クラウドマイニングとは?マイニングの仕組みやメリット・デメリットを徹底解説
クラウドマイニングとは?
クラウドマイニングとは、専門業者に資金を投資して、マイニングを代行してもらうサービスです。
マイニングとは、仮想通貨(暗号資産)の取引履歴を確認し、不正がないかをチェックする作業です。
マイニングに成功すると、Bitcoin(BTC)などの通貨が獲得できます。
クラウドマイニングを利用するユーザーは、自分にあったマイニング業者を選び、プランや期間を指定して料金を支払います。
業者が獲得した報酬は、指定した口座やウォレットに振り込まれる仕組みです。
クラウドマイニングが登場した背景
クラウドマイニングは、マイニングの難易度が上昇し、個人で活動するマイナーが減少したことで生まれたサービスです。
Bitcoin(BTC)が登場した2009年は、マイニングの計算処理も簡単で、家庭用のパソコンでも報酬を獲得できました。
その後マイニングの難易度は上昇し、多くの企業が参入したことで、資金が少ないマイナーの数は減り続けています。
マイニングの複雑な計算を処理するには、最新の設備やマイニングマシンを稼働させる電気代が必要です。
その結果、資金の少ない個人の参入は難しくなりました。
この課題を解決したサービスが、クラウドマイニングです。
最新の設備を持つ企業に出資することで、個人でもマイニング報酬を獲得できます。
クラウドマイニングのメリット
クラウドマイニングのメリットを、3つにまとめました。
- 初心者でもマイニングが可能
- 初期費用を抑えられる
- 維持管理が簡単
詳しく解説します。
初心者でもマイニングが可能
クラウドマイニングを利用すると、仮想通貨(暗号資産)に詳しくない初心者でも、報酬が獲得できます。
マイニング業者の中から自分にあったプランを選択し、契約をするだけでサービスが開始できるからです。
個人でマイニングをする場合は
- 仮想通貨(暗号資産)の知識
- マイニングマシンの操作方法
- メンテナンス方法
- プログラミングの知識
など、多くの知識や準備が必要です。
クラウドマイニングを利用すると、データベースへのアクセスや、カスタマーサポートも活用できます。
マイニングに詳しくない初心者や、仕事で忙しくて時間がなくても、定期的に報酬を獲得できます。
初期費用を抑えられる
クラウドマイニングを利用すると、初期費用をおさえることが可能です。
専用の設備やパソコンを購入する必要がなく、業者が指定した料金を支払うだけなので、少ない予算でも開始できます。
個人でマイニングをおこなう場合は
- マイニングマシンの購入
- マイニングマシンの冷却装置
- 管理する施設
など、10万円以上の費用がかかります。
値段の安い設備を使用すると、初期費用を抑えられますが、マイニングに必要な計算能力は低下します。
クラウドマイニングでは最新の設備が整っているので、自分ですべての設備をそろえるよりも、費用を抑えることが可能です。
維持管理が簡単
クラウドマイニングには専属のスタッフがいるので、すべてのメンテナンスを委託できます。
自分で管理する必要がないので、少ない作業時間で報酬が獲得できます。
マイニングマシンは長時間稼働することが多く、日々の温度管理や騒音対策などの維持管理が必要です。
設備を新しく追加する場合も、自分で接続する必要はなく、細かい設定なども全て任せられます。
仮想通貨(暗号資産)の価格が下がり、マイニングから撤退する場合でも、契約を解除するだけなので手間がかかりません。
設備の売却や施設の解約など作業がないことは、個人でマイニングをおこなう場合に、大きなメリットです。
クラウドマイニングのデメリット
クラウドマイニングのデメリットは、以下の2点です。
- 報酬が安定しない
- 詐欺の可能性がある
詳しく解説します。
報酬が安定しない
マイニングの報酬は、通貨の価格に大きく左右されるので、安定した利益は保証されていません。
通貨の価格が大きく下がった場合は、追加の手数料を請求され、マイニングの報酬も減少します。
価格が長期間下がり続けた場合は、初期投資の金額を回収できない可能性もあるでしょう。
また、マイニング業者が倒産した場合は、初期費用は返金されないことが多いです。
業者と契約をする時には、報酬の金額や保証内容を確認し、安全に運用できるかを判断してください。
詐欺の可能性がある
マイニング業者に利用料金を支払ったのに、報酬が振り込まれない、マイニング詐欺も報告されています。
詐欺被害を防ぐためには
- 実績のある業者を選ぶ
- 報酬の相場を確認する
- 公式サイトで情報を集める
- 電気代などの資料を確認する
このような対策が必要です。
2017年や2021年のように、仮想通貨(暗号資産)の価格が上昇した年には、詐欺業者も増加します。
「期間限定」や「先着10名」など、入金を急がせる言葉を使用する場合は、詐欺の可能性があるので注意してください。
また、マイニング業者が取り扱う通貨の知名度が低い場合は、通貨の価格が大きく下がることもあります。クラウドマイニングをする場合は、多くの情報を確認して、信用のある業者と契約をしてください。
クラウドマイニングを提供する業者(国内・海外)
クラウドマイニングを営む業者は海外勢が多く、国内でサービス提供しているところがほとんどありません。
クラウドマイニングを提供する業者(国内)
日本国内のクラウドマイニング業者の選択肢は、主に2つ。
- sbicrypt
- vippool
sbicryptは、SBIグループの完全子会社である「SBIクリプト」によって運営されています。日本の大手有名企業が運営していると合って信頼性は高めと言えるでしょう。
sbicryptでは、3つの暗号資産「ビットコイン(BTC)」「ビットコインキャッシュ(BCH)」「ライトコイン(LTC)」をマイニングできます。
vippoolは、個人が運営しているサービスです。モナコインのマイニングが行なえます。
クラウドマイニングを提供する業者(海外)
海外には、未だ多くのクラウドマイニング業者があります。
- Binance Pool (バイナンスプール)
- Ecos(エコス)
- PEGA POOL(ペガプール)
- BRAIINS POOL(元:SLUSH POOL)
- ZIONODES(ジノデス)
クラウドマイニングを検討する際は、事前にきちんと情報を調べておくのが大事です。過去、日本で流行った「マイニングエクスプレス」という業者は、詐欺であることが発覚して刑事事件にまで発展しています。
自分が被害を受けないためにも、事前によく検討するようにしましょう。
クラウドマイニング以外の稼ぎ方
仮想通貨で利益を得るには、マイニング以外にも様々な方法が存在します。
- 仮想通貨の売買
- ステーキング
- レンディング
- NFTの売買
仮想通貨の売買であれば多くの初期費用は必要ありません。例えば、草コインと呼ばれる1円以下の仮想通貨は、大きく値上がるものもあります。
1円以下で買える柴犬コインは、約500倍の高騰をしました。
柴犬コインは高騰した後に価格が下がってしまいましたが、このような草コインに投資をするというのもひとつの手です。
ちなみに柴犬コインは、国内取引所だと「ビットポイント」で購入できます。
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ほかの手段としては、仮想通貨を保有することで資産を増やすステーキング。暗号資産を貸し出すことで利益を得るレンディング。マーケットプレイスでNFTを売買するなどの選択肢があります。
国内仮想通貨取引所でも、レンディングやステーキングを行なっているところは多いです。専門的にサービスを提供している事業者だと、最大年利10%の「ビットレンディング」や「PBRLending」などが候補に上がるでしょう。
仮想通貨で稼ぐには様々な手段があります。自分にあったやり方を見つけて、実践してみて下さい。
クラウドマイニングのまとめ
クラウドマイニングの仕組みやサービスを開始した背景、メリットとデメリットを解説しました。
初心者でも初期費用を抑えてマイニングをはじめられますが、報酬が安定しないデメリットもあります。
クラウドマイニングを開始するときには、実績のある業者を選び、長期的に報酬を獲得してください。
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