IPマーケットプレイス公式サイト |
IPマーケットプレイスは、NFTアートや音楽ではなく、知的財産権を出品することができるマーケットプレイスです。
出品されているものとしては「商標権」「著作権・ライセンス」「特許権・実用新案権」などとなっており、売り手と買い手をしっかりとサポートしてくれます。
買い手はプラットフォーム上で商談を行うこともできるなど、メジャー
まとめ
NFTマーケットプレイスを選ぶ際には、手数料の高さや欲しいNFTのジャンルに合わせて選ぶのが得策です。また、日本円で決済を行いたいのか、仮想通貨で取引をしたいかによっても利用すべきマーケットは異なります。
人によって売買したいNFTは異なるため、マーケットを活用する目的を明確にしてから利用しましょう。ぜひ本記事を参考にして、最適なNFTマーケットプレイスを見つけてみてください。
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