STEPN(ステップン)は怪しい?ポンジスキーム?現在の状況や参入するリスクを解説
そもそもSTEPNとは?
STEPNは、歩いて仮想通貨を稼げる「Move to Earn」のNFTゲームです。
2021年12月にリリースされ、これまでに世界中で60万人以上のユーザーがプレイしました。2022年の4月から6月頃にかけて認知が拡大し、テレビでも取り上げられたほど有名なNFTゲームです。
特に日本国内での人気が根強く、ピークを過ぎた現在でもSNS上ではSTEPNの投稿が見受けられます。
STEPNが怪しいと言われている理由
STEPNが怪しいと言われている理由は、以下の3つです。
- 構造がポンジスキームに似ている
- 損失を出した人が大勢いる
- 歩くだけで稼げるのがおかしい
それぞれ見ていきましょう。
構造がポンジスキームに似ている
STEPNの収益構造はポンジスキームに似ています。ポンジスキームとは、後から入った投資家の出資金を、先行投資者に配当として分配する仕組みです。
STEPNでは、新規プレイヤーの初期費用を既存プレイヤーの利益にあてています。そのためポンジスキームと呼ばれており、怪しいという噂が出回っているのです。
しかし、STEPNに限らず、ほとんどのNFTゲームは同様の構造となっています。そもそも無限にお金が湧き出てくる訳ではないので、ゲームで稼ぐためにはポンジスキームと似た仕組みを取るしかありません。
なお、ポンジスキームには「運営が何もせずに資金を吸い上げる」という意味合いがあります。STEPN運営はマーケティングを含めて積極的に活動しているので、完全なポンジスキームとは言えないでしょう。
損失を出した人が大勢いる
STEPNの悪い噂が出回っている原因として、損失を出した人が大勢いることが挙げられます。
ピーク時はもの凄い利益率を出していたSTEPNですが、2022年5月26日に運営が「中国でのプレー禁止」を発表したことにより、トークン価格は30%以上も暴落。
スニーカーの市場価格も下落し、売り遅れた人は大きな損失を抱えることになりました。
以上の理由からSTEPNには悪い口コミが目立っており、リスクの高いNFTゲームとして認知されています。
しかし、STEPNをプレイすることは自身のお金を運用する「投資行為」と同じです。たしかに中国禁止の発表は突然でしたが、損失が膨らむ前に損切りする猶予もありました。
STEPN運営がユーザーの資金を持ち逃げしたわけではないので、完全な悪ではありません。
歩くだけで稼げるのがおかしい
STEPNが歩くだけでお金を稼げるサービスであるのに対し、「本当に?」と不信感を持っている人も多いです。
しかし実際のところSTEPNは、歩いてお金を稼ぐことを可能にしています。
STEPNで得られる利益は湧いて出たものではなく、新規参入者の初期費用が関係しています。STEPNをプレイするためにはスニーカーを購入する必要があり、その購入費用が既存ユーザーの利益に回されているのです。
また、独自通貨のGST・GMTやスニーカーの価格は需要と供給によって成り立っています。つまり、欲しいと思う人が一定数いるからこそ価格が付き、稼げるようになるという仕組みです。
大流行した当時のSTEPNはマネーゲームのような雰囲気がありましたが、現在のトークン価格は落ち着いています。
STEPNの現在の状況・参入するリスク
STEPNの現在の状況とリスクについては、他記事でまとめました。
しかし、さまざまな要因が重なりトークン価格は大暴落。多くのユーザーがSTEPNから離れました。
大暴落から約一年たった2023年7月現在。いまのSTEPNの現状はどうなのか?
結論から言うと、STEPNに参入するのはアリです。ただ、過去ほど多くのトークンを稼ぐことは難しく、健康管理のついでにお小遣いが貰える程度の認識でいた方が良いでしょう。
まとめ
今回はSTEPNにまつわる怪しい噂や、参入するリスクについて解説しました。
結論、STEPNは怪しいサービスではなく、実態がある「Move to Eranアプリ」です。
ユーザー数が減少した現在でも開発を続けており、積極的に情報を開示しています。
2023年1月現在はスニーカー1足あたり2,500円ほどで購入できるので、参入するリスクも非常に低いでしょう。
STEPNのスニーカーを購入したい方は海外取引所のBybit(バイビット)でGMTという仮想通貨を購入し、アプリに送金して購入してくださいね。
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